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第1305号 コロナからの回復

パピーいしがみです。

まず、ご報告しますね。

先週も月・水・金でYouTubeの配信をしたのですが、月曜日分の設定を失敗してしまったので、もしかしたら「今日はないのかな?」と思われたかもしれません。

すみません。「先生への進言の仕方」でかなり役に立つ内容だと思いますので「見てなかった」という方はご覧くださいね。

10月14日(月)分
登校渋り 原因は先生 対処は?
https://youtu.be/fb0j2P0Wcd4

その他はこちらです。

10月16日(水)
兄弟トラブル立場逆転
https://youtu.be/b59Bhf8RtWw

10月18日(金)
叱る時、これだけは気を付けて
https://youtu.be/2sIAYdoZ4q8

さて、今日の内容はちょっと長いかも?です。

日本でコロナが始まったのが2020年の1月16日でした。

この日に中国から帰国した男性に、日本国内で初めて新型コロナウイルスに感染している事が確認されました。

そこからの世界的なパニックとも言える情勢の変化はご存じのとおりですが、

2023年5月5日に世界保健機構(WHO)が、新型コロナウイルスに関する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を終了すると発表し、

日本でも2023年の5月8日に「感染症法上の位置づけ」が5類感染症に移行して、政府の「新型コロナウイルスの対策の基本的対処方針」が廃止されました。

一応の終焉を迎えたわけです。

もう1年以上も前の事なんですね。そして約3年間もコロナウイルスに翻弄されたのです。

その影響は大きくて、成長期のお子さんにも学校に行けなくなってしまった。運動を全くしなくなり、ゲーム・YouTube漬けになってしまった。そして今だに解決できていない、というお子さんもおられます。

