第1221号 じっくりゆっくり
こんばんは。パピーいしがみです。暖かくなりましたね♪
先日は静岡では20度を記録しました。静岡では河津桜と言って、日本一早く咲く桜も満開で、菜の花、そして雪をかぶった富士山のコントラストがとてもきれいです(今年も写真で我慢しています)。
「花」と一緒に「鼻」もぐずり始めていますが、確実に春が近づいています。
そうそう。先日、「善循環と好循環」というメルマガをお話ししましたが、「まさに今、善循環の真っただ中にいます!」というご報告を頂きまして、私も嬉しかったので、今日はその内容をご紹介したいと思います。
今、あんまりよくない状態の方には「きっと善循環が起きている人は、そんなに苦しんでなかったんでしょ」とか、「そうなる人はいても私にはムリ」と考えるかもしれませんが、
実は、今日ご紹介するaibasさんも「今、すごい悪循環なのです・・・」なんてご相談を頂いていたこともありました。
そこに関係することも記載していますから、それがヒントになると嬉しく思います。
ではaibasさんからのメール、ご紹介しますね。
ココから・・・
パピーさん、ながらくご無沙汰しておりました。aibasです。
2016年に相談していたので、あれから7年!!
当時、8歳で小学2年だった息子も、今では175cmを越える中学2年生になっています。
今では子育てに悩むこともあまりなく、フォローメールでの勉強もいつの間にか…な状態となっておりましたが、「認める・褒める・包む」は子育て以外でも身についたのでしょうか。いろんなところで役立っております。
そのおかげで、私の周りは「善循環」の嵐になっており、ちょうどメルマガで善循環についての話題でしたので、これはぜひともパピーさんに感謝の報告をしておきたいと、メールをしております。
お時間があるときに、目を通していただければうれしいです。
1、子供たちの成長
【中2 息子】
プール嫌いで相談していたこともありましたね。
そんな息子も中学生になり、泳げない自分は周りに示しがつかなくなる!!と自ら市民プールへ練習をしに行き、体育の授業では人並みに泳げるほどになりました。
こうなったのも、小さな自信を積み重ねたからだと感じております。
苦手なことよりもまずは得意なことを伸ばしていこう!!と、足が速いことは得意なことだったので、運動会のリレーの選手に選ばれるようになってから、練習を重ねることで、
クラス1番→学年1番→リーダーと周囲から一目置かれる存在になったと思います。
そんな自己イメージが出来上がったからなのか、中学に入ると勉強も得意な科目から着実に伸ばしていき、学年トップ10には入るようになりました。
「これ以上伸ばすためには、苦手な科目を伸ばすだけで簡単に順位が上るよね」と話したら、苦手科目の英語を徹底的克服にチャレンジし、トップ5に入るようになりました。
苦手だったのに、今ではある目的のために英会話教室に通いたいと自分から言い始め、たまたま同学年の男の子グループに入り、楽しく通っています。
そしてある目的というのが、「外国の論文を読めるようになりたいから」で、ITにとても興味があり、英会話教室に通う少し前に、中学生ながら国家資格である「ITパスポート」という資格に合格しました。
そして今は、ファイナンシャルプランナー3級にもチャレンジして結果待ちです。
自ら決めたことをできるようになっていくということが、楽しいのでしょうね。
趣味では、ギターもやり始めお年玉や誕生日プレゼントなどでためたお金でギターを自分で買いに行き、1か月も経たないうちにほとんどのコードを覚えたというのです。
好きこそものの上手なれではないですが、好きなことに没頭しているときというのは時間も忘れるほど集中するのですね!
【小3 娘】
性格なのでしょうか?
