第316号 セルフイメージの威力
『テクニックではないですよ~』『考え方ですよ!』というお話は今までも何度もしていますが、今日は、ちょっと変わった気づきをされた、プリンとトムさんのケースについてお話したいと思います。
あなたは5歳の娘さんに、こんな風に言われたらどうお思いになるでしょう?
「ごめんなさい!!私も本当はママのこと、好きになりたいの!でもどうしたら好きになれるのかわからないの!」
「ママが悪いんじゃない!私が悪いの!好きになれない私が悪いの!信じて!だからあきらめないで!!」
号泣し、泣きじゃくって、謝る娘さん。それを呆然と見る事しか出来ないお母さん。
これはショックですよね。
もう頭が真っ白になってしまうほど、血の気が引けて倒れてしまうほどショックだと思います。
その言葉を受けて、プリンとトムさんはこのように言われました。
“子供は母親が大好きなのは当たり前。。。よくそう言われます。喧嘩して「大嫌い!」と言われるならまだいいです。
ニコニコした日常の中でのふとした話題で、ママのこと、好きになれないと自分を責める娘を見て、本当に自分が情けなく、私は親になってはいけなかった、と思ってしまいます。
この子は不幸です。普通だったら大好きなはずのお母さんのこと、こんな私のせいで好きになれないのですから・・・。
もっと優しいお母さんの下に生まれていたら、こんなに傷つけることもなかったのに・・・。そして、私も、大切に思う娘に好きになってはもらえない。”
そのショック、落胆は相当のものだったと思います。「いったい私はどうすればいいんでしょう」という相談を頂きました。
さまざまなお話をお聞きすると、確かに子供さんは、不安でいっぱいの状況だったし、かなり根の深いものでした。
でもその根本は「セルフイメージ」だったのです。
「セルフイメージ」というのは自分が持つ、「自分らしさ」です。
私達は誰でもこの「自分らしさ」を持っています。又、どちらかと言うとマイナスイメージで捉える方が多いです。
「私にはできないんじゃないか?」「私には無理なんじゃないか?」「私は○○だから、出来ないんだ!」「やっぱり私じゃダメなんだ!」って、
自分はダメ、自分じゃ不可能だ、というイメージを自分自身が作ってしまうんです。
そして、できない事が、うまく行かない事が、問題だらけの今が「自分らしい」と思ってしまうんですね。
でも、プリンとトムさんから、あるとき、こんなメールを頂きました。転機になったメールです。
ココから・・・・
“自分で、パピーさんにメールを打って報告したり、相談に乗ってもらったり、励ましてもらったり、その中で、ひとつ感じたこと。
私は、自分が『だめな人間だ』と、一生懸命確認しているような気がするんです。
自分がだめだと言われると「やっぱりそうだ・・・」と落ち込むのですが妙に納得して、それでまた悩み・・・。
パピーさんに認めてもらっても、そのときはとてもうれしくて、希望がもてて楽になるのですが、しばらくすると、「いやいや、この私がそんなはずはない。みんなができても私に限ってはだめに決まってる」
そう思って、『そう言ってくれるのを待っている』ような・・・?おかしいんですけど、なんとなくそう思いました。”
それを見て、「すごいぞ!」って、思ったのです。なぜなら、それが分かれば、解決への早道になるからです。
みんな誰でも「わたしはこういう人間」って思っていて、そして、それが違ってくると不安になって、その「私らしい私」に自分を戻そうとするんです。
その、『不幸な自分』『だめな自分』でいること、『自分自身を責めている事』が一番自分らしい、居心地がいい!と思っちゃうんですね。
だから、そこから外れそうになるとなぜか「こんなはずじゃない」って思っちゃうんです。
ところが、『こんなのばかばかしい!』って気づいたとたん、目の前がパッと明るくなる場合があるんですね。さあ、どんな風になったのでしょうか?
続きます・・・・
そうしたら、なんだか私って・・・?って、ばかばかしく思えて、『素直になりたい!』って思ったんです。
そしたらとっても気持ちが明るくなって、今、何をするのも、楽しいんです、自然に!
