第379号 「イライラ・ガミガミ」はしても良い!?
こんばんは。パピーいしがみです。「子育てのイライラ・ガミガミがなくなる本(PHP研究所)」が発売されてから、約3ヶ月。
書店でお求め下さった方。図書館でお読み下さった方。とても沢山の方が本を手に取り、目を通してくださったようです。ありがとうございます。
沢山の反響を頂きましたが、ちょっと補足をさせて頂きたいな。と思っています。
それは、「イライラ・ガミガミ」はいけない!と頭から決め付けてしまっている方がとっても多いからなんです。
「イライラ・ガミガミ」って感情が起こした結果でしかありません。だとしたら、すでに起きてしまっているその結果だけを見て、「イライラしてはダメ!」「ガミガミしてはダメ!」と押さえ込もうとしてしまったら、どうでしょう?
火にかけた鍋が“ぐつぐつ”している時に、その“ぐつぐつ”を抑さえようとして、蓋をするとどうなりますか?鍋の“ぐつぐつ”は蓋を持ち上げて、溢れ出しますよね。
そうなんですよ。結果だけを見て、それを抑えようとすれば、もっとひどい結果が待っているんです。
愚図っている子を叱りつけて、もっとエスカレートさせてしまうのと同じです。なぜか?って言うと、それって、“その時点で、自分自身を『否定』をしてしまっている”っていう事だからなんですね。
そう。私達は人間です。イライラすることだってありますし、ガミガミ言いたくなっちゃう時だってあるんです。あって当たり前なんですよ。人間だもの。
でも、多くの方が、それを否定しようとなさる。だから、自分の中の心が、否定をしている自分に反発するんです。そして心の中の“ぐつぐつ”は余計にひどくなるんです。
「じゃあ、どうすればいいの?!」って思いますよね。コッティーさんからのお便りを元に、お話させて頂きますね。
ココから・・・
パピーさんへ
こんばんは、コッティーです。ちょっとパピーさんにメールがしたくなりまして・・・♪
遅くなりましたが、本のご出版おめでとうございます。早速、購入して読み終えましたよ。最初は時間も無いし「いつ読み終えるかぁ??」と思っていましたが、あっという間に読み終えました。
改めて、褒める、認める、包むのすごさを感じることが出来ました。そして、パピーさんと知り合えた事にとても感謝しています。
本は・・・読みながら、つい「うん、うん。一緒だ」とうなづいてしまいました。みんな悩みは同じなんだなぁ~、と(笑)。
私が一番感じたことは、パピーさんは、まず、『そのお母さんを認める事』から始まってますよね!?それって、私もそうでしたが本当に嬉しく思うんです。
他の本だと、「お母さんが変われば子供も変わる!」みたいに、“もっとお母さんが頑張らなきゃ!”って感じに受け取ってしまう本が多い中、(というか、私が読んできた本がそんな感じだったので)
パピーさんの本は、お母さんの頑張りを認めた上で、ちょっと見方をかえて、「褒める」「認める」「包む」事で子供が安心して状況がよくなるんだよ!と、教えてくれているようで読みやすかったです!
そうなんですよね、ホント、この3つって出来そうで出来てない事なんですよね。
あと、「命のバトン」ですが、講座の第1章でもありましたが、その時は何のことやら??と思い、とりあえず読んでいましたが、ここに来て、今自分がいる事、自分にも子供が出来たこと、スゴイ事なんだなぁとまだ漠然ではありますが思えるようになりました。
とてもいい1冊です!!!話は変わりますが、近況報告です。(現在、長女:2歳10ヶ月 次女:1歳4ヶ月)4月から一時保育(週2・3回)が始まり、次女は2ヶ月くらいですっかりなれましたが、長女は4ヶ月目にしてやっと慣れました。
でも8月から近所の保育園に変わるので、せっかく慣れたのに・・・私の都合でゴメンねと思ってしまいます。
でも、長女のこの4ヶ月。最初と今だとまるで別人みたいなんです。もちろん、園になれる事だけでなく私生活もです。
始めは泣いてばかりで、家に帰っても2時間くらいは、ずっとぐずっていました。でもその中でも長女の頑張りを認め、寂しい思いも認めてあげると、少しキョトンとした顔をみせ(私(長女)の気持ち分かってくれるの?みたいな顔)落ち着いてくれたりしました。
最近は車の中で電話ゴッコをして、私「もしもし○○ちゃんですか?もうすぐ保育園ですが笑ってバイバイ出来るかな?」長女「はい○○です。出来ますよ~」私「一回見てみたいな~♪ 今やってくれますか~?」長女「はい♪」(笑顔で手を振る)
私「ありがとうございました」と、やりとりし、教室につくと自分から車でやった笑顔のバイバイをしてくれます。お迎えに行くと、
長女「朝、ニコニコでバイバイしたで、かーちゃんも頑張れた?」私「うん、とっても頑張れたよ!ありがとうね、またやってくれるかな~?」長女「うん、いいよ~」と、嬉しそうにしてくれます。
また、私生活でも何に対しても挑戦しつつあります。今も怖がりさんなんですが(笑)、アスレチックやプールなど「ちょっとやってみる!」とやりたがります。もちろん、私も一緒にやります。
長女からの催促もありますが、一緒にやる事で、何が怖くて何が出来るのか私も分かる事が出来ました。長女の目線に立つことが出来るので気持ちがわかるんですよネ!
