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第1011号 保育園でいじめられる

こんばんは。パピーいしがみです。

今日、お送りするメルマガは、ちょっと胸の痛くなるようなお話なのですが、安心して子供を預けたはずの保育園で、子供がいじめられている・・・という事実を知った時、あなたはどうなさいますか?という問いかけでもあります。

ご相談頂いたのはキティさん。キティさんからは昨年、夏の終わりごろ、こんな相談を頂いていました。

ココから・・・

子供が保育園で同じクラス(年中)の男の子達から仲間はずれにされたり、特定の子から叩かれています。

最近は、年長クラスの男の子からも叩かれたり、つねられて痣(あざ)を作って帰ってきました。子供は登園を嫌がります。

今年の7月に私の目の前で、子供が同じクラスのA君に突然頭を2回叩かれ、髪の毛を両手で強く引っ張られました。私が止めに入るとやめましたが、子供はびっくりして固まり何も言えませんでした。

その日の夜に、A君から毎日叩かれているのか子供に聞くと、毎日ではありませんが叩かれたり、クラスの男の子から仲間はずれにされていると言っていました。

その頃から、登園を嫌がるようになり、夜は歯ぎしりをしたり、朝はなかなか起きない、朝ごはんもほとんど食べなくなりました。

担任の先生に相談すると「仲間はずれは無いのでは?」と言われ「息子はA君や他の子供達と楽しそうに遊んでいます、普段の様子をよく見るようにします」と言われました。

先生に相談後は、A君から叩かれることは無くなりましたが、週に1~2回程度仲間はずれにされているようでした。
8月になると年長クラスの男の子から週一回程度叩かれたり、つねられて痣を作って帰宅するなど、いろいろあり、8月下旬は登園拒否がひどくなり、保育園を一週間お休みしました。

すぐに園長先生と担任の先生と話し合いをしました。

今後は、他の先生にも情報共有をして、子供が仲間はずれにされているようなら、仲間に入れるように先生が手助けをすることや、「今までよりも様子をよく見るようにします」と言われました。

9月に入り、嫌がりながらも保育園に通っていますが、昨日はA君や他の子供から泥の付いた手でわざと背中を叩かれ、やめてと言っても止めない為、先生に助けを求めてきたそうです。

クラスの男の子は、7人です。4人は0~1歳クラスの時に入園し、残り3人は2歳クラスから入園しました。

仲間はずれにされるのは、2歳クラスから入園した、私の子供を含む3人です。毎日ではありませんが、朝A君が仲に入れない子を決めます。

一人又は二人の子が仲間はずれにされるそうです。実際に私の目の前で、私の子供を仲間に入れるかどうかA君達が話をしているのを2回聞いたことがあります。

子供には、叩かれたり嫌なことをされたら、やめてと大きい声で言う、それでも止めないなら、先生に言いなさいと伝えています。

A君のことは「逆らうといじめられるから、逆らえない」と言ってます。このような状況が続くようであれば、転園させた方がよいのか、悩んでいます。

ココまで・・・

キティさんの息子さん、今は年中さんで、2歳からこの保育園に預けていた、という事だったのですが、夏ぐらいから保育園への行き渋りが強くなり、

夜は歯ぎしり、朝はなかなか起きない、朝ごはんもほとんど食べない、など明らかに今までと違った状態が現れています。

保育園や幼稚園でいじめや仲間外れがある場合、最も重要な事は親の現状把握と、預かる側の園でしっかりご認識頂いて、きちんとした対処をしてもらう事です。

その園をやめて、違う園に通うようにされたとしても、同じような状況が起きる事もありますし、全く知らない先生や子供たちの中で過ごすことが苦痛に感じる事も有りえます。

ですから、転園は最終手段として、まずは保育園に今の息子さんの状況を話し、(キティさんの息子さんは自閉症スペクトラムもあったようなので)加配の先生を付けて頂く事はできないか交渉してみることをお願いしました。

キティさんの場合、子供の変化を感じてすぐに保育園に相談をなさいましたし、実際に保育園を訪問して子供の様子をご覧になったりもなさいました。

でも、保育園側では、親が感じているほどの危険性を理解してくれなかったのです。キティさんからのメールにはこうありました。

ココから・・・

パピーさんのアドバイス通りに、面談の際に加配を付ける提案をしましたが、保育園からの返事は「すでに加配の先生は居るのでもう一人先生を増やせない」(私は加配の先生を一度も見たことが無いです)、

「三人に対して一人の先生を配置するのが加配であって、一人の人専属には付けられない」と言われ断られました。

加配が付けられないなら、どのようにして今後いじめから子供を守るのか園長先生に聞くと、

「今は保育園の来年度の継続する書類回収作業で忙しい、職員会議が出来ない」など言い訳ばかりで何も対応してくれませんでした。

担任の先生は「保育園では楽しく過ごしているので保育園に見学に来てください」と。あくまで「いじめは無い」と認めない態度した。

保育園に見学へ行き、園庭で遊んでいる姿を隠れて見ていると、以前子供の腕をつねって痣を作った一つ上の学年の子が、同じクラスの男の子のことを羽交締めにして頭を叩いたり、何度かお腹を蹴っ飛ばしていました。

