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第180号 子供の世界にもダークな部分がある 2

こんばんは、パピーいしがみです。

先日、メルマガ176号で紹介しました、「子供の世界にもダークな部分がある」は、とても反響が大きく、又、それを不安に感じておられる方もいらっしゃいました。

(お読みになりたい方はコチラです。https://www.age18.jp/back176.html

そこで、今日は、それについて頂いたメールや、良かったよメール、又、一見、ピンチに見えるそれらは、本当は大きなチャンスなんです!

という事をお話したくて、メルマガでご紹介させて頂きます。

ココから・・・

パピーさん こんばんは。

メルマガ 毎回 うんうん!とうなづきながら読ませて頂いています。

カードゲームの事、我が家の息子も大好きで、ほとんど毎日 お友達とバトルをして遊んでいます。

家の場合も、やはり色々ありました。

昨年の今頃でしょうか、学校で ひとつ上の学年の子とカードの話しになり、学校のすぐ側の我が家に カードを見に来たのです。

玄関先で、二人で見ていて 相手の子が帰ると、息子が「カード交換してもらった」と言うのです。

でも その子にもらった気配がなく、よくよく聞いてみると、今度キラキラカードをくれるんだとか・・・。

おかしいと思って聞くと 枚数は二桁。詳しく何枚かは忘れてしまいましたが・・・。

近所のお友達に それとなく聞いてみると、そこの家の子も 同じ子に 同じ事を言われていたのです。

でも、息子は その子が ちゃんと交換してくれると信じていて、主人は その子を呼んで来いと言ったのですが、「交換してくれるって言ったんだ!」の一点張りなので、何日か様子を見る事にしました。

でも やはり何日経っても カードが返ってくる事はありませんでした。

息子は 学校で その子に会うと、カードの事を言った事もあったようですが、まだキラキラがないとか うまいこと言われてごまかされ、結局カードは戻ってきませんでした。

息子には交換は その場でするように 念をおしました。

息子も嫌な思いをしてしまいましたが、そこから学んでほしかったので、カードはそのままにしました。

でも、あの時に 主人の言うようにカードを持って行った子を探しだして、返してもらいに行った方が良かったんだろうか・・・と今も考える事があります。

今は、学校の方で カードゲームのルールを決めてくれ、一応 それを守っているようです。

息子も あれ以来 交換はその場でしているようですし、全部は持って行かず 何枚か選んで持って行ったりしているようです。

本当は カードもあまり 賛成はしていないのですが、お友達との世界も 息子にとっては大事な世界だと思い、今は 持って行くのは 許しています。

トラブルが無ければ、嫌な思いもしないけれど、そんな思いをしなければ わからない事もあります。

息子が辛い思いをするのは、私も 胸が張り裂けそうになりますが、そんな思いを乗り越えて ちょっとずつ強くなってほしいと思います。

きっと これからも 色々な事があるのでしょうね・・・。

長くなってしまいましたが、家でも 似たような事があったなぁーと思わずすぐにメールしてしまいました。

では おやすみなさい。

Nさん

・・・・

はじめまして、3歳と1歳の子を持つりょうマザーです。

2人の子をもってはじめて「どんと母です!(なんでもこい)」と気持ちを強くもてるようになりました、

以前はほんの些細な悩みで涙ぐむほどだったです。

ところで、上の子2歳のころ、ミニカーを友達のところに持っていって帰り際、隠されたことがあります。

いつも手になにかお気に入りのおもちゃを持っていると安心する、といった年頃でした。

友達もまた同じくらいの年。

ミニカーをとくに好きでもなかったKくんでしたが、あんまり大事そうにしているのを見たのか、

隠してうまくいったらもらっちゃえと思ったのかな?はるるさんの事件と比較するととても幼稚ですがその時(ついってことが)あるんだな~と思いました。

ムシキングみんなハマってますね。親子でゲームを楽しめるっていいですね。

りょうマザーさん

・・・・

パピーさん、こんばんわ。

お母さんの講座で勉強中のあけみです。

毎週の講座だけでなく、メルマガもとても参考になり「そうだよね~」とか、「そうなのか・・・」と共感をもちつつ拝見しています。

今回、子供の世界にも、ダークな部分がある。のメルマガでカードの問題は聞いているものの、

人事のようにあまり問題視してませんでしたが以前から不安になっている問題もあるので、メールさせて頂きました。

うちはカードだけを買う、というのはほとんどなく、小学1年の長男は今も外遊びが大好きで、室内ではカードゲームより、トミカでサッカーしたり、図書館で借りてきた本を読んでます。

