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第1183号 ブルーオーシャン理論

こんばんは。パピーいしがみです。

関東では梅雨入りしたそうで、先週は雹(ひょう)が降った地域もあったのですね。

それもピンポン玉~子供のこぶし大の大きさで「あんなのに当たったら怪我するだろうな~」と思っていたら、

駐車場の屋根を穴だらけにしたり、学校の窓ガラスを何十枚も割ったり、車のボンネットをへこませたりと、けっこうな被害もあったようです。

線状降水帯やゲリラ豪雨など「10年に1度」と言われる被害が毎年出ていますから、これからの季節、どうぞお気をつけくださいね。

今、新学期も落ち着いてきて、そろそろ何か習い事を始めようかな~?と考えている方、多いと思います。

私も常々「自信をつける目的なら運動系が良いですよ♪」とお話ししているので、運動系で何か?と探されている方もいらっしゃるようです。

ただ・・・運動系であっても、せっかく自信を持ってほしくて始めたのに、返って自信を失ってしまったというケースも少なくありません。

特に運動の苦手なお子さんや、あまり積極的でなかった場合の選択には気を付けて欲しいな、と思っています。

決められた後や、1・2週間やってみてのお話を聞いて「あら~」と思う事が時々あるので、ちょっとそのお話をしたいと思います。

又、それに合わせて、今日の題名の「ブルーオーシャン理論」のお話もしたいのですが、

ブルーオーシャン理論」(もしくはブルーオーシャン戦略)って、聞いた事はあるでしょうか?

これは子育ての理論や考え方ではなく、起業やビジネス上の考え方です。

私がこの考え方を初めて聞いたのは、20年以上前でした(ネーミングはその後だったと記憶しています)が、

これって例えば会社が新しい事業を展開させる時、需要が高い競争の激化している業種で頑張るか、それともライバルがいない業種の方がいいのか?というお話です。

【ブルーオーシャン】というのは直訳すると「青い海」、それに対して【レッドオーシャン】「赤い海」があります。

そして収益をそこで取れる「魚」という意味でした。

【レッドオーシャン】とは、魚の多い場所に沢山の船で漁をしに行くイメージです。

「赤い海」は、競争の激しい市場の事を言い、「青い海」をライバルの少ない未開の市場の事として使います。

私が話を聞いた時、携帯電話が一般的になり始めて、それこそ飛ぶように携帯電話が売れて、携帯ショップが乱立している時でした。

右肩上がりに携帯電話事業が伸びて行ったのです。

確かに求める人は多かったのですが、携帯電話を作るメーカー・インフラを整備する通信事業会社・そして携帯電話を販売する会社。さまざまな会社が生まれました。

その業種って、高い需要があったので、我先にと商売をする方が集まる、まさにレッドオーシャンだったのですね。

大きな市場ができ上がっているので、参入するのも簡単。ただそこに参入してもライバルが多すぎて熾烈な競争が起きる・・・というものです。

数年後、携帯電話は多くの人にいきわたり、自然淘汰されていきました。

今では携帯ショップって、それぞれのキャリア会社以外は無いですよね?

魚の多い場所に船を繰り出して行った人たちは、短期間で漁をやめざるを得なくなってしまったのです。

同じように、数年前、タピオカブームがありましたね。多くのお店ができました。

あのタピオカ屋さんも、今はあんまり見なくなりましたね。どれもお客さんが多いレッドオーシャンに、沢山の漁船が漁をしに船を出したのです。

私はこれと同じことが、子育ての現場でも起きていると思っています。

まず子供に良い教育を受けさせたい・勉強ができる子にしたい・少しでも良い学校へ・・・という考え方。

これは昔からあって、一旦は見直されてはきたのですが、またこの頃、子供の数が減るとともに増えてきています。

お受験の為の塾。低年齢からの勉強の習慣化。

そんなお話を聞くと「あ~、レッドオーシャンへ船出したのね」と私は思います。

そして習い事もそんな傾向があります。

例えば・・・今、サッカー教室ってものすごく多いのはご存知ですか?

Jリーグが始まって、日本でサッカーブームが起きたのが1992年でした。(約30年前です)

そこから日本のサッカーのレベルはどんどん高くなって、今では外国のチームで活躍する選手が沢山いますよね。

当時、多くの男の子の夢は「Jリーガー」でしたし、サッカー人口はどんどん増えて行ったのです。

いえ、夢をもって運動を頑張る事はとってもいいのです。

もし、本人が「サッカー面白い!もっと上手になりたい!」という姿勢でしたら何も問題はありません。

親は是非、応援してほしいし、何なら練習にも付き合ってあげて欲しいです。

ただ・・・その環境って、けっこうなレッドオーシャンなのです。

運動で私が考える魚(目的)は【自信】です。

たくさんの子供が集まるサッカー教室って、先ほどの「サッカーブーム」世代を過ごしてきた親のお子さんが多く、

幼少期からみっちり練習をしている子だったり、子供の試合の応援はもちろんの事、練習にも必ず駆け付け、

練習課題を考えたり、独自でメニューを作ったり、監督やコーチに進言したりする熱心な親が、本当に沢山いるんです。

当然、子供達の実力差も天と地ほどの違いがあるので、同じグランドで一つのボールを追いかけたら、圧倒的な違いを見せつけられたりします。

そうなったらどうでしょうね?手が届かないほど上手な子を見て、子供は自信がつくでしょうか?