そしたら、今まで弟が生まれてから3年弱、私に甘えなくなっていた娘が、私にわがままを言うようになりました。
といっても、眠くなったら、「寝たくないけど眠たい!」「やりたいけどやりたくない!」そんなしょうもない(?)ことなんですが。
あと、私のおしりをふざけて叩いたり。
今までの私だったらそこで「眠かったら寝なさい!」「何わけのわからないこと言ってるの!」「痛いからやめなさい!」と怒っていたと思います。
いえ、怒っていました。でも、今は不思議と腹が立たないんです。むしろ、うれしいんです。私にもわがままを言ってくれるようになった!って。
お尻を叩くのも、はじめは私の顔色を見て恐る恐る、叩いたようでした。
でも私が笑って「やめてよ~」って言うと、何度もうれしそうに叩いてくるんです。「ストップ~!」って言うと、ちゃんとやめてくれました(^^)。
それから、娘に「最近幼稚園、楽しい?」って聞くと、「楽しい!」って返ってきました。
「このごろ、私、人気者なんだよ」って、照れくさそうに言うので、「なんでなんで~?(笑)」って聞くと
「お弁当の時に、□□ちゃんと△△ちゃんが、『○○ちゃん一緒に食べよう!』って私のこと、取り合いするんだよ。こまっちゃった!」って嬉しそうに話すのです。
聞いてる私も嬉しくって嬉しくって。
それに、また別の二人のお母さんから、「うちの子、○○ちゃんが一番優しいんだよって言ってるよ」
「うちの子、○○ちゃんが優しいから、一緒の小学校に行けることになって嬉しいって喜んでたよ」(うちは学区外なのですが、申請して行けるんです)って言ってくれたんです。
お友達と楽しく遊べているってことが、とてもとても嬉しくって、幸せです!!
今日、晩御飯の後、コンビニに用事があって、娘と二人で行きました。
しりとりしたり、かけっこしたり。(ほんの20分ほどですが)大笑いしながら楽しい時間を過ごしました。娘がいとおしくていとおしくて仕方がありません(*^^*)
下の子も、だんだん自己主張が出てきて、それが通らないとき、たとえば、お姉ちゃんのお迎えに行く時間なのに
息子:「まだ遊びたい!」
私 :「帰ってからお姉ちゃんと一緒に遊ぼう」
息子:「ダメーーー!バカーーー!」
と怒ってひっくり返って懸命に私に訴えるのですが、それも、余裕で見ていられます(笑)。
抱っこして、ちょっとは暴れますが、すぐに泣き止んでくれます。
それから、そういえば私、最近・・・、「いい加減にしなさい!」とか、「信じられない!」とか、「何度言ったらわかるの!」とか、「最低!」とか、まったく言わなくなりました。
(並べてみるとヒドイですね)以前は、そんなひどい言葉も、気がつけば口走っていたんですよね・・・。
今思い出せば、申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、そういえば言わなくなったな・・・って。
とてもとても嬉しいことがいっぱいで、講座を受け始めてからまだ2ヶ月なんですけど、最初はそれこそ、苦しくて苦しくて、でも、少しずつ前へ進んで、また少し後戻りして・・・って着実に前へ進んでいることを実感しています。
パピーさん!こんな気持ちを味わえるように導いて下さって、本当にありがとうございます(涙)!
