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第1175号 本気の姿勢

パピーいしがみです。

新学期が始まって約2週間。そろそろ疲れが出たり「行きたくない」なんて言葉が出ているかもしれません。

幼稚園など、初めて親から離れるお子さんの場合、環境が変わったことで不安になっているとは思いますが、ここしばらくがとても大事。

泣き叫んで「行きたくない」と言われると、親が折れそうになりますが、

先生も良くわかって下さっていますから、引き渡してすぐ帰り、新しい環境に早く慣れさせてあげて下さいね。

さて、今日のメルマガは「本気の姿勢」としました。

何について本気なのか、本気とは何なのか、メールを頂いたショーママさんの相談内容をご紹介しますね。

ココから・・・

パピーさん、初めまして。ショーママと申します。

長男6歳、次男5歳の年子の兄弟がいますが、私が注意しても子供たちは全く聞いてくれません。

どうしたら子供がきちんと親の注意が聞けるようになるのか、それを教えてほしく思います。

ひとつ、私に心当たりがあるのは、私がずっと「脅しの子育て」をしてきたことです。

パピーさんの過去に書かれていた記事を読みました。

「鬼アプリ」を使って、子供を脅して言い聞かせる、と言うものでした。

我が家の場合も鬼アプリを使っていました。

長男が3・4歳の頃は、鬼からの怖い電話で「いい子でいます~」と泣き叫び、驚くほど従順になるのが便利で何度も使っていました。

他にも「パパに怒ってもらう」とか「おじさん(おばさん)に叱られるからやめなさい」など、

まだパピーさんを知らない時とは言え、ただ恐怖を植え付けて止めさせる、そればかりが目的なっていました。

子供も、だんだん知恵がついてきて5歳ぐらいになったら鬼アプリも「こんなの嘘じゃん」と言い出し、「ママはオレを騙してたんだな」と私の言葉を全く聞かなくなりました。

完全に信用を失い、子供に舐められていると思います。特に兄が酷いです。(弟も真似するようになりました)

ですから家の中でもゲームのし過ぎを注意すれば「うるせー!」とか「テメーは黙ってろ!」と言い、

兄弟げんかも激しく、その度にテレビが壊れたり、物を投げたりして、家がグチャグチャになります。

幼稚園からも「トラブルメーカーで困っています」「家ではどんな教育をされていますか?」と聞かれて、うつむいて謝る事しかできません。

私の失った子供からの信用って、どうしたら取り返せるでしょうか?

ココまで・・・

と以上の内容でした。

失った親の信用・・・これはまずいですよね。

幼稚園で「トラブルメーカーで困っています」「家ではどんな教育をされていますか?」と聞かれたとすると、幼稚園でもいろいろな問題行動があるのだと思います。

そこでこんなご質問をしてみました。

ココから・・・

ショーママさん、こんにちは。メール拝見しました。

長男さん、かなり荒れているみたいですね。

家の中での暴言。激しい兄弟げんか。幼稚園ではどんな事があるのかは書かれていませんでしたが、どうやらトラブルの原因を作ってもいるようです。

それで・・・当初、鬼アプリを使っていたり、「パパに怒ってもらう」とか「おじさん(おばさん)に叱られるからやめなさい」など、きちんと叱り教える事をなさっていなかったようですが、

子供が「うるせー!」とか「テメー黙ってろ!」とか言った時、ショーママさんはどうリアクションなさっているんでしょうか?

又、テレビが壊れたり、(グチャグチャの詳細が書かれていませんでしたが)物を投げて、何かが割れたり壊れたりするとき、ショーママさんはどうなさるのでしょうね?

そして、子供のケンカがあまりひどい時は「外で思いっきりやってきなさい」と家から出してみて・・・とお話ししていますが、それらはなさっていますか?

