第297号 うれしくなりたい!
「認める」「褒める」「包む」以前からこの3つについてお話していますが、なかなか難しかったり、実行ができなかったり、お悩みになっておられる方も多いようですね。
この3つは、簡単に思えますが、実際にやってみようとすると、いつ?、どのように?、どんな風に?という疑問が出てくると思います。
例えば「褒める」
ああ、褒めるのは簡単だ。「すごいね」「できたね」これでしょ~?と思われるかもしれません。
そうとも言えるし、でも、違うような気がします。
どうして「認める」「褒める」のか?というと、私達には誰にでも『承認されたい』という欲求があるからなんです。
それは、自分の努力では絶対に叶える事ができません。
自分には思い通りにならないからこそ、それをしてくれる人を好きになるのです。
私がお母さん方に、これをお願いするのは、子供さんが「お母さんを好きになって貰う」その為なんですね。
子供さんにとってお母さんは特別な存在です。
そのお母さんが「私の事が好き」そう思えると、子供達はとってもとっても安心します。
そして、好かれ続けていたいという気持ちから「お母さんの喜ぶ事を探し始める」のですね。
その「僕は、私は、お母さんに好かれている」その状況を先ず、作って欲しいのです。
その為の自尊心を高める、それが「認める」「褒める」なんです。
以前に、こんなお話をしましたよね。
「可愛くば、五つ教えて三つ褒め、二つ叱ってよき人とせよ」
これは、海軍の総司令官だった山本五十六(やまもといそろく)元帥の言葉ですが、
海軍という屈強の男達を扱っている元帥でさえ、このように言われているんですね。
そして、ここにとっても重要な比率があるんです。
それは、「三つ褒め」と「二つ叱って」なんです。
この「認める」「褒める」をやっているのに、うまく行かない、という方のほとんどは、この比率が間違っているんですね。
褒める事を少なく、叱る事を増やしてしまっているんです。
あ、ここでの「叱る」っていうのは、「命令、強制」はもちろんですが、「指摘や否定」もそうですよ。
この比率。これを守ってくださると、きっと違いが出てくると思うのですが、
今日は、その「褒める」「認める」をこんな風にやってみました。という報告を頂きましたので、ご紹介しますね。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。
先日のメールでは、思ったことをただ羅列しただけなのに(もちろん真剣に考えましたが)パピーさんはとっても真剣に考えて分析してお返事くれたのでそれだけでもただただうれしく感謝でした。
しかもあれから1ヶ月たち・・・
認める、褒めるってすごいですね!効果は即効現れたのですがさらにびっくりすることがあったのでメールします。
・・・毎朝、幼稚園に行くまでは、
もうグズグズの3歳の上の子。
パピーさんからメールをもらってから、怒ってやらせても時間はかかるし、私がイライラするだけと思い、
彼女の希望通り服を着替えさせ、ご飯も食べさせ、望むすべてのことをして幼稚園に送り出して・・・。
それも良かったのでしょうか?
(着替えさせてあげると彼女はとてもうれしそうに笑うので、まあいいか、と思うようになってました。今考えると)
そして、いままで“着替えなさい!”や“片付けなさい!” と
言ってたところを、“おねえちゃんすごいね~。・・・が上手にできるんだよ!”に変えて、1歳の弟に語りかけるように私が言うと
今までてこでも動かなかった彼女が、ちゃきちゃき片付け始めたり、着替えだしたりするんです!
そして驚きの昨夜は・・・
息子が出したおもちゃで部屋がぐちゃぐちゃだったのですが、子供を寝かせてから片付けようと思い、
子供たちと寝室に入ると上の子が突然“ママ、私、部屋片付けてきてあげる”と寝室を出ていきました。
そして下の子が寝たので私が寝室を出てみると・・・上の子がきれいに片付けていてくれました!弟が汚した部屋をです。
ただひたすらびっくり&ジーンとしました。
“ママ、片付けてあげたよ”って・・・。日常のほんとにちっちゃなことですがうれしくてメールしちゃいました。
パピーさんってすごいです!!
ほんのちょっと言い方ややり方を変えただけで、前より私、確かにハッピーになりました。
ありがとうございます!
・・・とはいえまだまだ怒りっぽい母。
講座もちょっとサボり気味だったのですが(^^;これを機にまたがんばります!さらなるハッピーのために・・・。
そしてCDも購入させていただきました♪
あ、あと、メルマガ読むといつも感動して、よーし、自分も頑張るぞ!となって刺激を受けるのでとってもよいです♪
なんか、めちゃくちゃな文ですいません。
ほんとにありがとうございました!またメールしますね。
ココまで・・・
KMさん、驚きのご報告、ありがとうございます。そして、メルマガ掲載のご許可も、ありがとうございました。
ココで、最初に私が言った言葉をもう一度くりかえしますね。
“子供さんにとってお母さんは特別な存在です。そのお母さんが「私の事が好き」そう思えると、子供達はとってもとっても安心します。
そして、好かれ続けていたいという気持ちから「お母さんの喜ぶ事を探し始める」のですね。”
KMさんの娘さんが、弟の汚した部屋を片付けてくれた。
これは、まさに「お母さんの喜ぶ事を探し始める」を証明するような物ですね。
“ただひたすらびっくり&ジーンとしました。”
とありましたが、きっとKMさん、お子さんの事を心から褒めてくださった、喜んでくださったと思うのです。
すると、又一層娘さんは思いますよね。「おかあさん、うれしそう。私もうれしい!」って。
誰でも嬉しくなりたいんですよ。
私もそうですし、あなたもそうでしょ(^^)そしてお子さんだってそうなんですよ♪
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