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第317号 恐怖の懇談会

こんばんは。パピーいしがみです。小学校の懇談会ってありますね。個人面談ともいいますね。担任の先生がお子さんの様子についてお話する・・・。

良いことも悪い事も、第三者として先生の立場で伝える。褒めてくだされば嬉しいけど、指摘が多かったら凹みますよね。又、その時に、悪い事ばかり言われたら?「愛情不足では?」なんていわれたら・・・?かなりショックですよね。

今日は、小学校1年生(7歳)のお子さんを持つ、おかあさん。担任の先生に「愛情不足では?」と言われた、チョコチョコさんのお話です。

チョコチョコさんはこのようなお悩みを持っていました。“上の子だからか、何をするのも要領が悪くぐずぐず・・・、下の子は、その正反対で、おまけに甘え上手。の結果、上の子にイラッときてついつい怒ってしまって・・・”

チョコチョコさんには、この7歳のお兄ちゃんの下に、5歳の弟さんもいらっしゃるのです。又、こんなご相談も頂いていました。

ココから・・・

今日の相談も、7歳の長男のことです。夏休み前の、懇談で「とにかく落ち着きがないです。授業中も食事中も姿勢が悪いです。」と言われてました。

確かに、家での食事中もじっとしてないのです。食事中に1度は、私か旦那に怒られてる日々です。

夏休み中に、じっとして食事が取れるようになるまで、ゲーム没収したんです。いままで、熱中してたゲームだから、きっと早く返してもらいたいために、食事中のマナーもよくなるだろう、と思っていたのですが、相変わらずで、結局、今もゲーム没収したままです。

ご飯食べてる時間は、ちょっとだからその間だけでもじっとして食べてるほうがかっこいんだよ!など言ってるのですが、相変わらずで・・・

最近は、夏休みに入る前のときより落ち着いてきたかな?と思っていたのですが、今日の参観日では、相変わらずの態度でがっかりしました・・・。

ココまで・・・

そして、私はこんな風にお返事したのです。

ココから・・・

ちょっと振り返って欲しいのですが、チョコチョコさんは、お兄ちゃんの『悪い所を直したい』、と思っておられますよね。それを「ダメだよ」「直そうよ」と言われているのですね。

そして、なかなか出来ないので、罰としてゲームを取り上げた、という事なのですね。

さあ、この時、あなたが、お子さんだったらどう思うでしょうか?食事中、注意された。昨日も、一昨日も、その前も・・・。毎回、食事中は「じっとしていない」「姿勢が悪い!」って指摘される・・・。

「いい加減にしないと、ゲーム没収するぞ!」と言われてとうとう没収された・・・。毎日、毎日否定されると、きっと凹みますよね。

「僕って何度言われても出来ないんだ。」「もしかしたらバカ?なのかな?」「お父さんもお母さんも、僕ばかり怒ってる。」「僕って嫌われているのかな?」「僕っていらない子なのかな?」そう思っているかもしれませんね。

私達には感情がありますね。すごく熱中している時や、感情が高まっている時って、なんでも出来るし、楽しいですよね。でも、凹んでいる時や、落ち込んでいる時って、何をする気にもならないし、何をやってもうまく行かない、って事、ないですか?

同じように、指摘されたり、注意されたり、叱られ続けると、慢性的にこの凹んだ状態になるんです。

凹んだ状態にいると、まず、やる気にならないんです。「どうせ・・・僕なんて・・・」になっちゃうんです。それを見て、余計に親はエスカレートして、強制的にやらせようとしたり、恐怖でしばりつけたり、または規制をかけようとするんです。

そうするとどうでしょう?余計に凹みますよね。そう。すべて逆効果なんですね。

ココまで・・・

私達には、「その人に思われているような行動をする」という特性があるっていう事、ご存知ですか?そう。「この子は落ち着きがない。」「何度言っても分からない」って思って接していると、

いつまでたっても直らないし、何度言っても分からないように振舞うんです。「どうせ俺は、そんなヤツさ・・・」自暴自棄になって、親が思っている通りに振舞おうとする。それは私達大人にもあるんです。

私達って「ダメなヤツ」と思っている人の前では、その人が思っているような「ダメなヤツ」として行動をし、「立派な人」と思ってくれている人の前では、「立派な人」として行動を取るのだそうです。

その人に思われているような行動をするのだそうです。だから、私達がもし、「この子はどうしようもない」と思っていたらまずはその思いを捨てなくてはなりません。

親以外の誰もがそう思ったとしても、親だけは「そんなことない!」って心から思わなくちゃいけない、って事なんです。

そして、「あなたはそんな子じゃないんだよ」こんな良いところもあるし、こういう事もできるでしょ。「あなたは、とってもいい子なんだよ。」「あなたは、本当な素晴らしい子供なんだよ!」という事を伝えなくてはならないんですね。

