第387号 “あせり”は禁物
こんばんは。パピーいしがみです。今日のメルマガは「“あせり”は禁物」としました。
「あ、私のことだ!」って思いました?(^^)
私達って、どうしても、人と比較したり、事を急いだり。また、人から指摘されたりすると余計にあせったり。
その上、自分の思い通りに進まなかったりすると、イライラしますよね。
でも、それって、すべて伝わっているんです。子供さんだったり、ご主人だったり・・・。びっくりすることに、自分の周りにいる人は、ほとんど感じます。
だって、あなたの周りにイライラしている人がいると、どうですか?なんかイヤ~な雰囲気を感じますよね。
ピリピリした空気が伝わって、何だか、すごく気になって、いつもご機嫌を伺っていなけりゃならないような・・・。
これって、とっても落ち着きませんよね。
そう。あせる気持ちって、自分だけじゃなくて、他の人にとっても、著しくマイナスの影響を与えるんです。
だから、あなたにもお話ししていますよね。「できなくてもいい、できればもっといい」って思いましょ!って。
これはね。諦めちゃう、って事ではないんです。
そう考えること、思うことで、あなたの雰囲気を、とても優しくする事ができるんです。
あせりを減らして、余裕を作る事ができるからなんです。
そうすると、周りにいる人たちは、落ち着くんです。
落ち着けることで、意味のない気遣いや不安から開放されて、自分のペースで進めるようになるんです。
今日のお話は、そんな体験をされたCOCOさんからのお便りです。COCOさんは、海外に住んでいらっしゃる、2人の男の子のお母さん。
思い通りにならない毎日で、かなりあせっていたみたい。
でも、ある時、そのあせりを捨てたとたん、違う毎日が飛び込んできたんです。
どんな風に捨てたのか、そしてどんな毎日になったのか・・・?早速ご紹介しますね。
ココから・・・
パピーいしがみ様
こんばんは。第14章までのフォローメールを頂いたCOCOです。
第5章の1年後の決意の宿題をだせないまま今日に至ってしまい、大変申し訳ありません。
宿題を頂いたときに書いたメールがまとまらず、未送信のままになっていました。
近況と合わせてメールさせていただきます。
まず、宿題の件、今3ヶ月前のメールを読み返してみました。“1年後に幸せなお母さんになっている自信がありません”と書いてありました。
ちょうど、息子に自信をつけさせようと、自転車の補助輪をはずしたりプールの習い事を始めたり、色々始めたころでした。
両方とも息子がやりたいと言う方向へ持っていってから始めたものの「大人になっても補助輪でいい、」
「疲れてるからやだ、トイレ行きたいからやだ、帽子がやだ、ゴーグルがやだ、先生がワンツーというのがやだ・・・」と、ああいえばこういうで・・・、結局なかなか上達しませんでした。
「せっかく始めたことだから」と、私も必死に説得したりしていたように思います。厳しいことも言ってしまっていました。
幼稚園でのお友達関係もあまりうまくいっていないように感じ、私の息子への接し方がいけないのかとすごく悩みました。
それで、園長先生に相談をしました。(複数の園を兼任されてる関係で月に数日しかいらっしゃらないのです)
先生はこうお話しくださいました。
「プール、補助輪?本人がいやならやめちゃってもいいですよ。」「幼稚園時代は楽しいだけでいいのです。今は水が好きなのに、嫌いになるほうが怖いですよ。」(園での水遊びは好きなようです)
「また本人がやりたくなったら、やればいいんです。」
そのほかにもいろいろ、私の心配をすべて包んで聞いてくださいました。涙が出ました。
私もイヤイヤさせることに疑問を感じつつも、義母や友人の意見などにまどわされ、続けないといけないと強迫観念的になっていたように感じます。
園長先生に私の意見を認めていただいて、私の子育ても認めていただいたようですごく力がわきました。
それから息子には「プールやめようね、泳げなくてもいいよ」「補助輪だってまたつけてもいいし」と息子の気持ちをすべて受け入れるようにしました。
そして夏休みになり日本に一時帰国をし、下の子を見てもらって私が自転車に連れ出したり、おじいちゃんが連れて行ってくれたりして、すると、ほんの数日で補助輪がはずれました!
