第251号 見方を変えると不安が消える
こんばんは、パピーいしがみです。
いよいよ6月、梅雨の季節になりました。もうすぐ、蒸し暑く、じめじめした日々が訪れます。
気分もなんとなくすぐれずに、子供達も外で遊べなくて、欲求不満が募って、それを見て、お母さんもイライラ・・・?なんてね。
今日は、そんなイライラも見方を変えれば違うかも・・・?というお話をご紹介しますね。
今日、ご紹介するのは、国際結婚をされたアオキさん。
幼稚園の先生から言われたキツーイ一言で、とっても不安になってしまったのだけど、
違う見方をしたら、びっくりするほど落ち着いて、新しい発見をしたのです。
それでは、ご紹介します。
ココから・・・・
私は3歳の息子を持つ専業主婦です。家族は夫と息子の3人、国際結婚の核家族です。
息子は4月から幼稚園に通い始めました。
メールマガジンを読み出したのは去年の6月からで、ほかのお母さんと同様に「幸せ」「子育て」みたいな検索をして見つけたサイトでした。
メールマガジンを読んでいるだけでもずいぶんと癒され励まされてきました。
(ママ友からも「頭ごなしに注意しないで子供を受け止めるそのやり方は欧米式?」なんて言われたこともありましたよ!)
今回通信講座を受けようと思ったきっかけは、息子の幼稚園の先生からかけられた言葉に、非常~に動揺して、なんとか自分を建て直したい、と思ったからでした。
幼稚園に通い始めて3週間目、息子を送り届けて帰ろうと思った時に先生に声をかけられました。
(ちなみにインターナショナルの幼稚園で先生は外国の方なんです)
「息子さんはお弁当を全く自分で食べようとしない、お絵かきの時間はペンを持ちたがらない。描いても線に力が全然ない。指先の力が全く発達していない。」
「息子さんは日本の平均の子供よりも遅れている。」
「お母さんがなんでもやってしまって子供の発達の機会を奪っているのではないか?これからはいろんなことを自分でさせるように。」
たしかに食に興味がない子で、小さく小さく切り刻んだひと口を、私が口まで運んでやっと食べさせていましたので、お昼はすごくてこずるだろうと予想はしていました。
お絵かきもあまり好きではなく、筆圧もやけに薄いな~、と感じてはいました。
ショックだったのは幼稚園の先生が「発達」について「平均」と「比較」したことでした。
先生はおそらく「発達が平均より遅れている」のがポイントではなく、「母親が手を出さず、自分でやらせるように」という所を強調したかったのだと思います。
頭では先生のおっしゃりたいことを理解しても、気持ちがざわついてざわついて。被害妄想で自意識過剰なんですが、
手先の不器用な子供に育ててしまい、母親失格の烙印を押されたような気分でした。
頭では分かっているんです。3歳の子供に平均を当てはめるなんてばかげてる。息子は息子なりにちゃんと育っている。
でも、感情が伴わないんです。
そこから2週間は食事の時間は私にも息子にも、それを見ている夫にも、あまり楽しい時間ではなかったと思います。
やらせようと必死のあまり鬼の形相になり、うまくいかないと私がぽろぽろ泣き出す始末。
自分に自信がないから、人の意見でいとも簡単に崩れてしまうんです。かなり情緒不安定でした。
そんな自分が嫌で、肝っ玉かあさんになりたい!
根っこのがっちり生えた幹のしっかりした強いかあさんになりたい!と思い受講を決心したのでした。
お弁当の問題はその後少しずつですが改善しているようです。
先生に指摘されたのと同時期に「ご飯食べたくないから幼稚園行きたくない!」と言い出すようになった息子に
「ご飯食べたくなかったら食べなくていいんだよ、先生にも食べないって言っておいてあげるからね」と言い続け、
お弁当も食べやすいようにパンやサンドウィッチに変えたら、とたんにお弁当が空になって帰ってくるようになりました。
先生にかなり手伝ってもらっているようですが、少なくとも自分で食べようとがんばっているそうです。
また「行きたくない!」も今では「幼稚園楽しい!はやく行くよ!」に変わりました。
軽い自己紹介のつもりが長々とすみません。
講座を始めて2週間目、まだ第2章ですが、もう気持ちは落ち着いています。
というか登録して読み出したとたんにすごく穏やかな気持ちになってしまいました。
自己暗示なのかな?これがあればもう怖いものなし、って。これから1年間よろしくお願いいたします。
ココから・・・
おたよりありがとうございます。じっくり拝見しました。
そうですか?先生が「比較」と「平均」をね~。個を重要視する(と思っていた)外国の方もそうなんですね。どこも一緒なんだ~(^^)。
でも、それを「それって違うんじゃない?」って思われたアオキさんは、さすが、勉強されてます!(^^)。
私は、これでいいと思うのですね。
というのは、先生が言う事って、全て正しいって思いやすいけど、それを盲目的に信じるのではなく、
ご自分なりの判断基準を持っていて、それは、○、でも、これは×って取捨選択していいと思うのですね。
だって、どんなことがあったって、最後まで責任を負うのは、親なんだから。
先生の話は参考程度に聞いておいて、親が自らの責任において判断する。
人に任せ、先生が言ったから・・・って、何かあったときには、元通りにはならないのですからね。
ですから、これでいいんです。
でも・・・、ちょっとそこまでの確信がない・・・から、気もちがゆれうごいちゃう・・・。それもよーく分かります。
だから、勉強しようと思ったんだもんね(^^)。それから、こんな変化もあったんですね。
“先生に指摘されたのと同時期に「ご飯食べたくないから幼稚園行きたくない!」と言い出すようになった息子に
「ご飯食べたくなかったら食べなくていいんだよ、先生にも食べないって言っておいてあげるからね」と言い続け、