もちろん子供達がその中に入って「自分ももっとうまくなってやる!」とか「負けないぞ!」と思ってくれたら、それは最高ですが、

歴然とした差を目の当りにしたら・・・自信をつける前に落胆してしまうんじゃないかな?と思うし、実際に

「サッカーをやらせてみたけど、“へたくそ”とか“お前、ボール触るな!”とか言われて、自信どころかやる気を失くしてしまいました」なんてご連絡を頂くことがよくあります。

そうなんですよ。あるんですよね。

上手い子がいるチームスポーツって、その子中心で回ってしまって、子供の序列や、親の発言権まで子供の技術力の高さで決まってしまう傾向があるんです。

先日お話した「カースト」が生まれてしまいやすいのです。

今までも自信をつける為の運動なら「チームスポーツより個人種目がいいですよ・・・」とお話はしてきたのですが、

運動 → → → “手軽なサッカーを”となってしまうケースはかなりあるみたいです。

もしかして私がサッカー嫌い?と思ったかもしれませんが、

いえいえ。私自身、サッカーを否定するつもりは全くありません。否定どころか、どちらかと言うと大好きで、

それこそ昨年まで青森山田で活躍し、FC東京に入った松井君。そのライバルでもある静岡学園からジュビロ磐田に入った古川君など、心から応援していますが、

子供に自信をつける土壌としてのサッカーは・・・「ん~レッドオーシャンだな~」って思うのです。

私も「このスポーツは×」「このスポーツは〇」とは言いたくないけど、どうやったらそこを理解してもらえるかな?と考えていて、

はたと思い出したのが、この「ブルーオーシャン理論」でした。

私たちが子供に持たせたいのは【自信】です。

それは単純に「自分にもできた!」という気持ちを持たせたい。「練習や努力でできるようになる喜び」を味あわせたいという願いなのですが、

それが味わえるためには、争いが熾烈な【レッドオーシャン】ではなく、まだそんなに競技人口が多くない【ブルーオーシャン】が良いのです。

例えば、東京オリンピックで誰もが知るスポーツになった「クライミング」や「スケートボード」って良いですよね。

まだまだこれからのスポーツで「クライミングやってるんだ♪」なんて言ったらカッコイイし、

体一つで壁をよじ登るんですから、当然四肢の筋力は発達します。もちろんレベルに応じて難易度も違い、「できない」ものが頑張ることで「できた!」にも変わりやすいです。

スケートボードだって最初は簡単に進みません。片足をボードに乗せて走るのだって最初は誰だってできません。

でも、これができるようになったら感動ものです。風を切るようにスムーズに走り出したら、もう楽しくって夢中になります。

ジャンプができなくたって、パークに入らなくたって、ボードに乗れただけで「面白い」のです。

そして周りにいる上手い人を見て「あんな風になりたい!」と思ってくれたら、目標も明確になります。

それにスケートボードのスクールでは、ヘルメットや肘・膝のプロテクターをしっかり付けますから、安全なうえ、転び方も上手になります。(この転ぶことに慣れるのが体を守る受け身になります)

私の会員さんで、もう長いお付き合いのある方がおられます(その方は3人のお子さんがいて、上の2人はもう成人されています)。

一番下の娘さんは、軽度の発達障害をお持ちです。

でも運動を頑張ってくれて、最初はポートボールをやっていましたが、周りから理解してもらえなかったり、辛い事が多かったけど、

小学校高学年で卓球に変更して、そこから「もっと上手になりたい」と他の人よりも熱心に、親も一緒になって練習に取り組みました。

卓球は個人競技ではあるけれど、地域によってはかなりのレッドオーシャンです。ひたむきな練習を重ねているのに結果はなかなか出ません。

又、発達障害があるとどうしても器用に体を使えなかったりするので、より結果は出にくいものなのですが・・・

でもその子は、中学最後の市の大会では9位にまで勝ち上がりました。

大会で結果を残したのはもちろん。そこまで練習をし続けた事。「強くなりたい!」と頑張れた事。

そして彼女の頑張りを周りの人たちが見てくれていて、沢山の方が応援をしてくれた事。それが何より素晴らしいな~と思います。

つい先日、その方からご報告があって、その娘さんが今、自分の特性について理解して

「私にはこう感じるんだよね」とちゃんと自分で自分のくせを理解をして話してくれた・・・とご報告くださいました。「もう私を超えています」と。

上のお兄ちゃん、お姉ちゃんも自分の道を見つけ、自立して歩き出し、又、末っ子の娘さんも上手に育っている。

そのお母さんは文末に「私は間違いなく幸せなお母さんです」と書いてくださっていましたが、

それがとてもとても嬉しくて、最後に少しだけ、ご紹介させて頂きました。

ブルーオーシャン理論

もし、ご存知なかったら、一つの参考として知っておいてくださいね♪

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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