第264号 目標達成への道のり
こんばんは。パピーいしがみです。
全国的に今日は終業式ですか?明日から夏休み?でしょうか?私の住んでいる地域は、明日から夏休みなんです。
そこで、今日のために温めていた内容がありました。
私の講座には第5章に宿題があります。幸せなお母さんになって頂くために、目標設定をして頂いて、その決意を私宛に送って頂くのです。
実は、これが結構重要で、皆さん、真剣に考え、文章にして、送ってくださいます。
この「真剣に考える」ことや、「文章にする」そして「誰かと約束する」という事がとっても重要で、
気もちが萎えてしまった時や、ちょっと凹んだ時、投げ出してしまいたくなった時に、「ああ、これじゃいけない」というカンフル剤になってくれます。
もちろん、目標ですから、今まで難しかったこと、出来なかったことが多いので、それが出来た時にはお母さんにとって、大きな自信にして頂くという意味もあります。
もちろん、わたしに気軽にメールしてもらいたいという願いも。
さて、その目標に、「子供さんと一緒に一輪車に乗れる様になる」という目標を掲げてくださった方がいらっしゃるのです。
もちろん、今まで一輪車など、乗ったことない方ですよ!
子供さんが「乗れるようになりたい!」と言った事から、「じゃあ、お母さんも頑張る!」と言って、一輪車を二台購入されたんです。すごいでしょ?
その方から頂いたメールをずっと温めていました。
そして、この時期にあなたにお届けしたい!と思っていたのです。
さあそれでは、ご紹介しましょうね。
ココから・・・
パピーさんへ
こんにちは。ドロシーです。
毎年、仕事場にツバメが巣を作っているのですが、今日、ツバメのヒナ(5羽)が巣立ちました。
親鳥は卵がかえるまで、大事に卵を温め、ヒナになれば夫婦で何百回も餌をせっせと運び、子供達に食べさせ、
飛べるようになると電線に子供達を止まらせ、2羽づつ飛ぶ練習をさせている親つばめ・・・(3羽は電線で待っている)
全員が揃うと、ピーチク・パーチクなにやら話しているよう・・・・
毎年の光景なのですが、パピーさんの勉強をしているからなのでしょうかね。
今年は、ツバメの親も『やってみせ 言って聞かせて させてみて褒めてやらねば ヒナは動かじ』を、しているのかな~ なんて考えながら、
一生懸命ヒナ(子供達)を育てているツバメに、子育てのあるべき姿を見せてもらった気がして、あったかい気持ちになりました。
さて、通信講座の2期が終了し、少し休憩をしながら2期を読み返しています。
喉から手が出るほど習得したかった『やりたくなるような教え方』『効果的な褒め方』を勉強しました。
テキスト26章からの褒める(教える)を読みながら、いつも私の脳裏に浮かんでくるのは、“一輪車を練習している私と娘の事”でした。
あ!主に私自身の心の葛藤が多いかなぁ~
5章の宿題メールの課題の1つでもある、【一輪車に挑戦する】目標はお正月から娘と始めました。いえ!主人と息子も巻き込んで、家族で練習が始まったのです。
予定のない日曜日に、娘の通っている小学校へ練習に行くのですが1~3週間に一度練習ができたらいいほうなので、半年経った今でも一人では乗れません。
なので「パピーさん、ついにやったよ!!」と嬉しい報告もできずに今に至っています。(^_^;)
でも、心に変化があったので、中間報告をさせて下さい。長いです。 いつもスイマセン・・・。
当初、娘には鉄棒を使って、一輪車に乗るポイントを教え、練習をさせてみるものの、5分で飽きてしまって、他の遊具で遊びだす娘に本当にやりたいのかな?と疑問を感じていました。
でも、まだ上手に乗れていないのに、鉄棒から手を離して挑戦している姿がありましたので、「すご~い!手を離す勇気があるね。」と勇気を褒めていました。
(それ以外、褒める所がなかった状態の頃です。)
私はというと、一人で黙々と鉄棒を使って練習をしていました。
『やってみせ 言って聞かせて させてみて褒めてやらねば 人は動かじ』
『難しかったら細分化』
を合言葉に、どうすれば娘はやる気が出るのか、考えてはみるものの答えが見つからずにいました。
また、一輪車に乗ることは、私にとってもゼロからの挑戦ですし娘のお手本になれる状態ではないし、
この合言葉は、うまく乗れない私自身への投げかけの言葉でもありました。
2月頃だったでしょうか・・・私も娘の勇気を実習って、鉄棒から離れ、主人に片手を持ってもらって距離を延ばす練習を始めました。
ポイントを心に刻み、イメージしながら乗ると、主人の補助付で50mほど乗ることができたんです。
バランスが崩れても・・・足がしんどくても・・・我慢して・・・50m進めた時は、「やった!!嬉しい~」と、思わず声が出ました。
また、主人と手をつないで練習をしていると、「僕も手をつなぐ」と言って息子がもう片方の手を持ってくれました。
両手をつないでの練習は、10m足らずで転倒しました。
「あ~ でもここまで乗れたね。ありがとう」と息子に言うと息子は、地面に(ここまで乗れたよ)線を引いてくれました。
そして100(点)と地面に書いてくれたんです。
(嬉しいやら、おかしいやら・・本当、人をやる気にさせるのが上手だわ!)
