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第1188号 自信を付ける準備

こんばんは。パピーいしがみです。

参院選、終わりましたね。選挙行かれましたか?

今、すごい円安が進んでいるのは、みなさんご存知だと思いますが、

“世界の幸福度ランキング”というものが有り、今の日本は何位かご存知でしょうか?

なんと、G7では断トツのビリで62位。6番目のイタリアでさえ30位ですから、他の6国とどれだけ離れているかよくわかります。

少子化対策も・・・ですよね。

私は、将来の為にも、もっともっと子供を持つ世代を優遇して「家族っていいよね」「子供がいると楽しいね」って感じてもらうことだと私は思うのです。

少子化対策、うまく行っている国もあるんですよ。スウェーデン・オランダ・フランス・・・。

そしてそれらの国は、幸福度ランキングでも上位です。

日本は・・・国としては残念な状態ですが、それでも市町村単位で頑張り成功している所はあります。そんな市町はとても活気づいています。

いつか議員さんがその重要性に気づいてくれるを待つしかないのですが、

それでもこのメルマガをお読みの方だけには「家族っていいよね」「子供がいると楽しいね」って感じてもらいたい!って強く思っています。

という事で(前置きが長くなりましたが)今日のタイトルは「自信をつける準備」としました。

自信を付けた子は、将来に希望を持ってくれますからね♪もしかしたらそこ中から熱いリーダーが出てくるかもしれません。

今回、ご紹介するご相談は、むっちゃんさんから頂いた内容です。むっちゃんさんからはこんなご相談を頂いていました。

ココから・・・

お世話になっております。

新年度、年中さんになって、新しいクラスで新しいお友達もできて、本当によかったなと思っております。

そんな中、先日、娘が遊ぼうと手に取ったパズルを、仲良くなったお友達に「それ、〇〇ちゃんのー!」言われて取られてしまったと話しておりました。

「その時、あなたはどうしたの?」と娘に聞くと、「泣いちゃった」と言っており、悲しかったんだなと思います。

しかし「別に取られてもいいの。〇〇ちゃんが終わるの待ってるから」「〇〇ちゃん優しい時もあるんだよ」と娘は続けて話しておりました。

親としては(今から心配し過ぎなのかもしれませんが)小学校に上がった時に、いじめなどにもあわないように『イヤと言えるようになって欲しい』という思いがあります。

そのため娘に「そういう時は、やめてって言っていうんだよ」や「悲しかったら先生のところに行きな」などと、つい言ってしまうのですが、

これじゃ指示になってしまって、娘のプレッシャーにもなってしまうのかなと後から思って、

「譲ってあげるなんて優しいね。お友達の良いところも見つけられてえらいね」と話しました。

しかし、その後も話を聞いてみると「イヤだけど恥ずかしくて、お友達には嫌って言えないの」

「イヤって言ったらお友達は分かってくれるって知ってるんだけど、仲良しの子には言えない」と泣きながら言っており、

「やっぱり嫌か~」と思い、その時は「そのうち言えるようになるから大丈夫だよ」と話して終わったのですが、こんな時、何と言ってあげたら良いのかなと悩んでおります。

嫌と言える練習になるように、家では姉弟喧嘩もとめずに見ていると、弟には、しっかり言い返したり出来るのですが(やり過ぎなほどに(笑))

相手が仲良しのお友達となるとやはり違うようです。

少し前にも、娘の使っている水筒が変だと別のお友達に言われて、悲しかったと本人が気にしており、「変じゃないよ!って言い返しなよ」と話したのですが、

あまりこういう事を言うとプレッシャーになりそうで、何て言ってあげたらいいのか。

「イヤと言える子に」という思いに私が縛られ過ぎているのかな、かと言っていつも言えず我慢してるのも可哀想だなと思ってしまって、つい指示のような口出しをしてしまうのですが、、、。

(後略)

