第254号 少年犯罪と子育て
こんばんは。パピーいしがみです。
以前、このメルマガでちょっとお話しましたが、今、少年犯罪や問題行動についての書籍、少年院の子供達の手記やそれについての専門家の本を読んでいます。
(内容が、とても私自身のテンションが下げるので、しばらく休憩を取るつもりです)
それを読む目的は、「子育てが犯罪にどのように影響があるのか?」について知りたかったのです。
読んでいて、本当に愕然としました。
というのは、あまりにも子育ての影響が大きかったからです。
読む本、読む本、すべて、すべて、すべて・・・その子供達が育った境遇や環境、家庭内の出来事が大きな原因になっているのでした。
読めば読むほど心が沈み、どうしてそこまで放っておいたのか・・・どうして気がついてあげられなかったのか・・・
悲しくて悲しくて、胸が痛くなりました。
できれば、もう読みたくない・・・そんな気もちになりながらも、実際にこういう事があるんだ、という事を「知らなくてはならない」と自分に言い聞かせ読みました。
もちろん、私にとってはとても有益でした。
知りたい事を知る事ができたし、欲しい情報についても、得ることができました。いえ、欲しかった情報以上の収穫でした。
でも、苦しかった。辛かった。信じたくなかった。想像したくなかった。
そして、全ての本には、親へのメッセージがありました。
作者は、『同じ轍を踏んではいけないよ!』という意味で書いたのでしょうが、もう子育てが終った私が読んでも、それはそれは、戒律的な言葉が並んでいました。
その言葉は本当にもっともですが、1つの疑問と共に、怒り(いかり)をも感じました。
それは、「この著者はこれが出来たの?」という疑問です。
いえ、もしかしたら、この著者は出来たのかもしれません。でも、全ての人にそれをやらせようとすることは・・・?
「親なんだから」とか「それが親のつとめ」とか「そんなだから・・・」とか・・・。
そこには、私が皆さんにもお話しする、最も私が求めていない、いえ、大嫌いな「恐怖」と「強制」と「指摘」をモチベーションにする“指示・命令”のように感じたのです。
だから、私は読み進めるほどに凹む自分が分かりました。
もし、私が悩み、苦しみ、手にした本に、そのような事が書いてあったら、きっと私は、自信をなくし、自暴自棄になって、「もう、どうでもいい!」と思ったでしょう。
これって、「辛い境遇の子を減らしたい」という著者の思いの逆の現象を起こすのではないの?という非常に大きな矛盾と怒りを感じたのです。
その時、ある方の言葉、そしてその時の情景を思い出しました。
> いろんな子育て本を読みました。
> 確かに良い事が書いてあるし、反省をしなくちゃいけないこともいっぱいあると思いました。
> でも、私には全てをやることはできません。そんな立派な人にはなれません。こんな私は、子供を持っちゃいけなかったのでしょうか?
って。
私は、こう答えました。
“あなたのその思いは、かつての僕の思いと同じだよ。僕だっていろんな子育本を読んで、「え~無理だ!」って思ったんだ。
だからある時期からは育児書を全く読まなくなった。たった1つ、「何よりも大切なのは自信だ」って思っていただけ。
でも、知ってるでしょ!僕はこんなに楽しく子育てをして、こんなに幸せに毎日を過ごしたよ。
という事は、全てができなくったっていいんじゃない?失敗したっていいってことじゃん。
親は完璧である必要なんてないんだよ。理想の親にならなくってもいいんだよ”
って。
その方のお顔はパーっと明るくなって「そうだよね♪こんなに近くにサンプルがあったっけ」って笑いました。
そんな情景を思い出しているところにメールを頂きました。
そこのメールにはこうありました。
『ママって本当に幸せな仕事ですね。気づかせていただいたのは、パピーさんのおかげです』って。
そうだよ。私は、お母さん達に『力』を与える存在じゃなきゃいかん!
他の人ができないんなら、私がそれをやろう!よーし、それじゃあ・・・手始めに・・・と今、新しい事を考えています。
それは、聞いてくれると元気になれるCDの作成です。
勉強されている方はもちろん、勉強されていない方にもすぐに理解できる内容に・・・と考え始めました。
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