近所にも幼稚園児以下の子供が多いので、このような問題はまだないのですが・・・

たまごっちにしろ、カードにしろ、全く買い与えていないうちは、少しクラスから浮いているんではないだろうか??と不安になることもあり

かといって、小学校低学年のうちは外で遊んで欲しいという私の願いもあり、結局 買い与えずに年月が過ぎています。

ただ、子供が退屈しないよう、図書館で定期的に本を借りたり一緒にサッカーの練習したりしてます。

不安になっているというのは、ゲームを買い与えてない以外に・・・

以前 小学校高学年の男の子達が 6人くらいで道端にたむろしてカードゲームをしてました。

ゲームしている姿も楽しそうではないし・・・目つきが冷ややなのが とても気になって不安になったんです。

コンビニとかでたむろしている高校生と同じように感じました。

6時すぎまで遊んでいたので、おそらくお母さんが働いているお子さんだと思うのですが。

( 中 略 )

それから、以前よりは忍耐強くなったつもりでも、子供同士でけんか始めると、頭ごなしに怒鳴ってしまうという失敗もまだまだあります。

長男は長男なりに自分で遊びたい方法があるとは思うんですが、大人から見ると、どうしても自分勝手に思えて。。。

でも、これも長男を叱っていると比例するように意地悪になり、

褒めることが多いと、やさしい対応になることがわかったので、私の態度に敏感に反応しているんだと気付いたんですが、すぐには直せないですね。

今回のメルマガで、

“「誰でもそんな気になることがあるよ」「お父さんだってやったことがある」「でも、やっぱり悪い事だし、後味が悪いよね」「さっぱりする為に謝りに行くか?」と、その日の内に一緒に謝りに行って、私が頭を下げる事を子供に見せました。

そして「子供は失敗する事もあるんだよ。そして失敗はしてもいいの。親は子供の失敗の後始末をするのも仕事なんだよ。

でも、これからは、「いけないな」って思うことはしないようにしようね」”

というハピーさんの対処。 はぁ~ そうなのかぁ・・・としばらく放心してしまいました。

多少子供の言い分を聞きとりつつ、注意するようにはしているつもりでしたが、やはり上から(頭ごなしに)叱っていたんでしょう。

長男が、小さい子に頭ごなしに威圧的に遊んでいるのは、私の注意の仕方に問題があったんでしょうね。

子は親の鏡とは、全くその通りでした。

このことを忘れないようにして、子供の様子から自らを見直せるように 心がけます。

うちの子供だけでなく、私が接する子供達にも幸せな対応ができるますように。

長文かつ、内容が散乱し、すいません。。。これからもご教授よろしくお願いします。

だいぶ朝晩涼しくなりました、無理されませんようにご自愛ください。

あけみさん

・・・・

同じような経験をされた「はるるさん」へ。

私も、はるるさんに同感です。

我が息子(小6)も、小1の時から、年に1~2回は、同様な盗られた・壊された事件に遭います。

文房具・ベイブレード・遊戯王カードなどなど・・・・。

親御さんによっては、子供間のことなので、親は口を挟まないという方もいます。

はるるさんのお子さんのように、大事にしていたものほど、目を離したスキに、何かおこるのですね。

私は、相手の親御さんに言いに行くのは、いつもいやなのですが、双方の子供のことを考えてみると、はるるさんのように、行動を起こすのがいいと思います。

我が子も、反省しながらものの取り扱いに気をつけるようになってきました。

そのことがきっかけで、友人とのやり取りも学ぶのだとも思います。

そらまめさん

・・・・

はじめてメールをさせていただいております。

毎回、欠かさずメールを読ませていただいて、いろいろ日々考えております。

ただ、実行となると なかなか頭でわかっていても、行動に移せない自分がとてももどかしく感じます。

ところで、ムシカードのメールを読ませていただき、殆ど同じ経験をした母親として、とても驚き、思わずメールをさせていただきました。

私の息子は現在5歳なのですが、5歳の間に、2回、カードを取られてしまう事がありました。

息子のお気に入りで、いつも首から下げていたのですが、ある日家族全員で買い物に行ったとき、初対面の同じ年の男の子と、カードの話題で盛り上がりお友達になったようでした。

