第347号 褒めて育てられる子は打たれ弱いの?
こんばんは。パピーいしがみです。連休真っ只中。皆さん、お元気にお過ごしですか?
さて、今日のメルマガのタイトルは、「褒めて育てられる子は打たれ弱いの?」という題名にしました。
“ いつも怒られている子は、慣れているから、多少怒られたって、へっちゃら。でも、褒められる事が多い子は、慣れていないからすぐに凹むんだよね。”
そのような事を言われたら、あなたはどう思われますか?それも一理ある、って思いますか?
私は『とんでもない!』『それは絶対に違うよ!』って言いたいです。
もし、そう思っていたら、そういう考えは捨てて下さいね。だって、怒られる事に慣れるってあると思いますか?もし、私達が怒られ続けられたらどうでしょう?
例えば、ご主人に怒られ続けていたら・・・、もしご自分に非があったとしても、「そこまで言わなくたっていいじゃない・・・」とか「私だって、頑張っているのに・・・」とか思いますよね。
それでも怒られ続けられたら、相当、傷付きますよ・・・。又、もし、それが会社の上司だったらどうでしょう?会社に行くのがいやになりますよね?
それでも生活の為に行かなければならないとしたら・・・、そのストレスたるや大変な物です。それが原因で体を壊される方って、本当に多いんですよ。
私達は、否定され続けるって事には耐えられないんです。もし、それに耐えられるとしたら、「どうせ、僕はダメなんだ」「どうせ、私なんか生きている価値がないんだ」って、自分で自分の存在価値を否定する。
自分自身の価値をあきらめてしまうしかないんです。もし、怒られてもへッチャラ、という子がいるとしたら、それは、ものすごく可能性を潰している、と言えると思うのですね。
なぜ、こんな事を冒頭でお話したか?と言いますと、注意される事に敏感な娘さんを、知り合いの方にこのように言われて、そのお母さんであるミラクルさんが、不安を感じていたからなんです。
今日は、ミラクルさんのそんなお話を紹介させて頂きますね。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。最近の我が家の様子をご報告させていただきます。
以前、長女が「注意されることを非常に嫌う」という件でご相談させていただきましたが、パピーさんが言われたように、その点を肯定的に見てあげるようにしていたら、
長女の変化というよりは、私の方が、そういう長女の言動が気にならなくなってきました。そんな感じで1ヶ月あまりスイミングスクールを続けてきていたんです。
着替えるのが遅く、みんなに後れを取るのがいやだというので、できるだけ早く列に並べるように集合時間より10分以上早くスクールに到着するように出かけたり、少しでも早く着替え終わるように、着脱の簡単な衣服を着ていくようにしたりしていたんですが、
それでも、「同じチームに小学生しかいないからやだ」とか「男の子しかいないからやだ」とか「疲れる」「寒い」だの、文句を言いながら通っていました。
特に、今回のスイミングのコーチには初回にふざけて怒られたのが余程こたえたらしく、いつもプールの数日前から「△△コーチ、だいっきらい!」と言っていました。
それでも、「そっか、そうだね~。でも、思い出してごらん。始めたばっかりの頃は、○○、顔に水がかかるだけでもこんなんだったんだよね。」と言って、わざと大げさに顔をこするまねをしたりして笑いに持って行き、
「それが今じゃ、お魚のようにもぐれるし、背浮きだって出来るし、ママすごいな~、そんなに頑張ってえらいな~って思うよ~」とおだてているうちに「そうだよ~!○○、こんなこともあんなこともできるんだよ!」と気持ちが盛り上がったところでスクールへ、
という繰り返しで、なんとかテストまで持って行きました。テストは、見事ワンランクアップでき、ほっとして、夕食のとき「よかったね~!!ほんとに頑張ったね!
一つあがったからもう△△コーチじゃなくなるね。」と声をかけたら、
「私、ずっと△△コーチがいい!」と!ほんとに驚くやら、嬉しいやらで、「そんな風に思える○○ってママ素敵だと思うよ!」とほめまくりました。
ちょっと注釈・・・
「注意されることを非常に嫌う」という件でご相談があった、とありましたよね。そこで私は、その点を肯定的に見てあげて、とお話したのですが、
肯定的に・・・というのは、こんな感じです。「嫌な事があってもちゃんと乗り越えている、頑張っているあなたは立派だよ。偉いね」のように、
“「注意された事を、嫌だな」って思うこと。「言われないように頑張ろう」って思うことは、とってもいいことなんだよ。”と教えてあげる。ということなんです。
私だって注意される事は好きではありません。でも、それって、きっとあなたもそうですよね。いえ、みんな好きではないはずです。
でも、だからといって、これからの人生、人から注意してもらって知ることは多いでしょうし、その度、反感を持ったり、喧嘩をするわけにもいきません。
もちろん、逃げ続けていたら、いつまでたっても乗り越えられません。自分に非があることなら、我慢して受け入れる事。これから言われないように気をつけようって思うことも、とっても大切な事なんですね。
だから、“嫌な事だけど、逃げなかったよ。”“我慢して嫌な気持ちに負けなかったよ。”そういう体験を積ませてあげてほしいのです。
その為には、「今、嫌だけど頑張っている。あなたは立派だよ。」と肯定的に見てほしい。一見マイナスに見えるそれを、プラスとして評価して欲しい。子供のがんばりを認めてあげて!という事なんです。
ミラクルさんはその当たり、純粋に受けて止めてくださって、娘さんの「注意される事を非常に嫌う」部分を肯定的に見てくださいました。そこで、娘さんも学んで下さったようなのです。
ココまで・・・
今回のことで、長女は、最初怖くて嫌いだった人も、ちゃんと一生懸命やっていけば好きな人に変わることもあるんだ、ということを学んだと思います。それがとても嬉しくて・・・
それに、以前、長女が弟に対して冷たいというご相談もさせていただいたのですが、これもまた徐々に変化してきていまして・・・
最近は、弟が何かうまくできなくてヒステリーを起こしていると、ささっと飛んで行き「◇◇くん、こうやるんだよ」とやってあげたり、ふざけて遊んであげたり・・・、ほんとにお姉ちゃんらしくなってきたんです。
姉弟が楽しそうに笑っている光景は、ほんとに私を幸せな気持ちにさせてくれます。これも、パピーさんのおかげです!
そうそう、私の20年来の親友が、「最近去年の秋くらいから、ミラクルはすごく変わった。子供に対しての見方がすごく変わった。迷いがなくなった。」と言ってくれたんです。
ちょうどパピーさんと出会った時期からですね。ほんと、今でも悩むことはあるんですが、「この位置に戻ればいいんだ」という指標ができたので、気持ちの乱れが少なくなりました。
その親友とは月に2回ほど会い、いつもお互いの近況や悩みを報告しあっている仲です。私の一番信頼している友達に、そのように言われ、私もますます自信が付きました。
その位置というのは、まさしくパピーさんが示してくれているものです。ほんとにありがとうございます。
ココまで・・・
ミラクルさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。お姉ちゃんのすばらしい成長ぶり、とっても嬉しく拝見しました。そして、何よりも私として感激したのは、この言葉でした。
“そうそう、私の20年来の親友が、「最近去年の秋くらいから、ミラクルはすごく変わった。子供に対しての見方がすごく変わった。迷いがなくなった。」と言ってくれたんです。
その親友とは月に2回ほど会い、いつもお互いの近況や悩みを報告しあっている仲です。私の一番信頼している友達に、そのように言われ、私もますます自信が付きました。”
『 ますます自信がつきました! 』とっても力強い言葉ですね。すばらしい報告、ありがとうございました。(^^)
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