第372号 息子が「鴨ネギ」になる 1
こんばんは。パピーいしがみです。
今日のタイトルを見て「どういう意味?」と思われたかも知れません。
「鴨ネギ」というのは、「鴨がねぎをしょってくる」ということわざのことで、これは「願ってもないこと、大変好都合であること」という意味です。
ネギを背負って鴨が飛んでくれば、すぐに鴨鍋ができちゃって、とってもラッキー!という意味なのですが、
私はこの「鴨がネギ背負って・・・」を、テキストの36章でご紹介しているのですね。
私は、子供達に自信を付けて欲しい。そして、もともと持っている子供の能力をもっと伸ばして上げて欲しい!と思っています。
又、沢山の経験をして乗り越える力を付けて欲しい!って思います。
それが、とても効率的に出来る時っていうのが、まさにこの「鴨ネギ」状態の時。
具体的に言うと、自分から興味を持ったり、やる気を持って、自分からチャレンジしたり・・・
「興味」や「やる気」などのモチベーションが“ネギ”であり、子供達の行動が“鴨”という事なんです。
自分からやる気を持って、行動したときに、とんでもない素晴らしい結果を残したり、爆発的に能力が伸びたり。
又、できないことが簡単にできるようになったり、そして、そんな時は、諦めたり投げ出したりしないんです。
そんな鴨ネギの状態について、体験されたドロシーさんのメールをご紹介させていただきますね。
ココから・・・
こんにちは ドロシーです。
今日は以前から、「パピーさんにお話して~」と、息子からリクエストされていたことをご報告しますね。
「パピーさんのお家はどこ?」「電話番号は?」と、ご近所なら訪問して、自分で報告する勢い(笑)で、質問攻めにあったぐらいなんですよ。
まず、息子の紹介をしますね。
息子は年長さん、9ヶ月の早産で生まれ、生後10ヶ月頃から体重がなかなか増えず、また、言葉の発達が遅く、ずいぶん心配しました。
現在、身長106cm、体重15kg弱 (年少さんに見えます)外見は、色白で、超~細くてかよわいイメージです。
性格は、穏やかで優しいのですが、凹みやすいタイプです。
保育園では、優しい女の子と遊んでいることが多いですし本を読んだり、レールやトランプゲームが好きです。
まあ~この頃は、お笑い芸人の真似をしたり、エッチなことを言って癒し系キャラが変わりつつありますが・・(笑)
運動面は・・う~ん・・手先が不器用で握力もなく、運動面はかなり遅れていると思います。
一時期、小粒で優しい息子に「やさしいのと弱いのとは違うよね」と、一人で悶々として、焦ったりしたこともありました。
でもね・・・
パピーさんは“あいさつ”の重要性を教えてくれましたよね。
息子は家族の中で一番「おはよう(あいさつ)・ありがとう・大丈夫?」が言える子だったんです。
これは親の私達が見習わなければならないほどです。
そっちのいい一面に重点を置いた時、「運動ができなくたっていいかぁ~」って片目(運動面や精神的な弱さ)を瞑って、見ないようにしたんです。
見ないことで、自分の平常心を取り戻そうとしていました。
時折、自転車や縄跳びなど誘ってみましたが「やらない」「できんもん」とまったくやる気がありませんでした。
少しやっても「や~めた」で、次が続かなくて私も「まだ早いのかなぁ~?」と諦めてみたり・・・
実は、年長になったこの春、私はこの一年に期待しました。
なぜなら、娘が年長の時、パピーさんと出合ったことで、娘は精神的に成長したからです。
息子には、まず、取り掛かりに“リボン結び”に挑戦してみようと思って、教えていましたが、
「先生の方がわかりやすい。先生から習いたい。」と息子から言われて・・ ガクッ↓↓ (苦笑)(ちょうど、保育園でもリボン結びを教えて下さっていました。)
“指導者は二人いらないなぁ~”
じゃあ~私にできることは?わかりやすく左右の紐の色を替えてあげることと、紐結びの仕方を息子から教えてもらうことに徹しました。
(どこまでできているか一目でわかりますし、練習にもなりますし)
日を追うごとに上手になっていくのが見えましたし一人でできた時は、私の方が大喜びをして・・・。
翌日、先生にも報告をして、先生からも褒めてもらったり・・。
“リボン結び”が出来るようになったことが、ちょっと自信になったのでしょうか。
次は、「ゆうびんやさん(縄跳び)が出来るようになりたい」と言い始めて、帰宅後、自ら「練習しよう~」と、言ってきました。
娘と3人で、簡単な大波小波から始めて失敗しても、「もう一回する~」と何度も挑戦していました。
ゆうびんやさんが配達する手紙の枚数が少しずつ増え、見事クリアしました。
以前は、定位置で連続のジャンプさえ出来ませんでしたから息子にとっては、とてもすごい事なんですよ!!
