第377号 睨み・暴言・口答え・泣き喚き、の1年後・・・
こんばんは。パピーいしがみです。今日で夏休みが終わり!いよいよ明日から仕事!ぐったりしながらこのメルマガをご覧になっている方、もしくは、夏休み明けの会社のデスクで、お読みの方もおられるかもしれませんね。
夏休みはいかがでしたか?楽しく過ごされましたか?(^^)あと、もう半月ほどで、子供さんの夏休みも終りますね。そうすると、又、さまざまな問題が出てきたりします。
今日のメルマガは、「睨み・暴言・口答え・泣き喚き、の1年後・・・」としました。
今日ご紹介する最初のメールは、昨年の11月に頂いたもの。そして、その次にご紹介するメールは、今年7月に頂いたものです。
1年ちょっとの、娘さんの変化の軌跡を教えていただきました。メールを頂いて「うわ~!こんなに変化があったんだね♪」って、とても嬉しくなりました。
1年前。娘さんの態度、(睨(にら)み・暴言・口答え・泣き喚き)に、ほとほと手を焼いていたお母さん(ふんちゃんさん)。夏休みの終わりに、ますます手が付けられなくなって苦しみます。
病院で診てもらったり、幼稚園のせい?と見学したり・・・、最終的に分かったのが、ご自分が与えていた影響でした。
それを知った時の、お母さんのショックは相当のものでしたが、少しづつ、一歩、一歩、地道な努力をなさいます。でも、難しかったそうですよ。
最初にしたのは、「形から・・・」でした。最初はなかなか出来なかったそうですす。でも、諦めず続けることで、少しづつ「出来る」ようになってきます。
ご自分がそう感じ始めると、あんなに悩んでいた娘さんにも変化が訪れます。どんな変化が訪れたのか・・・詳しくご紹介させて頂きますね。
ココから・・・
私には、姉妹の子供が居て、姉(年中:4歳)・妹(2歳)です。毎日、「子育て」で格闘してました。
昔から、長女は意思が強く、頑固者、しかもマイペース。思い通りにならないとすぐ泣き、しかも、泣き続ける(30分位)のです。
声が大きいので、泣き出すと私の耳がキーーンとなり聞こえません。こうなると、何をしてもダメです。しかたなく泣き止むまで放っておきました。
今年になってから、口答えが多くなりました。喋り方もキツイし、注意すると反抗し、子供が喋るたびに「ムカ」としていました。ご飯も、1時間ぐらいかかって食べるし、
着替えも、20分くらい、ダラダラ遊びながら。
さらに妹にちょっかいを出し、泣かせ、トイレも「一緒に来て~」と・・・。常に私はイライラしっぱなし。2歳になった妹も姉の真似をし、二人してやりたい放題。毎日カミナリの連続でした。
今年から長女が幼稚園に行き出したのですが、毎日「行きたくない!」と泣き喚き、週末になるのを指折り数えていました。
そんな時、梅雨ぐらいかな?頻繁にトイレに行くようになり、膀胱炎になったのかな?と思い病院で検査してもらいました。
結果、膀胱炎ではなかったのですが、先生曰く「日頃、ストレスが溜まってるのでは?」みたいなことを言われました。
ショックでした。・・・ストレス????毎日の幼稚園がそれほどのストレスになってるの?慌てて、幼稚園にお願いして、いろんな授業を参観させてもらいました。
予想を反して、娘は楽しそうに毎回過ごしているのです。先生方に聞いても、「○○ちゃんは楽しそうにしてますよ」との回答で、「お母さんがお話している事が想像できないのですが・・・。」とまで言われました。
幼稚園から帰っても、公園に行ったり、友達と遊んだりしてるのに。ストレスって・・・・??。もしかして、親子の関係が影響してるのかな・・・。結構落ち込みました。でも、どう改善してよいか判らず、時がただただ過ぎていきました。
それから夏休みに入ったので、娘も幼稚園の事を言わなくなり、トイレの回数もちょっとは減りました。夏休みは案外普通に過ごしていました。
夏休みが明け、「幼稚園どうかなぁ」と思っていたら、不安的中で「行きたくない」とまた始まりました。9月になると「行きたくない」と言わなくなる代わりに、今度は、幼稚園帰ってきてから、暴言を吐くようになったのです。
