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第1233号 いじめ・加害者側の対応

こんばんは。パピーいしがみです。

前回お送りした【狙われる子供達】は、ちょっとショッキングだったかもしれませんね。

頂いた感想も多かったですが、どうやら間違えて私宛に返送してしまった(と思われる)方も結構おられて、きっと誰かに転送して読ませたかったのだろうな・・・と予想しています。

子供たちのお金に持っている認識や感覚は、昔は放っておいても育ててくれる人(駄菓子屋のおばちゃん、近所のお兄さん、お姉さん)がいたけれど、今そんな店も無くなり、子供の数も減り「親が教えるしかない」状態です。

でも忙しいお父さん・お母さんには、そんな時間はないし、自分の親に教えてもらった経験も無いから、その必要性からそっくり抜けてしまっていることが多いのですね。

でもメルマガを読んで必要性をわかって下れば教えられることができますからね。是非、お役に立ててほしいと思います。

あ、そうそう。私は中田敦彦さんのYouTubeをよく見るのですが、中田さんが「情報が多い世の中だけど、待っていても本当に必要な情報は届かない。だから探しに行くんだ!」と言っていました。名言だと思います。

「ではどこに探しに行くの?」と思うかもしれませんが、本でもいいし、ユーチューブでもいいのです。情報は玉石混交で、薬になる物から【毒】になるものまでごちゃまぜですが、やはり取捨選択して、気になったことは調べて必要な物をピックアップしてほしいです。

私のメルマガがその一助になってくれたとしたら嬉しいし、それだけでも続けてきた価値があります。

さて、今日もちょっとショッキングかもしれませんが『いじめ』に関するお話です。

テキストでも【いじめはなくならない】と言っていますが、いじめはされる方はもちろんの事、いじめをする側もそれ相応の傷を負う事もありまして、今日はちょっとそこのところのお話をしたいと思います。

ご紹介のご許可をくださったのは、TOKUさん(匿名希望でTOKUだそう)です。

そうですよね。こういう情報はなかなか皆さん黙っておきたいです。詳しいお話をすると誰かわかってしまいそうなので、そのあたりはぼやかしてお話しします。(内容はご確認・ご承諾頂いておりますのでご安心ください)

TOKUさんからのご相談は問題が大きくなった後に頂いた内容でした。そこにはこうありました。

ココから・・・

パピーさん。こんばんは。

いつも勉強をさせて頂いて、メルマガなども本当に毎回、内容が濃くて、よくこういうクオリティの高いものを毎週続けていらっしゃるな・・・と感謝しながら読ませて頂いています。

(もう何年も続けておられると知り、もっと早く会員になっておけばよかったと後悔しています)

それで今回させて頂くご相談なのですが、実は私の息子(一人息子・小学校高学年)がいじめをしていることがわかりました。

いえ正確に言うと、いじめを指示し他の子にさせていたのです。最低・・・だと思われるかもしれません。

(首謀者とは思いたくはありませんが)仲の良いA君と息子が、C君に対して「Dにこんなことをしろ!」と命令して、C君がD君に嫌がらせや意地悪をし、A君と息子はそれを遠くからニヤニヤ見ている・・・という状況だったそうです。

A君も、C君も、D君も、幼稚園の時からの友達です。よく4人で遊んでいました。

A君は勉強も運動もできる優等生で、この4人グループのリーダーでした。パピーさんも「グループの中では順列ができる」とおっしゃっていたかと思いますが、

いつの間にかこのA君を筆頭に、次に息子、そしてC君、最後にD君というヒエラルキーができてしまっていたようです。そしていつも4人一緒にいたので、じゃれ合ってる、ふざけているだけ・・・と私も周りも思っていました。

ところが突然D君が学校に来なくなって(D君の家はお母さんがいません)学校からお父さんに連絡が行き、なぜD君が学校に来なくなったのかの真相を知り、お父さんが怒り心頭で学校に怒鳴り込んできたのです。

その時にD君は「毎日C君にやられている」と言っていて、D君のお父さんの怒りの矛先はC君に向けられていたのですが、学校側で調べていくと、A君と我が家の息子がC君に命令して、D君をいじめていた、という事がわかったのでした。

