第312号 照れくさい?
あけましておめでとうございます。いよいよ新しい年が始まりましたね。
私も3日間、ゆっくりさせて頂きました。
さて、2007年の最後のメルマガでは、『言葉のもたらす偉大な言葉』として、言葉についてお話しました。
沢山の反響を頂きましたし、やはり『言葉』ってすごい力、そして影響力があると思っています。
とっても影響力のある言葉達。でも、その言葉、理解できない子の場合は「どうなんだろう?」って思いませんか?
例えば、まだ、1歳・・・とか乳幼児・・・とか?
今日は、そんな「まだ、言葉を理解できない子の場合」について、面白いお便りを頂いたので、
今日は2通いっぺんにご紹介したいと思います。
ココから・・・・
うちの子(1歳1ヶ月)は、おっぱい大好きで、一番最初にしゃべった言葉は「アンパンマン」、その次は「おっぱい!」でした。(パパもママもすっ飛ばしです・・・(笑))
外でも家でも、いつでもどこでも・・・、「おっぱい!」と服をめくるので、電車の中や人目の多いところでは恥ずかしいやら・・・
そんなときに、「ダメダメ!」なんて言うのはダメなんですよね・・・。
だけど、「おっぱい出すの恥ずかしいよ。○○君とお母さんの二人の秘密にしない?」なんて言ったりすると、結構すんなり聞いてくれたりするんです。
1歳1ヶ月だけど、分からないこともあるけれど、やっぱり分かってくれることもあるかなぁ?って思います。
最近、感動したのがチャイルドシートでした。
いつも暴れまくり、泣きまくりのドライブで、無理やり押さえつけて乗せていました。
もう、毎回こちらも大変だしチャイルドシートに乗せるのを止めようか・・・、なんて思っていた頃です。
チャイルドシートに乗せていなくて車の外に投げ出された子どもの話を聞き、真っ青になりました。
今まで「乗せるのが義務だから」乗せていましたが、そうではなく、一番大事な「息子の命を守るため」のものなんですね・・・。そのことを、忘れていました。
次の日、案の定チャイルドシートに乗るのを嫌がりましたが、暴れる息子をぎゅっと抱きしめ、
「ごめんね。お母さん間違ってたよ。この椅子に縛り付けられるのイヤだよね。でも、この椅子に座らないと○○君イタイイタイになっちゃうかもしれないんだよ。
お母さん、○○君がイタイイタイになるのはいやだよ。○○君が大事だから、乗ってほしいんだよ」と話しかけたのです。
するとその日はなぜかすんなりと乗り、偶然かな~なんて思っていたのですが、その日を期に全くと言っていいほどぐずらず、乗ってくれるようになりました。
それどころか、「ぶーぶ乗って○○行こう」というと、自分からチャイルドシートにすわって「ん」と待っています。
1歳1ヶ月の子でも、「ちゃんと認めたら分かるんだな~」て思ったのでした。
子どもだからと適当にごまかさず、本当のことを伝えて行きたいと感じた瞬間でした。
摩子りんさん
もう一通・・・・
4歳になったばかりのお兄ちゃん。プラレールが大好きで、1歳10ヶ月の弟クンもそれにならって一緒に遊びたがります。
つい最近まで「またプラレールやるの?」と私の眉間にしわが寄る原因 になっていたほどケンカが絶えませんでした。(プラレールで遊びはじめると必ず喧嘩になるんです)
私が家事すらもできなくなるのほどなので、部屋を二つに分けて、プラレールも別々にして、その上、柵までして、別々に遊ばせていました。
それを1ヶ月ほど前から、お兄ちゃんにこう言うようにしてみたのです。
「Jくん、Rちゃんもお話が分かるようになってきたのよ。“だめ!”って怒るんじゃなくて、やさしくJ君の気持ちを伝えてみて。」
「こんな風に・・・」 (Rに向かって)
「Rちゃん、J君がいまそこに電車を走らせたいんだって。ちょっと脇へ寄ってくれるかな。」
すると、私もビックリするくらい、素直に言う事を聞いてくれたのです。まだほとんど喋れない子なのに!
「つぎはJ君もやさしくお話してあげてね」と言うと、「うん。Rちゃんありがとう!」とにっこり。
J君も感情をこらえて話せるようになって、お互いにお願いを聞いてくれたり、おもちゃのやりとりをしては「ありがとう」と言えるようにもなったのはまたまたびっくりでした。
まだたまに「だめぇ!やめて~!」と叫ぶ事もありますが、私も一緒に叫んだり(?)、途方にくれてしまうことは無くなりました。
Rも我慢するのではなく、嫌なことは「や~!」とはっきり言うので、そんな時はRの気持ちを優先してあげるようにしています。
お兄ちゃんと一緒に遊べるようになって本当に楽しそうです。
「二人が仲良く遊んでいるのを見ているとお母さん幸せで涙が出そう」(前は照れくさくて言えなかったんですけどね。こんなこと。)
そう言ったら、その日わざわざ「いまRちゃんと仲良く遊んでるの。見て~。」と。
兄弟が仲良くしている姿を見れるのは、何より幸せなひとときです。
穏やかに過ごしたい!と気をつけてから、本当にそんな風になれるなんて、それも講座のおかげです。
こんなメールを書けるようになった事が信じられません。
ありがとうございます。
マッキーさん
ココまで・・・・
摩子りんさん、マッキーさん、メルマガへの紹介のご許可、ありがとうございます。
お二人のお子さんについて共通している事は、「その子の存在を『認めて』話せば、年齢関係なく思いは伝わる・・・。」という事だと思うのです。
実は、こういう事はとっても多いのです。
摩子りんさんのお子さんのチャイルドシート、マッキーさんのお子さんのプラレール。お二人とも、言葉を掛ける上で、
結論としての「いい」とか「だめ」だけではなく、まず、「年齢は小さいけど、人として認めている」という姿勢がうかがえますよね。
特にマッキーさんの場合、こんな言葉もありました。
“「二人が仲良く遊んでいるのを見ているとお母さん幸せで涙が出そう」そう言ったら、その日わざわざ「いまRちゃんと仲良く遊んでるの。見て~。」と。兄弟が仲良くしている姿を見れるのは、何より幸せなひとときです。”
って。「照れくさい」今まであまり口にする事がなかった方の場合、
「認める事・喜びを伝える事」には確かに「照れくさい・・・」というお気持ちがあるかもしれません。
でも、それって、誰に指差されるわけでも、冷やかされるわけでもなく、“自分で作った世界の中だけ”の、“自分が感じている気持ち”でしかないんですね。
もし、あなたが「照れくさい」と思って、やらずにいる事があったとしたら、とってもとってももったいない?のかもしれません。
それは、子供さんだけでなく、ご主人に対しても?かもしれませんよ。
さあ。いよいよ2008年が始まりました。今年は、ひとつ、「照れくさい」を乗り越えて、「幸せなお母さん」を目指してみませんか?
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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