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第1212号 10年の歩み

こんにちは。パピーいしがみです。

今年最後のメルマガです。いよいよ令和4年も終わりますね。

今月、嬉しいご報告を頂いたので、2022年の最後のメルマガとしてぴょん吉さんから頂いたメールをご紹介したいと思います。

ぴょん吉さんは、長女さん、次女さん、そして長男さんの3人のお子さんのお母さんです。悩みの種は次女さんで、最初に頂いたご相談はピアノの練習をしない、という事でした。

びょん吉さんは「自分が習いたい!」と言って始めたのに!ピアノだって高かったのに!ととてもご立腹でした。

でもある時を境に次女さんが人が変わったようにピアノに打ち込み、今ではピアノだけでなく、様々な面でも良い影響が表れているのだそうです。

(嬉しい話で、今年最後を飾るのにとても良いと思って、ご紹介のお願いをしました)

先にぴょん吉さんから頂いたメールをご紹介しますね。

ココから・・・

パピーさん。お久しぶりです。今回は10年も前に会員になった私にも、快くCDデータを送ってくださってありがとうございます。

無事、ダウンロードできまして、ほんと久々にパピーさんの声をお聞きして(実はCDも紛失していました)あのころの記憶がよみがえってきました。

今回、簡単な近況をご報告させていただいただけなのに、「あれからの次女さんの様子はどうですか?あの頃、ピアノの練習をしなくてお悩みでしたね」とご連絡くださって、「え~、パピーさんは、相談内容まで覚えているの?」と驚きました。

あれからの次女は人が変わったようにピアノに打ち込み、その時に夫婦で「これがパピーマジックか?」と驚いたのを覚えています。

その衝撃もあって、パピーさんのメソッドをもっと習得しよう!と夫婦で勉強して、次女だけじゃなく、長女も、当時まだ2歳だった長男も、すくすくと成長しました。(主人は管理職になって、パピーさんのメソッドがとても役立っているそうです)

現在、長女は高校2年生。次女は今年度受験の中学3年生。長男は小学6年生になりました。

・・・注釈・・・

ここで、以前にぴょん吉さんにお返事した内容を記載したいと思うのですが、

簡単に経緯をお話ししますと、ぴょん吉さんご自身は子供のころ(小学1年生~6年生まで)ピアノの習っていたものの、それ以降は全くピアノを触っておらず、

練習がつらかった思いもあり、子供たちの習い事にもピアノの選択肢はありませんでした。

ところが次女さんが小学校1年生になる年に、友達の発表会を見に行って「私もピアノを習いたい」と言い出したそうです。

今でこそ電子ピアノのタッチが良くなりましたが、当時はまだ「最初に習うなら本物のピアノで・・・。上手になると良いピアノが欲しくなるから」の考え方が一般的で、

購入までもすったもんだあったそうですが、友達が音の出るピアノで練習していることもあり、ぴょん吉さんもアップライトピアノを購入されました。

(これは想像ですが)当時の相場で大体40万~ぐらいだと思います。

ぴょん吉さんは次女さんに「安いものじゃないからね」「簡単にやめるって言わないでよ」「毎日練習するって約束して」と何度も何度も釘を刺し、ご実家の援助も含めてピアノをご購入されました。

ところが・・・次女さんはたった1か月で飽きちゃったそうです。

それからはピアノの練習をさせるために毎日四苦八苦の状態が数か月。

最初は優しく「毎日5分でいいからやってみよう」とか「今日もきれいな音を聞かせてほしいな~」など、褒めたりおだてたり、なんとか練習させようとしましたが、

全然やる気を失ってしまった次女さんは、どんどんピアノから遠ざかり「レッスンもやめたい」「ピアノ嫌い」とまで言い出してしまいました。

ぴょん吉さんも「自分がやりたいって言い出したんだから!」とか「毎日練習するって約束したでしょう!」から始まって、

「じいじやばあばの大事な貯金から出してもらったんだよ!」「あなたが頑張るって約束したから買ったんじゃないの!」「約束守れないんだったらママもあなたとは約束しない」「もうディズニーランドにも連れてかないし、アイスも買ってあげない」まで。