その頃、保育園では竹馬の練習が始まっていました。
すでに女の子数人が乗れるようになっていましたので息子の様子が気になり、先生にお聞きすると
「あともう少しで乗れるようになるんだけどなぁ~」と教えてくれました。
そこで、「今がチャンス!!」と思った私は、「あとは勇気だけだよ」「指の皮がむけたら上手になるからね」とか・・
園芸用の棒を足先に挟んで(竹馬のイメージ)歩くゲームをして遊びました。
そんなある日、幼稚園からの帰り道で
(息子)「今日は竹馬で3周回ったで~」
(私) 「へぇ~。すっごいね~。がんばったね~」
(息子)「竹馬が出来るようになったら、次はうんていを練習するんだぁ」
・・・え!そら耳?○○から前向きな言葉、初めて聞いたよ・・・
(私) 「ほっほ~。もう次の目標を決めているんだ。なんだか嬉しいなぁ」
(息子)「パピーさんにお話せんといかん?○○ちゃんよく頑張りましてねぇ~って、言うてくれるろうか・・」
(私) 「そうだね。お話せんといかんね(笑)」
・・・きっと、竹馬ができた事より、やる気になった事を喜んでくれると思うよ・・・
翌日からも、
(息子)「今日は自分から赤色にチャレンジしたよ~」
(竹馬の高さによって色が違います。 低←ピンク・赤・青→高 )
・・・この子の口から “チャレンジ” が出たよ・・・
(息子)「明日は青色にしようかな~」
・・・うゎ~!!いよいよこの子がネギを背負ってきた~!・・・
(息子)「僕ってエライ~?天才? ねぇ~パピーさんに話してよ~」
時々、娘を褒める時に、「パピーさんがね・・よく頑張ったね~って、言ってたよ」と伝えているので、たぶん息子も、お母さんの先生である、パピーさんに褒めてもらいたいのでしょうね(笑)
幼稚園の参観日の日に掲示されていた“竹馬できた表”にはシールが4つ貼られていました。4つシールをもらっている子供は3人。
そしてその中で、男の子は、息子一人だけだったんです。正直こんなに早く、しかも男の子では一番上手だったなんて?
・・・信じられません。
息子の口からは毎日、前向きな発言ばかりで、それもすごく楽しそうなんです。
そんな息子を見ていると、私まで嬉しいというか・・笑が止まらないというか・・・
ココまで・・・
実は、このメール、まだまだ続きがあるんです。
でも、私のお返事も含めてご紹介したいので、もう半分を次回、ご紹介させて頂きますね。
でも、どうですか?鴨ネギの状態の時の、子供の変化?すごいでしょ。
年長さんなのに、年少さんぐらいしかない体格で、運動は・・・決して得意ではないし・・・なわとびも、その場跳びもできなかった。
自転車などを誘っても、「やらない」「できんもん」ってまったくやる気がなかった。
その子がですよ。
本当に短期間で、あれも、これも・・・それから、次は・・・って、ありえないと思いませんか?
でも、これが、「鴨ネギ」効果なんですね。
もちろん、「やる気」「興味」を持つようになる為には、「認める」「褒める」「包む」を忘れずに継続して欲しいです。
最後にこうありました。
“息子の口からは毎日、前向きな発言ばかりで、それもすごく楽しそうなんです。そんな息子を見ていると、私まで嬉しいというか・・笑が止まらないというか・・・”
息子さんのキラキラした笑顔、はしゃいでいる様子。それを満面の笑顔で見ている、お母さん・・・。いいな~、その感じ。その様子が目に浮かびます。
(息子)「パピーさんにお話せんといかん?○○ちゃんよく頑張りましてねぇ~って、言うてくれるろうか・・」
うれしいですね~♪
もちろん、お返事をしましたよ!その内容は次回です。お楽しみに(^^)
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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