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第308号 自ら行動しだす。

こんばんは。パピーいしがみです。

「子供達の自信を育む」今更ですが、これが私が考える子育ての基本中の基本です。

でも、「自信を育む」事ってなかなか難しくて、そのためには、子供達が実際に乗り越えていく経験をしなければならないのですね。

様々なハードルを自ら乗り越えていくために、子供達の良い所を「認め」、頑張っているその姿を「褒め」、そして、凹んだり、落胆した時には「包む」。

自分から乗り越えよう!頑張ろう!と努力し、その先にある、「やった!」「できた!」という達成感や満足感を積み重ねる・・・。

それが「自信」になっていくんですよ。という事なんですね。

今日ご紹介する内容は、お母さんと一緒に行くはずだった遠足。ところが、下の子の体調不良でお母さんがいけなくなった年中のお兄ちゃん。

そのお兄ちゃんの「自分一人でもやる!」という気持ちを引き出したお母さんの言葉や工夫など。

そして、「自分ひとりでもやり遂げた!」その自信を持ったお兄ちゃんの変化についてご紹介したいと思いました。

それでは、ご紹介しますね。

ココから・・・・

パピーさんこんばんは、ひまわりです。

先週の水曜日、幼稚園の遠足のお芋掘りがありました。

私と、次男が付き添って、一緒に行くはずだったのですが、次男が熱を出し、行けなくなってしまったのです。

パパは仕事、ばあばは体力的に無理、と言うことで、息子が1人で行くか、遠足を休むか、のどちらかしかありません・・・

息子に聞いてみても、楽しみにしていただけあって、「ママと一緒じゃなきゃ嫌だ!」と言い張っていました。

うつむく息子に、申し訳なさを感じつつ、でも『もし、今回、息子が1人で行く事が出来れば、また自信に繋がるかもしれない!』と、思いました。

そこで、息子と話合ってみました。

私「ごめんね、○○(弟)はお熱があるから、ママは一緒に行けないの・・ママも楽しみにしてたのに・・」

子「じゃあ、○○(弟)も一緒に行けばいいよ!」

私「でも、一緒に連れて行ったら、熱がもっと上がって、救急車で病院に運ばれちゃうかもしれない・・・」

子「それは嫌だ・・・」

私「残念だよね、一緒に行きたかったよね・・ごめんね・・・ どうしようか・・・遠足休む?」

子「嫌だ!行く!」

私(よしよし、行く気満々だな!)と思いつつ、「お芋は先生が一緒に掘ってくれるし、電車も乗れるし、お弁当はお友達と一緒に食べられるって、楽しそうだよね~!

そう言えば、年長さんはお兄ちゃんだから、ママと一緒には行かないんだって、□□(兄)も年長さんみたいに、頑張って1人で行ってみる?」

子「・・・・」(しばらく考え込んで・・)「じゃあ、俺、お兄ちゃんだから、1人で行くよ!」

私(おお!!言った!)「本当!?凄~い!年長さんみたいだね~!お留守番してる○○(次男)にお土産のお芋、持って来てくれる?」

子(笑顔で)「うん!持って来てあげるから待っててね!」

ついに息子は、自分から「1人で行く」と言ってくれました。嬉しくて、息子を褒めまくりです(^^)

遠足当日も、ぐずる事無く、私、先生、他のママに励まされて、元気に出発しました。

そして、遠足から帰って来た息子を迎えに行くと、「お土産~!」と、自分の顔位ある、とてつもなく大きなお芋を持って来てくれました。

先生や、他のママからも、「偉かったんだよ~、頑張ってたよ~、いっぱい褒めてあげてね!」と暖かい言葉を頂きました。

お芋は、先生が持つと言ってくれたのを、断って、自分のリュックに入れて、頑張って歩いて来たようです。

私が持ってもずっしりと重く、びっくりしました。

息子が、自分から行くと言ったものの、他のママや先生に、迷惑をかけていたらどうしよう・・・?と、内心ヒヤヒヤだったのですが、感動してしまいました。

「疲れた~」「歩くの嫌だ~」が口癖の息子がこんなに頑張ったなんて、びっくりです!もちろん褒めまくっちゃいました(^^)

自信に満ちた表情が、お兄ちゃんぽく、頼もしく思いました。そして、それからの息子の様子が少し変わってきたのです。

今までは、上手く出来ない事は、私がいい所を見つけて褒めても、「でも、どうせ出来ないよ!」といじけて、すぐに諦めていたのですが、

何度かチャレンジして、その結果、出来る様になる事がとても増えたのです。

諦めないで、チャレンジするという行動は、講座にもあった「自信」が付いてきた表れでしょうか?とても嬉しくて、心から褒めまくりです(笑)

そのせいか、私にも変化がありました。

今まで、息子の出来ないところばかり目について指摘して叱っていた私の目が、息子の良く出来ているところに目が向いて、褒める事が、とても増えたのです(^^)

叱られた事は、なかなか改善しませんが、息子が自分でやって褒められた事は、私が何も言わなくても、自分でやり続けています。

これが分かっていながら出来なかった「北風と太陽」かぁ・・・と、また実感です(笑)

パピーさんと出会ってから、「辛く我慢の育児」が「子供と一緒に成長できる、喜びと楽しみのある育児」に変わってきたのをまたまた「実感」しています(笑)

本当に、パピーマジックは凄い!!これからも、講座の勉強を楽しみながら頑張ります!!(●^o^●)

とても長いメールにお付き合い頂いて本当にありがとうございます。また何かあったら、懲りずにメールさせて下さい。

では、夜は寒くなってきたので、お体大事にして下さいね。

ひまわり。

ココまで・・・・

ひまわりさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。ひまわりさんの言動ですごく重要な部分があるんです。

それは『自分で決定させた』という事なんです。

やりとりをお読みいただくと分かりますが、ひまわりさんは、「じゃあ、こうしたら・・・」とか「こうしなさい・・・」とかご自分の考えを言っていませんね。

二つの選択肢があって、「あなたはどちらを選ぶの?」と子供さんが自分で決められるように、導いています。

もちろん、お母さんには、最初から「自分ひとりで行く」って言って欲しい、という思いがあったのは、言うまでもありませんが、

絶対に説得したり、結論を急いだりせず、常に子供が自分で判断を下すのを待っていますね。

実は、これが「認める」事なんです。

「ああしなさい」「こうしなさい」には「自分」はありません。でも、『自分が決める』には『一人前に扱われている』という自負心が芽生えます。

それができたのは、ひまわりさんが、「これは自信をつけるチャンスかもしれない!」と思われたからに他ならないのです。

確かにハードルとしては大きかったのですが、大きいハードルを乗り越えて得た自信は、相当手ごたえがあったようです。

こんな文面がありました。

“今までは、上手く出来ない事は、私がいい所を見つけて褒めても、「でも、どうせ出来ないよ!」といじけて、すぐに諦めていたのですが、何度かチャレンジして、その結果、出来る様になる事がとても増えたのです”

自信をつけたお兄ちゃんは、自ら行動し始めました。

そして、お母さんも「こういう事か・・・」という気づきがあって、そして成功体験として実績を重ねた。お兄ちゃんはもちろん、お母さんの自信にもなったのです。

でも、これだけじゃありません。次回に、もうちょっとご報告しますね。

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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