ちょっとその辺り教えてほしく思います。

ココまで・・・

こんな風にお聞きしてみましたが、子供の暴言の時は「そんな言い方は、ママ悲しいな・・・」と言ってみたり、

ケンカをしている時も「家がグチャグチャになるからやめて!」と言っている、

そして「そんなにケンカするなら家から出すよ」と言っても全然話を聞こうとしてくれない、との事でした。

結局、二人は家の中で暴れ放題暴れて、机の上に置いてあるフォトスタンドが倒れて割れたり、おもちゃを投げて花瓶にあたって水浸しになったり、

テーブルの上にあった食事をテーブルクロスごと引っ張って、お皿も割れて、食べ物も全て捨てる事になってしまった事もある、との事でした。

それでもショーママさんは激しく叱ることはせずにおられるようなので、

ダメな時はダメだと毅然とした態度で叱らないと、子供は理解できませんよ。とお伝えしたら、

ご自分は2人姉妹で育って、派手なケンカをすることもなかったので、どこまで叱っていいか分からない。

「それと・・・子供に嫌われたくないので強く言えない・・・」というお返事でした。

なるほど・・・原因はここにあったのか・・・と思ったのですが「子供に嫌われたくない」というその気持ち。実は結構問題でもあるんです。

私はこのようにお返事しました。

ココから・・・

ショーママさん、お返事ありがとうございます。

なるほど、大体分かってきました。

ショーママさんが最後に言われていた言葉「それと・・・子供に嫌われたくないので強く言えない・・・」

これが大きな原因に感じます。

誰だって親は子供に嫌われたくはありませんよね。

これは正直な気持ちだと思うのですが、正しく叱るのであれば、子供はそれで親が嫌いになる事はありません。

というより「叱れない」事が子供を暴走させてしまうし、有言実行できない親を子供は蔑む(軽んじたり下に見たりする)のです。

子供が親の言葉を聞かないのは、そこだと思います。

例えば、今まで頂いた内容で「鬼アプリ」がありましたね。あれって親が叱らなくてもいいアプリですよね。

そしてその後の「パパに怒ってもらう」とか「あのおじさんに叱られるからやめなさい」も、ご自分の言葉ではありません。

という事は「本気の姿勢」を見せていないのかな?と私には感じました。

又、暴言を吐いても、ケンカをして食事を台無しにしても、ママは厳しくは言わない・・・。

となると「ママは怒らないから、好き勝手できる」ってなってしまうのです。

これって幼稚園の時も同じで、優しい先生の時や、先生がいない時にトラブルが起きてはいないでしょうか?

現実に「うるせー!」とか「テメー黙ってろ!」と子供が言っているとしたら、(すでに異常な状態ですが)そこははっきり叱らねばなりません。感情的に怒ってもいいところです。

でも今までの姿勢をガラッと変える事は難しいと思いますから、まずはケンカを始めたら二人とも玄関から外に出すことをなさってみてください。

「そんなにケンカするなら家から出すよ」と言っても話を聞いてくれない・・・とありましたが、

これらの言葉は現実に行動に移さなければ「脅し」と同じことになってしまいます。(脅しであれば子供は聞き入れません)

ですから子供がそれを聞こうが聞くまいが、それでケンカを終えないのなら、きちんと実力行使をする。力を振り絞って二人を家から出す。

それが脅しにならないように、言ったことはちゃんと実行するのです。親の本気の姿勢を見せるのですね。(それが信用にも結び付きます)

今までやったことが無かったら、それは必ず子供の変化に結びつきます。

まずはきちんと行動に表し、そのままにしないこと。

それと「これからお母さんは怒ることにしました!」と宣言しても結構です。

怒りを表すことが苦手な人もいます。でも、それが子供の為なんだと思えばできるはずです。

叱る事も愛なんです。その子の為なんです。

是非、その意識を持ってメリハリを付けて頂きたいと思います。必ず成果は出るはずですから頑張ってくださいね♪

ココまで・・・

この後、ショーママさんからご報告を頂いたのですが、このメールの直後のお返事では、

“「そんなにケンカするなら家から出すよ」って、それを言えば子供はケンカを止めると思っていました”

