第201号 いかようにも『親』しだい
前回、「もう200回になるんですね。」なんてお話しましたら、沢山の方からおめでとうメールを頂きました。
ありがとうございます。
それから、自転車の補助輪はずしのお話もしましたよね。
私としては、この方法をやって驚いて(あまりにも早くできるので)メールを下さる方がいても、2・3週間は先だろうな・・・。
と思っていたのですが、すでに、実行された方がおられてエピソードも交えてお話くださいました。
今日は、そのご紹介をさせて頂きたいと思います。本当に早く自転車に乗れるようになっちゃうんですよ!
ココから・・・
200回おめでとうございます。チャングムです。これだけの内容を200回続ける・・・。
「どれだけ自分との戦いを続けていらっしゃる方なのかなぁ?」「すごいなぁ、見習いたい!」って、おこがましいですが、少しでも近づきたいとメルマガを拝見しながら思う日々です。
週2回、超プラスの価値観に触れさせていただくだけで、3人の子育てや、ばあちゃんの介護を頑張ろう!という元気や、父の言葉に振り回されず芯を貫こう!と勇気を頂き、『人生を前向きに捉えようと頑張るエネルギー』が沸いてきます。
講座のほうが、週4回読みきれていなくて時間と体力を調整中です。もうすこし頑張ります。
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自転車の話は、11月20日、突然乗れるようになった長男と重なり、ほんとにこうすると早く乗れるよなぁ!なんて思って読ませていただきました。
うちの場合は、今年の6月、パパが3ヶ月以上乗っていない6歳の息子のコロ付き自転車のコロを突然外したのがきっかけでした。
(近所の息子の同級生が年中の冬から乗れていたので)はじめは私も、夫も「早く乗れるようにしてあげよう」と自転車のうしろをつかんだり、支えたりしながら一生懸命でしたが、
パピーさんのおっしゃるとおりほんとに3つのことをするのは急にはできず・・・。
私は感情的になるし、息子は転んで痛いし、怖いし、嫌だし・・・で「自転車いや!コロもう一度つける!」と息子は言い出しました。
そして断念llllll(-_-;)llllll ずーん(あとから考えるとこれもよかったなあと思います)
コロをつけるのは、こっちがめんどくさくて、やらずにずるずる・・・夏休みは練習しようとしても本人はその気にならず、
でも、自転車そのものは楽しいようで、自分のより一回り小さいコロ付きの妹の自転車に乗って楽しんでいました
(アパートから実家まで7キロの道のりを走りきったくらい好きでした)
夏休みの終わりに、坂の多いアパートから、平らばかりの私の実家へ引越しました。
私自身も自転車に乗るようになり、本人もコロ付でよくついてくるようになりました。
すると、3歳の妹も「私の自転車なんだから、お兄ちゃんは自分のに乗って!」と言い始め、黙って見ていると息子はコロなしに、またがるようになりました。
6月のことがあったので、静観しよう、また、パピーさんにめぐり合っていたので『ほめるだけで、黙っていよう』をモットーに様子を見ていました。
たまたま近所に同い年の子と1週間に1度、必ず顔を合わせるようになって、初めて会った9月の時はその子はコロ付だった(息子がチェック)のが、10月半ばにはコロなしを乗っていて・・・。
それからはほんとに息子は頑張ってました。
「乗れないけどまたがることはできるね」と言えば、「そうだね」と言ってまたがり「6月より歩けるようになったね」「昨日よりふらつかなくなったね」と言えば、またがったまま歩いていました。
時にはそれでも転んで「ああ痛そうだなぁ」と思いましたが、息子はあきらめる事がなかったのです。(それが私には不思議で仕方がないのですが・・・)
