第1325号 運動と自己肯定感
パピーいしがみです。
今日のメルマガは、「運動」と「自己肯定感」の関係性についてお話しします。
その前に、先週のご報告をさせてくださいね。
【ご報告】
1.先週のYouTubeのご報告をします。先週も月~木曜日までの1週間に4回配信をしました。
配信したのは下記のとおりです。
3月3日(月)心の強さ=挫折の数
https://youtu.be/cuLt0sb5xZE
3月4日(火)最悪の対処 不登校
https://youtu.be/WPG5-RXyIq0
3月5日(水)いじめの連鎖断ち切れますか?
https://youtu.be/N6fZVOU-XhY
3月6日(木)どうして分かってくれないの?
https://youtu.be/IREdHARkbs4
その中でも「どうして分かってくれないの?」が、結構見られています。『カサンドラ症候群』という名前も、あまりご存じない方が多いみたいです。よろしかったらどうぞ。
2.学びの宝庫、Xからの「イイ言葉」
これはシリーズでお送りしているわけではないのですが、今回もX(旧Twitter)から、イイ言葉を引用させて頂きます。
・自信は「姿勢」にでる
・人柄は「表情」にでる
・習慣は「体型」にでる
・清潔感は「髪」にでる
・美意識は「爪」にでる
・ストレスは「肌」にでる
・生活習慣は「歯」にでる
・生き方は「顔つき」にでる
・落ち着きのなさは「足」にでる
・本性は「別れ際」にでる
・気品は「言葉づかい」にでる
これってすごいと思いませんか?
( )は私の気持ちです。
自信は・・・姿勢にでる
人柄は・・・表情にでる
(本当にそう思う。自信のある人は堂々としているし、柔和な表情を見れば優しい人かな?って思う)
習慣は・・・体型にでる
清潔感は・・・髪にでる
(まさにそう。生活習慣で体形は崩れるし、体調だって悪くなる。髪の毛ぼさぼさだと、ちょっとな~?って思う)
美意識は・・・爪にでる
ストレスは・・・肌にでる
(確かに!爪が伸びていて汚かったりすると「えっ」と思うし、ストレスで肌ボロボロ、ってよく聞くし。)
生活習慣は・・・歯にでる
生き方は・・・顔つきにでる
(うわ~、気を付けなきゃ。何でも分かっちゃうんだな~;‐‐)
本性は・・・別れ際にでる
気品は・・・言葉づかいにでる
(ひえ~。何でもオミトオシ。心して生活します!!)
とそんな気持ちになりました。
これは「ゆりか・好かれる伝え方」というアカウントで発信されている方のポスト(もちろんご許可を頂いています)ですが、
もうね。いろいろ勉強になります(^^)。
【本題】
さて、今日の本題です。
実は、前回の北海道ランチ会の後で、頂いたお手紙を読んでいて思った事です。
北海道でランチ会をした時、その中に理学療法士の方がおられました。
その方が「現代の子供の運動機能の発達に疑問と焦りを覚えています」と手紙に書いてくださっていました。
地元で参加された「運動遊び」で、その時の指導者の方が
「年々、運動嫌いの子が増えていて、その理由は小さいころから運動習慣が無かった子が多いから」と言われていたそうです。
そして「褒める育児」が広まっているのに、自己肯定感が低い子の割合が多く、
それってやはり「パピーさんの言われている自信を付ける機会が少ないってことなんだと思います・・・」と。
そしてその方の息子さんも、室内遊びが好きらしいですが、外遊びや運動をしたあと、必ず自信のついた表情になったり心が安定して、
「これってパピーさんが言われていたことだな」と思って『鳥肌が立つ!』って書かれていました。
これは本当にその通りで、「褒める育児」をしたって、『結果が出ていない事』を褒めたところで、子供に【納得】はないのですね。
でも運動をして「できた」を経験したり、前より上手くなったとか、以前は辛かったことも辛くなかった、と経験した後の「褒める」をすることで、
自分が自分にOKを出すのです。
「僕ってイイじゃん」という気持ちです。
もちろんそれは、いつもいつも感じるわけではありません。
たくさん行動して、チャレンジして、失敗して、その中で「成功体験」を積む時にそう思うのですね。
そしてそれを積み重ねていけば、自信も自己肯定感も高めていくのです。
このお話を読んで、私はもう一度「運動と子どもの自己肯定感」について考え、調べてみました。
あなたのお子さんは運動好きですか?
それとも、どちらかというと苦手意識があるでしょうか?
