第341号 ポジティブな選択
こんばんは。パピーいしがみです。
突然ですが、あなたは、“ベッキー・ベイリー”という博士のお名前をご存知でしょうか?
実は、私は初めてお聞きして、すぐに調べてみたのですが、残念ながら和訳された本は無く、あまり紹介もされていないようでした。
この方をご紹介くださったのは、講座を学ばれているブルースターさん。ブルースターさんがどうしてこの博士をご紹介くださったのか?というと、多くの方が子供達のイヤイヤに困っているのを読んで、
『ベッキー・ベイリー博士がこんなお話をされていましたよ』とコミュニティで教えてくださったのです。
私は、それを読んですごく興味を持ったのです。そして、「ちょっと詳しく教えてもらえますか?」「ブルースターさんのお宅では、それをやってみてどうでしたか?」とお伺いしたのです。
ブルースターさんは、その時のお話なども丁寧に教えて下さいました。それをお伺いして、「これを今、困っている方にお教えしたら、きっと楽になるかもしれないな~?」と思って、メルマガへの掲載をお願いしたのでした。
それでは早速、ご紹介しますね。
ココから・・・
ほかの皆さんのお話を拝見していて、もうほとんど忘れていたことを思い出しました。こどものいやいやです。
特に長男のときはひどかった。2歳から4歳くらいまで。「○○やろうね、」といっても返事は「ノー」「じゃ、○○さきにやろう。」「ノー」
何を言っても返事はノーで、ぜんぜん私の進みたい方向に事が進まず、最後には「もう時間だからやるんだよ。」と、
ぐいぐいひっぱって泣かせて、お風呂とか着替えとか、そんなたわいもないことをするのにすごくエネルギーを使って、いらいらしていました。
あるとき、主人の職場の福利厚生の一環で、幼児教育のベッキー・ベイリーという博士が公演に来ました。
そのとき彼女が教えてくれたのが、「子供にポジティブな選択肢を二つ与えなさい。」ということです。
たとえば、お風呂に入る時間だとします。そこで、「お風呂はいるか、おしりペンペンかどっちにする?」と聞くのではなくて、
「お風呂でお船で遊ぶ?それとも水鉄砲で遊ぶ?」などど、どっちをとっても親が進みたい方向にもっていけるような“肯定的な質問”にするのです。
そうすると、子供も自分が選んだという満足感があって、次の行動に進みやすいというのです。
食事を始めるときも、「ご飯食べよう。今食べないと今日はもうあげないよ。」ではなく、「ご飯食べよう。ソーセージ先に食べる?それともたまごが先?」などのように。
これは本当に効果がありました。
私自身も、これをやらないならおしおき、というふうにならずに済んだし、ちょっと心に平安を取り戻せました。
だんだん子供に知恵がついてくると、その二つから選ばず、第三の選択肢を自分で作ってきたりしましたが、それでも、最終的には私と主人の提示した選択肢のひとつを選ばなければいけないことは知っていました。
みなさんもだまされたつもりで一度試してください。一度失敗しても懲りずに数回はやってみてくださいね。きっとうまくいくと思います。
ココまで・・・
いかがですか?ちょっと感動ですよね(^^)。私も、これについては、やってみた経験がありません。ですから、私自身が検証はしてはいませんが、とても興味があります。
又、この考えにすごく興味を持ったのは、“肯定的な質問”をする、という所。そして、“子供も自分が選んだという満足感があって、次の行動に進みやすい”という所です。
そこで、『このベッキー・ベイリー博士の書籍があったら、読んでみたいな~!』と思ったのです。すぐに調べましたが、残念ながら、日本にはないようでした。
あ、言い忘れましたが、ブルースターさんは、海外にお住まいです。嬉しい事に、このブルースターさんのように、海外でこの講座を学んで下さっている方も本当に沢山おられて、世界各国のいろいろな情報を頂いています。ありがたい事です・・・。
おっと、具体的なブルースターさんの検証結果を知りたいですよね。その後、教えて頂いた内容です。
ココから・・・
