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第1174号 母親の評価

こんばんは。パピーいしがみです。

NHKの朝のテレビ小説“カムカムエヴリバディ”終わっちゃいましたね。

最後の一週間は、怒涛の伏線回収で、ネットもにぎわっていましたね。

私としては安子さんと娘さんの関係がどんな風に修復されるのか?とても気になっていました。

そのきっかけは安子さん役の上白石萌音さんが、ご自分のクランクアップ時に「どうか、どうか、娘のるいのことをよろしくお願いします」と言ったことでした。

上白石さんは役が終わった後まで、るいの事を心配するほど安子さんになりきって、るいに愛を降り注いでいたんですね。

物語の中でも、娘のるいの事が大好きで、とても可愛がっていた事を感じましたし、そんな安子さんに不運が重なり娘さんと別れる事に。

それもまだ小学校1年生の愛娘の誤解から「二度と会いたくない!I hate you」とまで言われ、完全に信用を失ってしまった後、

この親子はどうなるのか、そして義父の家に引き取られ(親の愛を失った)るいちゃんが、どう成長していくのかが心配で、

朝7時半からのBS、朝8時のNHK総合。そして昼の12時45分からの再放送と、1日に3回も見てしまう(毎回録画までして)ぐらいはまってしまいました(笑)。

妻からは「こんなにはまるなんて珍しい」と笑われましたが、就寝時には「早く明日のカムカムが見たい」と少しワクワクしながら布団に入る・・・ほどでした。

「I hate you」の『hate』とは、「嫌い」という簡単な言葉ではなく“憎む”の意味もあって、日本語の「お母さんなんて大嫌い」をはるかに凌駕する言葉で、

あれだけ愛を注いだ安子さんにとっては、自分の存在を否定されるほどの言葉だったんだろうな、と思います。

後半に向かって、るいもどれだけお母さんが自分を愛してくれていたのかが分かり、

自分がお母さんに向かって放ってしまった言葉や態度に後悔が募っていったようでしたが、

その中でも私が何度も何度も録画を見直したのは、るいが「お母さんの事を知りたい」と思い始めて、岡山に家族で帰省した時、

かつて安子さんが稔さん(安子さんの夫・るいの父親)の無事を祈ってお参りし、戦死したと知った時に生後間もないるいを背負って泣き崩れた神社で、

大人になったるいが手を合わせている最中に、自分の隣に白い軍服を着た稔さんが現れた、そのシーンでした。

写真でしか知らない男性に「おとうさん・・・ですか?」と聞く、るいの表情と、

稔さんの「どこの国とも 自由に行き来できる。どこの国の音楽でも、自由に聴ける、自由に演奏できる。るい、お前は そんな世界を生きとるよ」の言葉。

稔さんが「僕らの子供にはそんな世界を生きてほしい」との願いからルイ・アームストロングの名前「るい」と命名した過去のシーンを思い出して、

もう・・・子供に会えなかった稔さんの思いと、初めてのお父さんとの出会い。何度見直しても泣いてしまいます。(今、思い出しただけでもウルウルします)

るいさんが「お母さんに会いたい」と思ってから、今まで止まっていた歯車がギシギシッと動き出し、だんだん回転が早くなっていくストーリー展開は本当に引き込まれましたが、

とうとう4月8日に最終回を迎えました。いろんな疑問が答え合わせされた回でした。

まあ、今後DVDも発売されるらしいし、見たくなったらいつでも見返す事ができますから、カムカムロス?にはならないとは思いますが・・・。

お母さんの頑張りってあんまり分かってもらえないですよね。それも併せて今日のメルマガは「母親の評価」という事でお話ししたいと思います。

先週、『子どもの頑張りにはきちんと評価したり、当たり前と考えないことが大事です』とお話ししました。

そこにこんなご質問を頂きました。

“「うんうん。本当にそうだな・・・」としみじみ感じながらも「でも、ふと母親は?」と思いました。

母親も、子育て、家事と頑張っていますが、なかなか評価されず、当たり前のこととして家族からは思われていて、ものすごくモヤモヤしてしまうのです。

他のお母さま方は、どのようにモチベーションを保っているのでしょう?

