第348号 考える事の重要性
こんにちは。パピーいしがみです。
連休が終わって、子供達も学校や幼稚園に行き始めましたか?
連休疲れです~、と言われる方もおられるかもしれませんね(^^)
さて、今日のメルマガのタイトルは『考える事の重要性』としました。
全然関係ないかと思われるかもしれませんが、あなたは、「頭が良い」ってどういう事だと思いますか?
勉強が出来るとか、計算が速いとか、知識が豊富だとか、そういう人を『頭が良い』と思いますか?
もちろんそういう方も素晴らしいのですが、私は“知識を組み合わせて使いこなせる人”って『頭が良いな~』『すごいな~』って思うのです。
学生時代、勉強が大嫌いで、勉強は出来なかったけど、考え付かないようなアイデアをひねり出す人や、思いつかないような工夫が出来る人って沢山いますよね。
私は、そういう人をとても尊敬しちゃうんです。『おお~!すごい~!』って。そういう人は、あらゆる場面でその力を発揮しますね。
例えば、問題を解決する時や困難をすり抜ける時。
困っている人を助ける時など、「へ~そんなやり方があったんだ!?」なんて、色んな面で応用するのです。
10の知識があれば、10通りの使い方が出来ますよね。でも、5つの知識でも、組み合わせると25通りになります。
知識だけで言ったら、半分しかない人が、2倍以上の工夫ができるとしたら『この人、すごい~!』って思いませんか?
だから、私は、『知識を増やす』事ももちろんですが、『工夫が出来る』ってとってもいいな~、って思うのです。
それに、『知識を増やす』のは得手、不得手もあるし、人によって差があることは否めないのですが、『工夫』って・・・実は、誰でも出来るんです。
そして、その力を伸ばす方法って『考える』事なんですね。
誰でも、考えれば考えるほど、その能力って高まるんです。今日はそのあたり、ご紹介させて頂きますね。
ココから・・・・
夜から降り始めた雨。朝も上がらず傘を差しての登校です。
こんな日に長男はいつもより重いランドセルを背負って元気に登校していきました。
この週末はサッカーの試合があり、私も長男もなんとなく落ち着かなかった。
なんとか宿題は昨日の夕方やっていたみたいだけれど、時間割は?寝る前になってもやった形跡がないので「明日の準備はできてる?」と声をかけたら・・・案の定・・・
「時間割してない~(汗)」
ランドセルの中から【もちろん洗ってない】上履きが・・・(しょうがないよね~今週は目をつぶろう)
長男「あれ?あれ~?予定帳がない~知らない?」(知るわけがない・・・学校に忘れたんだ)と思ったけど
私 「もう一度よく見てごらん?出した記憶はないの?」
・・・何度ランドセルの中を見てもないものはない・・・
私 「どうする?」
長男「・・・」
珍しくこういう場に居合わせた主人が「誰かに電話してみれば?」
(あ~何か案を出すんじゃなくて、まずは自分で考えさせたかったのに・・・それに安易な考えじゃ~)
でも、長男は「いい・・・」
(でもな~新学期早々忘れ物させたくないな~。)(だけどな~ここで助けると癖になるよな~。)
私の中でも葛藤です。
(仲良しのお母さんに「こんな時間にゴメン」とメールすれば済むことだよな~)
などと、結局主人と同じ事を考えたり・・・。
長男もしばらく考え・・・
そして、その結論は「全部もって行けばいい!」・・・そう出たか・・・
というわけで 結構重いランドセルを担ぎ、文句も言わず「いってきま~す!」(4年生ともなると教科書も結構多いんですよね~)
当たり前だけど、こういうところが私は好きなんです。
予定帳を忘れたことも、そのせいで重いランドセルをしょわなければいけないことも、誰のせいにもしないところ・・・。
帰ってきたら褒めてあげよう~
こうやって自分で考えさせようと思えるようになったのも講座やコミュニティのお陰です。
長女や次女にはほんと、悪いことしてきたな~とつくづく反省。
やっぱりパピーさんにはもっと早く生まれて欲しかった~(笑)
ココまで・・・・
くるみさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。
“さあ、息子さんはどんな結論を出すだろうか?”って興味を持って拝見していました。
そして、出した答えが、「全部もって行けばいい!」
お~!すばらしい!!(^^)
自分でちゃんと考え、答えを出しましたね。
今日、私がこの内容をメルマガに紹介させて頂いたのは、くるみさんのお子さんが、面白いアイデアで切り抜けたから、ただそれだけではないんです。
わたしは、ココの所を参考にして欲しかったのです。
“ 私 「どうする?」”
“息子「・・・・」”
そう。自分で考える時間を与える、って事です。くるみさんのお子さんは小学校4年生。
でも、これは、1年生でも、幼稚園のお子さんでも同じなんですね。
以前、『ポジティブな選択』についてお話しましたが、自分で選ぶ、又は、自分で考える。自分で判断する。っていうのは、ものすごく重要なんです。
自分で考えて出した答えには、充実感があります。
上手くいってもいかなくても『自分で考えたんだ』という満足感もあるんです。
そして、子供達が成長するにしたがって、自分で考え、判断して行動する、そういう事がとても多くなる、その練習にもなるんですね。
ところが、私たちは子供が困っているのを見ると、手を下してあげたくなっちゃうんですね。
「じゃあ、こうしたら」とか「こうすればいいじゃない」なんてね。
確かにそれなら、その時には、すぐに対処できて良いでしょう。でも、その子の『考える』という練習には全くならないんです。
成長する上で、自分で考える、工夫する、って絶対に必要です。
でも、親がなんでも手を出していると、とても重要な『考える力』や『工夫する力』を育てる事ができないんですね。
せっかくの自分で考えるチャンスなのに、そのチャンスを潰しちゃう事になるんです。
くるみさんは、そこをちゃんとご存知だったので、ご主人が「誰かに電話してみれば」と言った時、
“あ~何か案を出すんじゃなくて、まずは自分で考えさせたかったのに・・・”
って思われたんですね。
私たちは子供の頃、教科書を忘れたり、体操着を忘れたり・・・という事は無かったですか?
優しい先生なら、「隣の子の教科書を見せてもらいなさい」って言われたかもしれませんが、
厳しい先生だと、何とかして怒られないように・・・って考えて、隣のクラスの友達に「教科書貸して!!」って頼みに行ったり、自分で考えて何とかしようとしましたよね。
貸してくれた友達には、「うわー助かった」って心から感謝したり、「今度、お前が困ったら力になるからな」とか、「友達は大切にしなくちゃいけないな」とか、親が教えられない事まで学べたりもしたはずです。
もちろん、誰も貸してくれなくて、先生に怒られていやな思いをする。
「もう、絶対に忘れ物をしないぞ!」って決意する事もあるかもしれません。
これだって大きな収穫ですよね。
そう。私たちは、子供達の為に・・・って、つい口や手を出してしまって、子供達の収穫を邪魔しちゃう事って意外に多いんです。
ですから、どうでしょう?
子供が困った時、助け舟を出す前に、「あなたは、どうしたいの?」と子供に考える時間を与えてみてはいかがでしょうか?
まず、自分で考える。
その癖が付いてくると、親が考える以上に、さまざまな方向から、もっともっと良いアイデアを、子供達はひねり出せるようになるかもしれません。
自分で考え、アイデアをひねり出せる子は、「俺って頭良いかも?!」って思うでしょ?自分の力を確認できたら、又、大きな自信にもなるんです。
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