第168号 一瞬にして変えた『自信』
こんばんは、パピーいしがみです。
ホームページでもテキストでも、本でも、メルマガでも、『自信』って大事です!と言っています。
今日はその『自信』によって子供さんの普段の生活が一瞬にして変わった、というお話です。
ご紹介させて頂く方は、Sさん。
Sさんのお宅はご長男さんを頭に2人の女の子。
3人ともサッカーをやっていて、みんなそれぞれ活躍しているようです。今回は宿題提出の際、一緒にご報告を頂いたのでした。
ココから・・・
パピーさん。おはようございます。
今日のメールは何だかドキドキしますね。(笑)
約束をするという行為にこんなドキドキしたのは、本当に久しぶりの様な気がします。
それだけ日常の中で軽く約束を交わしていたのでしょうね。
一年後、幸せな母になっていたいです。子供の成長を穏やかに見ていたいです。そして、子供たちと共に幸せでいたいですね。
少し、上手に褒める事が出来たなと思うと、また感情的に怒ってしまったりして「しまった!」と思う事がやっぱりあります。情けないですね・・・・
日曜日、2年生の娘のサッカーの試合2回目でした。このところの雨でいつも試合が出来なくて、娘は待ちに待った試合。
前日は興奮状態で、11時半・・・「お母さん眠れないの、どうしたら眠れるの?」と添い寝している私に一言。
「大丈夫、目を閉じてそっとしてて・・・」と手を握ると娘はすぐに眠りました。
さて、朝が来て、私が起こさなくても一番乗りで起きてきた娘は、起きてくるなり窓を開け、嬉しそうに「できるね試合!」
私も主人も「ばっちり!」とOKサインで答えました。
準備もスタスタ自分でやって、時間が来るのを今かと待ち、主人の車の窓から身を乗り出して、「お母さん一点取ったらポケモンカードねー」と、叫びながら出かけました。
部屋の戻ると、ピアノの上に一枚のメモがあり、真ん中の娘が見つけ、教えてくれました。
「『お母さん早く見に来てね』って書いてあるよ」と教えてくれました。
そして「早く行ってあげないとね」と一言。
試合は見事2点獲得。キーパーもやりましたが、驚くほど上手で、おまけにキャプテン!
その日はその子一色の家族の日になってしまいました(笑)。
私と主人の子供達と交わす言葉は『すばらしい』の連発でした。
その妹に触発された兄と姉も「僕だって・・・」「私だって・・・」と過去の頑張りをアピール!
当然、『すばらしい!』と絶賛しました。妹のお陰で、活気のある楽しい食事ができました。
その日から彼女は違います。
嫌がっていたピアノの練習も、宿題も、明日の準備も、夕方ハシハシこなして、「もうやることないよ!次何しよう?」なんて自慢げに私に言います。
本人のやる気と、成功したときの自信が、一瞬にして彼女を変えてしまいました。
3月の早生まれなので、今度の三月でやっと8歳。最近の彼女の成長はすごいものを感じます。
( ・・・ 後 略 ・・・ )
ココまで・・・
Sさん、ご報告ありがとうございます。そして、ご紹介の許可も、ありがとうございました。
娘さん、大活躍だったみたいですね。
きっとそこまでには練習も相当、頑張っていたのだと思います。
でも、今日、このメールをご紹介したかったのは、その結果ではありません。
娘さんがガラッと変わったその理由についてお話したかったのです。
サッカーで勝ったから?
シュートが二本も決まったから?
キーパーでナイスセーブをしたから?
ご褒美のポケモンカードをもらった?から?
いいえ。違うんです。
素晴らしかったのはココなんです。
“私と主人の子供達と交わす言葉は『すばらしい』の連発でした。その妹に触発された兄と姉も
「僕だって・・・」
「私だって・・・」
と過去の頑張りをアピール!当然、『すばらしい!』と絶賛しました。妹のお陰で、活気のある楽しい食事ができました”
夕飯、みんなでわいわい言いながら、ご飯を食べたのでしょうね。
「あそこのあのシュートは良かったよ!」
「ビシッと決まって、かっこよかったね!」とか
「それにしても、すごいセーブだったよね。」
「あんなにうまいなんてびっくりしたよ!」きっとそんな言葉が出たのでしょう。
娘さんも「そうなんだよ、チラッとゴール見たら空いてるじゃん」「いいや、蹴っちゃえ!って思わずキックしたら、入っちゃったよ~!」なんて言っていたかもしれません。
お母さんもお父さんも興奮しながら熱く語り、そして絶賛してくれる。
そしたらお兄ちゃんも、お姉ちゃんも「僕だって・・・」「私だって・・・」と話に入ってきてどんどんヒートアップ。
この時、きっと妹さんは「私の頑張りでお父さんもお母さんも嬉しそう!」そう感じていたのだと思うのです。
『自分の存在価値』それを強く強く感じたのだと思うのですね。私は、この環境がすごく良い!と思うのです。
テキスト中には食事の事について書いてありますが、『一緒に食事を取る』という行為は、警戒心を解きほぐし、より親密になる事に一役買ってくれます。
「同じ釜の飯を食った仲」という言葉もありますし、他人だった人同士でも、テーブルを一緒にしたり、
お話しながら食事をすると、お互いの距離が短くなったり、友達になれたりします。
だから、家族みんなで食事を取るってとっても良いんですね。
多少、マナーが悪くたって、楽しかった事。面白かった事。そして今回のような絶賛、感動などを皆で口にする事で
ただ「褒める」だけじゃなく、相乗効果で何倍にもそして何度も何度も感じるのですね。
翌日の妹さんの変わりようがいいじゃないですか?
“その日から彼女は違います。嫌がっていたピアノの練習も、宿題も、明日の準備も夕方ハシハシこなして、
「もうやることないよ!次何しよう?」なんて自慢げに私に言います。
本人のやる気と、成功したときの自信が、一瞬にして彼女を変えてしまいました。”
とっても大きな力を秘めている『自信』是非、すべての子供達に体験させてあげたいですね。
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