パピーさんのところに、今までこのような相談はなかったでしょうか?”

はい、このご質問・ご相談。すごくたくさん頂きます。

先ほどの朝ドラの安子さんも、るいちゃんの為に、寝る間も惜しんで、子育てと仕事を頑張っていました。

『絶対に子供を守る、離れない』との強い決意があったのに、「I hate you」の言葉で、今まで張りつめていた気持ちが切れてしまっていました。。

現代のお母さん達も、いろいろ考え、無理をして、最大限の努力をしているのに、あまり評価してもらえていない事ってとても多いです。

辛い時もけっこうあるし「自分のモチベーションを保つためにはどうすればいいの?」と、

きっと今もそう思っておられる方が多いと思いますので、お話させて頂きますね。

まず人は誰でも「価値ある自分でいたい」という気持ちがあります。

ですから皆、自分の価値を認めてもらいたいし、評価もしてほしいし、褒めてもらえたら嬉しいし、褒めてくれた人に好感を持ちます。

子供の場合は特に「これからの人生」の基礎をつくる時ですからこれがとても重要ですし、親から「認め」「褒めて」もらえると、親子の関係も良くなっていきます。

ところが大人はなかなか褒めてもらえません。

仕事でも「できてあたりまえ」「失敗したら叱られる」が普通で、なかなかきちんと評価してもらえる職場の方が少ないと思います。

ですが「褒めてもらう」とか「認めてもらう」という行為は、自分ではどうすることもできないし、特にご家庭の中での自分以外の人(ご主人など)は、

お母さんがどれだけ頑張っているのかも知らなかったり、逆に「俺だってこんなに頑張ってるのに何も言ってくれないじゃないか!」と不満を持っている事も多いです。

なのでもし「お母さんはあまり評価してもらえないな~」と思っている方は“自分に”自分を褒めてもらうようにしてほしいのです。

これは以前にも「褒め日記」としてご紹介したことがあるのですが、言葉ではなく、文章としてメモ(ノート)に残すのです。

毎日じゃなくてもいいです。

「あ~、私頑張ったな~」と思ったら、頑張った“私”を、第三者になったつもりで褒める言葉をメモ(ノート)に記していくのです。

それは「頑張ったな~」だけじゃなくて「こんな良い事があった」でもいいし「ラッキー!ついてる!!」でもいいし、

とにかく、嬉しかったこと、楽しかったこと、前向きになれることを、気づいたらドンドン書いていくんですね。

(できれば「私、頑張った」より「あなたは頑張ったね」のように第三者からの評価として書いた方が良いかもしれません)

そしてこの効果って「読み返す」時に現れます。(もちろん書かないと読み返せません)

その読み返すときに、そこに書き記された賞賛や肯定的な言葉を何度も繰り返しご自分に吸収することで、

心の中にある「価値のある自分でいたい」気持ちが満たされていくのですね。

ですから注意として「反省文にしない」って事に気を付けなければいけません。

目的は「読み返した時に浴びる賞賛」なのですから、

そこに反省の気持ちや、もっとこうすれば・・・など批判的な言葉がちょっとでもあると、読むたびに嫌な事が思い出されてしまって、意味がなくなってしまいます。

この『自分を褒める』って、ちょっと抵抗もある方も多く「自分を褒めるなんて恥ずかしい」「なんかうぬぼれているみたい」と思う方もおられますが、

実際に「別に誰に見せるわけでもなく、自分だけのノートですし、“褒める練習”だと思ってやってみてくださればいいですよ」と返事した、すみれさんからのお返事を紹介します。

