第1124号 それがあなたの良いところ♪
こんばんは。パピーいしがみです。
ゴルフの松山選手が、ゴルフの最高峰の大会「マスターズ」で優勝しましたね♪
日本人で初めて。アジアでも初めての快挙でしたが、それと同じぐらい評判になったのは、
プレイが終わった後、ホールにピンを刺したキャディさんが、コースに一礼したことでした。
これって、駅伝の選手たちも、高校野球でも、サッカーでもよく見る光景で、私たち日本人には、それほど珍しくはないのですが、
海外のメディアでは、この自然な流れでコースに敬意を表わしたことをとても賞賛してくださって、
元世界ランキング1位のリー・ウエストウッド選手は
「これまで目にしたゴルフ、スポーツにおいて、おそらく最も敬意があり、相応しいことだ。ヒデキ、彼のキャディ、そして日本は素晴らしかった」とツイートされたそうです。
その動画はたった1日で140万回を突破し、5万件の「いいね」が集まったのだそうです。
松山選手が優勝したのはとても素晴らしい事ですが、この挨拶を世界中の人に評価されたことは、
日本人として(自分も)褒められたようで、とても嬉しくなりました。
さて、今日、お話しするのは、ゴルフやスポーツとは全く関係ないのですが、
自分では気が付かなかったことを褒められて、すごく嬉しかった♪というご報告を紹介したいと思います。
リンゴさんから頂いたご報告はこんな内容でした。
ココから・・・
パピーさん、いつもお世話になっています。
「いいところノート」をつけるようになって、子供たちはとても明るくなり、笑顔が増えて、とても雰囲気が良くなっています。
主人も一緒に勉強をしてくれて、褒め方の自然さは、主人の方が上手かもしれません(^^)
今まで余計な事をほとんどしゃべらなかった長男も、しゃべるようになって、学校での事や、ユーチューブの話などをしてくれます。
実はこの変化、あることがきっかけだったのです。
それは、私の勤めている会社で、ちょっとトラブルがあって「困ったな~」と悩んでいる事がありました。
それは上司のセクハラに関する事でした。
かつては男性上司が女性社員のお尻を触ったりすることが珍しくなかったようですが、
セクハラが騒がれるようになってからある部長さん(A部長とします)が、女性社員からの告発で、会社から注意をされたことがあったそうです(もうずいぶん過去の話です)
今はそんな雰囲気はない方なのですが、一人の女性社員の服装に「その服はちょっとセクシーすぎませんか?」のように注意をされたそうなのです。
その女性社員は少しふくよかな方で、服装の選び方で胸やお尻が強調されてしまうのですが、その言葉がセクハラになるのではないか?と、女性の中から声が上がりました。
就業時間が終わり、女性社員が全員集まって、話し合いをすることになり、私としては「主婦はこれから忙しいのに・・・」と不満もありながら少し遅れて参加しました。
すると(トラブルメーカーの)Bさんが発起人となり、会社の女性従業員を集めて、女性全員でA部長を訴えたい!のようになってしまっていたのです。
最初はそのBさんが、A部長はかつてこんな事もしたり、あんな事もしていた、それについて同じ女性の皆さんにご賛同頂きたい!のような勢いです。
注意された女性社員は、怒っているというより申し訳なさそうにしていて、こんなに大事になってしまって困ってる、という空気感でした。
Bさんは、会社の中でもよくトラブルを起こす人で、しょっちゅう同僚ともめて、Bさんが嫌で辞めた女性従業員は何人もいます。
私も苦手なタイプの人で、できるだけ関わらないようにしていました。
片やA部長は本当は良い方で、部下のお子さんが調子悪かったりすると「今日は早く帰れよ」と言ってくれたり、
親の葬儀などでは必ず参列し、涙を流してくださる心優しい方でもあるのです。
ただ・・・ちょっと言葉選びが下手と言うか、場を和ませようとして冗談を言う事も多く、それが時に不謹慎だったりはするのですね。
Bさんが一通り話をし終わった時、A部長と仕事をしたこともある私に「どう思いますか?」と聞かれました。
その時、さあなんと言ったらよいか・・・とかなり悩んだのですが結局「急の事ですし、今は私の思いをまとめる事ができません。申し訳ありません」とだけ言って座りました。
私自身、A部長にお世話になったこともありますし、そんなに大事にはしたくない。
でも本心を言えば、Bさんにもにらまれるだろうし、今後、仕事がしにくくなったら嫌だな・・・と。
Bさんからは「はっきりしない人ね」と思われたと思います。がっかりしている表情がありありと感じました。
何人かの人に意見を求めている時に
「この件については皆さんからのアンケートを取るようになさったらどうでしょう?この場所では言いにくいこともありますし、なによりとても繊細な問題ですから」の言葉で、
