第219号 自尊心を高める 2
こんばんは。パピーいしがみです。
さて、今日は前回の続きです。
前回のメルマガをお読み頂かなかった方の為に、ちょっと説明しますね。
前回は、「認める」「褒める」「包む」をやっているのに、あんまり響かない。
前向きになるどころか・・・食事中、うろうろする。目をあわさない。「ヤダー」と反抗する。
認め、褒める言葉を掛けても、喜ぶどころか逆切れ。もう・・・どうしていいかわからない。
というお話でしたね。
そして、お兄ちゃんの気持ちの説明や自尊心について、それから、その自尊心を高めることについてお話し、具体的に3つのことをやってくださいね。
とお願いしました。
その3つとは、
1、お兄ちゃんを良く見て、出来るようになったこと、頑張っている事を探す。
2、どうやったら、その素晴らしさを伝える事ができるのか考える。
3、本気で熱意を持って、真剣に伝える。
でしたね。
そして2ヶ月。ピノキオさん、頑張ってくれました。
その後の経過を今日、ご報告させて頂くのでした。
ココから・・・
パピー様
ご無沙汰しております。ピノキオです。
返信メールを頂いてから、2ヶ月がたってしまいました。
年末は、子供達が次々と胃腸炎や風邪をひき、なかなか時間がとれなかったのも、あったのですが・・。
パピーさんに教えていただいたように、育児、頑張ってみました。
その結果、以前のやさしくって明るいおもしろ(天然?)キャラの息子に戻りました!!
褒めれば、嬉しそうに抱きしめてもらいにやってくるし、目を合わす回数もずっと増えたように感じます。
食事だって『座って食べらていれたら褒める』を続けています。
そうやって褒めちぎっていたら、ずいぶん座っていられるようになって、
全部食べ終わったお皿を私に見せて『ピッカピカ~』と自慢してます。
しかも食事を作ってあげると
『これ誰が作ってくれたの?』『ママありがとう!』なんて嬉しいことも・・(涙)
幼稚園のお絵かきでも、以前は先生の説明も聞かずに、ぐしゃぐしゃ描きをしているような子でしたが、
先日は、クラスで『上手に描けた子』として選ばれて、貼り出されたりして・・・(驚)
私は、決して絵心があるとは言えないので、これには本当に驚きました。
はっきり言って、『考えた事もない』世界でした。
も~~褒めましたよ~!「もういいよ!」ってくらい(笑)
それから、いつも遊んでいる子に、急に意地悪をされたらしいのですが、以前だったら、やられっぱなしで、完全に固まっていましたが、
負けずにやり返して、先生に叱られて・・・(苦笑)
『でもちゃんとゴメンね出来たよ』という息子からの報告もあって「成長したな・・・」と嬉しくなりました。
主人も『よくやった!』と言ってました(笑)
存在価値を高めてあげて、本気で真剣に褒めるって、大切な事だと改めて実感しました。ありがとうございました。感謝してます。
幼稚園の終業式の日に、全員に先生からのコメントを持ち帰ってきました。
そこには、たくさんいろんな事を覚えたこと、
入園当初は、ひとりで遊んでいたけれど、今は必ずお友達がまわりにいて、いつも誰かと遊んでます。という言葉もありました!!
これってとってもいいことですよね~。すいません親バカ入ってます・・・。
でも、行動がゆっくりしている為、集団行動なので、まわりの状況に合わせられるといいですね。ともありました。
『早く早く』とせかしたところで、行動が早くなるものでは、ありませんよね?逆に言ってはいけない言葉ですよね?
なので、ゆっくりしてるなと思ったら『○○選手、早いぞ早い!すごい早さです』(笑)とか言って、その気にさせてみたりしてますが、
まだ4歳になったばかりなので、無理しなくても、いずれ早く出来るかな?と思ってます。
長くなりましたが、以上現状報告でした。
たくさんの相談メール等で忙しい事と思います。
目を通してもらうだけでも新たに、やる気がわいてきます。
寒さに負けずにご自愛下さい。私も勉強しながら試行錯誤して、失敗もしながら(?)
