第102号 お母さんの変化を子供は察知する
今日のメールは
お母さんの気づきが子供さんを変えてしまったというお話です。
この方の子供さんは、どんなにがみがみ言っても
今まで全く勉強などしなかったのだそうです。
運動もダメ、勉強もダメ、落ち着きがなくて授業の足を引っ張る。
おちゃらけてまじめに取り組まない。
先生からも「どうにかなりませんか?」と相談を受けていました。
そんな子供さんだったそうです。
でも、お母さんに変化がおきたら、
子供さんがガラッと変わったのだそうです。
ココから・・・・・・・・・・・・
パピーさん。こんにちは。
寒いですね。こちらでは大雪です。そちらはいかがですか?
今日は久々にご連絡します。
第5章の宿題の時以来ですから、もう半年になりますね。
あのころ、私の子供は最悪でした。
いえ。私が最悪だったのかもしれません。
宿題出されてもやっていかない。
学校にいても授業の足を引っ張る。
運動だってからっきし、
お笑い番組ばっかり見て、レイザーラモンのまねばかりして
もう悲しくなっていました。
私は顔を見るなり
「がみがみ・がみがみ」
「勉強できなくても良いから人の邪魔はするな」だとか
「なんであんたみたいな子が生まれてきたのか?」とか
「お母さんは恥ずかしい」
などと言っていました。
そんな、子供の悪口をいっぱい書いたメールに
パピーさんは、
「楽しい子」
「笑いと笑顔の重要性がわかる子」
と言って下さったのです。
そしてそういう子が「大好きだ」と・・・。
覚えておいでですか?
私はうれしくて泣きました。
『馬鹿な子ほどかわいい』という言葉は私の事だと思いました。
そんな子供も認めてくれるパピーさんにとても感謝し、
私もパピーさんのように言える親になりたいと思いました。
そして、文章にあったこの言葉が響きました。
「多くの人はある一定方向にしか光を当てずに
見えるものだけで評価しようとする。
でも、違う光を当てると、違うよさが見えてくる」
何度も何度も読み直し、何度も何度も考えました。
私の子供のよさって何だろう?
当てている光が一定方向ってなんだろう?
みんなと違う評価をしても良いんだろうか?
褒め方リストも作りました。
このリストを作るといかに自分が褒めていないか?
けなしているばかりだったかがよく分かりました。
子供がこんななのは・・・「私のせい?」
子供がダメなんじゃなくて、私がダメだったんだと愕然としました。
ものすごく反省したのと同時に、
「違う光を当てて違うよさを見つける」努力をしました。
あえて人に話すことでもないのですが、
子供がお笑い番組を見ている姿をじっと観察しました。
その時、感じたのです。
「この子の集中力はすごい!」と。
30分間、ジーっと真剣に見ているのです。
そして、今番組でやったネタを覚えてしまうのです。
私は、パピーさんほどではありませんが、厳しい家庭で育ったので
お笑いなどに興味はなく、下品でくだらないものと思っていました。
ですから、子供がその真似をすることに嫌悪感を感じていたのです。
子供がお笑い番組を見ているのも嫌だったし、
まねをすること。下品なしぐさ。
あらゆる事が気に入らず、
ヒステリックにどなり散らしてばかりいたのです。
「幸せなお母さんになる為の子育て」のテキストにもありましたね。
自発的に、興味を持って、楽しくやった時、脳が活性化して
とんでもない能力を発揮することがあると。
ウチの子のお笑い番組を見ているその時間が
まさにそうだったのです。
私はうれしくなりました。
「脳に問題があると思っていた(心配していた)のに、
実は、こんな集中力があったんだ!」って。
そして、番組が終わった時に、子供を褒めました。
「今、あなたをずっと見ていたけど、その集中力はすばらしいね。」
と真剣に、本気で褒めました。
子供はなんと言ったと思いますか?
「はじめてお母さんに褒められた」そう言ったのです。
私は思わず泣きました。
そして
「あなたを分かってあげられずにごめんね」と言いました。
それからの私は以前の私ではなくなりました。
あらゆる子供のしぐさが気に入らなかったのに、
褒め方リストもどんどん埋まっていきました。
突然勉強ができるようになったわけではありませんが、
「元気が一番」と言える様にもなってきました。
朝の毎日が「おはよう」で始まり、笑顔で送り出して、
「ただいま」という元気な声で帰ってくる。
それが「ありがたい」と思うようになってきました。
おかげでイライラすることはほとんどなくなりました。
笑顔ですごせることの素晴らしさ。
子供はすべてお見通しなんですね。
私の変化が子供に影響したのは、授業態度だったようです。
三者面談で成績表を見た時、すべての評価が上がっていて、
学校の先生から「何かありましたか?」と聞かれてしまったのです。
聞けば、今までの授業態度は
「クラスの足を引っ張る授業の邪魔ばっかりする子」
だったのが、「先生の方を向いてしっかり聞いている」というのです。
驚きました。
子供のせいじゃなかったんです。
原因は私だったんです。
それに気づかせてくれたパピーさんには本当に感謝しています。
ありがとうございます。
パピーさん。
子供は今、机に向かっています。
今まで何を言ってもやらなかった子です。
(もちろん勉強しろなんて言っていません)
パピーさんの言っていた事。本当なんですね。
自分で「やらなきゃ」って思っていたんですね。
もし、この事を知らなければ、きっと私はずーっと子供を叱り、
さげすみ、罵り、そして潰していたのでしょう。
今、テキストの進みは半分ぐらいですが、
如実に変わっていく私がとてもうれしいです。
そして善循環の意味が少しづつ分かってきました。
ひとつのいいことがあると、それを中心に集まるように
いい事やうれしい事が次々に起きていくんですね。
これってすごいですね。
他の会員さんよりずっと歩みは遅いかもしれませんが、
これからもよろしくお願いします。
ココまで・・・・・・・・・・・・・・
メールありがとうございます。
お母さんの影響って本当に大きいですね。
でも、間に合ってよかったですね。
子供に対する愚弄の言葉は必ず子供を潰します。
小さいころから積み重ねられれば、積み重ねられるほど
その傷は深くなるでしょう。
又、こんな言葉がありましたね。
> 今、テキストの進みは半分ぐらいですが、
> 如実に変わっていく私がとてもうれしいです。
> 他の会員さんよりずっと歩みは遅いかもしれませんが・・・
私は、急いで歩く必要はないと思います。
(あえてゆっくり行きましょう。といっていますし(笑))
じっくりじっくり一歩一歩確実に踏みしめるのが
もっとも早い方法だと思います。
それに、今回のように、ほんのちょっとのきっかけで
子供のほうが突然伸びるという事が珍しくないのですね。
それより何より、お母さんの気持ちが落ち着いてきたこと。
笑顔にあふれた毎日であること。
新たな喜びを実感されていることが私はうれしく思います。
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