第289号 言葉・自信、そしてやる気
こんばんは。パピーいしがみです。
今日のメールは、子供さんの好き嫌いがキッカケで、いろいろな育児の問題に悩み、苦しんだ結果、「あ、こういう事?」って気づく事ができて、
問題が次々、驚くほど短期間に改善されていった、というお話です。
「ええ~?!」ってびっくりされるかも知れません。
でもね。こういう事って2~4歳ぐらいのお子さんの場合、実はけっこうあるんです。
特に今まで「叱る」「怒る」の傾向が強かったお母さんが、「あ、これじゃない!」って『気づく』事で、「こうしなきゃ、ああしなきゃ」って
自分もムリをして、子供にもムリをさせていた事が、お母さんが「気づき」を得た事で、お母さん自身がふっと楽になる。
すると、子供がすぐにそれを感じ取って、安心し、子供達は呪縛から解けたように、『今までできなかった事が次々とできるようになっちゃう』って事。
又、お母さんにとっても、今まで「我慢して・・・我慢して・・・」だったのが、ストレスでもなく、我慢もしない。自分らしく振舞える。
それって「あ、こういう事?」って気づいた瞬間だったりするんです。
私がよく言うでしょ。「テクニックではないんですよ」「考え方ですよ」って。だから、誰かがうまく行ったやり方だけを真似ても、期待している通りの結果になるわけではないんです。
みんな自分で掴むんですね。考えて、工夫して、やってみて、結果を見て、初めて「ああ、こういう事か?!」なんです。
今日は、その「お母さんの気づき」についてお読みくださいね。
ココから・・・
はじめまして、パピーさん。。。まちゃと申します。うちには3歳の息子がいます。
最近、自分の子育てに不安を感じ、自己嫌悪に陥ったり・・・色々なサイトを調べていくうちにパピーさんのホームページに行き着きました。運命の出会いでした☆
過去メルマガやホームページを読ませていただきましたが、本当に目からうろこ!!!悩み迷っていた気持ちが、晴れるようでした!
( 中 略 )
うちの息子も、とにかく好き嫌いが激しく緑の色をしている野菜は全く食べようとしません・・・とにかく、口にも入れたがりません。。。
それなのに、私は『野菜嫌いにしてはいけない!』と必死になり「ちゃんと食べなさい!」「どうして食べないの?」と食べてくれない事に苛立ち、
今思えば、本人の気持ちを無視して「当たっていた」と言う方が正しかったと思います。
その頃、他にも子育てに色々と悩むこ事が重なり、私自信、育児の壁にぶち当たっていたのです。
でも、どうしていいか分からず、育児書を読んでも、結局は、理想の母親になれていない自分に余計自己嫌悪に陥ったり・・・
そんな中、運命の出会いと言っても過言ないパピーさんのホームページにたどり着いた時、私は、涙が止まりませんでした。。。
そして、私は気付いたのです!今の私ではダメだと!
そして、パピーさんの言われる「認める」「褒める」「包む」を即、実行に移してみました。晩ご飯の『ピーマンの肉詰』で・・・。
私「これ(ピーマン)、嫌いだよね。嫌だったら食べなくてもいいよ。でも、1回だけお口に入れてみようか?美味しくなかったらべーってしていいよ。どうする?」
息子・・・無言でイヤイヤ口を開ける・・・そして、「美味しいぃ♪」
今まで食べた事なかったピーマンを食べたのです!そして、パクパクと完食!感動しました!すごく褒めてあげました!
そして、次の日、食べれた事に気を良くしたのか、その日は、「○○野菜食べる!」と言って、
大好きなコロッケより(いつもは必ず大好きな物から食べるのですが)添えてあった炒めたたまねぎから食べたのです!!またまた、感激しました!!
しかし、別に添えてあった炒めたなすは食べようとしませんでした・・・
なので、今回も同じ方法で試してみましたが、それでも嫌がり・・・、まぁいいか。。。と諦め、
「それじゃ、ママが食べるよ。あーーー美味しい! あーー、これ美味しーぃ!」と言って、食べたら息子は「○○もなすび食べたい」と言ったのです!