今日、ご紹介する、もーにんさんもそうでした。

まず・・・当時高校生の長女さんがコロナにかかった後、やる気の減退、倦怠感、学校の門をくぐれない。無理やり入っても汗が流れ、涙がでて・・・

いろんな病院にかかったが、学校に通えなくなり、結果学校を辞める事に・・・。

そして当時中学生だった長男さんも、家から出ずにゲーム三昧。部活も辞めてしまい、運動させたいのだけれど、どうしたらいいでしょう?という内容でした。

もうこの時点で、長女さんは通信高校に切り替え、とりあえずは落ち着いていたので、長男さんへの対応を知りたい、という事でした。

詳細を記載しますと、こんな内容でした。

ココから・・・

コロナにより学校が休校になったのが長男が(小学校)3年生の終わりごろだったと思います。

それまで、公園で遊んでいた長男たちは外に出ることも気を使うような生活になり、ずっと家にいるようになりました。

家で過ごすのに時間を持て余し、兄弟たちはAmazonやYouTubeでアニメを見たり、ゲームをしたりして過ごすようになりました。

サッカーの習い事やスイミングなどの運動はしていたのですが、休みの日や放課後はずっと家にいるようになりました。

この時にテキストに書かれているように、しっかりとルールを決めてテレビとゲームを与えれば良かったのですが、

なし崩し的に与えるようになってしまい、周囲の子も皆そうですが、外で遊べるようになっても、外には遊びに行かなくなりました。

ゲームの中で友だちと遊べるのですから当然ですね。

そんな感じで中学生になり、割と得意だった運動が体力も落ち、しんどくて面倒になってきていました。

部活には入ったものの、すぐに辞めてしまい、私は「違う部活に入って欲しい」と言ってるのですが、

「やりたい部活がない。面倒だ。ゲームがやりたいから帰宅部がいい」と言います。

毎日毎日早く帰ってきてはゲームをし、制限時間になるとYouTubeを見て過ごす長男を見ていると、貴重な時間を無駄にしているように思えて、とても残念な思いです。

長男は話はしてくれますので、これについては何時間も話をしましたが「嫌だ」の一点張りで。

部活に誘ってくれるお友だちもいますが「ラグビーは競技が嫌だ」「体力がないからついていけないし」と、お友だちにも断り続けてます。

もう中学生ですし、本人の意向に任せるしかないのだろうとは思ってるのですが、

昔はあんなに運動していた息子が籠ってゲームばかりしてドンドン太っていくのを見ていると、つい文句ばっかり言ってしまって優しくできないのも母として悲しいです。

このまま放っておいていいのか、何かゲーム以外の事に目を向けるように話してくのがいいのか悩んでいます。

ココまで・・・

コロナのせいだとは分かっていますが、運動が得意だった子が動かなくなって、テレビ漬け、ゲーム漬けになって太っていく姿。

やる気なく、楽な方に向かってしまっている様子を見ると、本当に残念な気持ちになりますよね。

「今まで子育てを頑張ってきたのに・・・」その時間を踏みにじられたような気持にもなります。

かといってその怒りのやり場もないし・・・。

ご相談下さったもーにんさんの場合、もーにんさんはお仕事に行ってらっしゃるし、長女さんは通信制の高校に行っているので、Wi-Fiを切る事もできないので、

長男さんにとっては「ゲームし放題」「YouTube見放題」(私がよく言う「家庭が子供の楽園になっている」)状態だったのですね。

そこで私はこんな風にお返事しました。

ココから・・・

・・・やっぱりそうなんですね。

でも大切なのは、テレビやWi-Fiを切る、という事ではなく「親が子供に【家庭で好き勝手させない】」という事なんです。

というのはそれでもまだ現在は学校に行ってくれていますが、友達とのトラブル、先生とのトラブルなど、本当に小さなことで「学校行かない」となれば、簡単に「不登校⇒ニート」になってしまいます。

長女さんの時には何があって、どう対処したのか?は分かりませんが、長男さん・次女さんも含め「学校行かない」という選択を取る可能性は大いにあって、両親が働いていて、子供は全員不登校、と言う事もあり得るんですね。

親が仕事をするのは、経済的な理由もあるとは思うのですが、子供が崖っぷちにいる時に、仕事の方に重心を置いていると、子供は簡単に崖から落ちてしまいます。

ですが、もう中学生になると、どんなに親が言っても親の言葉は聞かず、親がいない時に「こうしなさい」「ああしておきなさい」と言ったって、親の言ったようにすることは100%ありません。

では、もーにんさんのご家庭の場合、まず何をしなければならないか?と言ったら、

(上級編にも書いてありますが)「子供への援助はいつまでか?」をはっきり決めておいて、それを伝える事です。

もーにんさんは、子供達にいつまで援助をされますか?私の場合は「高校まで」と決めていました。

だとすると高校を卒業したら、自分で働き、自分で部屋を借りて、自分で生活する、という事です。(衣食住は全部自分でやるのです)

その「親はいつまでもあなたを援助するわけじゃないんだよ」という事をはっきり言っておかねばならないのです。

(ただ、私の場合は「大学に行きたい気持ちがあったら、その時は言ってくれ。何とか頑張ってお金は用意する」と話しました)

上級編の・第4章に詳しく書いてあり、関連することが第8章にも書いてあります。

もーにんさんの場合、第1章・第2章もよく読んでおいてほしいのですが、いきなりいろんなことをするのは無理です。

ですからまずは「子供への援助はいつまでか?」をはっきり決め、子供達にちゃんと言っておいてほしいのですね。

又、テレビやゲームも好きなだけやっていい物ではない、という事も言わねばならないのですが(言ったところで辞めないでしょうから)

もーにんさんが一日、仕事を休んで(その時は何も言わず)子供たちがどんな様子で過ごしているのかを観察し、

その後で夫婦で話し合って「子供への援助はいつまでか?」を決め、子供達を集めて「援助のリミット」の話をし、「今のままでは、社会に出れないぞ」と伝え、「だからこれからはこうします!」と宣言し、

Wi-Fiを切る事ができないとしても、テレビのリモコンを親が保管したり、(子供はスマホを持っているようなら、スマホもスマホボックスで管理するなど)子供の思い通りの家(子供にとっての楽園)にしない事が必要なのですね。

(一番分かりやすいのが「親が子供を援助する期間」です)

そして、今の状況を変えるためには、「子供に言う」だけではダメなので、大人がしばらく監視する必要も出てくると思います。

(それはお父さんが良いのか、お母さんが良いのか、はたまた交互にするのか、家庭によっていろいろでしょうが)

間違いなく言えることは「言うだけでは子供の生活は変わらない」ってことです。

息子さんも次女さんも、今、崖を歩いていて、いつ落ちるか分からない状況なので、ここで本気になって夫婦で話し合い、結論を出して、子供達に伝え、そしてご自分も「仕事をセーブしてでも・・・」という考えに変えていかないと、厳しいかもしれません。