ココから・・・

パピーさんに、自分を褒めるノートを作って、そこに頑張ったことや、嬉しかったことを書くんです!と言われましたが、

自分を褒めるなんて・・・とすごく抵抗がありました。

私は自分でも自己肯定感が低いと思いますが、そんな自分が自分を褒めるなんて、なんとおこがましい、図々しい、と思ってなかなか一歩が踏み出せませんでした。

(ですからずっと「誰も私を褒めてくれない」「私ばっかり苦労してる」と鬱々していました)

でもその後、パピーさんに「子供達を褒める練習です」「第三者になりきって」と言われて、やっと書き始める事ができました。

最初はやっぱり「自惚れだな」と思っていましたが、1ページぐらい埋まった時に、上から読んでいくとなんだか気分がいいんです。

なんとなくごきげんで居られる自分がいました。「第三者として」と言われた意味が良くわかりました。読み返すと他人に言われているように感じるのです。

2ページが埋まるころ(1ヶ月)には、読み返すことが楽しみで、朝起きてノートを読むと、事がスムーズに進んだりしました。

皆が寝てるのに私一人が起きていても「今日も晴れている、気持ちいい。小鳥のさえずりが心地よい」と感じた時は(こんな気持ち初めてと)驚きでした。

(今までは「なんで私だけ・・・もっと寝ていたいのに」と不満でした)

朝から私が不満気ですと、イライラするし、子供をしかりたくなるけど、朝が気持ちいいと怒ることも減りました。

そして「この頃、ママ、ニコニコでカワイイね」と娘に言われて「えッ?そう?」とちょっと嬉しかったりして・・・。

でもそうやって良くなってくると、すぐにサボりだすのが私の悪い癖で、

約3ヵ月ほど続けた褒めノートも「もういいかな?」と思ってやめてしまったら、すぐにイライラのガミガミ母さんに戻りました。

すると朝のすがすがしさを感じていたはずなのに「なんで鳥が鳴いてるこんな朝っぱらから一人起きなきゃなんないの!」と又、不満が増え、

夫との口げんかが増え、子供への注意や怒ることが増えてしまったので「まずいまずい」と再開したのでした。

思えばわずか3ヵ月の努力だけで私が変わる訳もなく、これは「子供を褒める練習」だと思って、これからも続けていきたいと思います。

もちろん再開したら、私のイライラは減り、気持ちは落ち着いていきます。

パピーさんが言われていたように「私たちも褒められたいと思っている」は、やはり的を得ていて、大人でも「賞賛」を感じていると違った気持ちでいられるんだな~、と驚いています。

ノートは、ページ数も多いので、娘用ページ、息子用ページ、パパ用ページとインデックスをつけて、それぞれの良いところを書き始めました。

私のページは自分の為、そして娘・息子・パパのページは「こういうところが好きよ」と声に出せるようにする為です。

パパにはなかなか言えませんが、娘や息子に「こういうところがあなたの良いところ。ママはそんなあなたが大好きよ」と言うと、

照れたようにはにかむ子供達がとても可愛いです♪(もちろんその後はとても素直です♪)いい方法を教えてくださってありがとうございます。

パピーメソッドで、家族も私も幸せになれそうで嬉しいです(^^)。

ココまで・・・

すみれさんには、今回「なかなか評価されないお母さん」のメルマガを書くのに、すみれさんの感想を掲載させて・・・とお願いして、

過去に頂いた感想の言葉に加筆してお返事を頂きました。すみれさん。ご協力ありがとうございました。

すみれさんも言われていましたが「自分の為だけ」ではなく「子供達を褒める練習」として取り組むと、けっこうこれが良いエクセサイズになります。

やるなら「一度で二度おいしい」方がお得ですし効率も良いですものね。

(パパにはなかなか言えない)とありましたが、ご主人も褒めてもらう機会があまりないと思いますから、もしできたらその効果は大きいはずです(^^)。

書き溜めたら、その文面を見せるだけでも違うかもしれません。是非、チャレンジしてみてくださいね♪

さて、今日のお話の似たようなケースは過去にもお話ししていますが、よろしければそちらも参考にしてみてくださいね。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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