「うるせ~んだよ!」「××してるって言ってんだろ~!」「××しろよ~」とか・・・。(私も言い方はキツイですが、こういう喋り方はしません)ホントにドラマの不良少女の様な口のきき方をするんです。
それは、それは、凄いですよ。近所の人も驚くほどです。まだ、4歳なのに。なので、すかさず、「そんな喋り方してはいけません。」で「バシッ」と・・・。
すると、凄い剣幕で睨み返すのです。また、その顔を見て私は「イラ」っとし、また、「バシッ」と・・・。もちろん、直るわけも無く、暴言の繰り返し。最終的に「おしっこ~~~」と言ってトイレで、30~40分も泣き続けるのです。
どうしたらいいのだろう・・・。
次に考えたのは・・・、“厳しく言っても、ダメなんだから、少しは、娘の喋りたいように喋らせてみよう”と・・・。「そんな喋り方しちゃだめだよ。」とか諭すように言って、10回くらい言っても聞かない時は「ビシッ」と・・・。結局変わりませんでした。(考えると当たり前ですよね。)
「なんでうちの子は・・・こうなんだろう。どこかおかしいのでは?病気???」と考えたりしてました。
いつも幼稚園から帰ってくるとこうなるので、娘が落ち着いてから、聞いてみました。
私:「幼稚園でイヤな事何かある?」娘:「何もない」私:「じゃあ、なんであんなに泣いて、ああいう喋り方するの?」・・・娘、しばらく考える・・・
娘:「ママにいじめられたから!」私:「え???ママにいじめられたの?」娘:「うん」
私:「・・・・・・・・・」
私は言葉も出ませんでした。ショックで心臓が止まりそうでした。その夜、娘たちの寝顔を見て涙が止まりませんでした。
そんなに私のしている事(行動・言葉)がストレスになっているとは・・・。深く深く反省しました。それからは、日々どのようにしたらいいのか?そうすれば子供はストレスを感じなくなるのだろうか・・・。
パピーさんにmailしようと何度も書きました。でも、パピーさんに力を借りる(相談する)のは、今まで娘たちにしてきた事の償い?ではないですが、「自分で何とかしたい」と思ったので、最終的には送りませんでした。
どうすればいいのだろうか、この現状を。小さいことなら自分でも出来るのではないか?たくさんしようとしても、絶対ムリだし・・・。
第五章での目標は1.笑顔で優しく話す 2.返事としてたのですが、普段はまだ良いのですが、自分がイライラしてたり、時間が無い時などは、全く出来てませんでした。
娘たちも喋り方で私の機嫌を伺ってるなぁ~と感じてたし、結局は、優しく話している「つもり」でしかなってなかったのだと。子供にはいつもと同じとしか感じてもらえてなかったのでした。
で、考えてみたのが、普段の自分の話し方でした。
娘には、私が普通に話している事が怒ってるように聞こえてたのでは?って事は、娘も怒って言ってるつもりではないのに、普通に話しているのに、私は勘違いをして、娘を怒ってたのではないのか?と思ったのです。
娘はどう話をしたら良いか判らなくなっているのでは?・・・と。
全ての話し方を変えるってのは、やはり難しいと思ったので、娘と話すときは、膝を折って、目線を同じくらいにしようと決めたのです。とりあえず、形から入ってみようと・・・。
身長が高い私は、上から子供を見るだけでも、子供にとっては威圧ある行動ではないかと考えて・・・。膝を折ってみれば、目線は必然的に同じになるから、それだけでもいいかなって。
次は、怒る時も頭ごなしではなく、なるべくキツイ言い方は避けて、「○○だから○○したらいいと思うよ。」「○○したほうが嬉しいんじゃない」と言う様に心がけました。
初めは出来る事の方が少なかったですが、徐々にですが、自分も出来るようになってきました。
そしたら、娘もちょっとずつですが、変わってきました。「こうしたらいいのでは?」と言うと、「うん。そうだね。そうした方がいいに決まってる」とか「もう、幼稚園行ってるからできるよ」とか・・・。