私はビックリし、驚きましたが、すごく嬉しかったです!
息子も喜んで食べようとしましたが、結果「べーー」でした。。
でも、自分から「食べたい」と言ってくれたことが嬉しくて「良く言えたねー!今度は食べれるといいねー」と笑って褒めてあげました。
言葉とは不思議ですね!こんなに心に影響するものだとは思いませんでした。息子のやる気を初めて感じたようにも思いました。
パピーさんの『自信のある子に育てる』という意味を理解できたように思いました。
今までは、無理やり強制的に『やらそうとしていた自分』が恥ずかしいです。
もう、迷いはないです!
「これでよかったんだ!」と息子の成長が自信に繋がりました。その事に気が付けたパピーさんの言葉に本当に感謝します。
話が長くなって申し訳ないのですが、もう一つ聞いてください。
好き嫌いの克服と話はずれますが、現在、トイレトレーニングをしていますが、最初は、やはりなかなかうまく行かず、布パンツをはく事すら拒絶していました。。。
と言うのも、その原因は私にあり、今から半年前にもトイレトレーニングを実行していたのですが、怒ってはダメだ!と思っていたにもかかわらず、
やはり「どうして?なんで?」の連発・・・しかも、多分、すごい顔をして言ってたのでしょうね・・・
それ以来、お兄ちゃんパンツ(布パンツ)は嫌だ!紙パンツがいいといって、はいてくれなくなったという訳です・・・
「3歳にもなって、まだ紙パンツ・・・」と私の都合ばかり考えていました。
で、どうしてはけるようになったかと言うと、「認める」「褒める」「包む」を考えて私は今までと違う誘い方をしてみました。
「お兄ちゃんパンツ嫌だよね・・・でも、はけたらきっと気持ちいいよぉ!嫌だったら脱いでもいいからはいてごらん?」
と言ったら、はくまでに時間はかかったものの、はいてくれたのです!!!
本人も一度はけたらすごく嬉しかったのか、それから毎回はいてくれるようになりました。
お友達ママにも「このパンツかわいいでしょ?」とか言って、見せびらかしたり!「パンツ気持ちいい!」と言ってくれたり、今までの息子の行動とは想像できません!
もちろんおしっこの失敗は沢山ありますが、失敗しても「大丈夫、いいよ、今度はがんばろうね!」の繰り返しを、私も根気良くしてみました。
その後、私の声かけとタイミングがあえば、トイレでおしっこできるようになったのです。
トイレトレーニングを始めて1週間でした。二人で超超喜びました!!!もちろん息子も大喜びです!!!
そして、自分でトイレに登れるように、踏み台を置き、「ここに便座(息子用)を置くんだよ、そしてこの台に登って座っておしっこするんだよ~♪」と、私も嬉しそうに教えてあげたら、
なんとその翌日から、自分で便座を置き、自分で登って座り、自分でおしっこしたんです!!!
そして、息子は「自分でできたぁーーー!」ととっても嬉しそう!私も本当に嬉しかったです。
二人で手を叩いて喜びました!!私のはしゃぎっぷりに、ちょっと嫌そうでしたが、、、自分に自信が付くって本当に大切なことなんですね。
自信がついた息子は、その後、いくつか出来なかったことが出来るようになりました。そして、そのたび「自分で出来たぁ」と私に教えてくれます。
自信というものは、『本人が体で感じ、自分で克服できた喜び』自信がもてるように育てるってとても意味深いものですね!
私も子育てに自信がつきました!これからもがんばります。
長々とつき合わせてしまって申し訳ないです・・・読んでいただいてありがとうございました。。。。
ココまで・・・
まちゃさんから、このメールを頂いて、メルマガへのご紹介をお願いした時、即答の快諾と、続きのお話がありました。
ココから・・・
追伸ですが、その後のトイレトレーニングの話になりますが、踏み台を置いてあげてから、おしっこの失敗がなくなったのです!
全てパーフェクト!ちゃんと自分から「おしっこ!」と言ってくれるようになりました。私もビックリです!