最初はA君も息子も「言いがかりだ!そんな証拠がどこにある?」ぐらいの勢いで反発していたので、私も「C君、人のせいにしたらいけないよ!」の気持ちがあったのですが、

クラスでも一部の子は首謀者はA君とうちの息子だと知っていて、二人が別々に面談され先生に問い詰められて事の真相が明らかになりました。

それぞれの両親が学校に呼ばれて、別々の部屋で話すことになりましたが、A君両親はその場でも憤慨していて「指示命令していじめをさせたという事実はどのように把握されていますか?証拠があるんですか?」と叫んでいて【絶対に認めない】という雰囲気でした。(A君は一旦は認めていたのに、両親の前では「やってない」と言ったのだそうです)

我が家の場合は、先生から電話で真相を聞いたとき私が泣いてしまい、子供も泣いて「本当だ」と言っていましたので、間違いはないだろう。きちんと対応しようと覚悟していました。

ただその場で「うちの子は認めています」と言えば、A君の親の怒りが自分の子供に向かうかもしれないとも思ったので、その場ではA君の親の言葉には賛同も否定もせず、

我が家では「C君とD君、そして親御さんには誠心誠意、謝罪させて頂きます」という事でその後の子供たちの様子を見ながら学校も協力して対処してくださるという形になりました。(校長先生・教頭先生・学年主任もいらっしゃいました)

ですがそれで問題は終わりませんでした。C君のご両親も、D君のお父さんも、息子・私達夫婦ですぐに謝罪に向かい、玄関で深々と頭を下げてお詫びをしたことで許してくださいましたが「A君の親からは電話もないし来もしない」とお怒りでした。

(A君の親は。Aは責任を擦り付けられ被害者だ!との憤慨されているとの事でした)

次の日からA君は学校を休み、翌月には隣町に引っ越してしまったのです。なんと無責任な!と呆れましたが、「他人は他人、ウチはウチ」とすべきことをしたつもりでした。

ですがA君はかなりの力を持っていたので、A君がいれば息子も「虎の威を借るキツネ」ではないですが、攻撃されることはなかったと思うのですが、

よそのクラスから息子に対して「お前!Cに命令していじめしてたんだってな」「今度は俺たちがお前に命令してやろうか?それともいじめられる方が良いか?」と言う子達が現れたり、

全ての首謀者は【うちの息子だ】という雰囲気になってしまいひそひそ話をされたり、白い目で見られたりして、今度は息子が「学校に行きたくない」「僕も引っ越ししたい」と言うようになり、「A君は逃げたのに、なんで僕は学校に行かなくちゃならないの?」と泣くこともありました。

もともと息子は、とても繊細なところがあったのですが、友達と遊ぶことでだんだん積極的になってきたところでした。

でもそれを私が「もうこの子は大丈夫」と仕事が忙しいからと子供との関りをないがしろにしてしまったのが原因だと思います。(なので子供の変化にも全く気づけずにいました)

「学校に行きたくない」という息子をどうしたらいいでしょうか?本人の気持ちを汲んで休ませるべきでしょうか?また、転校させてリセットさせた方がいいのでしょうか?とても悩んでいます。パピーさんのお考えをお聞かせいただけますか?

よろしくお願いします。

ココまで・・・

切実な内容ですよね。これでもかなり割愛したのですが「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますが、あるんですよね。こういう事。

そして加害者であるA君が(というより親が先導して)逃げちゃうって・・・?とも思うでしょうが、こういう事も決して少なくないのです。卑怯な子供もそれを教える大人もいるのです。

でもA君の将来を考えると「逃げちゃう」選択をした親は、必ず今後も何かで困るだろうな~とは思います。

でもA君の事はどうでも、問題はTOKUさんの息子さんの今後です。

せっかく正しいことをして、自分でも非を認めて謝ったので、A君のように「逃げる」のではなく、辛いことも経験してそこを乗り越えてほしいと、このようにお返事しました。

ココから・・・

TOKUさん、こんにちは。パピーいしがみです。

メール拝読しました。今回の事、ショックだったと思います。TOKUさんとしては「うちの子はそんなことしない!」と絶対の信頼をお持ちだったと思いますが、「指示してイジメさせていたこと」が判り、多分、わたしがTOKUさんでも冷静ではいられないと思います。

