第129号 みんなからの拍手
今日、お話しするのは、学校での出来事です。
いつもは、生徒さんのお母さんのお話が多いのですが、今日は、会員さんであるじゃむさんがクラスのある生徒のお母さんにアドバイスをした時のお話です。
じゃむさんは、小学校の先生です。
じゃむさんが担任をされているクラスで、一人の男の子が欠席をしました。
次の日、その子のお母さんがじゃむさんを訪ねて来て、その訳をお話してくれました。
子供さんは「あたらしい授業(そろばん)をやるのがイヤだから学校へ行きたくない!」と言ったそうなのですね。
その時、担任のじゃむさんはこのように言われました。
「おかあさん、今度学校で新しいことが出てきたら、家でちょっとやってみてください。そして、たくさん褒めてやってね。人より少しできると思うときっと尻込みしないよ。」
って。
さあ。そう言われたお母さん。そして、男の子はどうなったでしょうか?
学校へ来るようになったのでしょうか?
ココからはじゃむさんからお話頂きましょう。
ココから・・・
こんにちは。じゃむです。
つぎの日、その子は何事もなかったかのように学校へ来ました。
ただし、うちではそろばんの特訓(?)をうけてきたようです。
わたしは、こっそり見ていました。
なぜなら、いきなり教えようとすると拒否する子どもだったからです。
特訓の成果あって、そろばんはできていました。
うまく玉がはじけているところをみはからって「どう?」と聞きました。
その子は得意そうに「だいじょうぶだよ。」
一番にはなれませんでしたが、(私の中では一番ですが。)黒板に出て大玉のそろばんで計算し、みんなから拍手ももらいました。
「お休みしていたのにすごい。」と褒めてもらいました。
ちょっとしたことで、前向きになれるんだなあ・・・と感じた瞬間でした。
そして、私が担任としてできることは、お母さんと仲良くして
「そう、そう。今度こういうことするんだけど・・・」とさりげなく、情報を流すことかな。
でも、4月からはこの子ともお別れです。
残念。クラスは違うけど見守っていけたらいいなあと思います。
おっと。自分の勉強もつづけます。さぼらないで続けます。では。何だかつまらない報告ですみません。
ココまで・・・
じゃむさん。ご報告ありがとうございます。
つまらないって?ぜんぜん!そんなことありません。
学校の先生が応用してくださって、それで、一人の男の子が喜びを見出せたらこんなに嬉しい事はありません。
この件でこの男の子は「出来ないことが出来るようになる事のすばらしさ」「皆から褒められる快感」を肌で感じてくれたと思います。
そして、今日の事を家に帰ってお母さんに報告でもしてくれたら
お母さんもきっと大喜びでしょう。
※ご興味がありましたら、ご覧ください。
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【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。