他にも・・・・「ねえねがやってあげるからね~」と妹にも優しく接してあげれるようになってきたり、妹が困って泣いてると、「こうやって~、こうやって~、こうすればいいんだよ」って、言える様になったんです。
最近では、「幼稚園頑張って行って来るね~」と笑顔で家を出る時が、少しあるようになりました。妹も姉の真似をするので、妹も「○○のほうがいいね~」と言えるようになってきたのです。
もちろん全部できるわけではありません。悪い時が多い日もあり、でも今までとは全然違ってきています。
それは、それは、もうビックリ(^^)で・・・。
素直に人の話が聞けるようになったし、反抗的な態度が減りました。前は、妹にあたって、叩いたりしてましたが、これもだいぶ減りました。
私自身も叩いたりすることは殆どなくなりました。時には「ブチ」っとくる時もありますが、すぐに気持ちが治まり、ダラダラと引きずったりしなくなりました。だから、子供の前での笑顔も増えたと思ってます。
パピーさんが言ってたのは、もしかして、「このことだったのでは?」って思えるようになってきたのです・・・。
小さなことだけれど、それが、徐々に大きくなっていき、開花する。地道な事ですね。「小さな事からコツコツと」。西川きよしさんではありませんが、ホントにそうだなぁ~って思いました。
1ヶ月間ぐらい悩んで要因を考えましたが、娘の態度の原因は、「自分をもっと見て欲しい!」って事。寂しかったんですよね。
私ともっと触れ合って、いろんなことを話したかったんですよね。しかも楽しく・・・。なかなか進まない現状にイヤ化がさしていましたが、ちょっと進展したかなぁ~って思いmailしました。
ちなみに、パピーさん本人には相談しませんでしたが、いろんな事を考えられたのは・・・、講座だったり、本だったり、メルマガだったり。結局はパピーさんを頼っていたのですけれどね。
本当にありがとうございます。メルマガに「余裕を持つのは時間ではなく自分に」ってありました。とっても気に入ってます。いつもこれを心がけていきたいと思ってます。
長くなりましたが、読んで頂いてありがとうございました。寒くなってきましたので、風邪など引かれぬように・・・。では。
ココまで・・・
昨年の11月、ふんちゃんさんからこのメールを頂いた時には、もうかなり改善の兆しが見えているな~、と感じていました。
このメールと一緒に、言葉遣いが悪いのはどうしたら良いんでしょう?というご質問もあったので、どんな風にお返事したかだけ、付け加えておきますね。
ココから・・・
言葉遣いのことですが、幼稚園でそういう言葉を覚えてくる事もあります。又、テレビから覚える事もあります。夫婦喧嘩からそういう言葉を覚える事もあります。
でも、何が原因か?というと、やっぱり子供自身の不安とか苛立ちからのようです。
私達もそうですが、大好きな人、大好きだった人に、「自分が愛されていない。嫌われているように感じる」と思うと、“なんとか振り向いて欲しい”と必死になりますよね。
例えば、誰か好きな人がいて、その人がなんかよそよそしかったりすると、その理由を考えたり、誰か好きな人ができたのでは?と疑ったり、わがままを言ったり甘えたり・・・。子供の場合も同じですね。
最初は、甘え、そしてわがまま。次第に、反発・暴力。最後は、あきらめ・・・。となります。
娘さんの場合、甘え、わがままをすぎて、反発・暴力・・・のあたりだったのだと思うのです。
でも、今回、お感じになったように、子供の気持ちが穏やかになるに従って減ってきた、との事でした。
もう4歳ぐらいだと、使っていい言葉、悪い言葉、って、実は知っているんです。分かっているんですね。だから、自分の気持ちが満たされていれば、あえて、悪い言葉、使うべきでない言葉は使わなくなりますよ。
ココまで・・・
さて、それから、数ヶ月たって今年の7月。こんなご報告を頂きました。
ココから・・・