2mほど離れた距離で見ていたのですが、30分ほど盛り上がって、その後帰宅したときに、20枚入れていたホルダーから、3枚のレアカードだけなくなっていたのでした。

私は想像もしていなかったので、その事実にショックを受けたんですが、

落ち着いて、「いいカードだからきっと欲しかったんだね、とられちゃったんだね」と話しました。

でも、息子は、「違う、あの子がとったんじゃない」と言いはり、きっとどこかにあるんだよと、探していました。

このとき、子供に真実を伝えるべきかどうか、本当のことを話せば、子供が傷つくと思い、迷って、結局そのままになってしまっていました。

そして、それから持ち歩くことを禁止しました。

つい先日、年少からの幼稚園のお友達が園の帰りに家に遊びに来たときに2回目がおこりました。

ポケットに4枚入っていたのですが、「これ同じの持っているんだよ。見せてあげようか?」といった瞬間、

その子は「絶対無いよ。同じのは。でも、とったんじゃないよ。見せてくれなくていい!絶対ないから」という言葉で、真実がわかってしまいました。

でも、その場をそのまま過ごしました。

結局、そのお母さんに判断を委ねようと、放置している状態です。

こういった件で、どうしたらよいのか悩んでもよい、ということに、まず、とても安心しました。

5歳の子供に、そういった事はあるのだということを教えるべきなのか、知らせると、猜疑心が強くなったりしないのか、そのあたりで、いまも悩んでいます。

また、あまりに無防備なので、(これは親子共々かもしれませんが)これからの小学校で、ちゃんと生きていけるのか不安になったりもします。

(後略)

mmさん

・・・・

パピーさんのお子さんの四区事件を読んでメールしています。

私の息子は1歳5ヶ月です。

主人の実家で同居していますが、主人の父(私の義父)は、脳の病気にかかり痴呆症のようにコミュニケーションがとれません。

知能的には3歳児のようなので息子とおもちゃの取り合い(正確には取り上げてしまう)をしたりして遊んでいます。

でも、いやな事があると息子の頭を強く殴ってみたり、大きな声をはりあげたりするので、息子がびっくりして泣いてしまうんです。

それを見守っている家族は介護の疲れもあってか「だめでしょ!!!」と頭ごなしに怒るのですが、

どうも理解できないらしく、ふてくされて家の中を徘徊し、トイレも分からないので洗濯機にひっかけたりします、

そんな状況のなか 私の義父なので強くしかれず、嫌な気持ちのまま義母や主人にまかせて見て見ぬふりをしていました。

でも、たまたまそこに義父と私と息子しかいなかったとき、息子が義父のそばに行ったんです。

そしたら足で蹴飛ばされ頭を強くうってしまいました。

こんなとき主人や義母なら怒鳴ってかばってくれたのかな?なんて思いながらも、息子を抱きかかえ「やめてください!」と叫びました。

わかってもらえませんでした。

でも、ふと思ったんです。世の中にはいろんな人がいる。そんな時子供にはなんて説明すればいいのだろう?

「危ない人だから近くによってはだめよ」そういえばいいのでしょうか?

私は、何かが違うとおもいました。

言葉にはうまくできませんがそれは、子供の心に偏見が芽生えるのではないかと・・

相手は病人ましては主人の父です。息子にはおじいちゃんになるわけです。

殴られてもけられても遊んでいるおもちゃを取り上げられても寄って行くんです。何かがあるのでしょう・・・・。

そんなことを考えていた時期、主人の弟が遊びに来ました。

夕ご飯を食べ終わり皆で何をするわけでもなくのんびりしていました。

テレビをぼ~っとみていたその時、また義父が息子を泣かしたのです。

たまたま、主人の弟が息子と遊んでくれていたので、なんと言って聞かせるのか興味がありました。

弟は「じいじは、今は本当のじいじじゃないんだよ。本当のじいじは、やさしいんだぞ~~~。こっちおいで、おじちゃんと遊ぼう」そういって息子を抱っこしてあやしてくれたんです。