それも2人で指示命令をしていた、その片方が転校(引っ越し?)をしてしまって、逃げちゃった・・・なんて、後始末と言うか、いやな事は全部息子さんが背負わなければならなくなってしまいましたね。

TOKUさんは「息子をどうしたらいいでしょうか?休ませるべきでしょうか?また転校させてリセットさせた方がいいのでしょうか?」と書かれていて、

きっと正しい対処をされてきたTOKUさんも、息子さんの様子を見て「何とかしてあげたい」と思ったのでしょうね。

でもはっきり言いますよ。

ここで転校したり学校を休んだりしたら、「あいつもA君と同じだ」と思われます。いえ、思われてもいいのですが、今まできちんと対応をしてきたTOKUさんは必ず後悔しますし、子育てで大きな汚点を残します。

又、息子さんにも「いざとなったら逃げればいいい」と教えることになります。

大事な事は今後の息子さんです。その為に「今」何をするか?です。

TOKUさんは今回の件で、息子さんには『あなたは今まで間違ったことをしていたのだから、こうやって謝罪するんだよ。間違いは間違い。あなたはそれだけのことをした。A君家族のやったことは卑怯な事で、人の道に反するよ」と教える為に今まで親の姿勢を見せたてきたのですよね。

事件後の事は、とても立派で正々堂々とした親の姿だと思います。だからこそ、ここで辞めてたり、投げ出してはいけません。

だったらどうすればいいか?ですが、息子さんとこんな話をしてみてください。

「あなたは今、周りから非難されて、それが辛いと思うし、白い目で見られたりひそひそ話をされたりして、それは本当に苦痛だと思うけど、

いじめられ続けていたD君の気持ちを考えてみて。D君はどんな気持ちで毎日学校に来ていたか想像できる?それはあなたが嫌な思いをしている今よりもずっと長い間、そう感じていたはずだよ。

そして命令してイジメなければならなかったC君の事も考えてみて。C君はD君のお父さんからすごく怒られたらしいけど、それはあなたたちにやらされていたからでしょう。C君だってD君のお父さんにあの剣幕で怒鳴られて怖かったと思うよ。

A君とA君の親は逃げちゃったけど、あなたはそれをどう思う?すごい卑怯だと思わない?そしてその「卑怯だ」という気持ちは、C君もD君も、C君のお父さんお母さん、D君
のお父さんも思っていたよね。

きっとこの話を知っているクラス全員と、子供からその話を聞いた、クラス全員の親がそう感じているはずだよ。それはこれからもずっと残るし、同窓会で会った時も「あいつあの時逃げやがって・・・」という話になるんだよ。あなたはそうなりたい?」

のような話です。一方的に話すと、ただのお説教になってしまうので、できるだけ「あなたはどう思う?」と本人の気持ちを聞きながら話してください。

そして最後に「だったら今、あなたは何をすべきだと思う?」と言って、考えさせてください。

ただ、この時にも子供は逃げる事しか考えない場合もありますから、TOKUさんの落としどころは持っていてくださいね。

(落としどころというのは「このぐらいはさせたい!」と考える事です)

そして子供が「やっぱり学校行かない」「転校したい」などと言ったら、「それは違うよ。あなたが今すべきは、やってしまった罪を償う事だよ。C君・D君の気持ちを分かってあげる事だよ」と私だったらそこを落としどころとしたいと思います。

ただ、これは私がそう思うのであって、どう考えるか、どう対処するかは、それぞれのご家庭で違うと思うし、私はそこまでは立ち入れません。

でも今回の事をただの「失敗」と捉えるのではなく、ここで息子さんの将来の為に「学び」にさせてほしいのです。

親としてはあってほしくなかったことですが、これだけの失敗をしたら、そこを乗り越え、知る事が大きな財産になります。今が一番大事な決断をするときです。

そして息子さんの今後の将来に大きな転機になる出来事だと思います。

私は息子さんがきちんと謝れたこと。お母さんの涙で自分もこらえきれくなったことで、きっと息子さんは、乗り越えてくれると信じています。

親も辛いです。子供はもっと辛いです。でも今、ここでどうするか?が大事です。

是非、話し合ってみてください。そして結論が出なかったりうまくいかなったら、またご連絡ください。私もできる限りのことをしたいと思います。

でも「逃げる」選択の前にまずは話し合いをして、子供に「考え」させてくださいね。私はちゃんと答えを出せる子だと思っています。

ココまで・・・

実はこの件、今から数年前に起きたことで、今TOKUさんの息子さんは中学生です。(だから公にできた、という事もあります)

