第265号 目標達成への道のり 2
こんばんは。パピーいしがみです。
今日は、前回の続きです。一輪車にチャレンジしたドロシーさん、親子。その経過をご報告いただきましょう(^^)!
ココから・・・
パピーさんへ
こんにちは ドロシーです。早速、返信メールありがとうございました。
「あと7日で乗れますよ!」
え? そ・そ・そんな・・・7日だなんて無理!無理!パピーさん、プレッシャーかけないで~ (~_~;)
「乗れるようになったら、娘さんと2人で手をとってぐるぐる回ったり、競争したり・・・」
娘との約束、何で知っているの~?と、パソコン相手に話しかけていました。(笑)
途中経過で、パピーさんにメールを送ったのも、恐怖心で凹んだ気持ちを、包んでもらいたかった・・・何かのヒントをもらいたかったのかもしれませんね。
ちょうど、私がメールを送った直後のメルマガで
『不安や恐怖がより大きな不安や恐怖をよびどんどん心の中で大きな存在になるのです。
強い不安や心配が、どんどんそのマイナス面だけをクローズアップするから、その部分だけしか見えてこない。』
を、読みながら「これって、今の私じゃん~。なんとタイムリーな話。」と反省していたところに、パピーさんのメール。
「おー!楽しそう!今から遊ぶ予定を組んでいた方がいいですよ(笑)」
「乗れない自分より(現在)、乗れている自分(将来)を想像してワクワクしながら練習すると上達が早いよ」
「しかも、間を空けず、毎日練習することで、体で覚える事ができるから短期間で乗れるようになるよ(海馬と一緒だよ~)」
という、パピーさんからのヒント(メッセージ)かな?と考えを改めました。
それがですね・・・。
娘に、「お母さんの先生から、毎日練習したら、あと一週間で乗れるようになるって、メールが来たんだけど・・・」
「先生も一輪車乗れるんだよ!」と話をすると、突然、目が輝き、
「え!一週間で乗れるようになる?」「でも、毎日練習をして一週間だよ~」「うん!練習するする!」と言いながら、一輪車に乗っている自分を想像して(たぶん)首をすくめ、笑みを浮かべていました。
『一週間で乗れるようになる』を聞いた瞬間の、私の思いと娘の思いの正反対の考え方に「この子って、すごいわ~!ポジティブ」と、感心させられました。
以前は、練習する時には、私から声かけしていたのですが、少し前から、娘から声かけをしてくるようになっていました。(相変わらず、練習は短いのですが・・・)
それはきっと・・・
娘の通う小学校にも一輪車があって、よく上級生が練習しています。
1年生は2学期から使用できるらしいのですが、娘が登校する時、上級生が楽しそうに手をつないだり、グルグル回って練習している横を通って、校舎に行くので、どうしても目に入ってしまいます。
どうやら、その光景が羨ましくて、たまらないらしいのです。
だから、毎日の練習が苦になるよりも、上手になりたい気持ちが上回ったんでしょうね。
さっそく、私が帰宅すると、娘から練習の声かけをしてくれて、1時間ほど練習を始めました。
「あと何日で、一週間になる?」と、毎日聞きながら娘は、いつもの5倍は練習をしていました。
3日目・・・
娘は目標にしていた、鉄棒からバスケット用のポール間の5~6m、乗ることに成功したのです。
4日目・・・
この日の私は、鉄棒から離れて、一人で飛び出す練習をしようと決心していました。
実際やってみると、ポールから手が離れた瞬間、ペダルをこぐことを忘れて後ろに転ぶんです。
最長1m・・・ もう、冷や汗ダラダラですよ!ただただ必死で、ワクワクする余裕さえなかったのです。
でも、私がいつもとは違う練習をしている姿を見た娘は遊びをやめて、また一輪車の練習を始めました。
すると・・・、5m・・・8m・・・10m・・・15m・・・20m・・・30m・・・とだんだん、距離を延ばしていったのです。
もうビックリです!!(゜o゜)
「さっきのは何メートル?」と聞きながら、何度も挑戦していました。
帰り道「いつかは乗れるようになると思ってた・・・」と娘が言いました。
パピーさんから、“一週間で乗れるようになる!”の一言と、私は、“やって見せ(お手本)”は出来なかったけど、練習する姿を見せることで、娘は乗れるようになったんだと思います。
パピーさんの言った通りですね・・・
約束の7日目・・・
娘は、ゆっくり一輪車を操って走るようになっていました。
私はというと、初歩の練習の一輪車を乗り越える事は、補助なしでできるようになりましたが、これといった成果はありませんでした。
恐怖心が消えたわけではないし・・・
でも、練習時間があとわずかになった時、思い切って鉄棒から手を離すと突然、“ふあふあ~”と雲の上を走っているかの様に、体が軽くなり(無重力のような・・?)、無我夢中でペダルをこいでいました。
どこへ走るかは、「一輪車に聞いておくれ~」状態でしたが、今までに体験した事がない“感覚の世界”でしたね。
「やった~!」の歓喜よりも、突然の出来事に「あれ?今・・・一人で乗ってたよね?」と、自分に問いかけていました。
でも、乗る姿勢はよくないし、鉄棒と平行でなければ、恐怖心で1mしか走れない現実を知っているから、素直に喜べませんでした。
この日の夕食後、プチシュークリームを積み上げて、ローソクを飾りプチパーティーをしたんです。
最初、娘は「え?なんで・・?」と、キョトンとしていましたが「一輪車乗れるようになって、おめでとう!毎日、よく練習を頑張ったね。」と。
息子には「練習に付き合ってくれてありがとう~。つまんなかったよね?」と、お礼を言うと、二人は照れ笑いをしながら、ローソクの火を消しました。
あの日は素直に喜べなかったんですが、この一週間、恐怖心と戦い、冷や汗ダラダラの練習のなかなんとなく、乗る感覚をつかみ始めたのは事実ですし、たった2回ですが、5mを乗った事も事実・・・(奇跡?)