そう。積極的にいいところを探し、「認める」「褒める」「包む」をするんです。

又、7歳のお兄ちゃんにとって、5歳の弟さんの存在。お兄ちゃんが叱られるのを弟も見ているでしょうし、それを見られているお兄ちゃんのメンツだってあります。

弟の前で叱られる。この時、お兄ちゃんのプライドはかなり傷付くんですね。ですからこういうお話も付け加えました。

ココから・・・

私のところも一番上は男の子でした。下は女の子でしたが、上の子よりも優秀な場合があるんですよ。

男の子としては、年長で男でもあるのに、下の子に負ける。というのはかなり辛いんですよね。だから、わざと、お兄ちゃんの事を下の子の前で褒めるんです。

下の子達に、「あなた達は頑張っている、偉いよ」「でも、それは、お兄ちゃんがいてくれたからなんだよ」って。

「幼稚園でも、小学校でも、お兄ちゃんが先に行っていたからあなた達も、不安を持てずに行けたんだよ。勉強だって、運動だって、先にお兄ちゃんがやっているのを見てたから、あなた達はスムーズに出来るんだよ。」

「何でもそうだけど、最初にやる人ってとっても大変なの。道を作る時だって、木を切って、石をどけて初めて道ができる。それをお兄ちゃんがやってくれたんだよ。」「おにいちゃんって、見えないところで頑張っているんだよ」って。

事あるごとに、お兄ちゃんが聞こえる場所で、下の子達にそう言ってきたのです。そうすると、下の子はお兄ちゃんに対して、尊敬の念を抱きます。

もちろん、お兄ちゃんは、自尊心を膨らませます。そして、自分の存在価値を認識します。是非、お兄ちゃんの価値というのを、本人や弟さんに話してあげてください。きっと変化が現われてくると思いますよ。

ココまで・・・

さて、そうこうして、冬休みの前の面談がやってきました。数ヶ月、チョコチョコさんは、頑張ってくださったようです。先生の評価は、そして子供達はどうなったかな?

ココから・・・

昨日、長男の個人懇談に行ってきました。今思い出せば、小学校へ入学して夏休み前の懇談のときは、

● 落ち着きがなく、どんなときも姿勢が悪い。

● 大好きなものの絵を書く時間に、自分が何を書けばいいのか分からず、泣き出した。

● 係り決めのとき、“どうしてもこの係りをやりたい”とほかの人に変わってもらったのに、係りの仕事をしない。

● 放課後廊下ですれ違ったときに突然、抱っこちゃん人形のように抱きついてきた息子に驚き、「これは、愛情が不足しているのではないでしょうか??」とも、言われました。

さすがに、最後の言葉は私としてはショックでした。

確かに、次男は甘え上手なので寄って来るのですが、長男はそれが全くないので、「我慢してたんだな~」と改めて思わされました。それで、私は、パピーさんの講座を勉強しようと思ったのです。

勉強して数ヶ月の昨日の懇談では、先生はこんな事を言ってくださいました。

● 自分がやってみたいことの絵を描くときに、泣くこともなく、すぐに書き出して、先生自身が『ホント成長した』とびっくりして子供を褒めてくださった。

● 運動も何でも出来て、いつもみんなの見本となっている。皆にも「○○くんに続け!!」と言って下さっている!!

● 授業中よく発表します。「あててください!!」って言ってるぐらいに手をピーンとしてます。自主勉強もよくしてきて感心します。って言ってくださった。

● ○○くんはホント成長して褒める事しかありません。等々と数々のお褒めの言葉を頂きました。

やはり、私にとっては、前回言われた『落ち着きがない』のが気になっていたので、それについて伺ってみたところ、『それよりも手を挙げてるほうが印象が強いので姿勢が悪いのは気になりません・・・。』と・・・

不思議話みたいですよね。

夏前は、ゲームを没収したりして押さえつけてたのに、褒めて、認めて、包んでしただけなのにこんなになるなんて・・・!!

まだ、1年生だから学力は別ですが、このままさらなる成長が楽しみになってきました。そしてこの話を子供にしたら・・・、

「先生、そんなこと言ってたんだ~。褒めることしかないって!?」と、うれしそうに何度も言ってました。

旦那が帰宅後、また懇談での話を子供の前でしてやるとまたうれしそうに、鼻高々としてました。今は、「自主勉毎日する!!」と張り切ってます。

ココまで・・・

チョコチョコさん、楽しいお話をありがとうございます。口を出したかったり、手を出したかったり、そういう事もきっとあったと思います。

でも、我慢してお兄ちゃんに「認める」「褒める」「包む」をしてくださったのですね。チョコチョコさんは、“褒めて、認めて、包んでしただけなのにこんなになるなんて・・・!!”

と言っておられますが、それがどれほど力になるのか、今回の事で十分、ご理解いただけたと思います。それからそれから、お兄ちゃんのこの言葉。

“「先生、そんなこと言ってたんだ~。褒めることしかないって!?」と、うれしそうに何度も言ってました。旦那が帰宅後、また懇談での話を子供の前でしてやるとまたうれしそうに、鼻高々としてました。”

自分が誇らしかったと思いますよ。これからも、「認める」「褒める」「包む」続けてくださいね~!

 
  

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