第1167号 スマホ問題
こんばんは。パピーいしがみです。
女子カーリング見ました?
平昌オリンピックの時には「もぐもぐタイム」や「そだね~」が話題になりましたが、
今年は準々決勝で負けたと思った涙の会見中に「準決勝に出られますよ!」と報告を受けて、涙の会見が一転、歓喜の会見になりました。
拾ったような準決勝では予選1位だったスイスに勝ってしまい決勝まで進出。「すごい。神様まで味方した?」と笑っちゃいました。
他のチームと圧倒的に違うのは、とても楽しそうに試合をしている事。
それこそスイスの選手はほとんど笑わないのに、日本の選手は(集中するときにはガラッと変わりますが)みんなニコニコ楽しそう。
特に吉田知那美さんの明るさと、声掛けが大きいと思うのですが、「ナイス~」とか「ナイススイープ」とか、ストレートに「じょうず~」の声が常に響き渡ります。
それぞれの頑張りを讃え、常に褒め、とてもいい雰囲気で競技ができています。
又、ミスショットの時は「ドンマイ」でも「切り替えよう」でもなく「これはこれで新しい技♪」と言ってみたり(^^)。
何しろネガティブワードをほとんど発することが無いので、チーム内に自分を責めたりプレッシャーを感じる時がほとんどない。
この雰囲気の良さがそれぞれの力を十分に発揮できている感じがします。
同じ空気を感じたのが新庄監督の北海道日本ハムファイターズ。
打順を福引のガラガラで決めたり「第一打席の最初のストライクを打てたらスタメンで使うよ」と選手に言ったら、みんなバンバン打っちゃったりして
新庄BIGBOSSも「もう誰を使ったらいいかわかんなくなっちゃった~」なんて言っていました。
でも選手はもうニッコニコで「よ~しやったるぜ!」と1人1人がやる気になってます。
あそこまで自分を磨き上げた人たちが良いパフォーマンスをするのは、やっぱりその場のリラックスした雰囲気なのかな~と感じます。
そしてカーリングでもう一つ。スキッパーの藤沢五月さんが手の甲に書いてあった言葉が話題になりました。
そこには「I am a good curler. I have confidence.(私は良いカーリング選手だ。私は自信がある)」
「Stay Positive. Support each other.(前向きに考えよう。互いに助け合おう)」でした。
アスリートが常に自分を良い精神状態に置いて、自分がベストパフォーマンスを発揮できるように、
例えばピッチャーがグローブに文言を書いたり、帽子のつばの裏側に書いたり・・・ということは良くありますが、
藤沢五月さんも、自分の気持ちが揺れた時に「私は良いカーリング選手」「私は自信がある」と読んで自分を落ち着かせていたんだな~と。
この「自分を平常心に保つ」事はアスリートだけでなく、私たちにも応用できることで、特に会員さんの多くは
「怒りたくなったら深呼吸」や「いいところを見つけて褒め言葉を使おう」など、
ご自分の目標を藤沢さんのように手の甲に書いたり、スマホの待ち受けにしたり、紙に書いて冷蔵庫に張ったりもされています。
こうやって「目に入る頻度」を増やす事で「あ、そうだった」と気づくことが増えて、改善に向かいやすくなるんですね♪
この「目標を書いて毎日見る」は小さなアイデアかもしれませんが、とても効果を発揮してくれます。
家庭内の雰囲気も含めて「こんなに変わりました」というご報告も頂いていますので、ご覧くださいね。
それと・・・実はこちらが今日のメインの話なのですが、今、すべての方の悩みとして「子供のスマホ」があると思います。
私はこのスマホの低年齢化には非常に怖さを感じていて(少しずつ顕在化はしつつありますが)今、スマホを持ち始めた子が、あと5年後、どうなっているだろう?ととても心配です。
それはテレビやゲームとは次元が違うほどの大問題なのですが、深刻に考えている方は少ないように感じています。
何が怖いか?って「何が起きているか親が知らない」事が、今までの問題と大きく違っているのです。
例えば、テレビを見てばかり、ゲームをして時間を守れない・・・のなら、テレビやゲームのスイッチを切ればいい事です。
問題が親にも見えているから対処ができます。
でも、子供がスマホを持った瞬間に玉石混交の世の中に放り出されます。
多分、この記事を読んでいる方も、ユーチューブの見過ぎや、携帯ゲームの事かな?とお感じかもしれませんが、
問題はそこではなく、そこを窓口にしたもっと奥にある問題(麻薬やドラッグ、性被害、犯罪側に加担(オレオレ詐欺の受け子等)、自殺願望への助長など)
本当に『命』や『人生の崩壊』に結びつくきっかけになってしまうことです。
私は「子供達には失敗をさせてください」とお願いしています。その失敗こそが子供達を成長させる糧になるからです。
