第325号 気が付かないほどの積み重ね 2
こんばんは。パピーいしがみです。
前回、メルマガの324号で、ナックさんからのお便りを『気が付かないほどの積み重ね』という題でご紹介しました。
その時に、
“昨日3歳の誕生日を迎えました。兄弟ケンカもよくするけれど本当に頼れるお兄ちゃんです。いろんな部分で成長しているなと感じますが、「成長」の一言で片付けられないほどの成長ぶり・・・。”
という文面や、
“こどもの変化についてはあまり触れてませんが、実際はとても変化がありました。たくさんたくさんいろんなことがあったんですよ。今までのことがようやく実を結んだのか、以前に比べてこどもの成長はメールに書ききれないほど。”
とありましたよね。
私は、「どんな事があったんだろう?」ってとても興味があったのですが、前回のメルマガをお読みのあなたはいかがでしたか?
ナックさんからのメールにも「劇的な変化はなかったけど、小さな積み重ねでここまでこれたんだと思います」とありましたが、
今日は、その後頂いた詳しい内容についてご紹介させて頂きたいな、と思っています。
その後、ナックさんからこんなお便りを頂いたのです。
ココから・・・・
パピーさん、私、母からこんなメールをもらったんです。
“返事のメール、遅くなってごめんね。メール見て、2人の成長にビックリしてるよ。
これからも、ママは「誉めて・認めて・励まして」を頭にしっかり置いてカワイイ2人と付き合って下さい。
本当に今のあなたの子育ては、自信を持っていいからね。又、楽しいお知らせ待っています。”
嬉しかったです。認めてくれているんだなぁって。母としては私の子育てに口を出したかったこともたくさんあったでしょう。
でも今まで私たちのやり方を否定することなく見守っていてくれました。
母はよく「誉めて認めて励まして」と言います。
パピーさんの考えに通じるものがありますよね。
私達がまだ小さく、母が若い頃、同居していた祖父が「自分さえ良ければいい」という人だったので、母は「誉めて認めて励まして」の子育てを、“したかったのにできなかった”と、今でも悔しい思いを抱えています。
でも私は、母が苦労してきた分も孫の成長を見て幸せな気持ちになってほしいな、と思います。
それから、
パピーさんのCDの中に、あるお母さんが子供の兄弟喧嘩の時にふた通りの考えが浮かんだ、っていうお話しがありましたよね。
私もそんなふうにできるようになってきた(^^)みたいです。
先日、私が洗い物をしている時、次男の泣き声が聞こえてきました。
「あーまたか?」と思っていたら、泣き声が激しくなったので様子を見に行くと、長男が次男の服を脱がせようとしていました。
次男は服が顔にひっかかって前が見えずに大泣き。
「もう!何やってんの!(怒)」と言いたいところでしたが、その気持ちを押さえ、長男に「なにがしたいの?」と聞くと
「〇〇くん(弟)お着替えするの。きたないから」と言うのです。
でも、見た感じ、服はきれいなまま。
私としては、「汚くないでしょ!いじわるしないで!」と言いたかったのですが、「汚くないよね」とだけ言って服を差し出しました。
すると首回りがびしょびしょに濡れていたんです。
そこでやっと、“次男が麦茶をこぼして、服が濡れたから、着替えさせようとしていたんだ”という事が解ったのです。
そして、そばにはちゃんと着替えの服が用意されていました。鈍いママです。
長男に「濡れてかわいそうだから着替えさせようと思ったの?ありがとう。〇〇くん(弟)も嬉しいね~。」
「でもボタンをはずさなかったから、痛くて泣いちゃったんだね」と言うと「あ、そうか」と納得した様子でした。
次男を泣きやませ、ふたりで一緒に次男を着替えさせました。
夜、いつも次男が寝たあと、私と長男でパパに手紙を書くんですが、上記のことも書いたら長男はとても満足気でした。
その時、『頭ごなしに怒らなくて良かった~』と思ったと同時に、今までは「ママ~、〇〇くんがお茶こぼした」と言うだけだったけど、しっかりお兄ちゃんしてるなと思い、嬉しくなりました。