やられていた子は耐えていて、やり返していませんでした。近くに先生が居ましたが、気が付いてないのか止めに入りません。

息子も楽しそうに遊んでいる姿が全く見られなかったです。保育園に行きたくない理由がよく分かり、もう子供を預けたくないと思いました。

ココまで・・・

保育園への相談と提案。保育現場への訪問。現状の確認。キティさんは親が出来うることはすべてやって下さったのに、それでも保育園側では「いじめはない」と言い、対処もしようとしてくれない。

そうなると「もう大事な子供をここには預けられない」という決断をするしかない状態です。

キティさんは、転園候補の幼稚園へ出向き、息子さんの自閉症の事も含め、園長先生に相談をし、受け入れてくださる幼稚園を見つけられました。

息子さんも「この幼稚園に行きたい」と言ってくれて、新しい幼稚園生活が始まります。キティさんのご報告です。

ココから・・・

保育園見学の翌日から保育園は休ませ、子供と今後について話し合いました。

子供は「いつ叩かれるか分からないのでもう保育園には行きたくない、辞めたい」と言ってました。

転園することのメリットとデメリットを話し、それでも子供は保育園を辞めると言いました。

また何かあったら私が絶対に守るからと子供に話し、転園候補の幼稚園へ見学に行きました。

園長先生もとても良い方で、子供もここの幼稚園に入りたいと言いました。

園長先生もすぐに受入れますと言って頂き、保育園はすぐに辞めて10月中旬から幼稚園に入園しました。

幼稚園に入園するまでの間は、子供が好きな場所に行ったり、好きなことを一緒にして楽しく過ごしました。

幼稚園入園初日にお迎えに行くと、子供は笑顔で私の所へ走ってきて、「幼稚園楽しかった。」と言い、私は安心して涙が出てきました。

「幼稚園には意地悪な子が居ない、楽しい」とも言ってました。お友達もすぐにできて、クラスの男の子たちと毎日楽しく過ごしています。

自閉症の子が同じクラスや他の学年にも何人か居るので、先生方も子供に無理をさせない対応をして下さいます。

あと、幼稚園に入園してからは良いことが起こりました。

通っていた療育施設で発達検査を受けると、前回より50点以上点数が上がり、今までは普通より下の点数でしたが、今は普通より上になり、先生方も驚いていました。

子供にも伝えて「頑張ったね」と沢山ほめました。

クリスマス発表会では、ダンスと楽器演奏をしました。はじめてハンドベルをやりましたが、センターポジションでしっかりと演奏できました。

保育園の時は、発表会では一番端の目立たないポジションで、友達ともコミュニケーションが取れない子扱いでしたが、幼稚園では、先生方がしっかりサポートして下さるおかげで、発表会ではクラスの子と一緒にやり遂げて、また成長した姿を見ることができました。

自閉症の子でも、子供の特性を理解してくれる環境や人がいれば、最大限に能力を発揮できるので、環境は本当に重要ですね。
(後略)

ココまで・・・

今回はキティさんのご報告から「こんな保育園もあるんです」という事をみなさんに知って頂きたいと思ってのメルマガ掲載だったのですが、決して保育園が悪い、幼稚園が良い、というのではありません。

保育園も、幼稚園も、その園長先生の考え方が色濃く出るところで、非常に丁寧に見てくださるところがあれば、ビジネスライクに徹している園もあります。

だからこそ、私たち預ける側、親の現状把握と判断がとても大事なんですね。

今回、キティさんは息子さんの変化にすぐに気付いて下さって、早い行動されました。が、上記の保育園でいじめられていた子は、キティさんのお子さんだけではありません。

という事は、まだ親が気付けず、苦しくても辛くてもそこで我慢を強いられている子供もいる、という事なのですね。

キティさんの言葉にこうありましたね。

“通っていた療育施設で発達検査を受けると、前回より50点以上点数が上がり、今までは普通より下の点数でしたが、今は普通より上になり、先生方も驚いていました”

“自閉症の子でも、子供の特性を理解してくれる環境や人がいれば、最大限に能力を発揮できるので、環境は本当に重要ですね”

はい、本当にそう思います。特に急激な成長段階にある幼少期の子供達には、その環境はとてもとても大事です。

そんな重要な幼稚園・保育園選びですから、是非とも慎重にお願いしたいし、不安があったらすぐに先生に相談できるよう、普段から先生とのコミュニケーションも取るようにしてほしいのですね。

以前「幼稚園の選び方」というタイトルでメルマガをお送りしたことがありました。もしよかったらご参考になさってください。
https://www.age18.jp/back682.html

キティさん、貴重なご報告、そしてメルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

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