それに賛成する声が多く「日を改めてご連絡をします」という事になりました。
私はモヤモヤした気持ちで家に帰りました。
私は以前から優柔不断なところがあって、特に人間関係でもめるのが嫌で、いつも曖昧にしてしまうところがあります。
主人が帰ってきて、いきさつを話し「私ははっきり言えなんだよね。ずるいのかな~?」と言ったら、
主人が「険悪な雰囲気をつくらない。そこがあなたの良いところだよ」と言ってくれたのです。
私は、今まで自分が最も悪い部分だと思っていた事を「それが良いところだ」と言ってもらえて、ものすごくうれしかったのです。
そして、パピーさんの「本人が気づいていない良いところを見つける」って、こういう気持ちにさせてあげる事なんだな~と分かったような気がしました。
そういえば、かなり前のメルマガで、パピーさんが子供さんたちに「あなたの良いところはここだよ」って言い続けた・・・とあったことを思い出しました。
それからは、子供が何かうれしいことをしてくれた時、ノートにつけるのはもちろん。
「そこがあなたの良いところだね」と言ってあげるようにしたら、今まで以上に子供たちに良い変化が現れるようになったのです。
かつてパピーさんにもご相談をさせて頂いていたのですが、長男はとても口が重く、場面緘黙を心配した子でもありました。
ですが、パピーさんに「場面緘黙というより“寡黙な男”として見てあげて。子供が自分から話をし始めたら何をおいても聞いて、うなづいてください」と言われてほっとして、それからはあまり心配しないようにしていました。
その子が自分から「空手をやりたい」と言い出して、稽古に通うようになったのですが、
まず休むことをしないし、練習は手を抜かず、玉のような汗をかきながら黙々と続けます。
無駄話をしないで一心に頑張るその姿が「今の子には珍しい!」と先生がとても褒めてくださって「必ずうまくなる!」と太鼓判を押してくださいました。
長男の「そこがあなたの良いところ」は、人が見ていなくても愚直に練習をしたり、与えられた課題を毎日こなすことです。
空手を始めたばかりの頃(3年生)は、弱々しかった体も
今は、がっちりしてきて賞状をもらう事も増えました。
小さいことの積み重ねが結果につながるって分かったのか、得意じゃなかった勉強も、毎日少しずつの課題を続けて、今は良い点を取ってきたりします。
本人も「継続は力なり、だからね」なんて言っていて、しっかり自信をつけてくれたように思います。
今年、3年生になった娘の「そこがあなたの良いところ」は、思いやりがあって優しいところです。
我が家には、主人の母が同居しているのですが、足が悪くてあまり外には出かけられません。(家の中では車いすで移動しています)
学校から帰ってくると、まず母の部屋に行って、そこで音読をしたり、トイレに行くときにはドアを開けてくれたりしてくれるそうです。
母も「〇ちゃんは優しいね♪一緒にいてくれるだけでうれしいよ♪」と言ってくれています。
本人は将来、看護師さんになりたいと思っていて、いろいろ協力してくれます。
そんな感じで我が家はとても良い雰囲気です。あまり相談もメールもしないので、今日は報告を、と思ってご連絡させて頂きました。
今後ともよろしくお願いします。
ココまで・・・
「それがあなたの良いところ」っていいですね♪そんな風に言われたら、うれしくなります(^^)
ちなみに部長さんの件は、その後、大きな問題にはならず、総務部長が本人たちにヒアリングをして、
A部長には「言葉には気を付けるように」との注意があって終わったそうです。
それにしてもご主人の「険悪な雰囲気をつくらない。そこがあなたの良いところだよ」言ってくださったこと。すばらしい切り替えしだな~と感心しました。
それまでリンゴさんは「私ってダメだ~」って思っていたんですから、それはそれはホームラン級のナイスプレーだったと思います。
そしてご家庭では「それがあなたの良いところ」が、いい雰囲気を作り上げているみたいですね♪
是非、是非、今の良い感じ、これからもお続けくださいね♪
そしてりんごさんがお話しくださった
“かなり前のメルマガで、パピーさんが子供さんたちに「あなたの良いところはここだよ」って言い続けた・・・”と書かれていた記事は下記になります。
https://www.age18.jp/back73.html
https://www.age18.jp/back74.html
よろしかったらご参考になさってくださいね(^^)
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【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。