認めて・褒めて・包むを、楽しみながら、やっていけたらと思ってます。
また悩む事が起きたら、相談させてください。
ピノキオ
ココまで・・・
ピノキオさん、メルマガへの掲載のご許可、ありがとうございます。
以前のご相談が嘘のようにお兄ちゃんの変身ぶりですね。
ものすごく頼もしくなって、とっても落ち着いて、又、いろいろな発見や成長もあったようですね。
ちょっと箇条書きにしてみましょうか?
1、反抗する子だった。
今は・・・褒めれば、嬉しそうに抱きしめてもらいにやってくる。
2、目をあわさない子だった。
今は・・・目を合わす回数もずっと増えた。
3、食事中、うろうろしていた。
今は・・・ずいぶん落ち着いて食べれるようになった。全部食べ終わったお皿を私に『ピッカピカ~』と見せる。
4、人の話を聞かなかった。
今は・・・幼稚園のお絵かきでも、以前は先生の説明も聞かずに、ぐしゃぐしゃ描きをしているような子だったが、
先日は、クラスで『上手に描けた子』として選ばれて、貼り出された
5、イヤイヤ・ぐずりが激しかった。
今は・・・食事を作ってあげると『これ誰が作ってくれたの?』『ママありがとう!』なんて嬉しいことも・・(涙)
6、いじめられたら、やられっぱなしで固くなっていた。
今は・・・負けずにやり返して、先生に叱られて・・・『でもちゃんとゴメンね出来たよ』という息子からの報告に「成長したな・・・」と嬉しくなった。
そして・・・以前のやさしくって、明るいおもしろ(天然?)キャラの息子に戻った!!
すごいよね。ピノキオさん。ほんとによく頑張りましたね。
挫折しそうになった事もあったと思います。叱りつけたくなったり「何度同じ事を・・・!」って言いたくなった事もあったでしょうね。
でも、最後までよくやり抜きました。えらかったですよ。
さて、今回、ピノキオさんには、3つのことをお願いしたのですが、その中で一番大事な事は何だと思いますか?
3つのこととは、
1、お兄ちゃんを良く見て、出来るようになったこと、頑張っている事を探す。
2、どうやったら、その素晴らしさを伝える事ができるのか考える。
3、本気で熱意を持って、真剣に伝える。
です。
ピノキオさんはそこをちゃーんと理解されていましたね。
そう。それは、
『3、本気で熱意を持って、真剣に伝える』
これなんです。
私達は、誰かに褒められた時、自分が気がついていない事だったり、落ち込んでいたり、正反対(気にしていたり、卑下していたり)に感じている事だったりすると、
「ナニ言ってんの?(しらけ)」「そんな事ないよな~」とか、「え~?それって『イヤミ』?」「あー、おべんちゃら?」とか思いますよね。
素直に喜べないんですね。
でも、褒めてくれたその人が、真剣になって、話してくれて、『本気で、そう思っている』と感じた時、又は伝わった時、
自分が気がつかなかったからこそ、落ち込んでいるからこそ、卑下していたり、気にしていたりしたからこそ、
その相手(この場合は私達、親)の真剣さがやる気に火をつけてくれる。そうガソリンの役割になるんです。
ピノキオさんのメールに『親ばか入っています』という一文がありました。
“親ばか”結構です!!人の目なんか関係ありません。
『ウチの子はすごい!』是非、そう思って下さい。真剣に思ってください。本気で思ってください。
そして、子供が「僕なんて・・・」などと言おうモンなら真剣に「そんな事は無い!!」って言ってあげてください。
理解できるように、徹底的に教えてあげてください。
親がわが子に対して「誇りを持っている」「素晴らしい子だ」って真剣に思っている。
それを巷では『親ばか』と言うようです。
でも、それって、恥ずかしい事ですか?
いいえ。私は、それこそが私達のあるべき姿だと思います。
だって、私だったら誰に何と言われようが親にだけは「あなたは“こんなに”素晴らしい子なんだよ!」って言って欲しいですもの(^^)。
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