第117号 子供のかんしゃくにマイッテます。
こんばんは。パピーいしがみです。今日は、お子さんの「かんしゃく」に手を焼いていという会員さんからのご相談です。
「かんしゃく」というといろんなパターンがありますが、私は「満たされたくて暴れるのかな?」と思ったらちょっと違うようでした。
ひだまりママさんからのメールです。
ココから・・・
長男の場合、暴力的なかんしゃくではありませんので、タイプは違うようです。
私は「かんしゃくについてもう少し詳しく教えてくださいますか?そしてお母さんとのふれあいについても。」とお聞きしましたところ、こうお返事を頂きました。
まず、私とのふれあいですが、平日の朝は、長男が起きる7時から登園する8時過ぎまで一緒にいます。夕方は、18時半から21時半位までがふれあいタイムです。
夕食はできるだけ朝のうちに作っていますし、主人も早めに帰ってきてくれるので、一方が家事をして一方が長男の相手をしているパターンが多いです。
長男は自他ともに認めるママっ子です。他のお子さんよりも、その傾向は強い気がします。私のおひざに座ることが大好きで、よく自分からチューもしてきます。
食事も途中からは、私のおひざの上で食べたがったり、食べさせてと言うことがよくあります。食事中のマナーは大切なのは十分承知しているものの、少しの間、望む通りにすると満足して、また自分でできるので、言うことをきくことが多いです。
保育園に登園したときも、靴を脱がせることを要望します。片足だけ脱がせてあげると、その他の準備は自分でやるので、離れるための儀式かと思い、してあげています。
他のお子さんのそういう光景は見ませんが。。。いつまでも「ママして」が続くことはないと思っているので、割と子供の甘えは受け入れている方だと思います。
保育園のお迎えのときもママーと満面の笑みでいつも駆けてきます。お遊戯会でも、長男は前に出ているのに、私を見つけると満面の笑みで、「ママ」と連呼し、ママっ子ぶりが少し恥ずかしいくらいです。
私と主人の身体がくっつくのはすごく嫌なようで、二人仲良くソファーに座ったり、いつもは子供を真ん中にして川の字になって寝るのですが、
私と主人が横になると、絶対阻止しますね。主人に「ママっ子すぎないかな?」と聞くと、男はだれでもそうだよ。この時期だけだよ。と言うので、あまり気にはしていません。
もちろん、主人のことも大好きで、よく一緒に遊んでいます。
そのママっ子の分だけ、私に対する要求が強く、理不尽なことでも時に押し通そうとし、かんしゃくになります。
かんしゃくの8~9割は私に向けたもので、その残りは主人に対してです。
ちなみに月に1~2回、両方の祖父母の家に行きますが、その時、私と主人だけで買い物に行ったり、祖父母がこういう時くらい横になりなさいと言ってくれて、昼寝をさせてもらう時など、
「むしろ私達がいない時のほうが、いい子だったよ。」と言われる子なので、親以外にはかんしゃくは出さないようです。
買い物でこれが欲しいと泣き叫ぶようなかんしゃくは、全然ないとは言いませんが、意外と少なく、かえって聞き分けがよいことが多い位です。
長男のかんしゃくは朝起きることが割と多いです。
先日のメールと重複しますが、例えば、休みの朝、パパと長男が先に起きていて、楽しく遊んでいるところに私が後から起きると、いきなり「ママ起きちゃだめ」と言って、私を部屋に押し戻し、ふすまを閉めてしまいます。
しばらくしてもう一度部屋を出ようとするとまた同じことをするのでさすがに、「ママは起きるよ」と言って部屋を出ると、付いてきて、「スリッパを脱いで」と言ってスリッパを脱がせたと思ったら、
「スリッパいや」と言ってスリッパを投げたり、コンタクトを入れようとすると、じゃましたり、トイレに入ると「自分も入る」と言ったり・・・。
ご飯は食べているのに、「○○を食べたい」と続けざまにわがままやかんしゃくを起こして、
しまいには私をたたいたりして、わけが分からない状態になります。
そうなると私も「どうしてそんなにあなたはわがままなの!!」とか「悪い子」とか言ったり、主人が長男をたたいたりというパターンにつながります。
長男の場合、たたいたりする暴力的な行為というよりは、自分の主張を押し通そうとし、途中からわけが分からなくなり、全てのことに難癖をつけ始め親が疲れ果てるという感じです。
逆のパターンで、朝私と一緒に起きていて、「パパ、起きちゃだめ」というケースもあります。
このメールを書くにあたって、主人と「長男のかんしゃくの始まりってどういうパターンが多いかな」と話をしたら、「来ちゃだめ」から始まることが多いことに気づきました。
長男なりに一方の親と過ごしている楽しい時間を、他方の親が登場することで、邪魔される気がするのでしょうか?
