第272号 見てあげる事の重要性
こんばんは。パピーいしがみです。毎日、暑いですね。ここ2・3日は、なんと40度を上回る気温を観測した場所もある、とニュースでやっていました。
まだまだ暑い日が続きます。お子さんももちろんですが、お母さんもダウンしないように、(紫外線にも気をつけて)気を付けてお過ごしてくださいね。
さて、今日のメルマガのタイトルは「見てあげることの重要性」としました。
今日の主人公は3歳の女の子。
実は、1歳から通っていた保育園を今年の4月に替わったのですね。
私も相談をお受けして、「簡単に答えを出さず、じっくり比較検討して、納得して結論を出してくださいね・・・。」とお願いしました。
お父さんとお母さんは、お2人で、今の園にとどまる、メリット・デメリット。新しい園に行った時の、メリット・デメリットをしっかり書き出して、検討してくださったようです。
そして出した結論は、「今(替わったばかり)は子供も辛いかも知れないけど、卒業する時には、必ず、『あの時替わって良かった』と言ってくれるはず!だから、あえて今、乗り越えよう!」と、転園をする決意をなさったのです。
そう。今、このメルマガをお読みのあなたも思うように、
1歳から通っていた保育園です。ある日突然、違う先生、違う友達、違う環境になったとしたら、それはそれは、不安でしょう。どうして良いか分からないでしょう。
きっと、「行きたくない!」とか、「前の園がいい!」って泣き叫ぶ事と思います。
でも、あえて「今、そうしよう。今後のために、今、そこを乗り越えよう!」って、お父さんとお母さんはお考えになったんです。
さて、そんな事があってからの、お便りです。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。毎日お忙しい中、私たち講座で日々勉強するママたちの相談、ブログや本まで・・・いっぱいとてもパワーを与えてくださって日々感謝しています。ありがとうございます。
パピーさんの言葉や、会員の皆さんの相談内容から、いつも助けられたり、涙したり、共感したり・・・本当に、幸せなお母さんになる会の一員であることに感謝、感謝の日々です。
今日は少し報告したくてメールしました。
GWあけ、あんなに保育園に行くのを嫌がり、日々泣いて泣いて、転園をさせてしまった自分が鬼ママのようで、正直・・・後悔、後悔の日々が続いていました。
でも・・・保育園転園してから4ヶ月近くたった今、ようやく、転園して良かった・・・と思えるようになりました。
子どもも、先月ぐらいからようやく、自分らしさを新しい園でも発揮し始め、のびのびと、それも、毎日楽しそうに登園できるようになりました。
もちろん、毎朝保育園に送っていって、バイバイの時までに時間がかかりますし、ぎゅ~して・・・。
「お母さんがいい~~」って言って泣くことはなくなりましたが、もちろん、バイバイの時には、いっぱいハグして、
「とんでけとんでけ!びゅ~ん」って飛行機して、先生に必ず抱っこをして受け入れてもらって、本人が安心をした状態で園生活へ入っていけるようにと、出来る限りのことをしてのバイバイをしています。
先生方へしっかりお願いして、こちらも安心し、園を信頼して、わが子をお願いできるようになりました。
おやすみの日、たいていは「きょう保育園?」と聞きますが「いや」と言う言葉は本人の口から出てこなくなりました。
逆に「○○ちゃん(私)、□□保育園なの!」と転園した園を自ら認め、誇らしげに・・・自信にあふれているように感じます。
そして、お友達もいっぱい増えた中で、もまれることも多い分、本人の得ているものもたくさんあるようで、日々成長とたくましさを感じているここ数日です。
今日はとってもびっくりすることがあって、まじめに感動してしまったのでメールしました。
今まで顔にお水がかかったり、頭から水をかぶるなんてもってのほか・・・だっだ娘。
もちろん、お風呂でのシャワーも、私や主人の抱っこで、まさしく美容院みたいに仰向けに寝て、水が顔にかからないようにしてのシャンプーをしていました。
その娘が今日、なんと自分からシャワーを頭からかぶり、その上「シャンプーする」って言って、シャンプーを手にとって泡立ててあらい、そして流すところまで、すべて一人でやって見せてくれたのです。
実は週末に主人の妹姉妹と一緒にお風呂に入ったときに、その姉妹がシャワーに頭を突っ込み、自分でシャワーしている姿を見て
「○○もやってみる?」って言ってみたものの、その時は「○○ちゃん、まだちっちゃいから・・・できないもん」ってお水を頭からかぶることは出来ずにいました。
でも、それがかなり刺激になったのでしょうね。
園でも毎日水遊びやプール遊びをしているのですが、先月、先生にお聞きしていたときには、お水から極力離れたところにいたりして「お水遊びあまりすきじゃなさそう???」って先生に言われていたのが、
最近では、水がかかることが平気になり、今では、率先してお水の方へきて、元気に水遊びをたのしんでいるそう。
それもまた本人の自信につながっていたのでしょう。
今日私がお風呂に入ったときに「シャワーで頭あらってみる?」って聞いたら「うん。」と言って果敢にシャワーに頭を突っ込んでいました。
そこで、お水が頭からかかっても、目つぶっていれば平気ってわかったのでしょうね。
