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第396号 手紙

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガのタイトルは『手紙』です。誰からの手紙でしょう?

子供さんからお母さんへかな・・・?、お父さんへかな・・・?

いいえ、ママからパパへ・・・です。

私は、メールでご相談を受ける時、子供達に何らかの現象が出ている場合、ほぼ必ず、お父さんとお母さんの様子を伺います。

実は、その位、お父さんとお母さんの関係が大事だからです。

ここのところ、ご夫婦の事でのご相談が結構あって、それについてお返事していたのですが、その中に1つ、とても良いご報告があって、それをあなたにもお伝えしたい、と思ったのです。

結婚して夫婦になって子供が生まれる・・・。

でも、次第に意見が合わなくなってくる。

子供の育て方の相違。親に対する考え方。優先順位。いろんなものに違和感を覚えて、対立することも増えてきます。

そして長いこと一緒にいると、いろんな事が起こります。でも、どうでしょう?

夫婦だからって「ぴったり」じゃなくてもいいんじゃないのかな?って思うのです。

違う環境で、違う親の元で育ってきて、価値観や考え方って当然違って当たり前だと思うのです。

だから、ぶつかる事だってあると思うのですね。

だけど、小さな事でいがみ合って、それが大きな亀裂になってしまったら、それはとてもったいない、と思うんです。

本当はお互いに大切だと思っているのに言えない。お互いにお互いの気持ちが分からない。

そんな時、・・・手紙・・・もいいかもしれません。今日は、シュガーさんから頂いたメールをご紹介させて頂きます。

ココから・・・

( 前 略 )

ずっと主人に対して思っていました。

主人を攻めてばっかりでした。

でも、2章の『メンタルトレーニング』をしてみたんです。そして、メルマガを読んだんです。たらいの話でした。

何度も何度も読んで、頭に文章がめぐっていました。

私の中で、どこからそうなったのか説明できないんですが・・・とにかく1日中考えていたように思います。

そした・・・・・・主人に手紙を書こうと思ったんです。文章で残そうと思ったんです。

私は、主人に普段、当たり前の“ありがとう”が言えていませんでした。

今回は手紙なので、全部の“ありがとう”を言いました。

大体の内容です。

いつもいつも、すごく嫌なことを言うてるのに、聞いてくれてること、ありがとうと思っています。

めちゃくちゃな私やのに許してくれて、ありがとう。

子供達を大切にしてくれて、ありがとう。

毎日、朝早くから夜遅くまで、お仕事してくれて、ありがとう。

本当は一番辛いのはあなたやのに・・・頑張ってくれてありがとう。

あなたが辛そうな顔をしたとき、私はものすごく心が痛いです。

でも、嫌な言い方しか出来なくて、ごめんなさい。

今まで一緒に居れたのも、あなたがいつもと変わらず私に接してくれたから。

パパは本当に家族を守ってくれてます。感謝しています。

子供達も私に幸せをいっぱい与えてくれて、力になってくれてありがとう。

ママは強いママになろうと思う。子供達がずっと笑顔でいられるように・・・。

あなたの辛さが半分になるように、これからも頑張ります。

昨日はきついことばかり言ってごめんなさい。

私は、悔しくて苦しくて、辛くて、不安でどうしようもない状態です。

どうしたらいいかも分からんから、あなたにイライラして全部ぶちまけてしまっていました。ごめんなさい。

本当は、あなたが一番辛くて悔しいくて苦しいのに、分かってなかってごめんなさい。

私は、この悔しさや辛さは、いい意味で絶対に忘れません。私が人に同じ痛みを与えないようにです。

そして、子供に同じ思いをさせないように、強い子に育てたいです。

幸せになりたい。皆で笑いたい。皆が幸せになってほしい。

そうなるように私は思い願っています。

強いお母さんになるから、あなたにずっと付いて行くから、これからもよろしくお願いします。

・・・ ・・・

初めて素直に手紙を書きました。

照れくさくて、直接は渡しにくかったので、お弁当と一緒に袋に入れました。

今頃、お弁当食べてるのかな~と考えたりして、ドキドキしながら主人の帰りを待ちました。

子供が寝静まった後、主人が帰ってきて、顔を見ると・・・

私がパピーさんに初めてメールをもらった時と同じ顔をしていました。

何か吹っ切れたような・・・うれしそうな、安心の気持ちが表情に表れていました。

何か手紙のことに触れるのかな~と思ったんですが、1週間経った今でも、全く触れません。

それより、主人の態度や言葉が変わりました。優しく包まれているな~と実感します。

子供達も益々、お父さんが大好きになっているようで、まとわり付いて離れません。

(それか、主人はもともとそうだったのに、受け取る私が刺々しかったのかもしれません。)

私達が穏やな雰囲気になったのか、子供達もけんかが減りました。

次女はおねえちゃんが痛いと言うと、「大丈夫?大丈夫?」と駆け寄って「ここ?ここ?」となでなでします。

この手紙を渡して1週間になりますが、本当に、毎日が楽しいです。なんでもない会話も楽しくて仕方がないんです。

主人も子供の進歩に気づいていました。

私「私らが落ち着いたから、子供らは安心したんかな~?」主人「そうかもな~ええことやな~」なんて話しています。

ココまで・・・

シュガーさん、メルマガ掲載へのご許可、ありがとうございました。

私たち男性は、なかなか自分の気持ちを言葉にできません。「男だから」というつまらないプライドに縛られています。

「ごめん」って本当は言いたくても、言えないでいます。

ですから、こんな手紙をもらえたら、本当に、何度も何度も・・・、繰り返し読むと思います。

「あ~、俺のこと、ちゃんとわかっててくれたんだ!」って、うれしくて・・・。

もしかして、男って、子供と同じなのかもしれません。「認めてもらえること」とっても嬉しいんです。

シュガーさんのご主人、お弁当を食べながら・・・、この手紙・・・、読んだんでしょうね。

そのお弁当。もう今までで最高においしかったと思いますよ。

そして、午後の仕事もにも力が入ったと思います。「よ~し!やるぞ~!」って。

意見の相違。あってもいいと思います。少々の喧嘩も、あっていいと思います。でも、それを乗り越えることで、又1つ、絆が深まっていくんですね。

夫婦の仲がいい事。これは本当に子供達にとっては重要です。

シュガーさんのメールにもありました。

“この手紙を渡して1週間になりますが、本当に、毎日が楽しいです。なんでもない会話も楽しくて仕方がないんです。”

私は、女性はとても大きな力を持っていると思います。未来を変えてしまうほどの力を、です。

男性にはない、その力、是非上手に使って頂くと、子供達の未来、家庭の未来、大きく違ってくると思いますよ(^^)

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