第394号 不安・心配から・・安心へ
こんばんは。パピーいしがみです。
不安、心配・・・。子供さんがおられる方はどなたでも、今の状態や将来について、不安や心配をお持ちだと思います。
例えば、お子さんがとっても人見知りだったり、場所になれない、引っ込み思案、楽しそうじゃない・・・、そんな風に感じたら、不安だし、心配ですよね。
実は、今日、メールをご紹介するさちさちさんも、そんな不安をお持ちだったのでした。
さちさちさんは、ご自身も幼稚園の頃から、ご自分に自信がなかった・・・と言われていました。だから、余計にそんな娘さんを見ると不安だったのでした。
でも、そんなさちさちさんと娘さん。頂くメールの内容もずいぶんと変わってきました。
今日は、そんなさちさちさんのご報告を紹介させて頂きますね。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。今日は、うまく行きだした最近のご報告を致します。
思いがけず、長文になってしまいました。時間があるときに読んでいただけるとうれしいです。
私は、勉強していても『過程を褒める』ということが、あまりぴんときていませんでした。
なので、ちょっとでもいいと思ったら、大げさに褒めてきましたが、それだと、あんまりうまく行かなかったんです。
なので、褒めることよりも、まずは認めることを意識することにしました。具体的には、子どもをしっかり見て、話をしっかり聞きました。
話していることに対して、私の考えはまったく入れず、嬉しい顔をしているときは「よかったね」嫌な顔をしているときは「嫌だったね」とだけ伝えました。
そうしたら、娘がどんなときに嬉しくて、どんなときに悲しいのか、わかるようになってきました。
それに、どんなことが好きで自信があるのか?又、反対に、どんなことが苦手で、できるようになりたいと思ってのは何なのか?も、わかるようになってきたんです。
娘は引っ込み思案だとばかり思っていたのに、実は、果敢にいろいろなことに挑戦したいと思っていることや、
とても、人をよく観察していて、善悪の判断もしっかりできいました。
そんなふうに娘を見ていると、チャレンジしている姿や頑張っている姿など、結果だけでなく、『経過を褒める』ことが自然にできていたようです。
以前から私は、常に娘の未来に漠然とした不安を持っていました。でも、何も行動に移せなかったんです。
例えば、娘が幼稚園に行くのを嫌がっていたとき、娘は人見知りや場所みしりが強いので仕方ないと思いながらも、
「乗り越えられないかも知れない・・・」と幼稚園をやめることばかり考えたりしていました。
常にマイナスを見て、後ろ向きだったのです。でも、今は、違います。
今は、娘が「行きたくない」と言えば、まずは、不安な気持ちを和げられるように、いつも以上に『認める・褒める・包む』を意識します。
そして、娘から自発的に出てきた言葉や行動があると、すかさずそれを褒めたり、時間や状況が許す限り、希望通り叶えられるようにしています。
そうすると、娘は割りと落ち着いて、自分の意思で前向きに物事に取り組むようになってきたのです。
「自分ってすごい!」って、少しでも思えたときの笑顔って輝いてますね。
「やったー、これも見て」って感じで、自発的なことが増えて行くんです。そんな娘を見るのはとても楽しいです。
この“自発的なこと”を今、とても大切にしています。
自分に置き換えても“自発的なこと”って、楽しいし、それを認められると、嬉しさも格別だなあって、パピーさんの講座を受けるなかで実感することができました。
親が望むことではなくても、『目的は自信をもつこと』と考えて、一見、無駄に思えることでも、自発的な行為は大切にしています。
娘は運動ができない、と思っていた私の先入観も、どうやら間違っていたようです。
娘に何ができるようになりたい?って聞いてみたら、「足が早くなりたい!」と。
それを聞いて、かけっこの練習を始めました。走る姿はとても楽しそうです。続けていけば本当に早くなると感じています。
もちろん、結果に関わらず、がんばってることは褒めて行きたいです。
私は最近、文句が減りました。
自分を認めることができるようになり、「あー、私もいい感じだなあ」と思うと、自分自身が落ち着いていられるのを感じます。
また、同居の家族に対しても、以前は、不満ばかりだったのですが、なぜかこの頃は感謝の気持ちが持てるようになりました。
