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第215号 子供と一緒に親も乗り越える 2

こんばんは、パピーいしがみです。

今回は212号の続きです。212号は覚えておられますか?

もともと水が大好きだった娘さんが、意気揚々とスイミングを習い始めたのに、いきなり「やめる!」と言い出した。

スイミングの時間になると、大泣き。

理由を聞いても的を得ず、お母さんは困ってしまう。でも、お母さんは、自分なりに考え、行動をする。

強制的に行かせるのでもなく、やめてしまうのでもなく、子供の様子をちゃんと見て、何が原因なのかを探る日々。

そして、その原因は、「子供自身が感じている、さまざまな不安なのだ」と発見。

そして、『お母さんがその不安を払拭してあげる』のではなく、『子供が自分で乗り越える』事を選択。

共感すること。安心させること。そして、認め、褒めること。

その結果、見事に子供さんは、その山を乗り越え、考え方が前向きになり、スイミングもやめると言わなくなり、今も元気に通っている、と言う事でした。

そして、なんとスイミングだけでなく『保育園でも勢いに乗っている』のだそうです。

大声で泣き「やめたい」とさえ言った『不安』を乗り越えた事、一つの大きな山を乗り越えた事が、確かに自信になっているようです。

そして・・・、

お母さん自身も、『子供が自分から乗り越えるようにサポートできた!』という喜びと、自信が備わったようです。

そう。一つの山を乗り越えるのは、子供だけじゃなく、私達、親にとっても自信になるんですね。

そして、一度、それが分かると、次も、又次も応用が出来るのです。

『挫折や失敗に負けず、乗り越える事の喜びを教えてあげられる親』になれるんです。

私は、そこを知って欲しいのですね。

私達には、子供にとっての山や障害を排除するのは簡単です。

ところが、いつも親が「楽」な選択、「排除」をしてしまうと、いつまでたっても子供は「乗り越えること」が出来ない。

もちろん親だって、いつまでたっても『乗り越えさせてあげる事が出来ない』のです。

乗り越える力に蓋をして、子供が成長してしまったらどうでしょうか?(それによる弊害は、あなたもご存知のとおりです)

だからこそ、私達は「楽」を選択せず、辛くても、大変でも、悩み、考え、私達自身を成長させて行きたいんですね。

おっと、今日は、そんなドロシーさんへのお返事、そしてご質問に答えるのでした。

(ちなみに前回のメルマガは下記のページでご覧頂けます)

第212号 子供と一緒に、親も乗り越える。

ココから・・・

ドロシーさん、こんにちは。パピーいしがみです。

メールありがとうございます。お返事がこんなに遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。

ドロシーさんのメールがとっても嬉しくて、じっくり読んで、じっくりお返事しようと思っていたら、どんどん遅くなってしまいました。

すみません。でも、とっても嬉しかったんです。

以前からメルマガで「乗り越える」ことの重要性について、ずっとお話ししていましたが、

ドロシーさんの娘さんは、この「乗り越える」を経験されたんですね。

こういう経験、成功体験が、さまざまな事に影響を及ぼすのです。

そう、それが「自信」なんですね。

どんなに褒めてあげても、認めてあげても、包んであげても、それだけでは「自信」は付きません。

褒めて、認めて、包んで、自分から「やってみよう」「やってみた」「上手くいった」「できちゃった」

その時に感じる、達成感、満足感、その積み重ねが『自信』になるんですね。

二つ頂いたメールの最初の方に

“「いまねぇ~運動会の太鼓(鼓隊)が終わった時と同じ気持ちがしゆう。」

『あ!達成感(満足感)を味わったなぁ~』と直感しました。

翌日、登園する車中で、「小学校になる頃、何級になっているかな・・・」と、ワクワクした笑顔で言った娘に・・・”

とありましたね。

ココには、心のそこから満足を感じている娘さんがいますね。そして、近い将来への期待と希望を感じます。

うれしいな~!こういう瞬間がとっても嬉しく感じます。

そして、すぐに私にメールをしてくださったドロシーさん、ほんと、感謝しています。

それから、頂いたメールの2通目に

“「スイミングやめる!」娘のたった一言で、私自身こんなに動揺し、悩むとは思いませんでした。

振り返れば、たった1~2ヵ月程のことだったのですが、私自身悩んで行動した分、喜びは何倍にもふくれ、「やった~!私にもできた!!」と達成感を味わえることができました。

でも・・・一つ気になることが・・・

「やめる」といった時、水泳が嫌いになって言っているのではないと判断して、娘のやめたい気持ちを無視して、続けさせたのですが

これでよかったのでしょうか? 今回は結果オーライでしたが・・・パピーさん、どう思われますか?”

