第298号 お母さんの気づき
こんばんは。パピーいしがみです。今日のメルマガは、『お母さんの気づき』としました。
お話してくださるのはぴろさんです。
今回、私がぴろさんのメールをご紹介するのに1つ。先に、皆さんにお知らせしたい事がありました。
それは、幼稚園の対応です。多分、こういう幼稚園はすごく少なくなっていると思うのです。
例えば、卒園までの園児の目標は『卒園までに挨拶を自分からできるようになる』です。
でも、「無理にはさせてはいけません、お母さんが挨拶する姿を見せればいいんです」と言われています。
これって、私がよく言う「躾なんかいりません」「出来なくてもいい、できればもっといい」ですよね。
それからね。息子さんのいる年少さんの目標は、『年少の終わりまでに自分の気持ちを言えるようになる』です。
自分の意見を言えば、友達とぶつかる事もあるはずです。
でも、そんないざこざやケンカも、『素晴らしい成長だ、表情もすごく良くなってきた』と褒めてくださったというのです。
私はうれしくなりました。
近頃の幼稚園では、先生の言う事を聞けない子に、「理解する力が足りない」などと言う所もあるようです。
トラブルなんかはもっての他。「やられても、絶対やり返したらダメ」という園もあるようです。
私は、とんでもない!と思うのです。自分の気持ちが口にできる。これは大切な事です。
そして自分の気持ちがちゃんと言えれば、トラブルもあります。ケンカもします。でもそれでいいんです。
やきもちを焼いたり、かんしゃくを起こしたり、すねたり、泣いたり・・・、それでいいんです。
『良い子』を育てるのではなくて、『人』を育てているんだから、大人になってひとり立ちしてもらう為には、それらはあって当たり前。自然の姿だし、絶対必要なんです。
だけど、それを良しとしない園がとても多いんです。
でも、こうやって、ケンカさえもちゃんと認めてくれる幼稚園、あるんだ~!って、とっても嬉しくなりました。
あ、前おきが長くなっちゃいました。始めましょうね。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは、ぴろです。
先週、嬉しいことが沢山あったのでご報告します。(今日は 長男の話です。)
幼稚園年少の長男は、2歳ごろは誰にでも挨拶できる『挨拶大好き』な子でした。
3歳になった頃から「恥ずかしい」と言うようになりました。これも成長の過程、と思っていました。
幼稚園に行く途中に、ある商店を通ります。
朝 登園の時間に開店準備の為、ご主人が出てきて、いつも「おはよう」と声をかけてくださいます。でも、息子も娘も恥ずかしく、いつも言えません。
息子の通う幼稚園は、『卒園までに挨拶を自分からできるようになる』が目標なのですが、「無理にさせず、お母さんが挨拶する姿を見せれば良い」と言われ、私もそうしてきました。
最近、たまに小さな声で、息子が商店のご主人に挨拶していることが分かりました。
私には声が聞こえないのですが、ご主人からは口の動きが見えるので、「お、偉いねー」なんて褒めてもらっていたのです。
なので、朝、私が挨拶するたびに、「今日は皆ご挨拶できたかな?恥ずかしかったら今度できる気持ちのときにご挨拶しようね~。」と言っていました。
そうしたら、先週末、息子は自分からご主人に、いつもより大きい声で「おはよう。」と言ったのです!
商店を過ぎた後、私のほうを振り返り「僕、自分であいさつできた!!」とニッコリ。
「頑張ったねー、おじさん嬉しかったと思うよ。」と褒めると、幼稚園の担任の先生にも自分から「おはよう。」と言えたのです。先生も喜んでくださいました。
その日の午後、お迎えに行ったとき、主任の先生とお話する機会がありました。
主任の先生は担任を持たず、皆を見てくださっているのですが、その先生に「○○くん、最近伸びてきましたね。」と言われたのです。
この幼稚園は、年少の目標が『年少の終わりまでに自分の気持ちを言えるようになる』です。
息子は、最近自分の意見を表現できるようになり、友達とぶつかりあう場面も出てきたのです。なんでも、友達とその日もやりあっていたとか。
それを素晴らしい成長だと、表情もすごく良くなってきたと褒めてくださいました。
もう、親ばかですが嬉しくって!!それで、私は思ったのです。
自分を表現できるようになってきたから、挨拶できたのかなあって。
大人は、 挨拶は礼儀だからするものだと考えてしまいますが、子供にとっては、『挨拶したい気持ちだから、言ってみる』なんですね。きっと。
それからもう1つ。
家で、手遊び歌が流行中なのですが、妹はまだ歌と手がごちゃごちゃになってしまい、正しくできないことが多いです。
私はそれも可愛いなあ、と思って訂正はしないのですが、兄から見ると駄目らしく、「ちがうよ!!」といつも怖い声で怒っていました。
その度に、私が、「そんな怖い言い方じゃ、○ちゃん(妹)、びっくりしちゃうよ。」となだめてました。
それが、先週末、いつもどおり妹がごちゃごちゃに歌っていたのですが、合っているところでは「いいよ、いいよ、OK、OK」と褒めてあげ、
違っているところでは、「○ちゃん、4はこういう指のかたちなんだよ」と優しく教えてあげていたのです!!
もちろん、妹は教わったとおり出来て、二人でケラケラと笑っていました。
私も、「優しく教えてあげてくれて、ありがとう」というと息子はニッコリ。
・・・そういえば、
「いいよ、いいよ、OK、OK」という言い方、誰かに似てるなあ・・・。
・・・私の話し方だ!・・・という事は、以前「ちがうよ!!」って怖く怒っていたのも、私の真似だったんだ。
ごめんなさい。あんな怖い言い方じゃ、やる気も起きないよね。なんだか、色んなことを気付かされた週末でした。
特に、長男には、この講座で学んでなかった時に怒ってばかりで、大事な3歳の時期を 損させてしまったなあ、と申し訳ない気持ちになりました。
でも、これから頑張ってますます幸せなお母さんになります!