ココまで・・・・
そして数ヵ月後・・・、
パピーさんへ
(今日は経過報告ですので、読み流してくださいね。)
こんにちは。東京は今日もとてもいいお天気です。
講座を始めたおかげで、私の心は、とても明るくなりました。
ずっとずっと暗いトンネルの中を進んで行ってるような気持ちでしたが、今は、今日の空のように明るい広い道をずんずん進んで行ってる気持ちです。
最近、娘が通う幼稚園に、積極的に行くようになりました。行事のお手伝いやら、送ったついでに落ち葉のお掃除やら。。。
以前なら、用事があるからと、あわてて送って門の前で「ママも一緒に入って・・・」とすがりつく娘を「時間がないから、ここから行って!みんな一人で行ってるじゃない!」と無理やり送り出し、
お手伝いどころか、行事も自由参加は出なくて、必要最低限なことしかしていませんでした。
今は・・・できるだけ、娘を見守りたい、安心させてあげたい、喜んでもらいたい、そんな気持ちから色んなことに参加するようにし始めたのですが、私自身が、とても充実した毎日を送らせてもらってます。
娘も、私が幼稚園にいると、お友達と遊んでいて私のところに来るわけではないのですが、それでも同じ空間にいるって事がうれしいみたいで、
私も満足げな娘を見て「あ~本当によかった。今までもったいなかったな。あと3ヶ月で幼稚園も卒園だな。もっと早く気づいて、幼稚園生活を一緒に楽しんであげたかったな・・・」という思いです。
それでも、幼稚園にいる間にそれに気づいて、今、こうして楽しくすごせていること、講座を受けていなかったら、パピーさんに相談していなかったら、今のこの大切な時間はなかったんだろうな~、と改めてパピーさんにお礼を言いたいです。
ありがとうございます(*^^*)。
朝、早く準備が出来た日は、幼稚園まで歩くようにし始めたんですが、子供と手をつないで歩く・・・たったこれだけですが、今までしていなかったことで、それがとてもうれしいです。
今はきれいな葉っぱが落ちていて、それを拾ったり、2歳の弟が一人でどんどん突っ走ってしまうので、「待って~!あぶないよ~!」と娘と手をつないで笑いながら追いかけたり、弟もまた、笑って逃げたり、
ギャハハ~と笑いながら3人で走って幼稚園まで向かう・・・。こんなことって、今まで一度もなくて、楽しくて楽しくて!今まで目につかなかった景色が、見えるようになりました。
私って、本当に暗闇にいたんだと思います。
何も入ってこなかったんですよね。真っ青な空とか、きれいな落ち葉とか、今日は今年初めて霜がおりていて・・・。そんな景色すら、目に入っていたのかいなかったのか・・・。
弟も、おかげでとても素直に育ってくれています。
駄々をこねるのは決まって私がイライラしているとき、ほかに気持ちが飛んでいるとき。
このごろ、素直でいつも明るく笑っているのは、きっと、私自身が明るい気持ちで過ごせているからでしょうね。
この前も、パピーさんに「ブルーな気持ち」と言ったら「いいんですよ。人間だもの」って言ってもらって、そっかあ、いいんだ~と思ったら、そのままゆっくり雲が晴れていきました。
今、考えてみたら、私がいつもパピーさんにメールすることって、子供のこんな行動が、とかいうのは少なくて、いつも私の気持ちがつらいとか苦しいとかそんなことばかりで、
子育てっていうよりも、自分育てのような気が・・・(^^;)。
子供そっちのけで自分の相談ばかりで、パピーさんには申し訳ないですが、それでも子供がとても明るくなって、万事オッケーってことですかね。
ココまで・・・・
プリンとトムさん、メルマガへの紹介のご許可、ありがとうございます。
プリンとトムさんは、今、『自分の考え』をしっかり持って、時々ゆれそうになる気持ちを自分でコントロール出来るようになられたようです。
こんな言葉がありましたね。
“朝、早く準備が出来た日は、幼稚園まで歩くようにし始めたんですが、子供と手をつないで歩く・・・たったこれだけですが、今までしていなかったことで、それがとてもうれしいです。
今はきれいな葉っぱが落ちていて、それを拾ったり、2歳の弟が一人でどんどん突っ走ってしまうので、「待って~!あぶないよ~!」と娘と手をつないで笑いながら追いかけたり、
弟もまた、笑って逃げたり、ギャハハ~と笑いながら3人で走って幼稚園まで向かう・・・。
こんなことって、今まで一度もなくて、楽しくて楽しくて!”
その喜び。その気持ち。その『自分の考え』これからも持ち続けてくださいね。あなたはもう、その『考え方』で実績を出しているんです。
あとは、継続・・・、それだけですよ(^^)
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