第107号 目標と経過
こんばんは。パピーいしがみです。
通信講座を学んで頂いている方には第5章で「決意」又は「目標」を私に教えていただいています。
どんな自分になるのか?その決意表明をして頂くのです。
皆さんにお願いしているのですが、ある会員さんから「今、こんな感じです」って経過報告を頂きました。
そして近況なども・・・。
せっかくメールを頂いたので私もお返事をしたのですが、ほんの小さなきっかけで大きな気づきがあったみたいです。
こういう『気づき』を得た方は一つづつ上っていた階段を2段、3段いっぺんに上っちゃったりするんですよね。
それでははじめましょう。
ココから・・・
パピーいしがみ 様
ご無沙汰しております。あにもです。
今年5月に、目標・決意メールを送信してから半年過ぎました。
遅ればせながら・・・・本を出版なさるとのこと。おめでとうございます。とても楽しみにしております。
育児・仕事の日々に追われ、テキストにもじっくりと向かうことができずにおりました。
それでもなんとか、第2期フォローメールの設定を済ませました。
ここまでたどりつけたのも、パピーさんのすばらしいテキストのお陰です。
目標・決意は、「自分自身のマイナス感情を、子ども にストレートにぶつけない」です。
私自身、以前よりは、マイナスの感情をぶつけることは減ったような気がするのですが、
我が子が、私から小さい頃に受けた負の記憶は、やはり忘れがたいようで、私が怒り爆発しそうになると、
長女は、『くるぞ、くるぞ~』という心構え、面構え(?)をしております。
複雑な気持ちです。
でも、以前よりは、自然に甘えてくれるようになりました。
私自身、単刀直入に言葉を子どもにも伝えてしまう人間であること(ようするに、キツイ言い方)、
主人が単身赴任の為、キツイ言い回しを、いさめてくれる大人が私のそばにいないこと等、子ども達には、ずいぶんつらい思いをさせていると思います。
先日、こんなことがありました。
子ども達を車にのせて走行していた時に、クリスマスのイルミネーションがとてもきれいな立派なおうちの前を通りました。
私が、「キレイだね。」と現在年長の長女に話しかけると
長女 「きれいだね。こんな大きなおうちに住みたいな~」
私 「そうだね。でもパパもママも、今よりもっともっと、
いっぱいお仕事しないと無理だね。」
長女 「それでもいいよ」
私 「・・・・。お仕事が増えると言うことは、帰りが遅くなるし、一人ぼっちの時間が増えるよ」
長女 「それでも、いいよ」
この後、この話題は30分くらいヒートアップしまして、いかに立派なおうちに住んでいても、そこに家族のつながりが薄ければ、それは寂しいことなんだよと、伝えたかったのですが、
伝わったかどうか・・・。
とりとめのないメールで、申し訳ありません。近況報告でした。
第2期も、少しずつではありますが、自分自身に変化を起こしていけるように、勉強させていただきます。
最後に、冷え込む日が続いております。お身体に気をつけて、お過ごし下さい。
パピーさんのすばらしい本が、多くの人に届くことをお祈りしております。
お忙しいところ、失礼しました。それでは、また。
ココまで・・・
そして私はこのようなお返事をしたのです。
ココから・・・
あにもさん。こんにちは。パピーいしがみです。
12月中旬にメールを頂いておきながら、こんなにお返事が遅くなって申し訳ありません。
来年からは、早めの返信に努めます。
さて、目標に対する経過報告を頂きましてありがとうございます。
ちゃんと目標を心に留めて過ごされたのですね。まずは、それが立派です。素晴らしいですね。
人は、一度決意してもそれが習慣化するまでには、大変な葛藤があり、ストレスを感じ、
「こんなこと、やめたい!」「やめれば、ずっと楽になる!」そんな甘い誘惑に戦わなければなりません。
自分の育ってきた環境の中で培われた性格は意識だけでは、なかなか変えられないのが実情です。
でも、それをあにもさんは、半年も継続された。立派ですよ。私はあなたに花丸の二重丸をあげます。
『以前より、自然に甘えてくれるようになった。』
素晴らしい成果ですね。目標も正しかった。という事ですね。うれしいです。
ところで、イルミネーションの件ですが、
あにもさん。真剣になりすぎ!(笑)討論しなくったって・・・(笑)
この時の子供さんは本気で「大きなうちに住むなら、独りぼっちで待っていてもいい」なんて思っていませんよね。
きっとあにもさんは、「大きなうちに住むことがいいことなのではないのよ。」
「みんなが幸せに暮らすことが一番大切でしょ。」と分からせたかったのだと思うのですね。
でも、子供さんは、「それでもいい」と言った。それにあにもさんは「カチン」と来た。のだと思います。(違います?(^^))
人は否定の感情には否定で反応します。
「あんたなんか大嫌い!」って言うと、「私だって大大大大嫌い!」と言う様なものです。
衝動的に言ってしまうのですね。
同じように、「それは間違いよ!」っていう雰囲気をかもし出すと、
「そんな事はない!」って屁理屈を言ったり、自分の正当性を主張するのですね。(自分は間違っていると分かっていてもですよ)
でも、それができる子っていうのは『頭の回転が良い証拠』なんですけどね。(^^)
今度、ヒートアップしそうになったら、「ああ。この子は自分の知識をフルに使って反論しようとしているのだなぁ。」と、ちょっと見る位置を変えてみたらいかがでしょうか?