よくしゃべるのですが、会話の内容がとても気持ちのいい子なのです。周囲の友達のいいところをよく伝えてくれます。
「〇〇ちゃんはこんなことをしてくれたんだ~」「〇〇くんはうるさいんだけど、おもしろいのー」と、学校でもこんな調子だからなのか、友達付き合いではトラブルがないそうです。
また、コロナに罹りしばらく学校を休んだ後、わからないことがあっても、積極的に先生に質問しに来たそうです。
先生との個人面談では、「とても生きる力のある子ですね。」「お母さまはどんな風に子育てされてるんですか?」と聞かれる程です。
はたから見ても、毎日いきいきとしていて、歌や踊りやイラスト作成など好きなことをやっています。
だからといって、宿題はこちらが言わなくてもやっていて、パピーさんの教え通り「80点取れてるなら万々歳だね~」と、声掛けしているのですが、だいたい満点です(^^)
さらに担任の先生からは、字がきれいな子にはウサギさんマーク付きの120点がもらえます。
そのおかげか読みやすい字を書きます。
性格的に慎重なのか、体を動かすことに関しては怖がりな部分がありますが、プールや自転車、鉄棒にマット運動など一緒に取り組めば大体クリアしてきているのです。
2、私自身
私自身、子育てや仕事を転々とする経験からHSPな気質があるのかな?と感じていて、どうにか活かす生き方はないものかと勉強をし始めました。
その時に出会ったのがNLPという脳と心の取扱説明書とも呼ばれる心理学でした。
すると、その学校の講座の中にフォトリーディングがあったり、コーチングという講座もあり、まさにパピーさんのテキストで学んできたことが出てくるのです。
予備知識として私の体に染みついていたからなのか、グングン吸収していく感覚でとても楽しいです。
また、学んでいく過程で自分と向き合うことをしました。
いわゆる内観を体験したのですが、距離を取っていた母にも感謝が溢れるようになっていること。「包む」ということがどんなに大切なのかを感じています。
講座の中では、マーケティングの勉強もあるのでもちろん「神田昌典さん」は有名ですので、昨夜のパピーさんのメルマガにこのお名前が出てきて、驚きました。
そしてうれしいことに、パピーさんでの学びやNLPでの学びを主人にアウトプットしていたら…なんと昇進しました!!さらに、社内ではまだ誰も取得していない資格に挑戦し、見事合格!!
こんなことあるのでしょうか?というぐらい、今私の周りは善循環なのです。
パピーさんとの初めてのメールで、
『私たちの周りに起きる問題は、実は外部から起きているのではなく、 内部(私たち側)から起きているのですね。
言い方を変えると「起きている」のではなく、「自分で起している」のです。
それは、ほとんどの場合「不満」から生まれます。
「不満」は今の状態が「当たり前」と考える、私達の傲慢さに有ります。
ですが、今の境遇を「有り難い(有るのが難しい)」という事が分かると、うまくいくことが当たり前なのではなく、 うまく行くことが奇跡的な事であり、恵まれていることなのだ、 と分かるのですね。
もし、aibasさんが、そこに気づいて、周りの方々に感謝が出来るようになると、 きっと、見える世界はガラッと変わると思いますよ(^^)』
とお返事をいただき、7年経ち、ようやく腑に落ちました。
初めてメールいただいたときは、頭ではわかっても何か出来事があると「感謝できるはずがない」と思っていました(^^ゞ
そんな私がようやく理解でき、子育てを通して人生の中でとても大きなことに気づけました。
そして今、とってもしあわせです(^^)
そんな私だから、子供たちも安心していろんなことに挑戦できているんだと思います。わたしも、こんなことがしたいなってずっと思い続けてきたことに挑戦します!!
