第331号 『安心』は与えるだけじゃない。
こんばんは。パピーいしがみです。
今日、メールを紹介してくださるのはTさん。
Tさんは、娘さんのトイレが自宅以外では出来ない事にとても悩んでおられたのです。
幼稚園をはじめ、お友達の家でも、自宅以外、外出先ではトイレができなかったので、いつも我慢に我慢を重ねてしまっていたのですね。
それって、当然、体にもよくないです。
Tさんはそれがすごく気になっていて、「無理に我慢することなく出来るようにしてあげたい、いったい、どうしたらいいんだろう?」ってお悩みだったのです。
今日は、そのご報告を頂いたのです。
ココから・・・・
パピーさん、こんにちは。
うれしくてメールを書き出した次第です。
前回、私はパピーさんに「娘(4歳)が外出先のトイレを使えない」ことをご相談させて頂いていました。
パピーさんからはこんなお返事を頂いていました。
“それからトイレについてですが、外出先のトイレで用をたせない、というのは、珍しくありません。うちの子供達もそうでした。
ただこれは、技術的な事ではなく、精神的(怖い・不安)なことなので、まずは不安を拭い去ってあげる事ですよ。”って。
ありがとうございました。
すぐにはメールのお返しができなかったのですが、パピーさんのお返事を見て、『はっ!』とさせられました。
「私だって、子供の頃、外のトイレが怖かったじゃないか~!」って。
私が小さい時・・、幼稚園に入園してからも、幼稚園の和式トイレがなんだか怖くて、当時の私は、おしっこをがまんしていたのです。
いつもがまんして(でもなんだか間に合っていて)、家に帰ってからトイレを済ませていました。
でも、1度だけがまんができず、「トイレに行きたい」と先生に言うこともできなくて、教室でおもらしをしたことがあります・・・。
そんなインパクトが大きい体験をしていたのに・・・、私にとってはすごくショックな出来事。覚えていることだったのに・・・、
今回、娘とトイレ練習しているこの期間、すっかり頭からすっぽぬけていたことに気がついたのです。
“そうだ、トイレは怖かった。”
どうして?と言われても、だってそうなんだもん・・・。
(幼稚園のは、薄暗い感じだし、和式は中に落っこちそうな気がするんだよー)・・・その気持ちを思い出すことができました。
それで、娘に、「お母さん(私)も、子供のころ、外のトイレがなんだか怖かったんだよ~」「幼稚園でも、おしっこをもらしたことがあるんだよ~」と話しました。
「教室でおしっこをもらしたのが、すごーく恥ずかしくて嫌だったので、“○○(娘)をそんな気持ちにさせたくないな”って、勝手に思い込んで、『トイレに行ってしないとだめだよ!』と強く言って(叱って)しまったんだ。ごめんね。」と謝りました。
娘は笑って聞いてくれました。
そして、私は「トイレは無理に行かなくてもいいじゃん」「もれたら拭くなり掃除するなりすればいいんだから」と思えるようになったのです。
それからしばらくして・・・、今週末のことです。
ファミレスでごはんを食べて、私がトイレに向かいました。弟の(2歳)が追いかけてきました。
弟の方は、まだトイレトレーニングをしていませんが、「お供(トイレの個室に一緒に入るだけ)して~♪」と連れていくことにしたんです。
そこで主人が、「○○(姉)も行っておいで」と娘にも促したところ、「うん、行く♪」と娘。
「お供」はいつも付いてきてくれていましたので、“いつも通り、私が用を済ますだけ~”“気をつけるのは弟に非常用ボタンを押させないくらい~♪”と軽い気持ちでいましたら、
お姉ちゃんが突然、「私もトイレする」と言うのです。驚きました。
「え~、どうして??」「今~??うそ~??」と正直びっくりでした。
ファミレスのトイレでしたが、以前、“モーター音が怖い”と言っていましたので、ウォシュレットの電源コンセントを引っこ抜き、換気扇のスイッチをOFFにして、
「音ブイーンていわないよ。消しちゃったから音は鳴らないよー。」・・・と。
それで無事に済ますことができちゃったんです。
びっくりしました。そしてとってもうれしかったです。
その帰り道には、なんと高速道路のサービスエリアの和式トイレでもあっさりと、・・・できてしまいました!!