実は、運動が好きか嫌いかということと、子どもの心の成長には深い関係があると言われています。(是非、確認の為に調べてみて欲しいです)
特に自信や自己肯定感という、これからの人生の土台となる大切な感覚と、とても密接につながっています。
「運動嫌い」が増えている背景
最近の調査では、運動嫌いの子どもが年々増えているという結果が出ています。
その理由はいくつかあるのですが、主なものとして・・・
・スマホやタブレットなど、室内で楽しめる遊びが増えたこと。
・安全面への配慮から、外での自由な遊びが減ったこと。
・公園や空き地などの遊び場が減少していること。
・習い事などで自由に遊ぶ時間が減ったこと。
こうした環境の変化が、子どもたちの運動をする機会を少なくしているのです。
ある小学校の先生からこんなお話を聞いていました。
「昔は休み時間になると、ほとんどの子が校庭に飛び出して遊んでいました。でも今は半分以上の子が教室に残って、おしゃべりやカードゲームをしていることが多いです」
これは単に「運動不足」という体の問題だけではなく、心の発達にも大きく影響しているのですね。
運動が育てる「本物の自信」
多くの親御さんが「褒める育児」を心がけて下さるのはとても素晴らしいことですし、私もとても嬉しいです。。
でも、重複しますが、結果が出ていないことを単に褒めても、子ども自身は「本当の納得」を得られないのです。
例えば、折り紙がうまくできなかった子に「いいよ、いいよ、すごいじゃない!」と声をかけたとしても、
子ども自身は「全然うまくできていない」ということが分かっています。
そこでどんなに褒めてもらっても、「嘘いわないで!」って思うのです。
一方で、運動は「少しずつできるようになる」という過程が目に見える形で表れます。
例えば、前は5回しか縄跳びができなかったのに、今日は8回できた。
以前は怖くて登れなかったジャングルジムの上まで登れた。
フラフープが少しの時間だけ回せるようになった。
このような小さな成功体験でも、それを経験することが、子ども自身に「僕も(私も)なかなかやるじゃん」という感覚が身についていくのですね。
これが「本物の自信」の源になるのです。
先の理学療法士さんのお子さんも、運動が得意ではなくても、チャレンジして少しでも進歩を感じられると、
子どもの表情が変わり、心が安定していくのを感じる・・・とありましたね。
「できた!」の積み重ねが自己肯定感も育てる
子どもが「自分っていいじゃん」と思える瞬間、それは多くの場合「自分でやってみてできた」という経験からきます。
運動は特に、以下のような特徴から自己肯定感を育てるのに適しています。
結果がわかりやすい・・・跳べた・走れた・登れたなど、達成が明確。
段階的に上達できる・・・少しずつ上手になっていく過程を実感できる。
身体で感じられる・・・頭だけでなく、全身で成功を感じられる。
自分のペースで挑戦できる・・・無理なく自分の限界に挑戦できる。
もちろん、これは「運動が得意な子だけが自己肯定感を持てる」ということでは全くありません。
むしろ、最初は苦手だったことに挑戦して、少しずつできるようになっていく過程こそが大切なのです。
別の5歳の男の子のお母さんからこんな話を聞きました。
「うちの子は体を動かすのが苦手で、公園でも隅っこで砂遊びばかりしていました。
でも、少しずつ鬼ごっこに誘ってみたり、短い距離で走ってみたりするうちに、
『ママ、見て!速く走れるようになったよ』と自分から言うようになったんです。
それからは自分から遊具にも挑戦するようになって、本当に変わりました」って。
親として何ができるのか?
では、運動が苦手な子や、あまり外遊びをしたがらない子に対して、私たち親はどうすればいいのでしょうか?
無理強いはNGですよね。でも機会を作る事はできます。
強制すると逆効果になりますが、楽しそうな機会を作ることは大切です。
例えば「ちょっと公園に行ってみようか」と誘ってみたり、「このボール、投げてみる?」と声をかけてみるだけでも違います。
最初からハードルを高くせず、「できた!」を感じられるレベルから始めることが大切です。
例えば、ボール投げなら最初は近い距離から、縄跳びなら1回飛べるだけでも大喜びで褒めると・・・きっと子供は楽しくなるはずです。
又、「上手にできたね!」だけでなく、「頑張って練習したもんね」「昨日よりずっと良くなったね」など、
努力や成長のプロセスを認めることもいいと思います。
特に小さいうちは、親が一緒に楽しむ姿を見せることが一番の励みになります。
「ママも跳んでみるね」「パパと競争してみようか」と一緒に参加してみるのは超お勧めです。
すぐに「何かを習わせる」事をしなくても、ママやパパが一緒に体を動かすだけで、それはそれは雲泥の差がつくのです。
是非、このメルマガをお読みのあなたには「運動」も活用し「認める・褒める・包む」も使って、子供達の能力を高めてあげて欲しいです♪
今日は以上です。
毎月のランチ会、4月の群馬県は、ほぼ確定です。(群馬県参加の皆さん、そろそろ詳細をお届けします)
5月の広島県以降はまだ、参加可能です。
広島県・・・行ったことが無いので楽しみだ~(^^)
下記に開催予定を記載しておきます。ご希望の方はご連絡くださいね。
(ご連絡先は、age18_jp@yahoo.co.jp となります。お名前と参加したい場所をお知らせください)
5月 広島県
6月 福島県
7月 埼玉県
8月 宮城県
9月 東京都
10月 愛知県
11月 神奈川県
12月 奈良県
時間と場所は、追って連絡させていただきます。もし「行きたい」と思っていて、連絡はまだの方はメールくださいね♪
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
新しく「思春期の悩み」のページができました。
https://www.age18.jp/adolescent.html
上級編が大きくバージョンアップしました。
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【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。