ココまで・・・

かなり厳しいお返事かもしれませんが、ここで判断を間違えたり、軽く考えていると、本当に「子供全員不登校」にもなりかねませんから、

ここは「真実」を「脚色せず」に話しました。

もーにんさんは夫婦で考え、きちんと息子さんと話をし、援助の期限について伝えると息子さんは「そうなの?」と驚いた顔をしていたようでしたが「わかった」との返事。

でも「部活は任意でしょ。絶対に入らないといけないものでもないのに」と不満があったようです。

(運動についても部活についても『嫌だ』と主張していました)

※次にもーにんさんにお話ししたのは「義務と権利」についてです。

子供の言い分「運動なんて関係ないとか、そんなことしなくても健康だ」「部活は面倒くさいから嫌、早く家に帰りたい」等の主張は【権利】であって、

【義務】を果たさない限り享受できない(受け取る事が出来ない)という事を説明してくださいとお願いしました。

(ここは、かなり細かく話す内容をお伝えしました)

※この説明が大事で、これを抜きに罰を与えても、不満が募るだけで何の建設的な解決にはなりません。

すると息子さんは「じゃあ、部活は入る気はないけど、運動だけはする。毎日走る」と言い出したそうです。

お父さんは「そんな事意味がない(続くとも思えない)」と言われたようでしたが、

私は「是非やらせてください」とお願いしました。

それがたとえ時間が短くても「動き出した」「やり始めた」と言う事が大事だからです。

また、自分で言い出したことなので、続けさせることは可能です。

そして・・・その後、ご報告を頂きました。

ココから・・・

以前、部活に入らずゲームばかりしている長男についてご相談させていただいておりました。

その後、朝ランニングをすると宣言してましたが、朝が夜になったり、筋トレになったりしながらも2年生になるまで続けることができ、

2年生になったタイミングで再度何個か部活の体験に行ったようで、結局、ラグビー部に入部しました。

「ラグビーは痛いから嫌いやねん!」と言いながら、休まず部活に参加し、この夏は真っ黒になりました。

色々迷っていましたが、ご相談した事でブレずに子どもと話ができたおかげです。

加えて、嬉しい事が。

コロナ罹患後ブレインフォグと倦怠感で学校に通えず、結果辞めることになり、精神的にも辛い日々を送っていた長女ですが、

メルマガで藤川先生のことを教えていただき、早速本を3冊とプロテインとサプリを購入。

コツコツ続けること半年、倦怠感は消失し、昔と同じような生活が送れるようになりました!

実は、藤川先生を教えていただく前からオーソモレキュラーの病院に通っていましたが、出されるサプリは高額で。

それでもコツコツと飲んでいたのですが、なかなかよくならず。「これもこの子にはやっぱりダメなのか?」と諦めてたところでした。

私も一緒にプロテインを飲み、サプリを飲んでますが、体調も良く頭の回転もよくなった気がします^_^

本人は「そういえば、よくなったかも」くらいなんですが、横でみてる母からすると全然違うんですよ!

本当にありがとうございました。

周りにも不登校のお子さんは結構いて、親御さん自体が精神的に参ってしまってるのをよく聞きます。

昔は不登校の子など、学年に一人いるかどうかだった気がするのですが、今はクラスに数人いるようで…

長々とすみません。

これからも私のベクトルがブレないように、テキスト・メルマガ・YouTubeを参考にさせていただきます。

ココまで・・・

長男さん、「ゲーム漬け」「YouTube漬け」から這い上がって部活(それもラグビー部)に入って、今は真っ黒になるほど練習をしている・・・

とあったので、もう大丈夫だと思います。

そして長女さんもかつては起立調節障害やパニック障害のような症状だったのですが、とても元気になってくれたようなので、この調子なら「元気な大学生」になってくれるかもしれません。

今回のもーにんさんのご報告から「プロテインとサプリは不登校に効果があるの?」と思われたかもしれませんが、その解釈は違います。

私達の身体は(脳も含めて)食べるものでできていることは誰も異論がないと思いますが、今、私たちの食べている食物自体に不足している栄養素が多く、

従来の「バランスの良い食事」が実は質的栄養失調だ!とも言われているのですね。必要な栄養素が足りていなければ当然不調は起きるわけで、

小学校高学年~高校生ぐらいまでの子供達は、体の変化もあって、その不調が生活全般に影響をきたすことは決して少なくないのです。

もともとオーソモレキュラーの病院にも通っていたもーにんさんなので、私がメルマガでお話しした内容にピンと来たのでしょうね。

約半年間で成果が表れた、というのは本当に嬉しい限りですが、もし「炭水化物中心」の食事「お菓子の摂取が多い」方で体調の悪い方は、お試になってみるといいと思います。

今日はココまでです♪

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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