今、調度講座が27章の「教える」なんです。これからもっと挑戦する事が増え、出来ないことも出てきたとしても、今のうちから小さいことでも『出来た喜び』と『自信』をもってくれたら「やってみる」という気持ちになってくれるんじゃないか!!と思っています。
私は、どーしても他の子と比べてしまうところがあります。特に交友関係で。まだ2歳10ヶ月なのに・・・。つい・・・。
児童館などに行くと、他の子はお母さんから離れて遊んでる子が多いなか、長女だけが「かーちゃん、かーちゃん」と離れて遊びませんでした。
その度にため息をついて、家につくと「どーしてなの?」と怒って聞いてしまっていました。でも、最近はお友達と遊べるようになり、他のお母さんからも「長女はスゴイね!」と褒められました。
1・2ヶ月しか変わらないお友達なんですが、早くパンツになれた事や、ご飯を最後まで座って食べれる事、また私の事まで「いつも(長女に)優しく声がかけてあげられてスゴイね」言われました♪(よくグズって泣いていたので)
また、色々話してる中で一番ビビリだと思ってた長女が、「実は度胸があるんじゃない?」と言われた事も嬉しくて!主人に話すと「かーちゃんの育て方がいいやでやわ~♪」と褒めてくれました!!
それに、よ~く長女を見ていると、明らかに私が喜ぶ事をやってくれてるような気がします。
もちろんイタズラもしますが、ちゃんと「ゴメンなさい」と言えるし、次女を泣かせてもそのとき言えなくても待っていると「ゴメンね」と言いに来たり。
口ではうまく言えないんですが、私も上から目線じゃなく、お互い「人」として見ているようなそんな感じです。なんだか、今日は嬉しい一日でした♪♪
褒められるとやる気になりますね!これが、褒めるパワーの力なんでしょうね。まだ、自分に余裕が無い時や、頑張らなきゃ!!と意気込みすぎた日など感情で怒ってしまいます。
でも、前よりダラダラ怒らなくなり、気持ちが早く切替えれるようになったし、怒りすぎたことを「ゴメンね」と謝る事が出来るようになりました。これが私のちょっとした進歩かなぁと思っています(笑)
講座を始めて、もう7ヶ月が終えようとしています。あと5ヶ月で自信をもって「幸せなお母さんになれた!」と言えるように、「私は幸せなお母さんだ!」と声に出して、体でも覚えたいです!
(これは、先日のメルマガの西川つかささんから思いついたんですが♪)実はまだ、西川さんの本を読んでいないんです・・・(涙)。
あと、パピーさんの最初の本(くじけない子に育てる本)も読んでいなかったので、最近まとめて購入しました!
パピーさんのサイトを友達に紹介したら、友達もパピーさんの本を読みたい!との事だったので、お友達の分も購入しました!
お友達は海外在住なので早めに送ってあげるつもりです!また、本を読んだらメールしてもいいですか?楽しみに読まさせて頂きます!!
長々と書きましたが、最後まで読んでくださって、ありがとうございました!また、明日からも頑張るぞ~!パピーさんも頑張ってくださいね!では、失礼します。
コッティーより
ココまで・・・
コッティーさん、メルマガへの紹介のご許可、ありがとうございます。
どうでしょう?コッティーさん、ものすごくおおらかだと思いませんか?お子さんとの電話ごっこのやり取りも、すごく楽しそうです。こんな言葉がありましたよね。
“まだ、自分に余裕が無い時や、頑張らなきゃ!!と意気込みすぎた日など感情で怒ってしまいます。でも、前よりダラダラ怒らなくなり、気持ちが早く切替えれるようになったし、怒りすぎたことを「ゴメンね」と謝る事が出来るようになりました。これが私のちょっとした進歩かなぁと思っています(笑)”
実はね。これがいいんですよ。『怒る事がある、それも人間だもの、あたりまえ。でも、以前に比べればずっといい。』そう考えることができると、自分が進歩しているのが分かりますよね。
“また、明日からも頑張るぞ~!”とありましたように、今日よりも明日。もっと良い日になりそうな気がします。
でも、「怒ってはいけない、イライラ・ガミガミはダメなんだ!」って思ったらどうでしょう?
「全然私って・・・変わって無いじゃん!」になっちゃいます。そして、残るのは自己嫌悪。そして、諦め。落胆・・・。当然、イライラは余計に募ります。
そうなると、子供は敏感に察知します。又、子供に対してもその感情、ぶつけてしまいます・・・。そしてますますひどくなる悪循環にはまります。ね~、全然違うでしょ。
自分の努力した結果をちゃんと認めてあげるのか、それとも100%(完全に変わること)を求めて、少々の変化も認めてあげないのか?これは、もう雲泥の差がある、って事なんですね。
みんな自分に厳しいんです。厳しすぎるんですよ。(^^)「認める」「褒める」を自分に対しても使って欲しいんです。あなたの心、あなたの体は、今までも、ずっと、あなたと一緒にいろんな苦しみを乗り越えてくれていますよね。
でも、文句も言わず、ずっと付き合ってくれたでしょ。そんなあなたの体や心に、「ありがとう」を言って良いんですよ。
「よく頑張ってくれたね。これからもよろしくね」「よくやってるよ。頑張ってるよ。私!」って。そう。イライラしたっていい。ガミガミしたっていい。
でも、もしそれが「多すぎるかな?」って思うのなら、「イライラ・ガミガミを止めよう!」とするのではなく、その反対にある、「認める」「褒める」「包む」を少しずつ、意識したり、行動するようにして欲しいんです。
そして、意識して行動している自分を見てあげて欲しいんです。「私って、頑張ってるじゃん」ってね。「認める」「褒める」「包む」・・・。その影響は子供やご主人など、対相手だけでなく、ご自分に使うこともできるんです。その時、全然違う穏やかな気持ちに、気付いて下さると思います。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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