でも親がそこに気づいていないと、助けてもあげられない為に、一度の失敗が取り返しのつかない事になる場合もあるのです。
子供達が「親がうるさいから」と布団の中にスマホを持ち込む、ただそれだけで子供が何を考え、何をしているのか、親が分からなくなってしまいます。
このスマホとの接し方については以前のメルマガでもお話をしましたが「渡す前に約束をする」ぐらいでは本当の対処にはなりません。
もし「取り上げる」としても、スマホが当たり前で必要な今の時代ですと、あまり現実的ではありません。
なので私自身も何かいい方法はないか?いろいろ調べてみたり本を探してみたりもしました。
でもそんな本は無いのです。
(ちなみにキッズ携帯は最初から対象から外しています。なぜなら子供が小学校高学年以上になれば、それで満足することはなく現実的ではないからです)
スマホがどれだけ危険なのか?スマホ脳だとか、スマホ中毒だとか、ブラックマーケットや犯罪、性被害へ結びつく危険性を書いた本はいくつもあります。
が、「じゃあ、どうやったらそれを回避できるのか?」を書いてある本は・・・私が知る限りでは皆無なのですね。
そこでたまたま、私のホームページからネット関係を一切お願いしている澤田さんに「何かいい本ないですか?」と聞いてみたら、
「え、それなら(ネットで)ちょっと調べればいくつも出てきますよ」と言われたのです。(お子さんは5年生・6年生で、親のお古のスマホを使っています)
「え・え・え・・・、じゃあ、今、どんな風に子供にスマホを与えているの?」と聞きましたら、
「例えば・・・子供が一日に何分間スマホを見ているのか分かるし、どんなアプリを使ったかもわかります」
「ユーチューブもどんな内容を見ているのか全部わかりますし、使用時間を設定し自動で切れるようにしています」
「こんなのを見てるみたいだけど『あんまり感心しないな~』と言えば、子供はドキッとするようです」
「先日なんかは娘(下の子)が何回も約束を破ったので、スマホのアプリを全部消しました。子供は相当焦ったみたい(笑)」
って。(もちろん本当に消したのではなく、見えなくなるようにしたのです)
それもご自分のスマホから、子供のスマホの使用状況が確認できているので、子供のスマホを取り上げて調べたりする必要もありません。
でもこの「あなたのやっている事、親が知らないと思っているかもしれないけど、みんな分かってるよ」と子供に感じさせ、
「約束破ったらいつでも、スマホの使用権利を失うよ」と示唆しておくことが、子供の暴走の抑制になるのです。
ネットの世界でも、子供が何をやっているのか、しっかり把握をすることが大事なのですね。
これこそが“ネット世界での「子供が失敗をしても親が助けられる」ベース”なのです。
私が求めていたものは“コレ”でした。
澤田さんのような専門知識がある方からすると「そんなの簡単に調べられる」とご存知なのですが、私たち素人からすると
“何を調べるとそこに到達するかわからないし、発生する問題も見当がつかないので、調べようともしていないのが現実”なのですね。
それこそ子供が暗黒世界の入り口に立っていても、そこに気づかないのがこのスマホ問題なのです。
その後も澤田さんには「それを皆さんに伝えたいんだけど、参考になる本はないですか?」とお聞きしていたのですが、澤田さんのような専門家が調べても、やはり私が望むような本はないようでした。
そしたら「じゃあ、こちらでやり方とか、役立つ方法などを記載するようにしてみましょうか?」と言っていただけました。
『え~!いいんですか?!それはありがたい!!是非お願いします!』
ということで、今後、
「あなたのやっている事、親が知らないと思っているかもしれないけど、みんな分かってるよ」と知らしめたり、
「約束破ったらいつでも、スマホの使用権利を失うよ」とけん制できるような、具体的な方法をいくつかお知らせできるのでは?と思います。
(※使用端末によって異なる部分もあります)
でも、その前に、現状として子育て中の皆さんが、スマホに関してどんなお悩みを持っているのか、それをアンケートでお聞きしたいと思います。
もし、具体的なご心配などがあれば、又、シェアさせてもらうこともできると思いますので、下記ページを開いて、アンケートにお答えいただけると嬉しく思います。
https://forms.gle/i2C3ZEG3XTQNNgHL6
よろしくお願いします。
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【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。