とありました。

このご質問にお返事しますね。

まず、心配事や悩みは、これからも発生します。それは、私達は初めての子育てだからです。

初めての事は何が起こるか分かりません。それは、確かに怖いです。心配です。

でも、だからこそ、乗り越えたときに、喜びを味わうんですね。

そう。親も子も同じなんですよ。新しい事は誰でも不安です。

ところが、子供が乗り越えたときに自信が付くように、親も、子供を乗り越えさせる事ができたときに大きな喜びと自信が付くんです。

初めての事、不安、心配・・・は、何もしなくても訪れます。そしてそれに逃げているといつまでも恐ろしいと感じます。

でも、乗り越えると「あんまりたいしたこと無かった」という安堵感と「私でもできた。乗り越えた」という、

そう。ドロシーさんも感じた『達成感』『満足感』が味わえるんですね。

そして、子供、親、共に喜びを共有する事で、相乗効果で善循環に突入!となるんです。

最後の質問

“「やめる」といった時、水泳が嫌いになって言っているのではないと判断して、娘のやめたい気持ちを無視して、続けさせたのですがこれでよかったのでしょうか?”

ですが「やめたい」理由にはいくつかあると思います。今回は、結果オーライだったとありましたが、私は、どうしてそういう気持ちになったのか、を常に見ておいて欲しいと思うのですね。

コーチに叱られて、凹む事もあるでしょう。友達ができなくてしょげている事もあるかもしれません。

又、大きな壁にぶつかって乗り越えられない時もあるかもしれません。

その時々で、掛けてあげる声の内容も違うでしょうし、やめるのが良い場合もあると思うのです。

(コーチの人間性が、悪影響を与えると思ったらやめるべきです)

でも、それらも、子供の様子をしっかり見ていないと判断できないのですね。

結果オーライ、結構だと思います。

やるべきことをやってみて、そして上手くいったのですから、これほど喜ばしい事はないですね。

あれから、しばらく時間が経ちましたが、娘さんの様子はいかがですか?絶好調!だと嬉しいのですが・・・(^^)

ココまで・・・

パピーさんへ

こんにちは ドロシーです。メールありがとうございました。

お返事が遅くなってすみません。またまたまた、長いメールになりそうですが・・・

何度もパピーさんの言葉をかみしめながら読ませていただきました。

以前にも、『子供の声をよーく聞いてあげると、子供たちは安心しますよ』と、メールをくださって、

今回は、『何か問題にぶつかった時は、子供がどうしてそうゆう気持ちになったのかを考える。それらは、子供の様子をしっかり見ないと判断できませんよ。』と、アドバイスをくださいました。

これからも、子供の声・気持ち・態度をしっかり見ていこうと思います。

そしたら開ける道がきっとあるような気がしてきました。(^.^)

それから第191号のメルマガで『自分(母)が一番対処法を知っている。その事実をわかって欲しい。それは、お母さんが一番その状況を知っているから』

の文章を読んだ後、なんだか私への応援メッセージに思えて

「壁にぶつかったら、パピーさんに相談する前にまず冷静に考えて、行動してみよう!つまずいたらパピーさんがついているからね・・・」

と、自分を励ましながら、乗り越えることができました。

そこでフッと思ったこと・・・もし、パピーさんのHPに出会わず、通信講座も勉強をしていなかったら今回の件、乗り越えることができただろうか?

スイミングを止めさせていたかも知れないし、例え、娘が乗り越えることができたとしても、日々の生活の流れで通りすぎ、喜びを親子で共有したり、私自身が達成感を味わうことはなかったと思います。

まだ勉強の最中で、私の問題点は山積みのようにありますが、勉強を始めてから、子供を通して私が幸せを感じている。

「小さな小さな出来事だけど、それが小さな幸せだ」

と、感じていられるようになったのは大きな収穫かもしれません。

パピーさん・・・

これからも、私たちの羅針盤でいてくださいね。

・・・中略・・・

メルマガ掲載の件ですが、

娘に

「お母さんが勉強をしているのを知っているでしょう?(内容は知りません)

あなたがスイミングやめる!と大泣きしてたのが、今は笑顔で行けるようになったよね。

お母さんは嬉しくてね、先生にその話をお手紙に書いたの。

「そしたら、『よく頑張りましたね!』って褒めてくれてね。『そのお手紙をパソコンの本に載せてもいいですか?』って言ってるけど載せてもいい?」

と言いました。すると・・・、

「いいよ」(目を輝かせながら)

「あなたの頑張ったことを世界中の人が読むんだよ」

「いいよ・・・今、クロールに入ったからやろ?」

「・・・ちょっ・・と・・違うと思うけど・・・」

自分が不安という気持ちを乗り越えたなんて意識してないだろうなぁ~と感じました。

娘の許可をもらったので、どうぞよろしくお願いいます。

あ~ドキドキする~

ドロシーより

ココまで・・・

ドロシーさん、メルマガへの掲載のご許可ありがとうございます。

あ、娘さんが許可を下さったんですね(笑)ありがとうございます。

さて、この後、ドロシーさんと娘さんは新たな挑戦を始めました。

なんと、それは一輪車です。

娘さんだけでなく、お母さんも挑戦するんですよ!!