私が50m進んだ日も、娘は5分程練習をして、遊具で遊んでいましたが帰り際に「一輪車に乗る」と言ってきました。
たぶん、私の頑張りに触発されたんだと思います。
片手を持ってあげ、5m位進むと降りるのですが、今までとは違い、アイドリングをしたりバランスをとりながら進んでいましたので
「バランスをとりながら進めているよ」と、出来ている事を伝えると、何回も降りましたが、最後まで諦めませんでした。
「あれ?今までの練習は細分化しすぎて、娘は面白くなかったのかな?」
「習うより慣れろかな?(体で覚える)」と感じた日でした。
後々、テキスト27章で『子供によっては、小さなハードルにする必要のない子もいます。
細かく教えるのではなく、ある程度子供の自主性に任せた方が感動が大きい・・・』を読んだ時、一輪車に関しては、娘はこっちのタイプかもしれないな、と感じ
同じ教えるにしても、違う方法もある事を知り、少し気が楽になりました。
それからしばらくの間、娘には好きなように練習をさせたり、手を持って距離を延ばす練習をしていました。
すると、時々ですが1~2m位は、一人で乗れるようになったのです。
私はというと、一輪車を練習すればするほど、自分の勇気のなさが表に出てきてしまって、落ち込んでいました。
でも、やめてしまおうなんて思いませんでした。
手を離す勇気がないのは、一輪車からこけて頭を打ってしまったら・・骨折してしまったら・・・どうしよう?という恐怖心があるからだと心理分析をしてみたり・・・
(私の思考回路が最悪の事を考えて、一歩が踏み出せないようです。)
じゃぁ、細分化して不安を取り除いてみようと考え、鉄棒の横で、アイドリングでバランスをとる練習を始めたり、主人の手を借りて、もっともっと距離を走る練習をしました。
なので、二人の練習方法は全然違います。
アイドリングで手を離す時間が長くなったり、一輪車に乗るのがスムーズにできるようになると嬉しくて、娘に見せ、娘も同じ事をするようになったり・・・
それでもまだ、恐怖心で少ししか手を離す勇気は出ないものの低い階段を一歩一歩上がっているのがわかるんです。
「ん?今のはいい感じ!」というヒントを感じることが多くなっていました。
ある夜、お布団の中で一輪車の話しになって
「○○(娘)は、乗りたい気持ちがあるろう」→「うん」
「乗れると思ってるよね」→「うん」
「手を離す勇気があるよね」→「うん」
「その気持ちがあれば、きっと乗れるようになるよ。」
「お母さんは乗りたい気持ちはある。でも、乗れるかなぁと思っているし手を離す勇気がないからダメだね。どうすれば勇気が出るんだろうね。」
と、尋ねると(真剣に相談していました。(苦笑い))
「お母さん・・・いつまでも手を離さんかったら、上手にならんと思う」と、娘に淡々と諭されてしまいました。
時は過ぎ、4月29日。この日も恐怖心と戦いながら、鉄棒と平行に練習していた時、バランスがとれたので、思いきって手を離してみると、1~2m進んだんです。
たまたま主人と娘が見ていて、二人の口がポカ~ンと開いたあと(゜o゜)笑っていました。
「ねえ~見た見た?お母さんすごいよね・・嬉しいな~」と、心から喜んでいる私がいました。
『乗れるようになるのかな~』から『乗れるかもしれない』と、気持ちが変わった日でもありました。(この日は、寝るまで気分が高揚していました。)
今も・・・相変わらず「いつでも手を離してもいいよ~」という主人に「うん。離す気持ちはあるけど、手が離れてくれん~」と言いながら練習しています。(笑)
自主的に練習をさせていた娘は、あまり上達していませんでした。
テキストにも、『いつまでもできないままだと、褒められたとしても本当の達成感はない』と、書いてあったので
娘にワンポイント(ペダルへの足のかけ方)教えると上半身のブレが少なくなり、コンスタントに3m位進めるようになったのです。
乗れるようになると楽しいらしく、何度も挑戦しています。きっと、娘の方が早く乗れるようになるんでしょうね。
練習量では、私は負けていないのに・・・ (^_^;)
以前、娘とある約束をしたんです。私の目標は、【一輪車に挑戦すること!】乗れても乗れなくても結果はどちらでもいいのですが、(いや!乗りたいと思ってる)
娘との約束は、乗ることができないと約束を守れないのです。
その約束は今の状況から考えると、とてつもなく大きな山なんです。
28章のテキストのも書いてある『できることが目的ではないので、できなくてもいい。プロセスが大事・・・』の言葉に、私自身が救われた気持ちになり、
できない時は階段を作ること『できない場合の対処』少しでも出来るようになった事を実感して、自分を褒める(誰も褒めてくれないので)
『経過の観察』『徐々にうまくなっていく時の対応』を続けながら練習をしてみようと思います。
『できた時の喜びの共有』は、頭で考えなくても同じ土俵に立つ娘と、喜びを共有できるはずですから・・・
褒める(教える)のテキスト内容は、娘の為というより教える人、教わる人、二役同時に体験している私自身の為にあるのかもしれませんね。
そんな感じがしています。うまく表現できないけど・・・
ドロシーより
ココまで・・・
このメールを読んでいて「ドロシーさんは、やけに講座の内容に詳しいな~」と思われたあなた。
あなたのその発見はとても正しいです。(^^)/
実は、ドロシーさん、すでに「幸せなお母さん」の1年間の勉強を終えられているのです。
そして、今は、・・・2年目なのですね。
実は、これは、内緒なのですが(小さな声で言いますね)、いつもメルマガをお読みのあなただけにお知らせすると・・・
この講座は、ご希望があれば、1年で終わりません。
翌年もその次の年も(無料で)受け続けることができます。そして会員としても登録され続けます。
だから、1年経っても、ご相談も受けますし、お返事もします。だって、子供達はどんどん大きくなるんです。
1年目に、問題が無くても、翌年に問題があるかもしれないし、その又翌年にあるかもしれない。
その時に、話を聞いてくれる人がいた方が安心でしょ。それに私は、頑張っている人が大好きですしね(^^)!