勝手に結論めいたことを書いてしまいましたが、実際、朝のケースでいくと、休日は長男が最初に起きて、片親が長男と一緒にすごして、片親が遅寝を満喫させてもらうのですが、
起きようとして、長男とパパが楽しそうに遊んでいるのに気づき、すごく嬉しい気分で、扉を開けると、いきなり長男の「ママ起きちゃだめ」から始まり、かんしゃくが続けざまに起こすと、楽しい気分だっただけに私もいらいらするんですよね。
他のパターンも、片親と長男が楽しそうにしているのに気づき、もう片一方の親が入ろうとするとかんしゃくが起きるので、訳が分からすイライラするのです。
実際、とても根性が座った子なので、たたいたりする行為は少ないものの、親を自分の思うところに連れて行こうとして押してくるのですがその力は強く、自分の要望を叫び続けるので、かなり激しいかんしゃくです。
今は、仲の良い家族ですが、こういったかんしゃくに対する親の対処の間違えも、積もり積もれば、望まない未来につながらないとも限りません。
また、その時についつい言ってしまう「どうしてそうわがままなの」とか「悪い子だ」とかの発言が長男の自信を奪うことになってしまいかねません。
保育園の他の親子を見ても、乳幼児に対しては大抵の親の目が優しいのに対して、3歳以降になると、母親の変声期というだけあって、あまり楽しそうではない親子も増えているように思え、大切な時期に思えてなりません。
説明の文章が長くなりすぎました。申し訳ありません。こんなかんしゃくとうまく付き合える方法があれば知りたいです。よろしくお願いいたします。
ひだまりママ
ココまで・・・
そして私はこのようにお返事しました。
ココから・・・
こんばんは。パピーいしがみです。
私が思っていた「かんしゃく」とは違うようですね。お母さんやお父さんと子どもさん。良い関係を保たれているように感じます。
子供さんもお母さん、お父さんの愛情を一身に受けているように見受けられます。私が心配していた、子供の持つ「不安」が原因ではないようですね。特にココの部分は素晴らしいと思います。
“食事中のマナーは大切なのは十分承知しているものの、少しの間、望む通りにすると満足して、また自分でできるので、言うことをきくことが多いです。
保育園に登園したときも、靴を脱がせることを要望します。片足だけ脱がせてあげると、その他の準備は自分でやるので、離れるための儀式かと思い、してあげています。
のお子さんのそういう光景は見ませんが。。。いつまでも「ママして」が続くことはないと思っているので、割と子供の甘えは受け入れている方だと思います。“
立派だと思いますよ。よく子どもさんの気持ちをお分かりになっておられますよね。「甘えたい」という気持ちを上手に叶えてあげていますね。
アドバイスにならないかも知れませんので、もし私だったらという話をさせてください。お父さんとお母さんが一緒にいると嫌がるとありましたね。一緒にいると子供は『絶対阻止する』とありましたが、
もし、私だったら・・・・絶対に子供のするようにはさせません。自分の我で『子供が親をどかそうとする』『子供が親に指示をする』などとはもっての他です。
「親に指示するなどとは何事だ!お前なんか出て行け!」瞬間的にこれをやります。鬼のような形相で「二度と許さん」という決意を持って子供が泣こうがわめこうが真剣に叱ります。
「いけない」と思う事は絶対に「いけない」のです。ごめんなさいね。気分が悪くなったらすみません。
メールを読んでいて、この子どもさんは自分のしたい事が『全て通らないと嫌』なような気がします。特にお母さんにお願いすれば何でも叶えてくれる。と思っているように感じます。
先ほど、一緒にいると絶対阻止するとありましたが、そんな時はどうなさいますか?子供の言うようにされますか?
