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第311号 言葉のもたらす偉大な力

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は、2007年最後のメルマガになりました。今年も1年、ありがとうございました。

さて、今年最後のメルマガに何をお話しようかな?ってずっと考えていました。

そして「言葉のもたらす偉大な力」に決めました。

以前から私は「言葉」って大きな力があるな~って、感じていました。

「認める」「褒める」「包む」もそれは考え方が基本なのですが、やはりどのように伝えるか?それは「言葉」以外にはないのですね。

そして、今年はこの「言葉」がもたらす具体的なお話を、いくつも知ることが出来たのです。

キッカケは、会員さんから教えて頂いた本「ツキを呼ぶ『魔法の言葉』」でした。

具体的には、「ありがとう」と「感謝します」そして「ツイテル」その3つの言葉を口癖の様に使うことで、あなたに幸せが訪れますよ。という内容なのですが、

私は特にこの「ありがとう」という言葉が大好きなんです。

以前のメルマガで、「ありがとう」は喜びのプレゼント。それを使うと、言った人はもちろん、言われた人も喜びを感じる。

喜びを感じた人は、又、他の方にも喜びを分け与える事ができるんですよ。というお話をしていました。

「ありがとう」はその人の良い所を認め、そして「うれしいよ」を伝える言葉です。「認める」「褒める」がいっぺんに出来ちゃう言葉なんですね。

自分から発する「ありがとう」がみんなに喜びを、笑顔を与える・・・とっても力がある言葉なんです。

その「ありがとう」ですが、驚きの使い方で不思議な体験をされた、というプロゴルファーの西塚美希代さんのお話が載っていました。

あなたは、テレビでゴルフをご覧になる事があるでしょうか?

ゴルフを見ない方でも、『宮里藍』とか『横峰さくら』という名前はご存知だと思います。

私はゴルフ番組がとても好きなのですが、『西塚美希代』という方は知りませんでした。

この方はプロになって12年間、一度も優勝経験がありません。

ところが、この「ありがとう」を使って、あの有名な『横峰さくら』に競り勝って優勝したのです。

どのように使ったのかと言いますと、プロのスポーツ選手ですから、体の調子は成績に大きく左右します。

この西塚さん、試合の時に持病の腰痛が起こったのだそうです。

今までも、大事な大会では必ず痛み出したそうなのですが、以前なら、「どうして大事な時に限って痛くなるのよ!」って文句の言葉が頭をよぎるのですが、この時は、

「頑張ってくれてありがとう」と腰に言い続けながら練習をした、というのです。

すると、いつものパターンなら痛みが増してくる所なのに、徐々に腰の痛みが和らいでいったのだそうです。

プレー中のピンチの時にも、いつもなら「あ~あ、ツイテナイ」と思う所を、その度に「ありがとう」を言い続けることで、気持ちの切り替えがうまく出来たというのですね。

その結果、すばらしい成績を上げ、何と予選を3位で通過したのです。

ゴルフって予選を通過して決勝を戦う時には、成績の良い人ほど後になるんですね。

特に、優勝争いをしている3人は最後の組になるんです。

女子の場合は、3日間のプレーで最終日の3日目が決勝となります。

12年間一度も最終組に残った経験がなかった西塚さんの緊張たるや大変なものだったそうです。

当然眠れない。体は疲れているのに、気持ちが高ぶってしまう・・・。

ところが、ベッドの中で「ありがとう」を何回か繰り返すうちに、気持ちが落ち着いて自然に眠りにつくことができたのだそうです。

十分な睡眠を取り、最終日に臨んだ西塚さん。

プレーの度に「ありがとう」を唱え、力のある若い横峰さくらを押さえ優勝してしまった・・・のだそうです。

ゴルフはラッキーが続くスポーツではありません。ほんのちょっとのミスや気持ちのブレが大きく成績を崩します。

そのスポーツで頂点に立つ、という事は簡単ではないはずなのですね。

この記事を読んだ時に、私は、「ありがとう」って相手だけでなく、「自分にも良い影響を与える」っていうのは分かっていたけど、こんなにも具体的に作用するのか・・・!って驚愕したんです。

それと、もう1つ、お話させてください。安藤和津さんってご存知ですよね。

そう。奥田瑛二さんの奥さんです。安藤さんのお母さんって脳梗塞を患い、植物状態になってしまったのはご存知かもしれません。

お医者さんからは「意識を取り戻す可能性は低い」と言われたのだそうです。

ところが、安藤さんは、話しかけても全く反応の無いお母さんに根気良く「またお花見にいこうね」「こんな楽しいことがあったよ」「お土産はなにがいい?」など、毎日笑顔でプラスの言葉を掛け続けたというのです。

いえ、安藤さんだけでなく、お見舞いに来て下さった方にもお願いして、声を掛けてもらったというのですね。

そして1ヶ月ほど経ったある日、看病疲れでお母さんのベッドの横に座り込んでいた時、「大丈夫?」という声がどこからともなく聞こえたのです。

そう。それは、お母さんの声だったのですね。

なんと植物状態だったはずのお母さんが、過労で疲れた安藤さんを心配して声を掛けてくれたのでした。

まさに奇跡が起きたのです。

それからお母さんは徐々に意思を伝えられるようになって、自宅で療養できるまでに回復したというのです。

先述のお医者さんは、「信じられない!」と驚かれたとありました。

いかがでしょうか?「ありがとう」が起こす私達への影響力。「プラスの言葉」がもたらす奇跡。言葉には莫大な力が眠っていそうです。

ところが私達はそんな言葉に隠された大きな力を知らず、とても軽く扱っているのかもしれません。

プラスの言葉にはプラスの力が・・・、マイナスの言葉にはマイナスの力が・・・、私達に大きな大きな影響がありそうです。

そして、それが1週間、1ヶ月、1年間、数年間続いたら・・・。

お子さんにとって、そして私達にとって、大きな大きな違いに現れそうです。

もしこの1年うまく行かなかった、という方は、もしかしたら、マイナスの言葉が多かったのかもしれません。

来年、素晴らしい年になりますように、プラスの言葉を沢山使いましょう。

え?私ですか?私もこの事を知ってから、今まで以上に積極的にプラスの言葉を選び、使っています。

特に眠れない時の「ありがとう」はすごい効果を表してくれています。実際に、あるんだな~、って実感しています。

あ、ちなみに「認める」「褒める」「包む」は全てが、プラスの言葉でできているんです。

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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