一度、高いお金を払って「学ぼう!」と決意してくださったんです。
私も、誠心誠意、“出来る限り”を尽くしたいし、決意なさった方達に「良かったよ~!」って言って欲しいし、「え~?!ほんと~?!いいの~?!」って驚いて欲しいしね・・・。
あ、これは内緒ですからね。
黙っておいてくださいね。最後に知ったほうが、感動がありますからね(^^)。
という事で、こういうお返事をしたのでした。
ココから・・・
ドロシーさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール拝見しました。
頑張っていますね~!(^^)!多分、毎日触ると、今週中(あと7日)で乗れますよ!
よくぞ、ココまで頑張りました。
乗れるようになったら娘さんと2人で手をとってぐるぐる回ったり、競争したり・・・おー!楽しそう!
今から、遊ぶ予定を組んでおいた方がいいですよ(笑)。
それからこういう部分がとってもいいです。
“ある夜、お布団の中で一輪車の話しになって「お母さんは乗りたい気持ちはある。でも、乗れるかなぁと思っているし、手を離す勇気がないからダメだね。どうすれば勇気が出るんだろうね。」
と、尋ねると(真剣に相談していました。(苦笑い))「お母さん・・・いつまでも手を離さんかったら、上手にならんと思う」と、娘に淡々と諭されてしまいました”
親がいつでも上に立つ必要はないと思うのですね。当然、人生の先輩だから、通常は指導的な立場でいるのですが、
ある部分では「私(子供)の方が上手」であれば、それを認めることもいいと私は思っています。
又、娘さんが熱中して練習しない事にも腹を立てず、黙々と自分の練習をしていた、という事。これもすごく大事です。
というのは、娘さんはお母さんのそんな姿を見ているからです。
自分のやり方とお母さんのやり方は違う。でも、両方を見ることで、それを知るのですね。
又、熱心に取り組んでいるお母さんを「すごい」とも思います。
なんにしても、1人にやらせるのではなく、親も一緒にやってみる。ってものすごく重要だし、得るものもいっぱいあります。
ああ、楽しみだな~。来週!どんなメールが届くのかな~!メルマガのスペース、空けておかなくっちゃ!(笑)。
ココまで・・・
ドロシーさん、メルマガ紹介のご許可、ありがとうございます。
なぜ、夏休み直前にこのメールをご紹介したのか?と言いますと、是非、あなたも子供さんと一緒に目標にチャレンジしてほしいからです。
私達大人は、子供に対して、「ああしたら?こうしたら?」って言ってみたり、「頑張って!」ってエールは送りますが、なかなか自分からはやりませんよね。
ところがね。
そういう私達が子供の前で、熱心にやっている姿を見せると、子供達は、思うんです。
「うわー、お母さん、すごく頑張ってる!」って。又、それを見ていないようで、じっくり見ているんですよ。
そして、最初は自分の方が出来ているので余裕だけど、そのうち、その差が迫ってくると、「負けていられない」ってその努力に熱が入ってくるんですね。
そしてね、親が真剣になっているところ。ものすごく楽しんでいるところを見ると、子供達は、とっても興味を持つんです。
「そんなに一生懸命になるなんて、きっとすごーく、おもしろいんだろうな?」なんてね。
だから、是非、子供と一緒に・・というか親が一生懸命、楽しんじゃって欲しいのです。子どもが・・・「僕にもやらせて!」って言うぐらい!!
さあ、ドロシーさんの一輪車への挑戦は、どうなったのか?その結末は、次回へ・・・
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