こんなに早く結果が出るとは思ってもみなくて改めて、自信を持った我が子の成長振りに、私も笑顔が隠せません!
ウンチの方も長い目で、息子のやる気に繋がるように言葉をかけて行きたいと思います。
それから。。すみません、あつかましくももう一つお話を聞いてください。パピーさんの『「くじけない子」に育てる本』早速、購入して読ませていただきました。
本当に、素晴らしかったです。
他の育児本とは違い、自らの経験、読者の経験、どれも事実を元に細かい心の御指導されていて、とっても参考になりました。
特に、私がぐっと来たのは、「親が持つ大きな錯覚」でした。
その中でも、「大声を出し、子供がやめたのを見て、強制的にでもやめさせることが可能であると親は学ぶ」と言う部分です。
以前、息子が全く私の言うことを聞かず、私はひたすら怒ってばかり・・・私は子供になめられている(その当時は)・・・と思い
その事を主人に話すと、「オレが叱り役になる」と言わんばかりに、事あるごとに、主人の雷が息子に落ちるようになりました。
そのおかげ(その当時はそう思ってました)で、息子は主人が怒ると、ダメと言うことはすぐやめるようになりましたがいつも主人におびえるような素振りをみせるようになったのです。
その証拠に、いままでしたことなかった「指しゃぶり」をするようになったのです。
最初は、怒られた時だけだったのが、だんだん普段にもするようになってきて私も「これは?」と思い色々調べると・・・やはりストレスや不安の現われと知り、愕然としてしまいました。
そうです。パピーさんの言うとおり、私達は誤った学びをしてしまってたのです。
幸いそれに気付いた私は、これではダメだと思い悩み、そして行き着いたところがパピーさんのホームページだったのです。
それからと言うもの、夫婦で話し合いましたが、主人はある程度親が怒る事も必要だ!と、今までの姿勢を変えようとしてくれず、少し悩みましたが、
私は、息子に対する接し方を変え、その姿勢、息子の成果を主人も肌で感じ取ってくれたのか私が言わなくとも、大声で息子を怒鳴ることが全くなくなりました。
それどころか、私が普段息子に接しているように主人も「偉かったなぁ」「お前もやれば出来るんだぞぉ」と、認め褒めてくれるようになったのです。
前回のメールでも申しましたが、言葉とは不思議です。
何気ない一言が、本人でだけでなくその周りにいる人でさえも心を豊かにしてくれるのですね。
主人も、強制されるのが嫌いな人間です。しかし、私の姿勢に共感してくれたようです。言葉には出さなくても、主人の態度で分かります。
今まで、不安に思っていた育児の方向性がはっきりしたように思いました。
私の最初の一歩は、まず自分自身を「認める、褒める、包む」でした。
ココまで・・・
まちゃさん、メルマガへの掲載のご許可、ありがとうございます。今回、まちゃさんのメールに、こうありましたね。
“前回のメールでも申しましたが、言葉とは不思議です。何気ない一言が、本人でだけでなくその周りにいる人でさえも心を豊かにしてくれるのですね。”
本当にそうです。
例えば、コップに残った水だって、「あとこれだけしかない」と「まだ、これだけある」では同じ量なのに、言う方も、聞く方も、全く違った印象です。
でも、言葉って自分の中で選んで使っていないんですね。特に親密な間柄の場合は、思った事が口に出ているはずなんです。
(だって、もし、選ぶ事を考えると、常に気を使わなければならないからね。「気を使う」という事は自然じゃないので、その行為は「無理している状態」で、やっぱり疲れるんです。)
だから、子供さんやご主人など、近くの人にプラスの言葉を使おうとした時に、自らがプラスの考えを持っていないと、言葉にならないのですね。
そう。だから、「テクニックではないですよ」「考え方なんですよ」なのです。
又、面白いのが、家族の中に1人、プラスの考え方をする人がいると、他の方々がその人に集まってくるんです。だって、誰でもプラスの言葉を聞きたいからね(笑)
私はそれが、この「認める」「褒める」「包む」のすばらしい所だと思います。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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