第406号 なぜ?って考えてみる
こんばんは。パピーいしがみです。
寒くなりましたね~。もう冬ですね(あたりまえ?)いよいよ11月もこの1週間、もう来週は12月。あと1ヶ月で今年も終わりです。
やり残したことはありませんか?ラストスパートも元気に楽しく行きましょう!!
さて、今日のお話は、mamiroさんからのご報告です。
子供さんのわがままがひどかったり、異常にぐずったり、または、下の子をいじめたり、癇癪が激しかったり・・・
そんな時、多くの方がこう思うのではないでしょうか?「甘やかしているからだ」って。
これって、本当に多くの方の言葉なんです。
多くのお母さん、お父さん、お爺ちゃん、お祖母ちゃん・・・本当に、皆さん、判で押したように、すぐ「甘やかしているから」って言うんです。
現象を見て、すぐ原因を「甘やかし」と決めちゃうんですね。理由も状況も考えず、すぐ結論付けちゃうんです。
でも、本当にそうなのでしょうか?mamiroさんのメールには、こうありました。
ここから・・・
長女は1ヶ月前に引いた風邪がなかなか治らなくて、熱が出たり下がったりで咳と鼻水か止まらない状態なんです。
その風邪が次女にうつったり、私にも移って39度の熱が出たりと、家族3人で風邪を引き続けているんです。
皆で風邪を引いているため、外に出かけることもなかなか出来なくて、家で過ごすことが多くなっているのですが・・・
一日中、家の中で過ごしていると、長女のいたずらが目に付くというか気になるんです。
次女が遊んでいるおもちゃを取り上げてしまったり、次女のことを叩いたり蹴ったりと・・・
それが毎日続くと、私もイライラしてしまって激しく怒ってしまうこともあります。
最近では長女も泣くことが多くなり、少しの事でも泣き叫ぶとようになってしまいました。
そんな長女と見ていると、「また・・・。何で泣いてばかりいるの・・・?」という気持ちになります。
ここまで・・・
これを見て、どう思われるでしょうか?
お姉ちゃんが甘えてるから悪いんだ。もっとお姉ちゃんには、厳しく接するべきだ!って思いますか?
実は、mamiroさんのご主人もそういう意見だったのです。
ご主人は、「もっと厳しくしたほうがいいんだろうか・・・。父親は怖いと思わせたほうがいいのだろうか・・・」って考えていたんですね。
mamiroさんは、ご主人とお話をされました。
そして、お二人で、こうやってみよう!って決めたのです。
1週間後のメールです。
ここから・・・
先週パピーさんに相談メールを送らせていただいてから1週間がたちました。
メールを送った後、主人とも話し合いました。
最近の長女はおかしい。どうしたらいいのだろうか・・・と主人も考えていたみたいです。
主人は「もっと厳しくしたほうがいいんだろうか・・・。父親は怖いと思わせたほうがいいのだろうか・・・」と言っていました。
私は、「長女は寂しいんだと思う。今まで一人でパパもママも独占状態だったのが次女が産まれて何でも半分こになってしまって・・・。
だから不安で不安で仕方がないんだと思うんだ。
次女にパパとママを取られたような気がするのかもしれない。だから、次女に意地悪をしたり、私たちの気を引こうとしているんだと思うんだ。
不安でそうなっているのに、更に私たちに怒られてばかりいるから、どうしようもなくなってしまっているんだと思う。だから、なるべく怒らないようにしようよ!
危険なことがないかぎりは怒らないで、そのかわり褒めるところを探そうよ!
例えば、次女の遊んでいるものを取り上げたとしても、『今やさしく取れたねー♪』とかいう風に・・・。
長女を8、次女を2くらいの割合で遊んであげるような気持ちで接してあげようよ!」と話しました。
そして、なるべく怒らないように、笑顔で遊んであげるようにしてから1週間。
私も最近はイライラして、長女と向き合って遊んでなかったし、長女の「抱っこー!」の要求にも、答えてあげれないことが多かったなと反省。
出来る限り、長女が抱っこして欲しい時は次女に我慢してもらったり、長女の遊びに付き合ってあげるようにしました。
そうしたら、少しずつですが長女が変わってきました。
目に見えて凄ーく変わったわけではないですが、笑顔が増えて次女から物を取り上げる時も以前よりはやさしくなったような気がします。泣き叫ぶことも減ってきました。
泣き出すと1時間とか平気で泣いていた時もあったのですが、泣いてもちょっとで泣きやんだりその後、笑顔で遊んでいたり・・・
さっき、主人が帰ってきて(子供たちは寝てしまっていたのですが)夕食を食べた後で「ここ1週間でさー、長女変わってきたよね!次女にも優しくなってきた!」と言ってました。
私も、「そうだよねー!私たちが話し合って、なるべく怒らないようにしてからだよね!凄いよね!やっぱり、怒ってばっかりいたらダメなんだね!」と再認識。
まだまだ次女に意地悪はしてますが、私のイライラが子供たちに伝染していた頃に比べたら家の中が明るくなった気がします。
パピーさんに相談して、気持ちの整理が出来て本当に良かったです。ありがとうございます。
これからまだまだ先は長そうですが、少しずつ良い方向に向かっていけそうです。
長女は治ったと思った風邪をまた引きなおしたりして、なかなか完全に治りきらないようです。今年の風邪はしつこいですね・・・パピーさんもお体に気をつけて。
また落ち込んだ時は相談させてください。
ここまで・・・
さあ、この話を聞いて、あなたはどう思われますか?
もし、多くの方が思う「甘やかしているからだ」「もっと厳しく接するべきだ」をやっていたとしたら、どうなっていたでしょうね?
たぶん、お姉ちゃんの下の子いじめは、どんどんエスカレートして、わがままも、癇癪も、泣き叫びも、影を潜めることはなかったでしょう。
そう。大事な事は「なぜ?って考えてみること」なんですね。
お母さんが子供の一番近くにいますよね。
いつごろからその傾向が強くなっていったのか、その時に、私達はどんな事をしていたのだろう?そうやって考えてみると、少しずつ見えてくるんです。
ですが、それは誰でもすぐにできることではありません。やっぱり、練習が、そして行動が必要なんです。
実際に自分でやってみて、体験して、それが血となり肉となっていくんですね(^^)
こんな文面がありました。
“さっき、主人が帰ってきて(子供たちは寝てしまっていたのですが)夕食を食べた後で「ここ1週間でさー、長女変わってきたよね!次女にも優しくなってきた!」と言ってました。
私も、「そうだよねー!私たちが話し合って、なるべく怒らないようにしてからだよね!凄いよね!やっぱり、怒ってばっかりいたらダメなんだね!」と再認識。”
mamiroさんご夫婦。しっかり力をつけているな~って感じますね。
この感じさえつかめてくると、もう、何が起こっても、対応できるようになりますよ(^^)
その後、頂いたメールはこうでした。
ここから・・・
ここ数日の長女は私にくっつくことが多くなった気がします。
私が長女と目が合うと笑顔を作るのですが、遠くから走ってきてギューッとしてくるのです。その姿がすごくかわいいんですよ♪
ちょっと前の私は笑顔がなかったから、私が笑顔でいることがうれしいんでしょうね。
今日は主人の帰りが早かったので、子供たちと遊んでくれました。主人と話し合ってから、主人もたくさん長女を褒めてくれます。
今日も、長女のいろいろな行動を褒めてくれました。私が気がつかないことを褒めてくれたりするので、凄いなーと感心してしまいます。
ここまで・・・
mamiroさん、素敵なご報告、ありがとうございました。又、楽しい出来事や、新たな発見があったら、教えてくださいね。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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