おだて、なだめ、叱り、命令、脅迫、交換条件・・・すべてやってみて、どれもうまくいきません。ご主人は毎日耳にする妻の叱責と、次女さんの泣き声で辟易。

そして、すぐに泣いたり、すねたり、ふてくされるようになってしまった次女さんを見て、ご主人も「もういいよ。ピアノで性格が悪くなるぐらいなら、やらない方がいい」と言い出し、

ピアノ教室もやめて、ピアノもどこかで買い取ってもらおう、となりかけている時、私のところにご相談を頂きました。

そこで私はこんなお返事をしました。

ココから・・・

ぴょん吉さん、こんにちは。メール拝見しました。

次女さん、ピアノ飽きちゃった?みたいですね。ぴょん吉さんの気持ち「自分から言い出したのに!」もよくわかりますし、

「簡単にやめるって言わないでよ」「毎日練習する」ってあれだけ釘を刺したのに・・・という気持ちもすごくわかります。

ピアノだって、弦の張った本物のピアノのようですから、結構値も張りましたよね。ご実家のお父さん、お母さんも力になってくれた、とのことですから簡単には諦められません。

それらの大人の事情も考えず、「やりたい」と言い出して聞く耳持たず、やってみたらすぐ飽きちゃって・・・と、腹が立ちますよね。すごくわかります。

ただ、今、なんとか練習させようとされていますが、私はポイントはそこじゃないと思うのです。

いえもちろん練習は必要です。でもその前に大前提ともいえるのが「やる気」なのです。

「たった5分の練習」でさえ、このやる気が落ちてしまっていれば「(わずか5分であっても)時間を割くのが嫌」になってしまうんですね。

そこで子供がやる気になるにはどうしたいいか?なのですが、もちろん「褒める」のもいいのですが、その前に「やりたくなる環境を作る」ことなんです。

ぴょん吉さんご自身はピアノを1年生~6年生までお続けになった、と書かれていましたね。とすると今も結構弾けるでしょうか?ブランクがあって難しいでしょうか?

どちらにしても今は、次女さん以外に家ではピアノを弾く人がいないようなので、多分、次女さんが練習していてもいつも一人だと思うのです。

でももし一緒になって取り組んでくれる誰かが家にいると「やる気」も変わってきます。

また、自分以外の誰かが「次女さんが弾かないんだったら、私がやる!」みたいに、次女さんだけのピアノを他の人が使うようになると「私のピアノなのに!」とやきもちを焼いたり、「私が弾くの!」という気持ちが起きたりします。

おまけに全く弾けなかった「私以外の誰か」が練習をしだして上手になると「なんで私のピアノで練習して上手になってるの!」って面白くもありません。

そんな風に「自分一人じゃない」という状況を作ったり、「自分の物」のはずが誰かが触るようになったり、「自分が練習していない間に(自分以外の)誰かが上手になる」のを感じたりすると、本人のやる気をくすぐる環境が作られると思うのです。

ここまでやって、それでもやる気が出なかったり、「どうぞ、使って。私使わないから」と言うようでしたら、諦めて買い取ってもらうしかないのかな?と思いますが、

もう少しだけチャレンジしてみて、次女さんが変わるかどうか、実験のつもりでやってみたらどうでしょう?

20年以上のブランクがあるとしたら、ぴょん吉さんがその役をやってみるのも良いと思いますが、もしできたら(本当に「もし」ですが)お父さんがここで一肌脱いでくれると最高だな、と思います。

お父さんはピアノの経験はないですよね。そういう意味では次女さんと近いスタート地点なわけです。(特に男性は指先の作業は苦手な人が多いです)

それでお父さんが毎日ピアノを触り、上手になったとしたら、次女さんのやる気に火が付くかも?と思うのですね。

大人は上達が遅いですし、次女さんがやる気なったら簡単に追い抜けるでしょう。

そうなったら次女さんは“常に「他の誰か」より自分が上手でい続ける”ので、その後も練習を続ける可能性が高いです。

これは鉄棒や一輪車などでお母さんも一緒にやるとこんな効果がありますよ・・・と過去のメルマガでもご紹介したのと同じ考え方(運動の苦手なお母さんほど効果的)なのですが、

もしお父さんが力になってくださると、次女さんのやる気が高まり、上達をするための良きライバルとなったら・・・驚く結果になりそうに思うのです。

お父さんはどうでしょう?実験だと思って一肌脱いてくれないでしょうか?

