第223号 みんなそうなんですよ(笑)2
こんばんは、パピーいしがみです。先週、サリーさんのメールをご紹介させて頂きましたね。
そして、子供達の変化や改善は一直線に良くなるのではなく、よくなったり、悪くなったりしながら変化していく、とお話しました。
又、私達の気持ちも、「うまく行ってるな?」って思っていると、突然別の問題が飛び出して、テンションが下がったり、凹んでしまったり・・・。
そして「私って・・・やっぱりダメだ・・・」って思ってしまう・・・。
でも、それでいいんですよ。みんなそうなんです。というお話をしたのでした。
今回は、前回の紹介したサリーさんのメールの続きですが、上記の気もちを上手に分析されている部分がありますので、再びご紹介させて頂きます。
ココから・・・
パピーさんこんばんは、サリーです。
発表会の報告をさせていただいたばかりですが、どうしても聞いて頂たくてまたまたメールしてしまいました。
昨日の朝、息子を幼稚園に送って行き帰ろうとすると、教頭先生に呼び止められました。
「昨日初めてのルールでドッジボールをしたんです。枠を小さくしてね、するとすぐ当たるんです。○○君(息子)が最初から最後までずーと混ざっていましたよ」
「最初から混ざらない子もいるし、ゲームセットになって抜ける子もいる中で○○君は30分位かな?ずーっとやってましたよ」
「1学期に会った○○君は、すぐに「もういいー」って言う、“すぐオヘソが曲がっちゃうんだな”という印象だったんですけど」
「子供が変わるのを見られるのは教師としてとても嬉しい事です」
とおっしゃって下さいました。
パピーさんにお伝えてしていなかったかもしれませんが、息子はおこりんぼなんです。
赤ちゃんの時から、と言っても過言ではありません。
例えば、
・産まれてすぐから産院で「よく飲みよく泣くいい子よー」と言われる。
・実家の母に「この子は泣き方がすぐに最高潮になる」と言われる。
・積み木が上手くできないとこわす。
・トランプで負ければ怒る。(さすがに最近はないですが)
・新しいものに取り組むのが苦手。
・ちょっとやって上手くいかないとすぐやめようとする。
・注意するとすねる、怒る。
・普通に言えばよいことでも泣き声や、イライラ声になってしまう。
友達関係も大きな悩みですが、こちらも息子の大きな問題点でした。
そんな訳で幼稚園でもドッジボールでボールが当たって悔しくて泣いたり、鬼ごっこで鬼になると抜けてしまったりしたことがよくあったようです。
私は密かに『息子に自信がついて強くなればどちらも上手くいくのでは・・・』と思っていました。
それで2学期、息子が「僕言い返す!」と言い出した頃から「○○は強くなって来たから鬼ごっこも最後までやれるかも」とか
「何かあってもすぐ泣かなくなるかも~」なんて励ましてきました。
ですから教頭先生のお言葉は大変有難く、パピーさんと出会って、何とか息子を強くしたいと頑張って来た私には、とても励みになる言葉でした。
その時、教頭先生と子育て談義になり「山本五十六」の言葉や「叱るのはその子の行為に対してだけ」と語る先生に
『きゃー!パピーさんと同じじゃない、先生わかってる~♪』と嬉しくなりました。
そして息子に「ママね、教頭先生にあなたのことで褒められたよ。ドッジボール最後まで頑張ったんだってね。すごいね」と言うと、
「○○先生のドッジボールは楽しかったんだもん」「狭いからすぐ当たるって言ってたよ」
「うん僕も当たったけど平気だったから、『僕って強いじゃん!』て思った」
「そうだね、○○は強くなったよね」そんな会話をしました。
ところが喜びも束の間、息子が「A君が僕に嫌なこといっぱい言ってくる」と寝る前にこぼしました。
そして今日になると「B君以外の男の子全部が僕に嫌なこと言う」と言うのです。
「あ~?またか」と私は思ってしまいました。
しかしみんなとなると息子にも問題があるのでは?(本人は僕からは何もしていないと言ってますが)
「人生は疲れるよ」とどこで覚えたのか生意気な事を言っていました。
あまり落ち込んでる様子もないので、「幼稚園行きたくない、とか思わないの?」と聞くと
「ぜ~んぜん、言い返して僕が強いところを見せてやる」と言うのです。