ヤル気も出てきたのか、今までは「できない、やらない」と本人が怒っていたことも、こちらの声がけ次第で、「できない~」とふざけてみるも、チャレンジできるようになり、その結果できることが増えたと、いう感じです。
とりあえずココまで・・・・
兄弟の仲のよさ、お兄ちゃんの優しさ。弟思いのところ。とてもほほえましい感じがしますよね。
でも、こんなナックさんも、兄弟ゲンカやお兄ちゃんの赤ちゃん返りなどで、当初はとっても悩んでおられたんです。
ナックさんは過去を振り返り、こんなお話も教えてくださいました。
ココから・・・・
パピーさんと出会う前、長男の赤ちゃん返りなどの育児相談をした時、「たくさんだっこしてあげて」「一番大変な時よね、でもそのうち楽になるから」「たまにはこどもを預けてママがリフレッシュしないとね」などと言われ、いろんな努力をしました。
しかし長男が淋しくならないようにと気を遣っても、思うようにはいかず・・・、
言うことを聞いてくれない時は「どんなふうに叱ったらいいんだろう?」と叱り方に悩んでいました。(でも、問題はそこじゃなかったんですよね・笑)
笑顔で楽しくしたいのに、長男を怒ってばかりの自分が嫌になっていました。
次男が生まれてから大変なことも沢山あって「2歳差じゃなかったら」「こどもがひとりだったらどんなに楽だったろう」と何度思ったか知れません。
もう長男と一緒にいるのがいやだと思ったことも何度もあったんです・・・。
ココまで・・・・
ところが、ナックさんは、地道にこつこつ、勉強を続けてくださったのです。
そして、「劇的な変化はなかった?」ものの、こんなご報告を下さるようになったのですね。
ココから・・・・
1年前はヤキモチをやいて、私が困ることをわざとやるような長男にイライラしていましたが、それがうそのようです。
私は特に寝る前と食事の時間が好きです。次男を寝かしつける間、長男は静かに待っていてくれるようになりました。
次男が寝たあとは長男のやりたいことをして遊び、寝る前にパパに手紙を書きます。長男が絵をかいている間、私は今日の出来事を口に出しながら書くんです。
主人に次の朝「〇〇くん昨日はえらかったね」と言ってもらえるような内容で書くので、長男はとっても誇らしげで、その表情が私はとても好きです。
いずれ次男も一緒に、手紙の時間を楽しめるようになればいいな、と思っています。
食事の時間は、どんな料理でも(おにぎりひとつでも)食卓にのると、長男が「すごぉい、おいしそう!」と、おおげさなくらい喜んでくれます。
食べながら「ママ作ってくれてありがとう、パパお仕事ありがとう」と言うので私と主人は「おいしく食べてくれてありがとう」と言います。
こんな雰囲気のせいか、友達が子供を連れでうちに遊びにくると「こどもたちがいつもよりよく食べる」「いつも食べない野菜まで食べる」と喜ばれます。
そういえば私、友人に「怒ることってないでしょ」とか「よくそんなに穏やかに言い聞かせられるね」って言われます。
もちろん、怒る事だってあります。怒ることもあるんですけど、メリハリがついて
“「こどもが話を聞く気持ちになってるか?」を考えるようになった”し・・・、“頭ごなしに怒られたら自分もいや”・・・だし、
“たとえ良くない行動でも、そうしたかった気持ちは認めてほしい”よね・・・。“ちゃんと話せばわかってくれる・・・。”
そういう気持ちになれたからだと思います。
パピーさんに育てられ、マジックにかかった我が家は、今、とっても明るく楽しい雰囲気ですよ。
パピーさんが近くに住んでいたら、遊びにきてほしいくらい楽しいです。
4月からは長男は幼稚園生になります。これからもなにかありましたら報告させて下さいね。
パピーさんに話したいことがたくさんあって、長いメールになってしまいました。読んでいただき、ありがとうございました。
ではお体に気をつけて、これからもたくさんのママを幸せにしてくださいね。
ココまで・・・・
ナックさん、2週にわたってのご紹介、ありがとうございました。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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