「ポジティブな選択肢を2つ与える。」ということですが、それを知るまでは、「お風呂に入るかおしりペンペンかどっち?」などど、やりたくないことと、もっといやなことを組み合わせていたわけです。
そうすると、子供は、どっちもいやだから選びたくないけど、最終的にはおしりペンペンされたあげく泣きながらお風呂に入るような状態でした。
それを「お風呂の時間だよ。船で遊ぶ?それとも水鉄砲?」と聞くと、お風呂に入りたいか入りたくないかを通り越して、もう、お風呂でする楽しいことに気持ちがいっているので、すんなりとお風呂に入ってくれました。
ベッキー博士はこれだけでなく、もっといろいろ教えてくれて、いろんなところがパピーさんと通じるものがありました。
そのなかでもうひとつ、これはどちらかというと英語の話し方だからそういう風になるのかもしれませんが、
何か子供にさせたいとき、たとえばまたお風呂に入るとき、「Are you ready to take a bath?」という聞き方をするな、と言っていました。
(もうお風呂入る用意できてる?でもこれは気持ちの要素が強く、気持ち的にもう十分遊んで、お風呂に入るつもりがあるか、という意味です。)
なぜなら、子供にお風呂に入るか入らないか決める権限を与えているから。
そのかわり、「It’s time for bath.」(お風呂の時間だよ。)のように、断定的な言い方をして、その次に、「お風呂で船で遊ぶ?それとも水鉄砲?」のようにもっていくと、子供としてもスムーズに次の行動に進みやすいということでした。
このときあくまでも言い方は断定的で、強制的ではないということです。
「お風呂に入らないとだめだよ。」とは言わず、ただ「お風呂の時間だよ。」と事実を伝えるわけです。
そうすると子供も無理やりやらされているのではなく、自分から選んでやっているんだという気持ちになるということです。
あともうひとつ、忘れないうちに書きます。公園などに行って帰る時間になったとき、もっと遊びたいー!とだだをこねるような時。
帰る5分前に、「あと5分でお家に帰るよ。」と先に伝えなさいということ。そうすると心の準備ができて、時間になりお母さんが「帰るよ。」と言ったときに「いやだー、もっと遊ぶんだあー。」となりにくいそうです。
でも、それでもいやいやする時もありましたよ。その時は「さっき、あと5分って言ったよね。もう5分経ったから帰ろう。」と言って、本当に帰るようにしたら、そのうち慣れて、大丈夫になりました。
このとき、5分と言ったらちゃんとそれを守って帰ることが大切です。
ほかのお母さん方と話し込んでしまって、10分、15分過ぎてしまったということでは、子供が、「なんだ、お母さんも帰りたくないときは帰らなくていいんだ。」と思ってしまうし、
5分という時間の感覚を身につけるためにも、守らなければならないですよね。
ココまで・・・
ブルースターさん、貴重な内容のご紹介、ありがとうございます。
“「ポジティブな選択肢を2つ与える。」ということですが、それを知るまでは、「お風呂に入るかおしりペンペンかどっち?」などど、やりたくないことと、もっといやなことを組み合わせていたわけです。
そうすると、子供は、どっちもいやだから選びたくないけど、最終的にはおしりペンペンされたあげく泣きながらお風呂に入るような状態でした。
これって、本当に、とてもよくある状況ですよね。“いやな事と、もっと嫌な事を組み合わせていた。どっちもいやだから選びたくない・・・。”本当にそうですね。
私達は、「否定」と「肯定」だったら、間違いなく「肯定」を選びます。だったら、「肯定」を二つ用意して選択させる・・・。う~ん♪、これっていろいろな場面で使えそうです。是非、「イヤイヤ」で困っているお母さん。お試しください。そして結果報告などを頂けると嬉しいです。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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