もっと、自分を褒めてあげてもいいんですよね?
飛び出す勇気さえあれば、乗れそうな気がしています。梅雨に入ったけど、これからも練習を続けます。 (^o^)丿
あとは、勇気とワクワクする気持ちだけですよね・・・パピーさん!
あ!【一歩一歩、ゆっくり行きましょう。焦らなくていいから・・・】って、パピーさんの声が聞こえた!ような気がする・・・ (*^_^*)
ドロシーより
ココまで・・・
とうとう、乗れるようになったんですね。感動です。そして、私は、このようにお返事しました。
ココから・・・
ドロシーさん、こんにちは。パピーいしがみです。
おめでとうございます!とうとうやったね。本当に1週間で乗れちゃったね。
私が1週間と言った時、「え~!」なんで分かるの?って思いました?
私が何をしたかって?ドロシーさんと、娘さんの中にある「潜在能力」の力を借りたんです。
前回のメールで、もう技術的には乗れてるな、と感じました。
あとはきっかけと、乗り越える勇気だけだ、と思ったのです。
そうなると、誰かから「あなたは○○日に出来るようになる」と言われると、自分の中にある潜在能力がそれを現実化するように働きだすんです。
こういう事って珍しくなくて、テキストにあるイメージトレーニングもそうですし、願望実現プログラムも全てこの力を使うんです。
そして、ある一線を越えてしまうと、「あ、私って出来る!」と知った瞬間に、突然、「出来る人」になっちゃうんです(^^)。
まあ、そんな事?はどうでもいいか?
一生懸命頑張った、娘さん、そして、あきらめなかったドロシーさんに心の底から言いたいです。「おめでとう」「よくがんばったね」って。
娘さんは、今まで以上に、「頑張ればなんでも出来るようになる!」って身をもって体験できて、これは今後、本当に大きな力になると思います。
それから、ドロシーさんの言葉、
“この一週間、恐怖心と戦い、冷や汗ダラダラの練習のなか、なんとなく、乗る感覚をつかみ始めたのは事実ですし、たった2回ですが、5mを乗った事も事実・・・(奇跡?)もっと、自分を褒めてあげてもいいんですよね?”
もちろんです。
というより、たった一回のまぐれじゃなくて、もう2回も5メートルを一人でこげたのなら、それは「乗れている」状態ですよ。
履歴書に「特技=一輪車」って書いてもいいです(^^)
さあ、ではいよいよ、メルマガに掲載させてくださいね。
一応、確認をさせていただきますが、嫌だったらおっしゃってくださいね。
ココまで・・・
ドロシーさん、2週に渡って、メルマガに紹介させて頂きました。
ありがとうございました。でも、本当に頑張りましたね。
苦しい事、辛い事だからこそ、それを達成した時の喜び、感動ってひとしおなんですね。
それに、辛くても頑張る姿を子供(姉・弟)にも見せることができたし、何と言っても、『お祝い』が良いですよ。
頑張った後にある、喜び、それを何かで表す事。これは、子供達の心にも残りますしね。
あ、そう言えば、一輪車、1年生は2学期から学校で使う事ができるのですね。そうすると、クラスのお友達の前で、披露することができますね。
きっとみんなから羨望のまなざしで見られますよ(^^)!楽しみですね~?!ドロシーさんも、お疲れ様でした。
(でも、まだまだ練習は続くのですね。これからも・・頑張ってくださ~い!)
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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