ココまで・・・

私としては経験者のぴょん吉さんが、もう一度ピアノを始めるのも良いと思いましたが、もしお父さんがピアノに向かってくれたら、

次女さんにとっても男性がピアノを弾くのを見るのは新鮮だと思いますし「パパには負けられない」と思ってもくれるのじゃないかな?と思ってダメもとでの提案でした。

そして、ご主人のお返事は意外なものでした。

その後はこうなったそうです。

・・・・ご報告の続きです・・・・

パピーさんから「お父さんが一肌脱いでくれないかな?」とご提案頂いてすぐ、パパに頂いたお返事を読んでもらったら

パパが「実験か~。おもしろそうだね。パパの力が試されるわけだ。よ~し、オレもピアノやってみるよ。」と言ってくれました。

パパは本当にピアノは初めてのなので、レッスンに行く前の段階です。

ですから最初は私がパパに教えました。まずは手の置き方から。もちろん右手だけ。ドレミ~ドレミ~ソミレドレミレ~と、超簡単なチューリップでさえなかなか弾けません。

一本指ではなく、それぞれの指を動かすのは、初めての人にとっては本当に大変です。汗をかきかき30分ぐらい格闘して、できるようになった時には、「できた~オレ、すごい!」と感激していました。

その時はまだ次女は「ふ~ん」という感じでしたが、パパは仕事から帰ってきて5分、朝出勤前に10分。土日の休みには30分と、わずかな時間でも2週間ほど続けると、初日とは比べ物にならないほど上達していました。(それでも次女の方が全然上手です。あたりまえですが)

すると、それまで「弾きなさい」と言えば「イヤ!」と反発し、叱ると泣いたりすねたりしていた次女がなんと自分からピアノを弾き始めました。(こっそり)

別に命令したわけでも、おだてたわけでもありません。私もパパもパピーさんが提案してくださった「実験」をしているつもりだったので、ほとんど諦めていましたが、

次女が自分からピアノを弾き始めた時には夜に「本当にやり始めたよ」と、二人でガッツポーズしました。パパも「パピーさんすげえ!」と驚いていました。

次女が自発的に練習をすれば、私も心穏やかでいられます。今日は10分もやったね♪~今日は30分もできたね~となり、音もしっかり、リズムもとれるようになりました。

レッスンも嫌がらなくなり、テキストも超初心者用から、だんだんにステップアップして、パパは次女のおさがりのテキストを使って、相変わらず隙間時間で練習していきました。

次第に次女がパパに「そうじゃないよ。こうだよ」と教えてくれるようになり、二人はピアノを弾きながら談笑したり、

パパがふざけて次女に「先生!さすがですね」なんて言えば、次女も「パパも上手になってますよ」とコントのように言ったり。家庭内の雰囲気もとても良くなりました。

次女の自発性も高まり、パピーさんが言われた“常に「他の誰か」より自分が上手でい続ける”環境がこれほど本人のやる気が高まり持続するのか?!と驚きました。

パパのピアノは3年ほど続きましたが、管理職になってからは時間が取れず、次女のライバルを卒業することになりましたが、次女はそれからも自発的に練習を続け、1日1時間の練習を自分に課して、毎年の発表会に参加しました。

コロナ前には学校内の合唱コンクールでピアノの伴奏をしたり、今はやりの曲を譜面を見ずに弾けるようになったり(耳コピというのだそうです)友達のリクエストを弾いたりして、ピアノから友達の輪が広がったようでもあります。