長い内容になってしまい恐縮です。
返信は不要ですが、パピーさんにどうしても伝えたかったことです。パピーさんの講座に出会えたこと。きっかけを作ってくれた息子に感謝です。
そして私の人生に光を与えてくださったように思います。ほんとうに心から感謝しております。
今後とも、幸せなお母さんが増えること、わたしも祈っております。
ココまで・・・
今のいい状態をお聞きして、もう一度、過去はどんなだったか、振り返ってみました。
最初の状態はこんな風でした。
ココから・・・
小1になる息子のことです。
幼稚園の頃から度々あったのですが、先日もまた学校へ行きたくないと起きて来ず、渋々行きました。
帰ってきてからすぐさま宿題を済ませて、いつもと変わらずなようでした。彼の性格で、イヤなことを済ませてからじゃないとおやつも食べません。
「ようでした」というのは、私が最近の疲れがどっと出て、2階で横になっていたせいです。
息子が帰ってきてから40分程経っていたでしょうか、息子のいる下に降りると、教科書はゴミ箱の中、宿題はグチャグチャになっており、私の眼鏡が投げられていました。
物に当たったり、「宿題を出す学校が悪い」という発言。
毎度聞かれる「何で学校へ行かなきゃならないのか…」私自身も学校というところは義務感でしか行っていなかったので、うまく答えられず、投げやりな気分になっていたんでしょうね、
「それなら行かなきゃいい」と言って、私が外のゴミ箱に教科書を捨て、ランドセルも筆箱も投げ捨ててしまいました。
大人気ないですね…(汗)しかし、こういう私の姿を見て、息子は育ってきています。
問題がどこにあるのかもわからず、というか息子ではなく私自身に問題があるのだろうと悩んでいます。
息子はいわゆる内弁慶で、自己主張が得意ではなく、恥ずかしいといってモジモジするタイプです。先日行われた面談では真面目な性格です(マイナスな意味で?)と言われました。
近所の上の学年の子にからかわれたり、クラスでヒーロー的な子にいじわるされたりしたことが何度かあります。
学校では友達がいるようですが、帰宅してから友達と約束して遊ぶということは滅多にありません。気持ちが繊細なのか人が気付かないところに気づき、心を痛めている時があります。
お互いの両親には「賢い子だ」とか「子供にしては」とか「子供らしくない」とか言われます。
先日のように癇癪を起こしたこともあるので、「腹の虫がいるから針をしたらいい」とか「スポーツなどの習い事をさせて発散させなきゃ」とか、
「あなたが厳しくしすぎなんじゃない?もう少しのびのびさせてあげたら?」と、年に数回しか会わないうえに、遊び相手にもなったこともないのによく言えるなぁ。と、不満が溜まってばかりです。
私はというと、問題だらけで、子育てをしていて自尊心がないことに気づきました。
「死にたい」と思ったことが何度もあります。
うつの一歩手前、社会不安障害になり、抗鬱剤を処方していた時期もあります。何かにつけて自信がありません。
パピーさんのことを知ったのも、自分に自信がなかったり、人からよく繊細な人だねと言われ、傷つきやすい自分をどうにかしたいと思っていたからです。
そんな自分にそっくりな息子を不憫に思います。こんな母でごめんね…と思います。
ココまで・・・
この内容をご覧になると、「結構つらかったのね・・・」と思いますよね。
「きっかけを作ってくれた息子に・・」と言っていた息子さんは、ご報告の冒頭部分にあった『中学2年生になった長男さん』です。
もう見る影もないですよね。でも私はこうなれるのは、決してaibasさんだけじゃない!と思っています。
当時、aibasさんは、息子さんの急激な変化を望んでおられているようでしたが、その時、私は
「今回、メールを拝見して、問題の改善、というよりも、まずは、私のメールを読んでの感想をお伝えした形になりましたが、もし、問題を改善しようとすれば、もっと厳しい伝え方になると思います。
問題解決をする為には、aibasさんに努力をしてもらわなければなりません。
それは、今の、aibasさんにとって、決して楽なものでは無い、と思うのですが、aibasさんは、それをお望みになりますか?
今ある問題をすぐに解決しようと思えば、急な山を登るようなもので、かなり大変です。
ですが、ご自分の体力に合わせてゆっくり上ろうと思ったら、テキストに沿って、時間をかけて学んでいきながら、ご自分で気づくようにされるのが、よいと考えます。
私は、どちらでも結構ですが、今、私がストレートにお返事をする事が、aibasさんにとって、辛い思いをさせるのではないかな?と感じましたので、確認させて頂きました 」
とお返事をしたのでした。
そしてaibasさんも冷静になって考えて「ゆっくりな方が良いです」とお返事を頂いて、じっくり時間をかけて、まずは「認める・褒める」からお始めになったんですね。
あれから7年か~。「長かった」というよりも、しっかり確実に歩みを重ねられ、私は結構早い段階で結果が表れ始めたと思っています。
今も、頑張っているお母さんたちがたくさんいらっしゃいます。早期の解決を求めるのではなく、じっくりゆっくり。それが一番早かったりもしますからね。
aibasさん、貴重なご報告、ありがとうございました。
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【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。