目からうろこでした・・・。

頭ごなしに大人から見て悪い方を怒るのではなくて、なんて言ったら伝わるか分かりませんがどちらの気持ちも考える。そういう促しが出来る弟に感激しました。

今回のダークな部分のメルマガを読んでいて内容は異なりますが、私たち大人が悪いこと良いことを子供に教えるときに、はるるさんやパピーさんのお宅のような促しが出来れば素敵だなと思ったのでメールしてしまいました。

私なら、怒ってしまいそうなので・・・・・。

強制的に導いては子供の判断にならない。というパピーさんの教え身をもって実感しました。

ありがとうございました。。

あきさん

・・・・

Nさん、りょうマザーさん、あけみさん、そらまめさん、mmさん あきさん、・・・そして、はるるさん。

貴重なお話をありがとうございました。

題名は「子供の世界にもダークな部分がある」としましたが、これは、『ダークな部分があるから気をつけましょう。』と言っているんではないんです。

私達は、子供に『あまり体験させたくない』と思って、そういう部分を無意識に隠したくなりますよね。

でも、それは子供達がこれから成長していくに当たって、必ず乗り越えていかなければならない部分でもあるし、

それを体験するのも、『乗り越えるチャンス』ですし、又、加害者になったとしても、『いけないと知るチャンス』なんですよ!いう事を言いたいのですね。

反対に、『気がつかなかった』『知らなかった』というのが最も避けたい事なんです。

誰かに大切な何かを取られてしまった。

その時には、「大切なものは、大事にしまっておかなければならない」事を知る(教える)最適なチャンスです。

又、誰かの大切なものを取ってしまった。としたら、「あなたはしてはいけない事をしたんだよ!」と教え、「いけない事をしたら、謝る事、責任を持って元に戻す事」などを教える、格好のチャンスとなるんです。

そして、よくあるのが、取ってしまった子の親の態度です。

「ウチの子に限って!」なんてのが、子供にとっては最悪!あまりにもかわいそう!そこからは何の学びも気づきも無い!と私は思うのです。

私達にもあるように「魔がさす」って事は必ずあります。

いけないと知りながら手が出てしまう、って事はあるんです。

特に子供の場合は、完成されていないのですから「必ずある」と思って欲しいのですね。

で、起きてしまったら、「なんてあんたは悪い子なの!」とか「私の育て方が間違っていたせいだわ!」とか子供を攻めたり、自分を責めたりしないで欲しいのです。

いけない事をした時には、子供も「いけない事をした」と分かっています。

先ほどmmさんが教えて下さった事例でもこのようにありました。

“つい先日、年少からの幼稚園のお友達が園の帰りに家に遊びに来たときに2回目がおこりました。

ポケットに4枚入っていたのですが、「これ同じのもっているんだよ。見せてあげようか?」と言った瞬間、

「絶対無いよ。同じのは。でも、とったんじゃないよ。見せてくれなくてもいい!絶対ないから」・・・”

この子はかなりあせっているのが解りますね。解っているんですよ。自分は「やっちゃいけない事をした」って。

幼稚園の子でも善悪はわかるんです。

怖いのは、親も気がつかず、誰もそれについて教えてあげずに、この「いけない」を感じなくなってしまう事なんです。

間違いは誰にでもあります。子供には特にあります。だから、親がいつも見ていてあげる必要があるんですね。

そう。チャンスをチャンスとして発見する為には、そのチャンスを見つけられなければどうしようも無いわけです。

ところが、それを見つけたりすると感情的に怒鳴りつけちゃう事って多いんです。

これって、実は逆効果!

重要なのは、恐怖で押さえつけるのではなく、「いけない事をした時のいやな気持ち」を教える事だったり、

「後悔したら、早めに謝る方が楽になる事」だったり、「人に迷惑を掛けた後の対処」を教える事だと思うのですね。

それらは、「今度やったらただじゃおかない!」という言葉や「あんたはなんてことしてくれたの!バシッ!(笑)」では、絶対に知ることはできないのですから。

ダークな部分は必ずある。一見見るとピンチに見えるけど、でも、そんなピンチも本当は・・・“大きなチャンス”なんです。

全ては見方、考え方なんですね。

 

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号数 内容 オススメ度
176 ■ 子供の世界にもダークな部分がある ★★★

 

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