「へ~すごいね、本当に強いね」思わず口にしてしまいました。
寝る前には男の子の間でバトルが流行っていることも知りました。鉄棒、こま、なわとびで競うようです。
時には強い男の子のいいように勝敗がつくみたいですが。
息子が空中逆上がりを見せても「すごい」と言うのは女の子だけ。男の子は言わないそうです。
み~んな負けず嫌いかも~?そして運動神経もみんないいのです。
私は思わず「出来ない子は教えてもらうとか、出来る子は教えてあげるとか、もっと仲良く遊べないのかな~」と言うと息子は、
「でも僕バトル好きだよ」と言ったのです。
心のなかが憂鬱、心配でいっぱいになっていた私は肩透かしをくらいました。
「これが男の子の世界なのかな?」
本人も「言い返してやるー」と言っているのだから、私があまり心配してはいけないな。そう感じた途端、楽になりました。
そして本当に息子は強くなってきたのかもしれない。「これを乗り越えられたらもっと自信がつくのだ」そう考えなおしました。
私の悪い癖はすぐ深刻になってしまうこと。自分が傷ついてしまうのです。いつもいつも胸が痛くなってしまうのです。
お母さんは笑顔で見守ってあげなくては。強い母になるよう努力します。
それからお習字ですが週1回になって1ヶ月、先生から週2の子と同じお月謝では申し訳ないので・・・と言われたのですが、
「その差額分は私が教えて頂いてもいいですか?」と伺ってみました。
すると先生は、「それは良いことです、親子で学ぶのはとても良いです」と言ってくださり、ただいま「硬筆勉強中」です。
字が苦手な私が与えられたチャンス?かも(笑)。
お陰で、驚きや発見が沢山あり、楽しく学んでいます。息子は?と言えば、一緒だと嫌になるかと思いきや「明日も来たいな~」「もっとやりたいな~」ですって(笑)
「え~?! つまらないから週1にしたんでしょ?」と言うと、「だってママが一緒だと楽しいんだもん」と言っています。
またまた長文のメールになってしまいました。お時間のあるときにでもお読み下さい。
そしてまた変化があったら報告させて下さい。
喜びや悩みを伝える相手がいるということに幸せを感じます。いつも有難うございます。
ココまで・・・
サリーさん、2回にわたってご紹介させて頂きました。ありがとうございます。
このサリーさんのメールを拝見しても、心の動きが良く分かりますよね。
ちょっとおとなしいお子さんを強くしたい、自信を持たせたいと始めた講座。
その気もちが伝わったのか、日に日にたくましくなっていく子供。
先生にもお褒め頂いて、嬉しくなって・・・。
でも、子供の環境としてはあまり変化があるとは言えない。
昔のような弱音を吐いて「あ~、やっぱりダメか?」と不安になる。
そんな時、幼稚園では様々な事で競い合っている、と知る。
「大丈夫かしら?」という不安の中で、「でも、僕もバトル好きだよ」という子供の声を聞き、憂鬱、心配でいっぱいになっていたのに、肩透かしをくらった様。
そして、サリーさんは思った。
「私があまり心配してはいけないな。お母さんは笑顔で見守ってあげなくては。」って。
ね~。サリーさんもやっぱりそうでした(^^)。でも、それでいいんですね。
前回も言いましたが、私達もまだ、親になって数年。
サリーさんが体験したような、こんな気づきを得ながら、だんだん親として成長していくんです。
そのうちに、「大丈夫!あなたなら、絶対できるよ。お母さんには分かってる」なんて、
不安がっている子供に、勇気と温かさを与えるような、何事にも動じない、どっしり構えた、頼れるお母さんになりますよ。
子供達は成長しています。頑張っていますよ。
後は、子供さんの様子をしっかり見ていて、必要な時に、必要なこと、「認める」「褒める」「包む」をしてあげるだけ・・・。
サリーさんの子供さん、本当に強くなりましたね。
これからも、もっともっと成長して、お母さんを守ってくれる、“スーパーマン”にまでなりますからね。お楽しみに・・・(^^)
『認める」「褒める」「包む」にご興味のある方はこちらをお読みください。
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