様子を見ていると11月になり11月の半ばにチャンスがきました。
買い物に2キロ先のスーパーへ。お母さんは次女を前に乗せて自転車で行く、妹はコロ付自転車で行く、
「あなたはママの後ろに乗る?」と聞くと、「僕はコロなし自転車!」と言い、
その日の買い物は1時間半かかりましたが、行きも帰りも、ころなし自転車にまたがって、本当にがんばっていました。
歩けるようになってきたら、一回のけり足で50センチぐらい進むようになり、
疲れてきたら「いちにのさんー」で、足を上げて距離を稼いでみたり・・・。
この日には乗れませんでしたが、それから3日後、いつものように息子はまたがり、軽くこいだら5回もこげてそれ以降、突然・・・乗れるようになったのです。
息子が自分に驚いていました\(・_・)
私は乗れた事より、あきらめずに頑張りつづけた息子が誇らしくて「ほんとに頑張ったね、あきらめなかったのがすごいんだよ~」と、いまだに言ってしまいます。
(その後も転倒はして、かごは3つ壊しましたが、もう片道5キロとか平気ですね)
また自分のことばかり書きつづってしまいましたが、改めて振り返るチャンスになりました。ありがとうございます。
毎日が試行錯誤の連続で「これでいいのかなぁ?」と不安になることもあります。
でも、パピーさんの存在が「これでいいんだよ」とか「こっちだよとか」安心感を頂いています。
これからもメルマガ楽しみにしています。寒くなってきた折、お体にお気をつけて
かしこ
ココまで・・・
チャングムさん、お便りありがとうございます。「褒めるだけで黙っていよう!」はよかったですね。
それから、突然に乗れるようになった息子さん。
「自分で驚いてた」とありましたが、しぜーんにバランス感覚が養われていたのですね。
強制しなくても、叱らなくても、続ければ必ず身に付くんですね。
さあ、もう一方(ひとかた)ご紹介します。この方も会員さんのそらまめさん、
実は、そらまめさんのお父さんが補助輪はずしコーチの名人。
そして、その名人が、私の方法と同じだったらしいのです。おー!自信持っちゃうなぁ!(笑)
ココから・・・
こんにちは!そらまめです。
自転車の補助輪の取り方、なつかしく思い出しながら読みました。
我が息子、(6年)のやり方とまったく同じで、ビックリ!パピーさんも同じようにしたと思うとうれしくなりました。
でも、この方法、実は私が父に伝授したことを、今度は、息子に伝えただけなんです。
私の父は、チョット変わり者です。
当時、子供と同じアニメを見ていました。
クラス懇談会の席で、担任が「子供には、ニュースを見せましょう」と言うと父は「アニメは、真剣に見ると奥があります」と真剣に討論するので、翌日「お前の父さんはおもしろいな~」と笑われたり。
そんな父が、私を含め、近所、仕事先のお客さんのお子さんまで教えた「とっておきの補助はずしの方法」がパピーさんとまったく同じなんて。
ちなみに、仕事先のお客さんのお子さんは、仕事そっちのけでやさしく教えて30分で乗れたものだから、お客さんは感激!
「私がいくら特訓しても出来ないのに、あなたはすごい!」
職人の父は、マイペースで頑固。子供好きです。
よく母に「お客さんに催促されているよ」といわれていましたけど、子供の私にとって、腹巻にステテコ姿でも、大好きでした。
・・・後略・・・
一度、このメールを頂いて、メルマガに紹介したいから「もっと詳しく教えて!」とお願いしました・・・
その後、頂いたメールはコチラです。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。そらまめです。
早くのメールのお返事、ありがとうございます。何か、うれしいやら、はずかしいやら・・・。こんな私のメールで、よければ使ってください。
6年生の息子も当時、年中の今頃でしょうか?
