第367号 “命のバトン”を考える
こんばんは。パピーいしがみです。
今日は、7月13日。この時期になると、思い出して欲しい事があります。
それは、私達の命は、私達だけのものではない、という事です。
私がこの仕事をしていてとても感じる事があるんです。それは、“偶然という言葉では片付けられないケース”が頻繁に起きる事です。
大きな悩みや心配事、問題・・・。それらが、急速に改善したり、危機にすれすれで助かったり。
そういう時に、「守られているって感じませんか?」
そう伺うと、『思い当たる事があります』とお返事いただく事が、とても多いのです。
私は宗教家でもありませんし、祈りや拝む事で、問題が解決するとは思いません。
ですが、事実としてあった事を無視したり、ないがしろにしてはならないと思うのです。
テキストでも、このメルマガでも、そして2冊の本でも書きました。
もし、傍にいる、あなたのお子さんが、突然命を落としたらどうでしょう?
「そんなこと考えられない。」「そんなことが起きないように、自分の命に代えてでも守る。」そう言われる方も多いと思うのです。
そして、そんな私達の思うのと同じように、私達の命も、そんなお母さん達の思いが、ずっと昔から、綿々と繋がれ、繰り返されて、今があるんですね。
私達は、命のバトンをずっと渡されて今があるんです。
日本には、地震もありました。戦争もありました。飢饉もありました。
その中で、子供の命を永らえる為に、自分の命をも捨てようとされた人は、決して少なくなかったはずなのです。
私達の命、子供達の命は、私達だけのものだったり、子供達だけのものではないのですね。
今日は、虹色の空さんの1通のお手紙から、そんな事を思い出してみたいと思います。
ココから・・・・・・・・・・・・
~ おかあさんへ ~
早いもので、あれからもう14年経ちましたね
この間、色んな事がありました
父と二人きりになった生活
どうしようもない気持ちの持って行き場がなくて、涙を流してしまう私に「もう泣くな…」とつぶやいた父
そんな私を見る父の方がもっと辛かったのでしょうね
お母さん、私はあの頃より少しは大人になりましたか?
花嫁衣装を見せてあげられなかったけれど、優しい人と縁があり無事に結婚しましたよ
私を元気づけようと二人の娘も私の所に来てくれました
母親になった私を見てくれていますか?
嫁ぐ決心がつくまで、随分心配かけてしまったけれど、今はこれで良かったと思っています
お母さんもそう思ってくれていますか?
家を出る日、父の顔を見れなくて、声にならずに手紙を渡しました
私と違い、これから一人暮らしになる父を思うと、涙がこぼれて仕方がなかった
長女が産まれ父も安心したでしょうね
肩の荷がおりた気持ちだったと思います
生き方が不器用な父だけど、とても芯の強い人です
毎日一人で、よくがんばってくれています
そんな父の後ろ姿は私をすごく支えてくれています
父がこれほどまでに気丈に暮らしてくれているのは、きっとお母さんが側でずっと見守ってくれているからでしょう?
子育てにイライラしたり悩んだり、つまずいたりしている今の私はどうですか?
こんな私でも、お母さんなら褒めてくれますか?
母親になってから余計にお母さんが恋しくなります
話したい事が沢山あるんです
会いたいな お母さんに
未だに涙を流しまう私は、まだまだ子どもですか?
今年、とっても優しいパピーさんに出会えました
長女のかすり傷程度で済んだ接触事故の後、私をとても力づけて下さいました
“人って一人一人のように見えるけど決してそうではないって思うのです
それはね。
友達とか学校の先生とか、そういう見える関係だけでなく
おじいちゃん、おばあちゃん
そしてその又おじいちゃん、おばあちゃん
私たちにつながれたバトン、そしてそれを繋いでくれた方々の思い、そういう力ってとっても大きいと思うのです”
“おかあさんの思いでしょうね。見守って下さっているのですね”
そう思えると嬉しくて心に大きな支えが出来ました
お母さんも知っているように私は今でも泣き虫です
親になってから余計に涙腺がもろくなりました
でも、お母さんが安心してゆっくり休めるように、心配をかけないように私達は毎日笑顔でがんばっています
二人の娘の事も、きっと抱きしめてくれているんでしょう?
8人の孫がいる、おばあちゃんになりましたよ
私の娘たちも、おばあちゃん想いの優しい娘達に育っています
これからも私なりに娘達を精一杯の愛で育てていきますね
お母さん、私はあなたの娘に生まれて良かった
私達を生んでくれてありがとう 沢山の愛と笑顔をありがとう
私は今とっても幸せです だから安心してね
そしてこれからも私達の事ずっと見守り続けていてね
ココまで・・・・・・・・・・・・
虹色の空さん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。
文面にもありましたように、虹色の空さんの娘さんは、自動車事故に会われました。
娘さんは自転車、相手は自動車でした。しかし、娘さんは、かすり傷程度ですんだのです。
いえ、それだけではありません。
このごろ、心配だった娘さんとの関係もとてもよくなって、お悩みだったご主人との事も・・・。
虹色の空さんの周りで、いろんな事が、どんどん好転しているかのように感じていたのです。
もちろん、その中には、虹色の空さんのご努力があります。でも、私はそれだけでは無いような気がしたのです。
そして、伺ったところ・・・、
『思い当たる事がある・・・』というお返事を頂いたのですね。
そして私は「やっぱり・・・そうだったんだな~」と思ったのです。
重複しますが、私は、宗教家ではありません。
ですが、もし私に魂があったとしたら、私が生きていた事、子供達を育てる為に頑張った事。
それを忘れられてしまったら、とても寂しいです。
その反対に、そんな私を子供達、孫達が覚えていてくれて、「今、こんな状態ですよ。楽しく過ごしていますよ。」って時々報告してくれたら、とても嬉しく思います。
そして、いつも、気にかけて報告してくれるこの子達の為に、“できるかぎりの力になってあげたい!”と思います。
虹色の空さんの文面の最後にこうありましたね。
“私達を生んでくれてありがとう 沢山の愛と笑顔をありがとう
私は今とっても幸せです だから安心してね”
“命のバトン”その存在と、価値を知っている私達です。
是非、この時期、沢山の方々が私達に命のバトンを繋げて下さった事。
子供達にも、その方々の思いが綿々と伝えられている事を、思い出して欲しく思います。
もしかしたら見えない力があなたを助けてくれるかもしれません。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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