ココまで・・・

年中さんになってクラス替えがあり、新しくできた友達。

まだ遠慮もあるし、なかなかバシッと言えない。その気もち、よくわかります。

でも「イヤな事はちゃんとイヤと言わせたい」というむっちゃんさんの思いも良くわかります。

ただ本人は「イヤって言ったらお友達は分かってくれるって知ってるんだけど、仲良しの子には言えない」のようにちゃんと理解もしているようですから、

これについて、あえて「ちゃんとイヤって言わなきゃだめでしょ!」って言う必要はないかな~、と思いました。

ただ一つ。友達に取られてしまったおもちゃを「譲ってあげた」として褒めたところがありましたが、それは私はいらないと思います。

というのは「ちゃんとイヤって言うんだよ」と教えられていて、本人も難しいけど頑張ろうとしているところで「譲ってあげられて優しい」って言ってしまえば、

「できなくても穏便に済ませればいいのかな?」と思ってしまう(楽を選んでしまう)可能性もあるからです。

でも娘さんの場合、弟さんともちゃんと姉弟喧嘩もするようですし、本人にもすべきことが分かっている。

時期的にも(新しくできた友達なので)言いにくい気持ちがあるのでしょう。

ですから「大丈夫。そのうち言えるようになればいいよ♪」で良いと思うのです。なのであとは言える「勇気」ですね♪

とお返事しておきました。

そして運動などで「自分で結構やるじゃん」という経験値を増やしてあげると良いと思います、と付け加えて。

そうしたらむっちゃんからお返事を頂きました。

ココから・・・

お返事、アドバイスを頂きまして、どうもありがとうございます。

これからも、やっぱり『イヤと言える子に』という方向で、出来なくても決して責めず「大丈夫だよ、だんだん出来るようになるよ♪」と娘を励ましていきたいと思います。

運動の方は、年少では鉄棒の逆上がりを何回も練習してできるようになり、

最近は、小さめの雲梯(うんてい)を購入して毎日練習し、小学校の校庭にある雲梯を端から端まで制覇できるようになりました。

大縄も今幼稚園で流行っているようなので休みの日は練習し、100回以上飛べるようになりました。

でもやっぱり上には上がいて、娘は「〇〇ちゃんはもっと出来るんだよ」と、ときどき言っています。

9月には運動会もあるのでその前には、かけっこの練習もしたいと思っております。

娘は緊張で体が硬くなるタイプなようなので、本番で1番になれなくても、練習を頑張った自分を娘自身が認められるように、沢山褒めたいと思います。

娘の自信につなぎたいです。

ココまで・・・

と頂きました。

これを読んでビックリしました。

最初にお話しした通り、むっちゃんさんの娘さんは、まだ幼稚園の年中さんです。

年中さんで逆上がりができる、縄跳びが100回跳べる、うんていを端から端までできる・・・なんて子は、そうそういません。

他にももっとできる子がいるみたいで、本人は「私はそんなにすごくない」と思っているようですが、

いえいえ、今、小学生1年生もほとんど逆上がりはできません。

逆上がりは小学生3年生ぐらいで必修になるとは思いますが、多分、小学校に行ったとき、先生から「お手本でやってみて」とか

「できない子に教えてあげて」など声を掛けられ、その時に「あ、私ってすごいんだ」って分かると思います。

また、9月の運動会の為にかけっこの練習も・・・とありましたが、縄跳びがこのかけっこの練習にはとてもよくて、

ふくらはぎの筋肉が鍛えられて、スピードアップには最適です。

ですから「あなたの年齢で逆上がりができるなんてすごい」「雲梯で端から端までで きるなんてすごい事だよ♪」と言ってあげて欲しいです。

もし「みんなできるよ」と言ったら、

「そうなの?でもね。今、小学生でもできない子は半分ぐらいいるんだよ。今、あなたができている事。『私ってけっこういいじゃん』って、思っていいんだよ♪」と言ってあげてほしく思います。

とお願いしておきました。

むっちゃんさんからはこんなお返事を頂きました。

ココから・・・

ちょうど先日、部屋の鉄棒で娘が逆上がりをしていたので、パピーさんのお返事 にあったように、

その年齢で逆上がりができるなんてすごい事や、小学生でもで きない子は半分ぐらいいる事、

『私ってけっこういいじゃんって、思っていいんだ よ♪』と話しました。

そしたら娘は「いっぱい練習したからね♪」と得意げでした。ありがとうございました。

ココまで・・・

とお返事頂きました。

なるほど、むっちゃんさん、「小さめの雲梯を購入して」と書かれていたのですが、家庭用の鉄棒もご自宅にあるのですね♪

実はこの「家庭用の鉄棒」。メルマガではあまり書くことが無かったのですが、実際のご相談の中ではとてもお勧めしています。

と言いますのも、こういった運動器具は「つねに触っている」だけで必要な筋肉や運動能力が付いていくからです。

例えばテレビを見る時に鉄棒にぶら下がって見ていたり、棒にお尻をのっけてバランスを取りながら見ていたりして、

触りながら、よじ登りながら、ぶら下がりながら、知らないうちに筋力強化をしていくのです。

特に幼少期は体が軽いので、よじ登るのも比較的簡単。

本人はまったく練習しているつもりは無くても、遊びの延長でどんどん体が作られていくんですね。

そしてバランス感覚や腕力。腹筋なども自然に身に着けていくのです。

なのであまり苦しい思いをすることなく「できちゃった」を経験できたりします。

その上、小学校では必ずある体育の時間。そこでちょっとした優越感と「私っていいじゃん♪」と思える時が必ず来ます。

また、こういう「できた♪」が一つあると、関連したものへのチャレンジ(むっちゃんさん宅で言えば雲梯や縄跳び、かけっこ等)に波及していきますからね。

さらに自信をつけるアイテムが増えていくわけです。

今までお話しする機会が無かったこの家庭用の鉄棒ですが、今年の夏は暑くなりそうですし、コロナ感染の心配も多く、

家庭で過ごすことが多くなり「暇だ~」と訴えるお子さんが増えそうです。

そんな時、一つ、こういう「自然に体力強化できる器具」があると、子供は知らずに上手になっていきます。

そんな「自信をつける準備」として、ご自宅での鉄棒。おすすめです。是非、ご検討してみてくださいね♪

ちなみに「やめて」と言えなかった娘さんですが、その後「お友達にオモチャをとられちゃったんだけど、やめて!って大きい声で言って返してもらったの」と連絡があったそうです。

まだまだ先か?と思っていたむっちゃんさんは、「頑張ったね、すごいよ、すごいすごい!」と娘さんと一緒に喜んでくださったそうです。

そして・・・「娘は確実に、以前よりずっと自信を持った子になっていると思います」とご報告を下さいました。

一度「ヤメテ」が言えれば、これからも言えますからね♪ご報告、ありがとうございました。

子育てで運動が大切な理由はこちらにも書いています。
ご参考になさってくださいね。

https://www.age18.jp/back1159.html

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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