幼稚園で「僕、補助はずれたよ~」なんて声が、クラスの半分くらいになった頃です。
運動神経がにぶく、外斜視で、感覚や視力も人並み遅かったので、早めに自転車の練習をさせました。
不思議なもので補助をとると、急に不安で、フラフラです。
幼児の時の足こぎ車?の足の要領で「一回蹴っては、バランス」を何回もやりました。
ペダルはつけたまま(本人がはずさないで~というので)でしたが・・・何日か繰り返すと、ひと蹴りで、結構、進むようになるのです。
そこで、私は、徒歩(小走り)、息子はひと蹴りで10分以上散歩や買い物とステップを踏みました。
そこで、まっすぐな道でチャレンジ!
1度目は、失敗。へこんで、しばらく自転車のりませんでした。
その直後、実家に行く用事があり、自転車も積んでいきました。そこで、変わり者の父に事情をいって、ジジと孫の練習です。
なんと30分ほどで、合格!
そのときのアドバイスはこうでした。
1)ハンドルは見ないで前を向くとグラグラしないよ。
2)すぐ、ペダルをこがないで、何回か蹴ってからだよ。
3)疲れたら、また今度ね。
このくらいしか、子供には、言っていません。
でも、一瞬でも、できると「よし、その感じだ!おぼえとけ!」
失敗したら「おしいな。今、ハンドル少し見ちゃったな~!」くらいです。
でも、うまくなりたい子供の心理をついているようです。自分の父ながら、子供の扱いがうまいと思います。
先日、大きな公園を散歩していたら、やはり、補助はずし特訓の子供と、そのパパを見ました。
「下手くそ~。前を見ろ!」と怒鳴るし、いきなり漕いでるんです。おまけに、だんだん泣き顔になるから前が余計見えないんです。ふらついて、やればやるほどボロボロの親子でした。
我が息子、それを見て、「最初は股こぎだよ。ジジだったらすぐ乗れるように教えてくれるのにね!」とつぶやいていました。
人によって、すぐ外れる子とそうでない子といます。
でも、身につけば必ず捕助なしです。それまで、何回も練習あるのみ。
主人は、その他に、ブレーキングを教えていました。ブレーキで自転車を止められる握力がつくまで一人で乗るのは、許可していませんでした。
子供はスピードは出せるが、ブレーキは難しいからだと。
時々、自転車の点検、本人の体に調整してくれているので、息子は26インチを今では乗っていますが、同世代の子より、自転車を大事に乗っている気がします。
ココまで・・・
そらまめさん、お便りありがとうございました。
このメルマガを作る前に、前回の200回のメールマガジン、そして、チャングムさんのメール、そらまめさんのメール、何度も何度も読み返しました。
その時にふと思ったのです。
前回、今回と自転車のお話ですが、全ての根本は同じなんですね。
難しかったら細分化・・・。出来るだけ細かくして、1つ1つ乗り越えていく。
乗り越える事ができるように、励まし、1つ乗り越えたら、認め、褒め、次のステップをやってみる。
それができれば何だって乗り越えられるんだよな・・・。
細かくできるかどうか?ステップを踏めるかどうか?乗り越える喜びを知り、次の山も乗り越える事ができる事。
その『考え方』を親が知っているかどうか、知ろうとしてるか否か?それだけなんだよな・・・。
そう思った時、子供の成長って、親によって全然変わるよな!って。
突然乗れるようになって驚いたチャングムさんの息子さん。
ジジと楽しく練習してすぐに乗れるようになっちゃった、そらまめさんの息子さん。
そして、そらまめさんが公園で見た、スパルタでお父さんに罵倒され、泣き顔でやっている親子。
私達に与えられた時間は同じです。
でも、その時間はいかようにも『親』しだいで変わってしまう。中身の濃い物にもできるし、薄い物にしてしまう事もある。
そう思ったら、がぜん、やる気が出てきました!
「よーし、『幸せなお母さん』になりたいって言う人をもっともっとバックアップするぞー!」って。
2006年もそろそろ終わり。2007年もバリバリやるぜー!
(「ムリするな!」とお叱りを受けそうなので小さくガッツポーズをしました(笑))
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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