そして、水に顔をつけるのさえ好きでなかった息子だったのですが、ここ数日で潜ったり、顔をつけて犬掻きのようなバタ足で、数メートル進めるようになったのです。
私は、たくさんたくさん褒めました。
息子に「やりなさい」とは一言も言っていません。本当に自らやりたくて、楽しくてしょうがないと言う感じです。
パピーさんのおっしゃる「包む・褒める・認める」がすごいです。そして『自信』。これがすごく大事だと実感しています。
このことで息子がとてもいい方向へ行ってくれてるように感じます。
いくつかのことに自信がつき、「僕、これは自信がある」と言うようになりました。
日本で大勢の日本人と接することで、元気に挨拶も以前よりできるようになりました。弟にも以前より余裕を持って遊んでくれることが増えました。
2学期が始まり緊張して登園したのですが、思ったよりも元気に通っています。
これからもいろいろなことがあると思いますが以前よりも大丈夫!、何とかなる、息子たちもいい子で幸せ♪、と言う気持ちが強くなりました。
息子たちと先の心配をしないで、その時その時を大事に楽しむことが今の目標です。1年後にも続けていたいと思います。
これを宿題のお返事にしても大丈夫でしょうか。
メルマガも本当にいつもためになるお話ばかりで参考になります。有難うございます。
パピーさん、お忙しいと思います、どうぞお体ご自愛ください。
COCO
ココまで・・・
いかがでしょう?こんな文面がありましたね。
> ちょうど、息子に自信をつけさせようと、自転車の補助輪をはずしたり、プールの習い事を始めたり、色々始めたころでした。
“両方とも息子がやりたいと言う方向へ持っていってから始めたもののああいえばこういうで・・・結局なかなか上達しませんでした。
「せっかく始めたことだから」と、私も必死に説得したりしていたように思います。厳しいことも言ってしまっていました。
幼稚園でのお友達関係もあまりうまくいっていないように感じ私の息子への接し方がいけないのかとすごく悩みました。
私もいやいやさせることに疑問を感じつつも、義母や友人の意見などにまどわされ、続けないといけないと強迫観念的になっていたように感じます。”
ともありましたね。
そう。いろんな人の意見によって、「間違っているのでは?」とか「続けなくてはいけないんだ!」とか、「あの子はできるのに、ウチの子はなぜ?」とか・・・。
COCOさんが言われている“強迫観念”を持っちゃうんですね。
でもね。冒頭でも書きましたが、その雰囲気、ビシバシ伝わるんですね。一緒にいる人たちは、ものすごく感じているんです。
だからどうでしょう?
COCOさんが、それを捨てた時、子供はガラッと変わりましたよね。その後のCOCOさんの息子さん、こんな風になっているそうです。
ココから・・・
以前ご報告させていただいたように、息子は補助輪がはずれ、プールでもぐれるようになってから、また、ぐんぐん他の事でも成長を感じています。
まずお箸が上手に持てるようになりました。この1年、言い続けてもかたくなに治そうとしなかったのに、自分から進んで意識しながら直しているのを感じました。
また、指一本で弾いていたピアノですが、5本の指で弾くやり方を教えたら、何度も自ら練習していたり。
しまじろうの教材をすごく集中してやっていてとても楽しそう。
「疲れたら終わりにしてもいいんだよ」と言っても「まだやりたい」と進めていたり。
自信を持ったことで、人の話も以前よりも聞き入れてくれているようにも感じます。
以前は、「僕が僕が!」と言う気持ちが強く、人の言うことを聞かないことが多くて、「教えてもらうこと」ができず困っていたんです。
私はことあるごとに、「最近の〇っくん、すごいいい感じだよね」といっぱい褒めています。いい子いい子をして抱きしめちゃいます^^
すると、「そうかなぁー」と言いながら嬉しそうです。
下の子も話を良く聞こうとするし、いつも楽しそうです。パパも一緒の土日も皆すごく楽しく幸せを感じます。
目標を決めることって、すごくいいことなんですね。
少し気分が落ち込むときでも、「そうだ、今を楽しむことが大事なんだ!」と思い返し、自然といい方向へひっぱられたりします。
パピーさんが“自信をつけることがすごく大事”と言ってくださった言葉は私の宝です。
私自身も子どもと一緒に自信をもっと持てるように日々を大事にしていきたいと思っています。
ココまで・・・
COCOさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。
つい数ヶ月前、“1年後に幸せなお母さんになっている自信がありません”と、言われていたのが嘘のようですね。(^^)
ココで一つ、メルマガをお読みのあなたに気付いて欲しいのですが、
何かを教えよう!出来るようにさせよう!として、(無理やり)習得したとしますよね。
その時、確かに、習得はするでしょう。でも、他の事もそうやって、逐一教えなければなりませんよね。
ところが、指示したり、強制したり、命令したりではなく、自分から、やり始め、達成感を得た時って、自然とどんどん、他の事にも広がっていくんです。
そう。
あせりを持って何かを“させた”時には得ることの出来ない、莫大な可能性がそこにはあるんです。
特に、ここはすごいと思いませんでしたか?
“自信を持ったことで、人の話も以前よりも聞き入れてくれているようにも感じます。
以前は、「僕が僕が!」と言う気持ちが強く、人の言うことを聞かないことが多くて、「教えてもらうこと」ができず困っていたんです。
下の子も話を良く聞こうとするし、いつも楽しそうです。パパも一緒の土日も皆すごく楽しく幸せを感じます。”
どうでしょう?とってもいい感じですよね。
人の話を聞ける、というのは、それだけキャパシティが広がった、器が大きくなった、という事です。
これなんか、全く期待していなかったのですから、なんと「自信を持つ」という事がプラスなのかが分かります。
“パピーさんのおっしゃる「包む・褒める・認める」がすごいです。そして『自信』。これがすごく大事だと実感しています。”
実感していただく事ができて、とても嬉しいです。是非、これからも続けてくださいね。(^^)
ご報告、ありがとうございました。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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