それから石鹸つけてシャンプーをして、洗い流すまでを一人でやって見せ、見ている私が、最高にびっくりしてしまいました。
もちろん、めちゃくちゃ褒めました。
「すごい、良く出来たね。」何度も・何度も、褒めたので、本人もますますやる気になったのでしょう。それから3回も頭を洗いました。
それもお風呂から出て着替えたのに、「もう一回洗ってくる」と言って、また裸になってシャワーでシャンプー、それを何度も繰り返していました。
私もそれが自信につながるなら・・・と思い、何度も一緒に再びお風呂に入り、シャワーするのを見て、出来たのを認め、いっぱい褒めてあげました。
お父さんが帰宅後も、主人に「シャンプー、一人でできるようになったのよ!」と報告すると、またまた今度は主人とお風呂に入り、シャワーして見せていました。本人の自信は、ますますついたと思います。
これで、もうお水が顔や頭にかかってもぜんぜん平気でしょうし、きっと水遊びもプールも大好きになること間違いなし!と確信した、親子ともにとても嬉しい出来事でした。
いろいろとありましたが、園生活・家庭環境から、たくさんのことができるようなったり、本当に日々成長を感じている、ここ最近です。
とりあえず、パピーさんに近況を伝えたくてメールしました。長々すみません。
でも、今私も常にプラスの気を持って、育児、仕事、ママ、奥さん、いろんな顔を頑張っています。
パピーさんのお言葉から、いっぱい・いっぱいプラスの気をもらってパワーアップしています。
パピーさんも日々お忙しいと思いますがお体に気をつけてがんばってください。
( 後 略 )
ココまで・・・
MAさん、メルマガへの掲載のご許可ありがとうございます。
本当に良かったですね。
真剣に検討して、そして出した結論、乗り越えた子供さん、そしてお母さんも・・・。
大変だったと思います。お疲れ様でした。でも、とてもとても、力になったと思います。
さて、今日、このお便りの内容を、メルマガをお読みのあなたにお知らせしたかったのは、不安を感じている子、ちょっと二の足を踏んでいる子が、何かのきっかけで「自信を付けそうだ!」と思われたとき、
「こうやってもらえると、すごくいいな~!」と私が感じたからでした。
それは、ココなんです。
“それから3回も頭を洗いました。それもお風呂から出て着替えたのに、「もう一回洗ってくる」と言って、また裸になってシャワーでシャンプー、それを何度も繰り返していました。
私もそれが自信につながるなら・・・と思い、何度も一緒に再びお風呂に入り、シャワーするのを見て、出来たのを認め、いっぱい褒めてあげました。
お父さんが帰宅後も、主人に「シャンプー、一人でできるようになったのよ!」と報告すると、またまた今度は主人とお風呂に入り、シャワーして見せていました。本人の自信は、ますますついたと思います。”
って。
水をかぶるのも怖かった子です。もちろん、1人でシャンプーもできなかったのですね。
それが、出来た時の、お母さんのリアクションを見てほしいのです。
3回も洗って、お風呂から出たのに、又入って洗い・・・。この時にお母さんも一緒に出たり入ったり・・・。
そして、きっとその度に褒めてくださったのだと思います。又、お父さんにそれを報告し、お父さんとも一緒にお風呂に入り、そして、お父さんも褒めてくださったのでしょうね。
どうでしょう?
普通だったら、こう思いませんか?
「又、入るの?・・・もういいじゃない。シャンプーだってただじゃないんだから・・・!」「もういい加減にしたら!」
なんてね。
でも、MAさんは、違ったのですね。
“私もそれが自信につながるなら・・・と思い、何度も一緒に再びお風呂に入り、シャワーするのを見て、出来たのを認め、いっぱい褒めてあげました。”
ただ、「褒める」のではなく、ちゃんと自分がそれを見てあげた・・・。これがとってもとっても、良いんです。
私は、「子供の話を聞いてあげて!」と、よく言いますよね。
それは、「聞いてほしい」=「私の存在を認めてほしい」
「聞いてくれた」=「私を認めてくれた」という事だからです。
同じように、「見てほしい」も「私の存在を認めてほしい」のですね。
だから、ただ、「ああそう、できたのね、偉かったね」ではなく、「出来るところをちゃんと見てあげる」「見せたいところを見てあげる」そこが、とっても重要なところなのです。
『できる私を、「お母さん、見て!」』なのですね(^^)!
また、MAさんは、いやな顔をせず、何度も何度も繰り返したとありました。子供さんは、自分が誇らしかったと思います。
もちろん「いつもいつもそうしろ」と言うのではありません。
子供が不安な時、または、ココのきっかけで気もちを盛り上げたい!
そういう雰囲気を感じた時には、「めんどくさい」と思わずに、是非、同じ事でも、何度も何度も褒めてほしいのですね。
だって私達もそうでしょ。
賞賛の声は何度も聞きたいです。同じことでも、何度も言ってほしいですよね。子供だって同じです。
ですから是非、こんなチャンスがあったら試してみてくださいね。MAさん、楽しい報告、ありがとうございました。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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