こんにちは。ふんちゃんです。ご無沙汰しています。近況報告をさせてください。長女の笑顔がだいぶ増えてきたんです。
以前mailさせてもらった時の様な、何十分も泣きつづけたりすることはなくなりました。ホントにたま~に泣き喚きますが、すぐ泣き止みます。自分で気持ちの整理が出来るようになったみたいです。
毎日寝るときに絵本を読んでから寝るのですが、ある時、娘が起きてすぐに、絵本を持って本棚に片付けてるのをみて「偉いね~、ちゃ~んと片付けれるんだね。凄いわ。」って、何気なく誉めたんです。
(自分も誉めようと思って言ったのではなく勝手に口から出てきた言葉だったんです。)
そしたら、次の日から、今日まで・・・。殆ど毎日、自分で片付けるんです。・・・ビックリ(^^)です。
あと、家に帰ってきたら、靴も自分でしまうようになりました。これも、ビックリ(^^)!!。もう、いろんな事が・・・ビックリ(^^)!!なんです。
なんでも自分でやろうとするようになりました。
片付けとかしない時もありますが、だいたいなんでも自分でします。すごい変化です!!。
そして、私にも嬉しい事がありました。(娘が変わったことももちろん嬉しいですが。)仲の良い、いつも遊んでるご近所のママさんから、
「ふんちゃんって、いつも子供と丁寧に接してるね、ちゃんと子供の事を考えてて偉いね~」と誉められたんです。
初めは「私が???」って思いましたが、結構何回も言われるんです。なので素直に嬉しいのです。
ちょっとずつ変わってきてるのかな?って。そういえば、以前みたいに感情的に怒る事も少なくなったかな。完璧ではないけれど、娘の立場にたって考える事が出来るようになってきたと思います。嬉しかったので報告しました。
ココまで・・・
ふんちゃんさん、すばらしいご報告、そして、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。
思えば昨年の11月。“娘:「ママにいじめられたから!」私:「え???ママにいじめられたの?」娘:「うん」私:「・・・・・・・・・」私は言葉も出ませんでした。ショックで心臓が止まりそうでした。”
あの時のショックはあまりにも大きかったと思いますが、今、考えると、あの時、あのタイミングで起きた事。意味がありましたね。そして、それをちゃんと生かすことが出来て、本当に良かったです。
あれだけ荒れていた、あの娘さんが・・・。私はメールを拝見して、胸が熱くなりました。ふんちゃんさん、あれからずっと継続されているんですね。
うまく行かなかったこともあったと思います。“なかなか進まない現状にイヤ化がさしていましたが・・・”とあった言葉が物語っているように、変わらない状況に、投げやりになってしまいたい衝動に駆られた事もあったと思います。
でも、諦めず頑張ったんですね。本当に立派だと思います。こんな文面がありましたね。
“「偉いね~、ちゃ~んと片付けれるんだね。凄いわ。」って、何気なく誉めたんです。(自分も誉めようと思って言ったのではなく勝手に口から出てきた言葉だったんです。)
まずは形から・・・と言われていたふんちゃんさんですが、口から自然と肯定する言葉が出るようになるほど、何度も何度も、意識して努力して、繰り返された結果だと思います。
ご近所のママさんの言葉も、そんなふんちゃんさんを客観的に見て、正直なお気持ちをお話くださったのだと思いますよ。すばらしいじゃないですか?!是非、ご自分を褒めてあげてくださいね。
そして、これからも、是非、お子さん達のいいところ、沢山見つけて、沢山伝えてください。家の中で沢山の笑顔と笑い声が響いている姿が眼に浮かびます。きっとこれからも素晴らしい出来事が、次から次から起き出すと思いますよ。ご報告、ありがとうございました。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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