とお返事を頂きました。

いえいえ違います。「出すよ!」と言ったら本当に出すのです。

言ったことは“本”当にやる。その“気”持ちだから“本気”なのですね。

その後のショーママさんからのご報告です。

ココから・・・

パピーさん。私、本気の意味が分かっていませんでした。

今、自分の言ったことは必ず実行する『本気』でやろうと頑張っています。

パピーさんから『今までやったことが無かったら、それは必ず子供の変化に結びつきます』と言われた事。

とても励みになりました。そして『叱る事も愛なんです』と言われて心を鬼にして子供を家から出してみました。

最初「そんなにケンカするなら家から出すよ」と言っても全く無視。

その姿を見て、いよいよだ、と覚悟して、二人の襟をつかんで玄関に連れて行き、ドアから放り出して扉を閉めました。

その時、上の子も下の子も「えっ?」という顔をしていました。

そして鍵をガチャリ・・・と。

すると長男がドアを叩いて「なんで閉めるんだよ!」と言いましたが「家から出すって言ったよね」「ママ、怒ってるんだよ!」と言うと、

暴言だった口調が「ママ、開けて~家に入れて~」と口調も変わって懇願してきました。(「うわ、今までと全く違う」と思いました)

次男もいっしょになって泣きながらドアをドンドン叩きます。

「もうケンカしないから~」「もうケンカやめるよ~」「ね~ママ~!」といつもの高飛車な物言いはどこいった?と思いました。

でもここで許したらいつもと同じだ、と思って私は大きな声で

「ケンカしたいんでしょ。どうぞ好きなだけ外でやりなさい。ママは止めないからやりたいだけやりなさい」と言いました。(もうドキドキでした)

しばらくはドアをドンドン叩き、インターホンも何度も鳴らしていましたが、くじけそうなのでインターホンの電池も抜きました。

子供の反省している声を聴くと、すぐに私の気持ちが折れてしまい「分かればいいんだよ」と迎え入れてハグしたくなってしまうのですが

今回は『厳しくするんだ。本気を見せるんだ!』と約30分ほど、ドアを開けずに我慢しました。

(何分ぐらい外に出しておけばいいのか、パピーさんに聞いておけばよかった、と思いながら)

弟もずっと泣いているみたいだし、兄もかなり反省しているみたいなので玄関から「どう?30分経ったけど、少しは悪かったと思ってる?」と聞くと、

「は~い。思ってます。入れてください~」と言うので、鍵を開けて、家に入れました。

しょんぼりしている顔を見ると、抱きしめたくなってしまいましたが、弱みを見せたらだめだ!と思って無口で通しました。

兄も弟も真っ黒い顔をして(かなり泣いたのだと思います)「ごめんなさい」と言いました。こんなに素直なのは久しぶりでした。

顔を洗う様に言って「お母さん、怒ったら怖いからね」と言うと「うん」とうなづき、その日は本当におとなしかったです。

その後も、ケンカが始まる事はありますし、暴言を吐くこともありますが「お母さん、怒るよ」と言うと、「あ、ごめん」と言って注意してくれます。

パピーさんが「必ず成果は出るはずですから」と言ってくださったように、その後は、今までの態度とは全然違っています。

今まで私は「優しいママ」が一番だと思っていました。

でも今回の事で「叱る」と「褒める」は同じぐらい大切なんだとつくづく分かりました。

「叱るのも愛」と言われたパピーさんの言葉を胸に、これからも正しい「叱る」ができるように頑張ります。

今回は、大事な事を教えて頂き、ありがとうございました。

ココまで・・・

ショーママさん、かなり頑張ってくださったようです(^^)。

子供を許したい、迎え入れてあげたい、でも叱る事もしなければならない、と、とても葛藤している様子がひしひしと感じられました。

本当はとても子供思いの優しいお母さんなんだと感じます。でも本当に「叱るは愛」で、絶対に必要な事なんですね。

ただ、ショーママさんのように「叱れない」という方は少数派です。

多くの方が「叱り過ぎ」で、そんな方の場合は「褒める」事がキーポイントになりますが、

今まできちんと叱っていなかった方にとっては、「本気で叱る」事が子供達にドキッとさせるいい刺激になるのです。

(ですから誰にも同じような効果があるとは思わないでくださいね)

子供達の様子はさまざまな原因が考えらえれます。だからその時の対処もさまざま。そのご家庭それぞれ。

そしてショーママさんも言われていましたが“「叱る」と「褒める」は同じぐらい大切”ですからね。

ご参考にして頂けると嬉しいです。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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