小学校の最後の作文では「継続は力なり」という内容で、どれだけ毎日の練習が上達に結びつくのか、を自分の体験をもとに書いていました。(1日5分も練習をしなかった子がですw)

中学2年生の時に、ピアノの先生には「来年から受験なので、卒業させてください」と自分で言って(これもパピーさんから学んだことです)3年生になってからは気分転換のために、受験勉強の合間に弾いています。

今まで習ったクラシックの曲や、Jポップ、ジブリやディズニー映画まで、本当に上手になりました。「こんなに弾けたらいいな~」とうらやましいほどです。

今のお気に入りはAdoの“新時代”です。

次女の話ばかりでしたが、今、高校生の長女が中学の時に、嫌がらせと言うか、軽いいじめがあって、その時もパピーさんの過去の記事からヒントを頂いて解決しています。

長女にも読ませ「我慢するのが絶対にいけない」と、親も子供も同じ認識で、まずは加害者のリーダー格の子に対して、長女がバンと机をたたき「売られたケンカは買ってやる!」と言い放ちました。

もし大事になったら親も出ようと思っていたのですが、普段語気を荒げない長女の変貌ぶりに驚いたらしく、嫌がらせもピタッとなくなりました。今ではその時のリーダー格の子も良い友達です。

長女はこの経験があって、高校から柔道部に入りました。

最初は全くの初心者で心配していましたが、初心者という事が良かったのか、先輩にもかわいがられるし、技を覚えてからは男の子相手に乱捕りしたりして、今、すごく自信に満ち溢れています。

時々弟が長女に絡んでいきますが、横四方固め?をすると、体が大きい長男が全力で抵抗しても全く動けなくなります。今の長女は怖いものなし!です。パピーさんが「運動大事」「自信大事」と言われたことをひしひしと感じています。

当然、からかい、嫌がらせ、いじめなどは皆無です。

末っ子の長男は6年生になりましたが、お姉ちゃんが柔道で圧倒的に強いし、真ん中の子は小さい時から取っ組み合いのけんかをしても負け知らず。

なのでよくある“末っ子の長男”の甘えた様子は全くありませんし、我が家の姉弟は秩序が明確なこともあり、お互いのプライバシーも浸食せず、仲もいいです。

家庭内の秩序もパピーさんに教えていただいたことです。これらも早い段階で習得出来た成果かな?と思っています。

長男本人は中学に行ったら部活は何をしよう?と今からすごく楽しみにしていますし、3人が3人とも「今が楽しい」「家族が好き」「兄弟が好き」「自分が好き」と言ってくれています。

思えば、次女のピアノから始まった、パピーさんの勉強でしたが、もう10年です。

困った時には相談させていただいて、3人の子供に応用させていただき、入会後10年たっても変わらずにご連絡いただける。

通信講座でよかったと思った経験はありませんでしたが、パピーさんの講座だけは本当に良かったと思っています。あの時決断した自分をほめてあげたいです。

今後もたくさんのお母さんを導いてあげてくださいね。コロナはまだまだ終わりそうもありませんが、どうぞお体を大事にして、いつまでもお元気でいていただきたいです。

この度はご無沙汰していたにもかかわらずご連絡いただきましてありがとうございます。とても嬉しかったです(^^)ありがとうございました。

ココまで・・・

ぴょん吉さん。ご報告をありがとうございます。

私がお話ししたこと。要所要所で使ってくださっているようで、本当にうれしく思います。

“あの時決断した自分をほめてあげたい” はい。たくさん褒めてあげてください♪

また3人の子供たちがみんな「今が楽しい」「家族が好き」「兄弟が好き」「自分が好き」と言ってくれているとのこと。最高ですよね♪

さあ、いよいよこれで今年のメルマガは終わりです。あと数日で新しい年です。もしお悩みがある方は、新しい何かを目標に持ってみたり、心機一転するには良いチャンスです。

では、今年もありがとうございました。いいお年をお迎えくださいね♪

通信講座「幸せなお母さんになる為の子育て」

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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