マイナスのことばかり言う家族ですが、たまに娘を褒めてくれて、それが娘にとって、コントラスの原理となり、私が褒めた時の喜び方とは違うことに気付いたんです。
これはこれでいい環境だなあと思います。
普段、私が前向きなことをしっかり伝えられれば、今のところ、娘の様子をみると心配ないないんじゃないかな?と思えるようになりました。
仕事をしているので、「子供と触れあう時間がもっとほしいなあ」と思うこともありますが、離れている時間がある分、一緒にいる時間を大切にしようと思ってます。
今の一緒にいられる大切な時間を楽しみたいです。
私は、最近、テキストを毎日読むのにプラスして、時間がある時には、メルマガのバックナンバーを読んでいます。
過去のメルマガ、とてもおもしろいです。
パピーさんの考えがいつも一貫性を持っていて、また、とても言葉がやさしいので、なんだか癒しも感じます。
それに、たくさんのヒントがあって、頭が活性化してくれるような感じです。
まだまだ、実践してみたいことがたくさんあります。今後がとても楽しみです。
パピーさん効果って、本当にすごいです。これからもどうぞよろしくお願いします。
ココまで・・・
さちさちさん、楽しいご報告、ありがとうございました。
私は、さちさちさんからのこのメールを拝見して、「良い面を探す力が付いてきたな~」って感じました。
それこそ、過去のメルマガでもお話していますが、私たちって、私たちが持つ固定観念から、一方向からだけ光を当てて、「良い」「悪い」と判断するんですね。
例えば、様々な失敗や挫折を目の当たりにすると、それだけを見て、落胆したり、落ち込んだりしてしまいます。
でも、その失敗や挫折があることで、悔しい思いをしたり、そこから這い上がろうとする思い、また、乗り越える力を養うことができます。
同じように、全ての事は、光が反射して見える面と、陰になって見えない面、二つの面が必ずあるんですね。
そこの陰になっている見えない面に、実は、とても大きな価値が隠れていることがあるんです。
さちさちさんは、娘さんの引っ込み思案なところ。なかなか場所に慣れないところ。運動が苦手そうなところ。気になる事がいっぱいありました。
でも、娘さんには、苦手だけど・・・“上手になりたい”という気持ちもあったんですね。
そしてそれを発見して、そういう「自発的」な部分に光を当てて、「それってすごいよ!」って褒めてあげたんです。
そしてそういう「自発的」な部分を見つけるたびに、それを大事にしてあげた・・・。まさに、見えない面に隠れていた大きな価値を見つけたんです。
同じように、さちさちさんは、ご自分と娘さんの環境の中からも大きな価値を見つけています。
以前のさちさちさんは、同居されているご家族の、「マイナス」ばかりきかされる状況に、うんざりされていました。
でも、マイナスばっかり言う家族でも、その中の“ほんのちょっとの賞賛”が、違った形でプラスになっている、という発見をされています。
以前、さちさちさんが悩んでおられた、家族の「マイナスの言葉」も、「これはこれでいい環境だなあと思います。」とあった、その違いに、思わず(^^)となった私でした。
でも、本当にそうなんですね。
環境が何も変わらなくても、私たちにそこからプラスを見つける力、「良い面を探す力」が付いてくると、全く違ってくるんです。
真っ暗闇に感じていても、そこに光が見えるんですね。
これって素晴らしいと思いませんか?そしてそうなった時、自分にも、そして、お子さんにも、とても良い影響があるであろう事は想像できると思います。
その力は誰にでもあるんです。私にも、そしてあなたにも。
ただ、誰にでもあるその「良い面を探す力」も、練習なしには、上手に使えるようにはなりません。
さちさちさんの言葉にこうありましたね。
“私は最近、文句が減りました。自分を認めることができるようになり、「あー、私もいい感じだなあ」と思うと、自分自身が落ち着いていられるのを感じます。”
本当に“いい感じ”です。
コツコツと練習をつんでこられたんだな、って感じますよ~♪。
娘さんの事も含めて、これからが楽しみです。又、楽しい報告、待ってますね。今回は、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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