「はいはい」「わかったわかった」と言って阻止されちゃうのでしょうか?もしそうだとしたら、エスカレートするでしょうね。親を親と思わなくなったら・・・とても心配です。
かんしゃくを起こして訳が分からなくなってから「悪い子ね」とか「そんなわがまま言わないの!」と叱るのではなくて、
まず最初に「親に対する行為」「言葉遣い」それをビシッと叱る必要があるのだと思うのです。
まっすぐな針金って曲がりきってしまってからでは元通りに直すのがものすごく難しいと言う事をご存知ですか?
ところが曲がったすぐに手を加えると比較的簡単に直るのです。曲がってから直すのではなく、まがりっぱな(曲がり始め)を修正するのですね。
私は非常に気が短かったために(今もですが(笑))子供が2~3歳の時でも、その場、その時、その行為をピンポイントで真剣に叱りました。
なので、子供が親に指示したり、自分の思うようにしたがるという事はなかったと記憶しています。
それは、曲がってから直すのは時間が掛かる事を知っていたからなのですね。でも、もし思い当たる節があったとしても、急にそれをやると子供さんはびっくりしてしまうでしょうね。(注・・その時はフォローがとても重要ですのでやらない方がいいと思います)
ですから徐々に「あなたが、そんな事をすると、みんな嫌な思いをするんだよ」とか「もし、自分がされたらどう思う?」とか
その行為が『人に嫌な思いをさせているんだ』と言う事を教えてあげる必要があるように感じます。
私は「しつけ」という言葉が大嫌い。とよく言いますが、これは、「親がキチンとしていることは、子供もキチンと真似をする」「キチンとできていない親がいくらしつけても無駄ですよ」という意味で、
『しつけ』という言葉を使って親ができもしない事をさも偉そうに教える行為が嫌いなのですね。
でも、「悪い事は悪い」「いけない事はいけない」「自分の思い通りになる事ばかりではない」そして「子供は親の次なんだ」という事はキチンと真剣に教えなくてはならないと思います。
ココまでお読みになって、「そんな事はわかってる」「そんな事、ちゃんとできている」と思われたら、本当に失礼な事を申しましてすみませんでした。
私も完璧でないのでそれ以外でしたら、ちょっと原因がわかりませんでした。お力になれずに申し訳ありません。
ココまで・・・
実は、これには続きがあります。私は、ご相談に対するメールは「もし自分が受けたらどうだろう?」と考え、何度も何度も読み返し、書き直し、そして送るのですが、どうしてもエキサイトしてくると強い文面になってしまうのですね。
ですから、これでいいかな?と思ってお送りしたのに後で読み返すと、かなり横柄であったり、文章が強かったり傲慢だったりするのです。
この時も後日読み返してみた時、「うわー!やっちゃったー!傷つかなければいいけど・・・?」ってものすごく後悔したのです。(今読み直しても言い回しが横柄で傲慢ですものね)
そして心の中で「返信がありますように!」って真剣に願っていました。それは、「せっかく前向きな気持ちを持って学んでくださっているのに、その気持ちに蓋をするようなことがあってはいけない!」と深く深く後悔したからです。
そして返信があった時の為にもう一度違う形でご説明しようと用意していた文面がありました。
たった2・3日ですが、何週間も待った思いでいた時、・・・・返信がありました。この続きは、又今度・・・・
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