お弁当も食べやすいようにパンやサンドウィッチに変えたら、とたんにお弁当が空になって帰ってくるようになりました。
先生にかなり手伝ってもらっているようですが、少なくとも自分で食べようとがんばっているそうです。
また、「行きたくない!」も今では「幼稚園楽しい!はやく行くよ!」に変わりました”
って。
是非、褒めてあげてね。そして、お母さんが喜びを表してください。子供さんは、それが嬉しくて、自ら努力をしてくれますよ。
ココまで・・・
そして、お返事を頂きました。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。アオキです。
朝はやくからのお返事、感激しました。ありがとうございます。
パピーさんからのメールを読んで気づいたことがあったので嬉しくてご報告です。
実は先生は欧米の方ではなく、アジア圏の方なんです。
私も夫と知り合って愕然としたんですけど、海外でもその国は、むしろ「古き良き日本」という感じで、個人ではなく集団(家族や地域社会)でひとつなんですよね。
いい言い方をするとお互い支えあっている、悪い言い方だと他人に依存する、という印象です。
その先生はまた違う国の出身なんですが、もしかしたら何かお国柄と関係ある発言だったのかな、なんてメールを読みながら考えていました。
で、気づいたんです。
それまでは「幼稚園で教育方針の徹底がされてないんじゃないの?!3歳児に向かって発達の早い遅いを指摘するなんて論外!ぷんぷん!」と思っていたんですが、
「せっかくいろんな国の先生がいるのに、それぞれに背負った文化や価値観を無視して、「私が思ういい方法」を期待するなんてもったいないじゃん!」と。
経営者の先生もその点を考慮して各先生に子供への接し方は全部おまかせしてるんだろうなあ。
そもそもこの幼稚園を選んだ理由は「世界中にはいろんな人がいていろんな考え方があって、でもみんな仲間なんだよ」ってことを、頭ではなく体で体験してもらいたいからだった。
なのに私が全然「いろんな価値観」を受け入れられず否定して拒絶してなあ。子供のお手本になってなかった。。。
そう思ったらすごくすっきりしました。
これから先生とずっとフランクに話せそうな気がしてきましたよ!
パピーマジックですね、ほんとに。ご報告なのでお忙しいでしょうからお返事はけっこうです。
ココまで・・・
アオキさん、メルマガへの紹介のご許可、ありがとうございました。
『パピーマジック』?ですか? ありがとうございます(^^)。
私は、このアオキさんのメールを頂いて、「あーすごいなー!」って思ったのです。
というのは、完全にマイナスと捉えていい言葉(お叱り)の中に、自分なりのプラスを見つけているでしょ。
以前にも、このメルマガで「全ての事象は必要にして善である」のお話をしましたが、
身の回りで起きるすべての事は、どんなに嫌なことでも、それを乗り越える事で、自分の血肉となり、自信が生まれ、次に同様のことが起きても、次は楽に対処できる。
だから、今、起きていることは全て自分の為に、必要だし、全ては善なのですよ。と説明したのでした。
又、今回のように不満と感じる事柄も、違う面から捉えると、すばらしい発見があって、起きたその不満さえ、善として感じる事もできるのです。
ところが・・・!ところがですよ。
私達は、なかなかマイナスの中からプラスを発見したり、起きている事が善だとは感じにくいですよね。
なぜ?・・・だと思いますか?そこにある違いは、何なのでしょう?
実は、それは、私達の心に巣食う、不安や心配、恐怖なんです。
不安や恐怖は、どこで起きると思いますか?それは、すべて心の中で起きるのですね。
こうなったらどうしよう?ああなったらどうしよう?
そういう不安や恐怖が、より大きな不安や恐怖を呼び、どんどん、どんどん、心の中で大きな存在になるのです。
不安だから、心配だから、その原因となった事を排除したい。
そういう、強い不安や心配がどんどんそのマイナス面だけをクローズアップするから、だから、その部分だけしか見えてこないのです。
実は、これと同じことが子育てで起きてきます。
不安だから子供の悪いところばかり目に付く。こうなったら・・・ああなったら・・どうしよう?と不安になる。
不安が不安を呼んで、お母さんはどんどん不安に、心配になる。
心配になればなるほど、不安になればなるほど、その心配・不安の元である「子供の悪いところ」を払拭しようとする。
直すように子供に言ったり、まだ直らないと叱ったり・・・一向に改善されないそれらに、より感情は高ぶり、しだいに強い言い方に変化する。
何度も何度も、チェックして、見つけるたびに注意する。子供はそれを言われるたびに萎縮して、びくびくする。
そして、どんどん自信がなくなり・・・不安になる・・・。子供が抱えた不安は、不安を呼び・・・・。
ね~。お母さんの心で発生した不安や心配は、より増幅されて子供に伝わり、又、子供の心で増幅される・・・。
そうなると、子供はどうなりますか?なんとなんと考えるだけでも・・・恐ろしい!
でも、こういう事が実際に起きているんです。いえ、とてもとても多いのです。
お子さんの事で心配になるのはよく分かります。
でも、心配な事があるからこそ、不安な事があるからこそ、子供がそれを乗り越える事ができるように、見方を変えるのです。
見方を変えて、良い所を親が見つけて教えてあげるんです。ほんの小さな変化も見つけて、喜び褒めてあげるんです。
子供自身に力が付くと、自分でどんどん改善しだします。そう。だから「認める」「褒める」「包む」なんですね。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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