結果として、周りから責められたり、揶揄される時期を何とかしのいで、C君、D君、とは仲直りして、その後も一緒に遊びに行ったりしているそうです。

でも多分・・・別々の高校に行くだろう・・・とのことでした。

事件?から1年ほどたった時、ご報告を頂きましたが、その時のメールにこうありました。(要約を記載します)

ココから・・・

パピーさんからメールを頂いて、「親として私たちがしたことは間違っていなかった」という思いと「転校とか、学校を休ませるとか、よこしまな事を考えていた自分もいたな~」と反省しました。

辛そうな子供を見ると、胸が締め付けられるようで「苦しさを減らしてあげたい」と思って、楽な【偽の道】を歩ませるところでした。

でもパピーさんからはっきり言っていただいて、「そうだよ。息子だけの問題じゃないし、今後一生ついて回る。小学校の同窓会なども顔を出せなくなる。中学に行ってもきっと悪い噂は付いて回る」と思い直し、

パピーさんが言われたように、何度もシミュレーションをしながら、「こう言われたら、こう返そう」とか「落としどころはこうしよう・・・」と主人とも話をして、息子に「じゃあどうしたらいいと思う?」と聞きましたら、

結果的に「償う(責められても、白い目で見られても我慢する)。そしてイジメてしまったD君はもちろんこれからはいじめないし、自分が守れるのなら守るようにする」と言いました。

私は「償う(我慢する)」とは言ってくれると思いましたが、D君の事を守る。と言ってくれたことが予想外で嬉しくて「あ、この子はこんなに成長したんだ」と涙が出ました。

パピーさんが「考えさせて」「この子は乗り越えられる」「ちゃんと答えを出せる子だ」と言って下さったこと。本当に力になりましたし、子供を信じることができました。ありがとうございました。

今、こうやって1年たって、ご報告を書いている今も涙が出ます。相談してよかった。正しい方法を教えて頂いてよかった・・・と。

(以上、抜粋です)

ココまで・・・

このご報告を頂いて、私もとても嬉しかったし「頑張ってくれたんだ。よかった」とほっと胸をなでおろしました。

そしてそれからもTOKUさんは勉強してくださっていて、数年たってからA君の噂を聞いたそうで、A君は転校してからも、そこの学校で「なんで転校してきたのか?」が噂になり

「前の小学校でひどいいじめをしたらしい。そして責められたら自分だけ逃げてきたそうだ」という事が伝わり、友達ができず結局不登校になったそうです。

中学に行っても最初の1週間は来たようですが、その後また来なくなってしまったので、どうやら昼夜逆転し、悪い仲間と付き合い始めて夜の街でうろついているのも見た、という人もいました・・・。とご連絡をくださいました。

まあ、真相は分かりませんが、「火のないところには煙は立たず」とも言いますし、あながち全く間違った情報でもないのだと思います。(あ~、私の予想。当たっちゃったかな?とも思いました)

失敗は誰でもあるんですね。特に子どもは失敗していろいろ学んでいるのですが、大事なのはその【後】なんです。それを考えるとA君のご両親は大きなミスをなさいました。

その後にどうするか?が親の考えを教える絶好のタイミングであり、子供が学べる最適なチャンスであり、それこそ「お金を払っても得られない経験」になるのです。人の目にさらされたり非難されたり、それは怖いし、プライドも傷つきます。

でも子供の為なら、いつだって親は泥をかぶってほしい!と私は思っています。

是非、このメルマガをお読みの皆さんは、子供の失敗(現象だけ)を叱るのではなく、それを学びとしてステップアップさせてくださいね♪

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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