先日、二人子供を連れて歩いていたら、道ですれ違った女性に「今が一番いい時ねー。可愛いわね。」と言われ、照れもせず「はい、とても可愛いです。」と答えられる自分がいました。
ちょっと幸せなお母さんになってきたみたいです。いつも長くなってしまって申し訳ありません。
ココまで・・・
ぴろさん、すばらしいご報告、ありがとうございます。
メール、拝見しました。とってもとっても嬉しくなりました。一番嬉しかったのは、ココです。
“先日、二人子供をつれて歩いていたら、道ですれ違った女性に「今が一番いい時ねー。可愛いわね。」と言われ、
照れもせず「はい、とても可愛いです。」と答えられる自分がいました。ちょっと幸せなお母さんになってきたみたいです。”
もちろん、お母さんのその言葉「とても可愛いです」を一緒にいて聞いた子どもさんもとっても嬉しくなるし、とてもいいのですが、
ぴろさんが、何の抵抗もなく、『すっ』と口に出た事。これが私にとっては本当にうれしい。思わず、手を合わせちゃうほど、ちょっと目が潤んじゃうほど感激でした。
これって、おかあさんご自身が本当に心穏やかに『今の幸せをかみ締めて下さっている』って感じがします。
「ああ、ありがたいな~」って思います。
他にもありましたね。息子さんの挨拶。すごいじゃないですか?「自分から挨拶できた」これも大きな自信になりますね。
それから、園の考えがいいですね。『卒園までに挨拶を自分からできるようになる』という目標ながら、『無理にさせず、お母さんが挨拶する姿を見せれば良い』とありました。
私は、それを読んで、「お~、わかってらっしゃる」って嬉しくなりました。
又、『年少の終わりまでに自分の気持ちを言えるようになる』これもいいですよね。
友だちとぶつかり合うのも、「あって当然」と思って下さっているんだな~、ってこれもとても嬉しく思いました。
“主任の先生は担任を持たず、皆を見てくださっているのですが、その先生に「○○くん、最近伸びてきましたね。」と言われたのです。
息子は、最近自分の意見を表現できるようになり、友達とぶつかりあう場面も出てきたのです。なんでも、友達とその日もやりあっていたとか。
それを素晴らしい成長だと、表情もすごく良くなってきたと褒めてくださいました。”
うれしいですね~。親ばかでいいんですよ。こういうのは、お母さんの力、あってのこそです。「私って頑張ってる~!」そう思ってくださいね。
それからそれから、息子さんの言葉【叱り方・教え方】の変化、そして、その変化がもたらす兄弟の触れ合いの変化。
これもすばらしいじゃないですか?見ていて思わず、微笑みたくなります。
“もちろん、妹は教わったとおり出来て、二人でケラケラと笑っていました。私も、「優しく教えてあげてくれて、ありがとう」というと息子はニッコリ。
・・・そういえば、「いいよ、いいよ、OK、OK」という言い方、誰かに似てるなあ・・・。
・・・私の話し方だ!・・・という事は、以前「ちがうよ!!」って怖く怒っていたのも、私の真似だったんだ。ごめんなさい。
あんな怖い言い方じゃ、やる気も起きないよね。なんだか、色んなことを気付かされた週末でした。”
ほんとうに、すばらしい気づきのオンパレードでしたね。でも、気づくって事。これがお母さんの成長の証なのですね。
実は、ちょっとこのごろ、感じている事があるんです。今、私が皆さんにお教えしている「認める」「褒める」「包む」は、お母さんが子供さんに対してだけではない、という事が分かってきました。
それは、お子さんがお母さんにされているその「認める」「褒める」「包む」を自分以外の人にもやりだすんです。
そう。自分が教わったように人にも教えだすんですね。
実は、これってすごい事で、親のやるように自然にそれを吸収し、覚え、自然にそれをやりだすんです。
要は、お母さんの段階では苦労するかもしれないけど、それを手に入れたおかあさんの子供さんは、何の苦労もなく、自分に身に付いてくるっていう事です。
これって、すごく大きな財産だと思いませんか?
ココまで・・・
ぴろさん、ステキなお話ありがとうございました。そして、メルマガ掲載のご許可もありがとうございます。
さて、最後の所、もう一度見て欲しいのです。
“今、私が皆さんにお教えしている「認める」「褒める」「包む」は、お母さんの“子供さんに対して”だけではない、という事が分かってきました。
というのは、お子さんは、お母さんにされているその「認める」「褒める」「包む」を自分以外の人にもやりだすんです。そう。自分が教わったように人にも教えだすんですね。
実は、これってすごい事で、親のやるように自然にそれを吸収し、覚え、自然にそれをやりだすんです。
要は、お母さんの段階では苦労するかもしれないけど、それを手に入れたおかあさんの子供さんは、何の苦労もなく、自分に身に付いてくるっていう事です。”
これは何で分かってきたのか?というと、そういうお話を本当に沢山頂くからなのです。でも、考えてみれば、それは全く当然で、親のやり方を子供は真似るんですね。
でもね。「認める」「褒める」「包む」は子供がお母さんを好きになる為の、お母さんのアクションでしょ。
それを他の子に施す子供はどうなると思いますか?そう。他の子にとっても好かれるようになるんです。
そりゃそうですよね。誰でも、自分の存在を認めてくれる人に好感を持ちますもの。そして、子どもは一生、好感を持たれる基礎を持つんです。
ね~。これ、ちょっとすごくないですか?!これって本当に、『財産』だと思いますよ。
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