そして、その時には「そう。そう思っているんだね。」と言っておいてちょっと時間を置くんです。
その件でどうしても正す必要がある事であれば、後で「あの時の話だけど・・・」と座ってゆっくり、冷静にお話されたらどうでしょう。
もし、後々忘れてしまっても、それはそれほど重要ではなかったのだと思うのですね。
ココまで・・・
そしたらすぐにお返事を頂きました。
ココから・・・
パピーいしがみ 様
こんにちは、あにもです。返信ありがとうございました。とてもうれしかったです。
貴重な時間を頂きまして、ありがとうございました。
パピーさんのメールの通り。確かに、真剣になりすぎなのです(笑)真面目に考えすぎてしまうというか・・・。
それは、育児だけではなく、自分自身や周りに対する態度もこんな感じでして。
「見る位置を変える」とは『柔軟な考え方』ということですよね・・・。
と、色々考えていたら、自分にとって大発見がありました。
それは、目標の「自分自身のマイナス感情を、子ども にストレートにぶつけない」とつながったのです。
この半年、マイナス感情をぶつけないように気をつけていたのですが、なぜマイナス感情が湧いてくるのかは、深く考えていなかったのです。
そして、気が付きました。
マイナス感情の根元は、私が偏ったものの見方や頑固な考え方に執着している時に発生しているのだと。
柔軟になれば、マイナス感情も湧かず、湧かない感情はぶつけることもなく、そして我慢する必要もなくなる。
子ども達や夫、そして周りの人達に今まで、どれだけ、迷惑をかけていたのか・・・。
はずかしいけれど、涙があふれてきています。年の最後に気が付くことができて、本当によかったです。
パピーさん、ありがとうございました。
新しい年は、柔軟に楽しく生きていきたいと、新たに決意しました。
パピーさんの貴重なお時間、頂戴して申し訳ありません。どうぞ、良いお年をお迎え下さい。
そして来年も、よろしくお願い申し上げます。それでは、失礼いたします。
ココまで・・・
「柔軟に・・・」いいですね~(^^)
私のアドバイスはあんまりたいしたことはないけど、その一言をご自分で理解され、昇華されたあにもさんは素晴らしいですね。
同じ活字なんだけど、後半の活字は躍って見えますよ(^^)何か「わかったー!(超笑顔)」って言っているみたい。
今年はきっと楽しい年になりますよ。期待しています。
又、何か変化や発見があったら教えてくださいね。
ps. 実はこの後、この内容をメルマガで紹介したいとお願いしたら、こんなコメントも頂きました。
・・・・
メルマガ紹介ですか? 是非お願いします。
いつもメルマガを通して、他のお母さんの体験や気持ちを共有することができ、そして励まされたり、気づくことができたりしました。
何より紹介することで、誰かと体験を共有できると思えば、私自身の励みにもなります。
私は大発見後、すごく楽になりました。
マイナスの感情が沸々と湧いてきた時「あ、この感情の元にはどんな思いがあるのだろう」と掘り下げていくと必ず、
「~であるべき」「~でなければならない」「~して当たり前」など、根拠のない思いこみや頑固な考え方が潜んでいます。
以前は、マイナスの感情をぶつけないように我慢するばかりで苦しかったけれど、
今は、その感情の核心に「気づこう」 という前向きな考え方が、
「 あぁ、実は自分はこう感じていたのだ」という発見につながり、その結果、葛藤したり反省したりと、自分の心の中に向き始めている気がします。
もちろん、まだまだ、マイナス感情が一気に湧いてしまった時には、気づいたら、ぶつけていたなんて事もありますが・・・。
自分を取り巻く環境や子どもの成長をプラスもなく、マイナスもなく、ありのままに観る事の大切さを感じています。
そして、包んであげられたらなと思います。
色々と気づくことがあるのですが、まずは、日々、楽しく柔軟に・・・。
パピーさん、ありがとうございました。
※ ご興味がありましたら、ご覧ください。
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