第169号 気もちが変わった瞬間、ガラッと…
こんばんは、パピーいしがみです。
以前から「子育てはテクニックではありません」と言っていますが、それを実体験として感じてくださった会員さんからメールを頂きました。
子供さんのトイレトレーニングで、ずっとずっ~と、本当に長い事お悩みだった方です。
それが、気もちの持ち方を変えたら、ガラッと、本当にガラッと変わってしまったのです。
とっても興味深いので、ご紹介をさせて頂きますね。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。Uです。
5月に、3歳の息子のことで相談させていただきました。
自分の身の回りのこと(着替えや靴を履く・食事・うんちなど)が出来ないし、教えようとしても怒って聞かない・・・どうしたら?という相談でした。
ところが、今日、初めてトイレでうんちが出来ました!
食事も、下手ながらも自分でスプーンで食べるようになったし、靴も上手に履けるようになって、本当に驚いています。
実は、恥ずかしい話ですが、私は講座を学んでいるのに、頭ではわかっていても気持ちはちっともついて行かず、イライラして息子に感情をぶつけてしまうことがよくありました。
1ヶ月ほど前、私のイライラが爆発し、息子にひどい言葉を浴びせたり、家の中のものを蹴って壊したり・・・
手こそあげませんでしたが、息子に暴力を振るったも同然のことをしてしまいました。
私は自己嫌悪で息子の顔を見るのも辛くなり、息子から顔を背けてメソメソ泣いたり、仏頂面で息子と接したり、本当にひどいことをしました。
息子は夜中にうなされて、私が怒った時の口調そのままに「あっち行きなさい!!ダメなの!!」などと叫ぶようになり、
ここまで来て私はようやく、自分が息子をどんなに傷つけてしまったか、分かりました。
息子を傷つけるのはもう絶対にしたくない、と思いました。
息子に「お母さんはもう怒らないことに決めたからね」と宣言し、決してイライラをぶつけないようにしました。
これはなかなか大変なことでしたが、夕飯の時間が遅れようが、寝る時間が遅れようが、息子を傷つけるよりはマシだと思えるようになりました。
その頃からか、息子は家の中に置いてあった靴(もう少し大きくなったら下ろそうと思っていた)で靴を履く練習をしたり、ごはんを自分で食べるようになりました。
私に「コチョコチョ(くすぐり)して」とせがむようになり、コチョコチョすると本当にうれしそうなんです。
私もコチョコチョするときは自然と顔が笑ってしまうので、そんな私の顔が見られるからうれしいのかも知れません。
私も笑顔でいられることが少しづつ増えたようで、夫からも「最近ニコニコしてることが多いからうれしい」と言ってもらえて、
「そうか、私がニコニコしてるだけで、うれしいと思ってくれるんだ」と思いました。
以前、イライラして仏頂面していた時、息子はどんなに不安だったか。夫はどんなに心配して気をもんでいたか。
そう考えると、ますます、以前の自分に戻りたくないなと思います。
そして今日、ついに自分から「ウンチしたくなりました~」と言うのでトイレに連れて行くと、あっさりと、トイレでうんちしました。
うれしくて、私は「ばんざーい、ばんざーい」と踊ってしまいました。
息子もそんな私をみて嬉しさが倍増したようで、寝るときになっても、暗い部屋の中で「うれしいな~、いいウンチ出たね~!」と言っていました。
今までテキストを読んで頭に入っていても、気持ちまで変えることは出来てなかったんです。
「もし息子が死んでしまったら?」と想像してみても、やっぱり心の底では「そんなことあるはずない」と思ってしまって、
私達家族が、今、元気に過ごしていられることのありがたみを本当に分かってはいませんでした。
子育てはテクニックではないと、パピーさんが日頃から仰っているのに、テクニック的なところばかり使おうとしていたと思います。
今、第2期が終わったところですが、少しお休みして、もう一度、テキストを自分でじっくり読み直します。
心の底から理解できたら、再開したいと思っています。
長くなってしまってすみません。
以前ご相談したことのご報告と、もう2度と同じ過ちを犯さないぞ!という決意を表明したくて、メールさせていただきました。
パピーさん、お体を大切にしてくださいね。これからもよろしくお願いします。
ココまで・・・
そして、私はこのようにお返事をしました。
ココから・・・
こんにちは。パピーいしがみです。
素晴らしい報告、ありがとうございます。すごいですね。
お母さんの気持ちが変わった瞬間、本当にガラッと・・・っていう感じですね。
お母さんも暗闇の中を探すように、どうしたらいいんだろう・・・どうしたら・・・かなりお悩みになった事と思います。
でも、ものすごい発見でしたね。
“「そうか、私がニコニコしてるだけで、うれしいと思ってくれるんだ」と思いました”
そしてこういう文面もありました。
“うれしくて、私は「ばんざーい、ばんざーい」と踊ってしまいました。息子もそんな私をみて嬉しさが倍増したようで、寝るときになっても、暗い部屋の中で「うれしいな~、いいウンチ出たね~!」と言っていました”
私達は、人が喜んでいる様子を見るとなぜか笑みがこぼれます。
思わず「よかったね」と感じます。(もちろんライバルは別ですが(笑))
その思いは、近親者だと特に強いですよね。子供にとってのお母さんはその最たるものですね。
お母さんが喜んでくれる。僕の結果で喜んでくれる。その喜び、そしてお母さんの喜び、何度も何度も味わいたいんです。
寝る間際まで
“寝るときになっても、暗い部屋の中で「うれしいな~、いいウンチ出たね~!」と言っていました”
とありました。
お母さんの笑顔、お母さんの喜ぶしぐさ。それを何度も見たいのですね。これが、「褒める」のコツなのですね。
思いっきり喜んでその笑顔を、体中からあふれる喜びを見せてあげてください。
素晴らしい発見、そして、経験ですよ。Uさんも勿論、子供さんも。
子供さんはこれから、より一層、お母さんに喜ばれたい。褒められたい!っていう気持ちが強くなるはずです。
是非、いいところをたくさん見つけて、あなたはこういう所がいいところだね。「お母さんはうれしいなぁ」って伝えてあげてくださいね。
とっても嬉しい報告、ありがとうございます。
ココまで・・・
Uさん、メルマガ掲載の許可、ありがとうございます。
Uさんからはその後、お返事を頂いてこんな言葉がありました。
“最近は、毎日楽しいなあと思えます。仕事から帰った夫に、「今日、こんなことがあったよ」と、楽しく報告できることが嬉しいです。
私は「喉元過ぎれば暑さを忘れる」ところがあるんで、本当に、今の気持ちを忘れずに、色んなことを見つけて、一緒に喜びたいと思います。
そしていつもニコニコのお母さんでいようと思います”
以前頂いていたご相談メールを読んでいた私にとっては、「え~?これが同じUさん?」と思うほど、明るく、楽しい雰囲気が伝わって来て本当に嬉しくなりました。
ご主人ともうまくいっているようだし、嬉しいご報告、本当にありがとうございました。
又、いい事があったら教えてくださいね。まってまーす!
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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