こんな内容のメールを頂きました。

ココから・・・

きっかけは、NHKの夕方から「天才てれびくん」という番組があって「一輪車に挑戦して大会へ出る」コーナーがありました。

娘はこのコーナーが大好きで、いつも食い入る様に見ては(すごい集中力)同じ流す涙にも、悲しい涙・悔しい涙・うれしい涙・感動の涙がある事を知りました。

この番組の影響で、私も一輪車に乗ってみたいと言い始めて一年ぐらい経つでしょうか。

(当時は、まだ小さいし乗れるわけがない。一過性に違いない。と聞き流していました。)

この頃は一輪車に乗りたい気持ちが日に日に大きくなるようで「どうしても一輪車が欲しい」と、言うようになりました。

一輪車は、実際見たことも触ったこともなかったので、

「一度見てみよう!それでも、どうしても欲しいならサンタさんにお願いしたら・・・○○が一生懸命お願いしたら、願いが叶うかもよ・・・」

と言うと、目をつぶり、手を組んで一生懸命お願いしていました。

先日、一輪車を見に行った時のこと、嬉しそうに一輪車を手に取り、「乗ってみる」と言って商品棚につかまりながら、1~2m進んでいました。

何度も・・何度も・・

「うまく進めんね」

(どうやら、自分もテレビに出ていたお姉さん達のようにスイスイ乗ったり、回転したりするイメージを描いていたみたいで、現実は甘くない事を知ったようです。)

「つかまりながら1~2m進んだよ。いきなりスイスイ乗れるほど、簡単ではないよ。

テレビでもうまく乗れなくて、悔し涙をいっぱい流していたでしょう。

それでも一生懸命練習したから、乗れるようになったんだよ。」

「・・・・・ヘルメットがいるね」(やめたい気持ちは感じられず、かえって決意を感じました。)

娘が一輪車に興味を持ったころから、ネットで一輪車クラブや
乗り方を検索していたのですが、近所にはクラブはなく

私が教えるにしても、乗った経験がないから教えられないし、乗るのも難しそうだなぁ~と感じていました。(私はビビリです)

でも、一輪車に乗っている娘を想像するとワクワクするんです。

娘はすでに一輪車に乗っている自分を想像してワクワクしているのも知っています。

私も、娘と手をつないで一輪車に乗っていたら・・・あ~なんて素晴らしいんだろう・・・

また二人で達成感を味わいたいなぁ~なんて思い始めています。(私の一輪車も注文してしまいました。)

私が学生の頃、スポーツはスパルタで教わったので「褒めながら・・・」ができるか不安ですができるようになることが目的ではなく、自信をつけることが目的と心にとめながら・・・・

『やってみせ 言って聞かせて させてみて褒めてやらねば 人は動かじ』

『難しかったら細分化』

を合言葉に、一輪車の練習をしたいと思っています。

この年令になって、一輪車の練習をする事になるとは想像もしていなかったし、今度の山は高く乗り越えるのに大変そう・・・(^_^)/

楽しい報告?がパピーさんにできるといいなぁ~。つまずいたら、アドバイスくださいね。

ココまで・・・

すごいよね。一輪車、「私の分も注文しました!」だって。すばらしい!!!もう拍手を送っちゃいますよ!

一輪車も、絶対に乗れるようになります。(私も出来たし(^^))

二人の夢、楽しいイメージ、わくわくした気持ち。それが現実となったら、どんなに素晴らしいでしょう?そして、どれほど、自分にとって自信となるでしょう?

すごいな~!新しいチャレンジ、もうめちゃめちゃ楽しそう。

家の中でも、子供達とはしゃいでいるドロシーさんの姿が見えます。

「おかあさ~ん?、だいじょうぶ~?(笑)」

「あ~!言ったな!お母さん、がんばるからね!!」

そんなやり取りと、沢山の笑顔と、明るい笑い声が聞こえます。

こっそり練習して、乗れるようになっちゃえー!(^^)

さあ、あなたは、今日のメルマガを読んでどう思われましたか?

ドロシーさんは、ご自分を「以前の私は、マイナス思考だった」と教えてくださいました。

でも、このメールには、全然そんな雰囲気はありませんね。

私達、大人も、悩みや苦しみを乗り越えると、喜びを感じます。達成感、満足感、「やったぞ!」「私にも出来た!」

そんな経験をすることで、そんな経験を重ねることで、「私もやれるぞ、他の事も同じようにきっと出来るはず!」

「今後、違う悩みがあったとしても大丈夫!必ず乗り越える!」という自信になるのです。

すると怖いはずの新しい事柄へのチャレンジが、「怖さ」ではなく、「わくわく」になってくるのです。

そうなると、楽しいですよ。毎日。

今まで追われていた恐怖や心配から開放されてしまいます(^^)

そう。子供と一緒に親も乗り越える。それは、素晴らしい世界へのステップなのですね。

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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