「すごいねー♪○○、やるねー☆できたねー!すごいよー!」「お母さん、うれしくなっちゃったよー♪♪」「お父さんにも教えてあげなくちゃ♪きっと喜ぶよー!」
そして、親子そろって興奮気味に、お父さんに『うれしい報告』をすることができたんです。
お父さんにも褒められて、娘はニコニコでした♪
“大丈夫。必ずできるようになる!そういう気持ちで、同じ話でも何度も地道にしてあげる、安心させてあげる。その継続が大事だと思いますよ。”というパピーさんの言葉。
はい!大丈夫でしたね♪パピーさんの言うとおりでした。
安心させてあげることの大切さを、「完全に習得できた!」とは言えないかもしれませんが、かじりかけている気がします。
少しだけ、1歩進んだ気がします。ありがとうございます♪
ココまで・・・・
Tさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。
“安心させてあげることの大切さを、「完全に習得できた!」とは言えないかもしれませんが、かじりかけている気がします。少しだけ、1歩進んだ気がします。”
いいじゃないですか~?!完璧じゃないけど、なんとなく解ってきたみたい。そう思ったら、すぐにご自分を褒めてあげてくださいね。。
とってもとっても良いですよ~。
それで、今回、このご報告をメルマガをお読みの“あなたに”「お知らせしたいな~」と思ったのは、ココなんです。
★★ ココです!! ★★
「私だって、子供の頃、外のトイレが怖かったじゃないか~!」そして、私は「トイレは無理に行かなくてもいいじゃん」「もれたら拭くなり掃除するなりすればいいんだから」と思えるようになりました。
★★ ココです!! ★★
子供達が出来ない事、実は私達が小さい頃にも出来なかった、というケース、これってとっても多いと思うんです。
でも、私達はそんな時の事なんか忘れて、自分の子供には、「何とか早く出来るようにさせたい」って躍起になっちゃうんですよね。
そうなると、子供のなかなか出来ない事が気になって、「まだできない」「また失敗した・・・」って、その度、イライラしちゃったり、怒ってしまったり・・・、
又、子供は余計に萎縮しちゃってできない・・・。そういう悪循環にはまっちゃうんです。
でも、「私もそうだった。」「だから、失敗したっていいんだよ。」ってお母さんが思ってくださると、どうでしょう?
子供達はとっても気が楽になるんです(^^)。
そして親だって、地道にゆっくりでいいんだ!ってとっても楽になりませんか?
そう。『出来なくてもいい。出来ればもっといい!!』なんです。
不安の無い中で、偶然できた外でのトイレ。それをお母さん、お父さんにも褒めてもらって、サービスエリアのトイレでも出来ちゃった。
すごいよね。あれだけ悩んでいた事がほんの小さなきっかけで、簡単に乗り越えちゃうんだから・・・。
安心・・・。実はものすごく大きな意味があるんです。
だから、「認める」「褒める」「包む」の『包む』で、“安心できる環境を整える”を学んで頂いているんです。
そう。実は、『安心』って何よりも大切なんですね。
そしてその状態は、私達(親)の雰囲気から生まれてくるんです。
又、私達の『安心』は、子供達だけに向けられるのではないんですね。
あなたが『安心』を外に出せるようになってくると、子供さんに、そしてご主人に、又、ご自分に・・・。さまざまな面にいい影響を与えるんです。
そう。ご自分がかもし出す『安心』はあなたの周りに影響して、そして“ご自分に”返ってくるんです。
『安心』・・・感じることができたあなたには、きっと、さまざまな変化が訪れますよ(^^)
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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