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第150号 お母さんの不安は子供が瞬時に察知する

 こんばんは。パピーいしがみです。今日は多分、幼稚園や小学校に行き始めたお子さんをお持ちのお母さん、ほとんどの方が経験した、又は、経験されているお話です。

 子供が、幼稚園や学校へ行くのを渋る。不安がる。情緒不安定、べったりまとわり付いて離れない。そんな事ってありませんか?

 今日は『やーす』さんからのご報告です。

ココから・・・

 ひさしぶりです。やーす、ですちょっとお話を聞いてもらいたくてメールしました

 今日、きずいたことがありました。4月から幼稚園に通いはじめた長女5才のことです。幼稚園はじめは行くのをしぶりましたが、だんだん慣れてきて、お友達もできたし、

 嫌いだった牛乳を少しずつのめるようになったし、幼稚園楽しいって言うのだけれど、すんなり行く日と、愚図っていやだ、行きたくないという日があって、本当に困ってしまいました。

 朝も、今日はぐずらないかな~とこっちも心配していたり・・・なんでかな・・・と思ったら、わたしが心配していたんです。

 うちのこ、幼稚園でちゃんとお友達とうまくやりとりできてるだろうか、嫌がられてないだろうか、いじめられてないだろうか、ひとりぽつんとしてないだろうか、先生に自己主張できてるだろうか、心配しすぎていたんです。

 本当は、わたしが「大丈夫だよ」って勇気ずけてあげないといけないのに、逆にわたしがよけい不安にさせていたんですね。

 子供も不安そうな顔でわたしを見るんです。「もしかして、わたしが…?」と思って、ハッとしました。

 もともと、わたしははじめての事や、慣れない事にすごく不安が先立つ方で、すごく慎重なんです。

 だから、子供も、わたしを見て「大丈夫なのかな~…?」って不安になって、一歩前に進めないんでしょうね。上手くいってるのに、心配してしまうそんなところを直していきたいです。

 大丈夫!って顔で子供を送り出したいと思います。パピーさんに、聞いてもらったら、なんとなく気合入って、明日からがんばれるような気がしたので、メールしました。読んでくれてありがとうございました^^;

ココまで・・・

 やーすさん。メルマガご掲載の許可、ありがとうございます。実は、こういったご心配、とても多いんですね。

 子供にとってお母さんはとても近い存在なんですね。そのお母さんに心配事があったり、不安材料があったりすると、子供さんにそれがすぐに伝わるのです。

 お母さんには沢山の心配事や不安、悩みがあるかもしれません。それは、お子さんの事、経済的な事、ご主人の事、お姑さんの事、ご近所の事・・・・。

 その原因になる事はとても多いのですが、原因が何であっても、お母さんの気もちがすぐに子どもさんに伝わって、子供さんはとっても不安になってしまうのです。

 今回のやーすさんは、ご自分で気づかれたようですが、「どうしてかなぁ?」「なんでかなぁ?」とお母さんが心配すればするほど、子どもさんがその心配を増幅させるという事が多いようです。

 ちょっと、例としては適切かどうかは分かりませんが、とても興味深い話がありますのでご紹介しますね。

 それは、獣医さんのお話です。その獣医さんは、手術はしない。薬は出さない。という方なのですが、もう毎日、忙しくてしょうがない。

 今日は北海道へ、明日は沖縄へ・・・。というようにとても繁盛している獣医さんなのです。繁盛しているという事は、『効果テキメンな処置をする』ということなのですが、その方はどんな処置をすると思いますか?

 実は、その先生は、飼い主の悩みをお聞きして、その悩みを解決するアドバイスをするのですね。

 悩みったって、「ペットの病気」の悩みではありません。その獣医さんは、「ペットの病気のほとんどは、飼い主の精神的な不安と、食餌だけ」という明確なコンセプトがあるんですね。

 特に「飼い主の精神的な不安」というのは、ものすごく大きいのだそうです。例えば、こんな実例があったそうです。

 患者はひどい皮膚病の猫でした。飼い主は若い女性で、猫をたった一つのよりどころとしていたので、猫の食餌には特に気を使っていたのですが、その病気が心配で、心配で、いろんな薬を買っては

 「だいじょうぶかなぁ?」「治ったかなぁ?」「まだ治らないねぇ」「こまったねぇ」と常にその部分を気に掛け、いつも心配していたのだそうです。

 ところが、その獣医さんが依頼を受け、お話を聞いたところ、飼い主さんには猫の病気以外に、もっと、大きなお悩みがあったのです。その悩みというのは、経済的な悩みでした。

 その方は、決して無駄使いをする方ではなかったのですが、「頼まれたら、断れない」という性格で、生命保険に何口も入っていた、というのです。

 「月の支払いが10万円を超えるほど」と言いますから、若い女性で、一人暮らしをしていれば、それはかなりの負担です。

 ところが、獣医さんがその保険を見てあげて、重複しているもの、不要なもの、多すぎる金額や非効率な部分を取り除いたら、「ほんの数万円もあれば十分」というところに落ち着いて、かなりの金額を節約できた、というのです。

 若い飼い主さんは、本当に喜んだのですが、それと同時に、獣医さんは、「猫に心配をさせますので、あまり不安な顔をして患部を見ないように」とアドバイスをしたのだそうです。

 すると数週間後、何をしても治らない、あれだけひどかった皮膚病が、「ほとんど分からないぐらい治ってしまった」というのです。

 その先生は、インタビューの中で、「そんな事は珍しいことではありません」「事例はいくらでもありますよ」と言われていました。

 こんな話をすると、「ペットと人は違う」「動物と子供を例にする、などとはけしからん」と思われるかも知れませんが、飼い主を『親』のように慕うペットも

 お母さんを一番近い存在としている子供も「信頼」「よりどころ」「安心」を求めている対象としては私は『全く同じ』だと思っています。

 だからこそ、私が推奨する中に『包む』があるのです。

 実は、私が皆さんからお悩みやお問い合わせをお聞きした時、子供さんの困っている内容よりも、お母さんの周りの状態を聞く事が多い場合があります。

 お母さんの気もち、心配、不安などをお聞きする事が多いです。これは、子供さんが行動するには、必ずお母さんの心理的な不安や心配や、解決されない何か、があることがとても多いからなのですね。

 メルマガでは紹介できないような、プライベートの悩み。例えば、夫婦の悩み、ご近所とのトラブル、お姑さんとの事、それらを解決して、「お母さん自身」がものすごく楽になったとたん、子供さんの問題行動が嘘のように無くなった。

 そういう事例もいくつもあるんです。今、これを読んで、「うんうん」とうなづいて下さっている方も沢山いらっしゃいますね~?(笑)。

 又、「え~!そうなの?!」とびっくりされた方もおられるかも知れません。子供さんは、お母さんをよーく見ていますよ。お母さん、「大丈夫かな?」「笑っているかな?」「元気かな?」

 いつもあなたを気に掛けているんです。いじらしいじゃないですか?そして子供さんもお母さん、あなたを大切に思っているんですよ。

どうぞ、もしお悩みがある方は、なるべく早くに解決してくださいね。そして明るく元気な声で、「行ってらっしゃい!」と笑顔で送り出してあげてくださいね。子供さんにとって、あなたは、「たった一人の『お母さん』」なのですから。

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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